桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

蒔歩

2012-07-01 | Weblog
俺の若い友人夫婦に産まれた娘、マホに会った。
小さい!
まだ2ヶ月の子供って、こんなに小さいんだ、って思ったが、いや、可愛いね。まだ意思が伝わらなくて、この前に会った、もう意思を表すサキとは違うが、黙って見つめる瞳を見ていると、それだけで幸せな思いになる。
我慢強いのか、思索的な子なのか、抱いている間、ひたすらに俺を見ているだけで、声を発しないマホは、最後にニコ!っと笑ってくれた。
嬉しい出会いだった。

四街道

2012-07-01 | Weblog
今日は、救援会の四街道支部の大会に招かれた。
四街道市文化センターに着いてみると、公明党の「時局演説会」があって、駐車場は満員。近い市役所の駐車場も、創価学会員の誘導員がいて、満員だった。
公明党って、凄いね。若い男たちは、全員が揃いの服を着ている。さすがに創価学会、金があるねえ。
救援会の会場に行けば、そこは年配ばかり。でも、女性は若い人もいた。
何時も通りに、自分の体験から警察と検察を法律的に変えなければならないことを話した。
仮釈放で社会に帰ったとき、俺の話を聞いて「救援会を頑張ろうと思った」と、言ってくださる人もいて、嬉しい四街道だった。



宇都宮

2012-07-01 | Weblog
昨日は、宇都宮での狭山事件関係の集会だった。
自治体関係者も多かったのか、久しぶりに「ぬのかわじけん」と呼ばれた。
「冤罪は、なぜ作られるか。冤罪をなくすには」という分科会に参加して発言したが、参加者は300名ほどだったか。分科会は60名ほどだった。
先日、開始決定を得った東電OL殺人事件の今井さんも来て報告した。
足利事件の菅家さんも来ていたが、全く発言はなくて、座っていただけだった。
どこへ行っても話すことは同じで、警察官の職業的宿命、検察官の組織的問題、裁判官の個人的問題などが合わさっての冤罪なのだと言うことを話して来た。