blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

前回から今日までのこと

2018-10-08 21:04:56 | 休日
前回10月3日の段階では、新しい住まいの候補を見学し、段取りの説明を受けるところまでいったと書いた。
引っ越しは何度もやっている私だが、そのたび審査というものがあって、わずかな時間で上がってくるとは言っても正式に大丈夫と聞くまではドキドキする。
その審査が上がってきたのが翌日の4日で、幸い結果は◯だったから本当にホッとした。
これで、今後どんな仕事になろうと、当面は当地に拠点を構えて暮らすことが事実上決まった。

業者の方にも「いい物件を引いた」と言ってもらえた。
確かにこれから入る物件と同じような賃料でも、間取りは案外手狭なところも多い。
それが、広さだけで言えば今の住まいよりもあって、実際に二人住まいをしている人もいると聞いたから、単身者には申し分ない。
最寄りのJR駅が気持ち遠いかなという程度で、生活そのものは今より便利にもなる。
言うまでもなく、後は次の仕事をしっかりと見つけて安心して暮らせるようになることが大切だ。

月の真ん中には会社を正式に卒業することになるが、翌5日にはもう一つの卒業があった。
休職をきっかけに春先から取り組んできた某音楽プロジェクトの最終面談のため、東京までトンボ返りの予定であった。
短い間に何度も来た渋谷の中心街を抜け、少し早く着いたから面談場所があるビルの1階にあるカフェで一服した。
約束の時間ちょうどに事務所に上がり、やや他の人の絡みで待たされたが、一貫してお世話になってきたマネージャーさんが現れた。
手には大きな袋、自分のオリジナル曲も入ったCDが大量に詰まっていた。
お盆休みの最後に私と同じステージに立った面々22名のうち12名分の曲が入っている。

プロの作り手が、各人の歌いたいテーマや伝えたいことを膝詰めで話して、それぞれの気持ちに寄り添った曲を一人一人のために作り上げる。
今までになかった、ややもすると事務所絶対優位のイメージとは違うアプローチという謳い文句には間違いはなかったし、私の曲もよくぞここまで忠実に、と思うくらいに歌詞や曲調に私自身の思いが反映されている。
初めて渋谷に行ってから約半年の歩み、歌らしい歌という作り手にとっては最も難しい注文をしたこと、ボイストレーニングやレコーディング、写真撮影、そして総仕上げとしてのライブ出演と、ここまで関わってくれた人の数やその労力を考える時(これにカラオケ音源配信と歌入り音源のネット配信が加わる)、これだけワガママを聞いてもらって自分のための曲が形になったのだから、費用としては決して高いとは言えないだろう。
これからの会社で知名度はまだ全国的ではないだけに広告は頻繁に出している。
しかし、その広告を見て、自分では飛び込みもしないで、安全なところから批判ばかり書き込んでいる人間が多いのは残念だ。

しかし、プロジェクトはそこまでの土台を提供するもの、その後のことはすべて本人次第となる。
このあたりは、有名コンビニのフランチャイズに入ったからと言って(コンビニを始めるには当初数百万円?)その後は安泰とは限らないのと同じだ。
私としては、とにもかくにも「旅と歌を愛する不良中年」として、その一つである歌で「生きた証」を残すことができた。
今この瞬間に私にもしものことがあっても、作品は後世まで残る。
できるだけ多くの人に知ってもらう努力はするが、もう目的の半分以上は達成されているので、ことさらビジネスを意識しないで気長に取り組みたい。
プロの手になる曲は一つだけだが、自分で作ることだって今は難しくないし、それらを配信することもできる時代である。

住居の段取りや東京行きが金曜までにあらかた済み、この3連休はポッカリ予定がなく、しかしどちらかというとあまり外に出ることはなく過ぎた。
平日にはまだ急ぎでやるべきことも残っている。
仕事にはもう出ないからとのんびりし過ぎないで、思いつくことは早めに済ませておくと安心だ。
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