blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

身のまわりの偽善

2010-03-21 22:32:34 | 日記
未明から風が強く、何度も目が覚めてしまった。
午前中に外出するときにはクルマにはべっとりと黄砂がついていた。
商売用のクルマを扱っているところは大変だったろう。
はるか大陸から飛んでくるものを防ぐ手立てはない。

自然現象の前では人間も右往左往するのみだ。
天気が悪ければ、電車は止まるし、飛行機も飛ばない。
毎度のように駅員やアテンダントに当たり散らす人間がテレビに出てくるが、こういう人間に限ってさして緊急の予定はない。
混乱に乗じてストレス解消のために駅や空港にやってくるのは、阪神ファンになりすまして道頓堀に飛び込むチンピラと同類だ。

プロ野球は昨日からパ・リーグが開幕し、次の金曜日にはセ・リーグも始まっていよいよ春本番である。
地元には独立リーグのチームもあって、早いものでもう4年目になる。
こちらは開幕が4月3日で、明日は確か練習試合が組まれていたはずだ。

私は球場にはよく行っているのだが、適当な場所でじっくりと観戦したいほうだ。
当初から私設応援団も結成されているものの、メガホンを振ったり、歌を歌ったり、タオルを回したり、には参加しない。
いつも書いているが、お金を出して遊びに行っている場所でまで「人の言うことを聞く」ことはないと思っているからだ。

富山の応援団に関しては、某掲示板サイトでスレッドが立っているように、あまり評判はよろしくないようだ。
サイトをのぞくまでもなく、遠巻きにながめていても「いかにも」と言う感じの人間が目立つ。
全てではないだろうが「地元の野球チームの応援」を隠れ蓑にして騒ぎに来ているだけの人間もいるように見える。

このような人間の精神構造は、環境保護などというキレイ事を言って他国の船を実力で妨害するシー・シェパードあたりとよく似ていると思う。
耳障りのいいことを言っておけば、あるいは大衆に受け入れられそうな大義名分さえあれば何をやってもいいというのは本末転倒であろう。
表向きは「善意」を装って、やっていることはヤクザ行為、またはその後押しというのが実は「純粋な悪人」(?)よりもうさんくさい存在なのだ。

他人の偽善をかぎ分け、また自らも偽善に陥らないよう、生活レベルから気をつけたいと思う。
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