スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

マリーンカップ&善悪と法

2007-04-04 22:33:30 | 地方競馬
 マリーンカップ
 圧倒的な人気に推されたトーセンジョウオーが先手を奪って逃げました。これをチヨノドラゴン,クリムゾンルージュ,ミリオンベル,サウンドザビーチといったあたりが追う展開。僕が期待したチャームアスリープは発馬があまりよくなく後方から。前半の800メートルが48秒7で,これはスローペースでしょう。向正面でサヨウナラが上がっていったときにチャームアスリープもついていこうとしたのですがそれができず,この馬はこの時点で終ってしまいました。距離が短いのは確かですが,12着というのは負け過ぎで,これは今日は休み明けで本来の調子になかったものと思います。この後も順調に使えればどこかで巻き返せるのではないでしょうか。
 レースの方は4コーナーでチヨノドラゴンがトーセンジョウオーに並び掛けるところまでいったのですが,トーセンジョウオーの方はペースがゆっくりだったこともあってまだ余裕があり,逆にこれを突き放して優勝。クリムゾンルージュが2着に入り,先行各馬の後ろから外を追い上げたライラプスが3着。4着にはチヨノドラゴンが入線しましたが,直線で内に斜行してミリオンベルの進路を塞いだため,5着入線のミリオンベルが繰り上がって4着,チヨノドラゴンが5着で確定しました。
 優勝したトーセンジョウオーはエンプレス杯に続いて重賞連勝。母系はスカーレットインクの一族。大井の内田博幸騎手,船橋の川島正行調教師ともにエンプレス杯以来の重賞制覇です。

 明日は朝日オープン五番勝負第一局。阿久津五段が番勝負で羽生選手権者にどれだけ戦えるかに注目です。

 そして明日からは川崎記念が始まります。山崎・有坂の北日本GⅠコンビに小嶋が対抗という図式でしょう。

 一般的に善悪という概念がどのように考えられているのかということから,ここで責任の価値を善悪におき,そのことから責任という概念を積極的に抽出する場合に,どのようなことに考慮しておかなければならないかが明らかになります。
 まず,善悪の概念が,法なり道徳なりに依拠していてはいけません。これだと責任もそうしたものに依拠したことになりますから,責任という概念は消極的にしか抽出され得ないからです。もしも逆に,善悪の概念から法や道徳が形成されるとするならこの困難は解消されますが,この場合にはひとつの条件がつきます。この場合,法や道徳といったものがある普遍的なものを含むと考えるなら,善悪の概念にもそうしたものが含まれていなければなりません。しかし善悪の概念が普遍的であるかどうかはまだ明らかになっていませんから,これを前提とすることはできないということになります。もちろん細かい法律が普遍的ではないということは,それが変更されるということから事実上明らかだと思いますが,ここではたとえば人を殺してはいけないというようなごく一般的な規律まで含めて,その普遍性を前提することができません。
 これについて考えていくのは長くなる上にいささか面倒ですので,便宜的になりますが,ここでは善悪と法あるいは道徳は,必ずしも関係をもつものではないということにして,考察を進めていくことにします。
コメント
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