本日ほんの少しだけど、音量を上げてみた。
うるさい感じの歪っぽい音はなりを潜めた。
ただ、ほんの少しだが、それっぽいのが聴こえる。やはりノンNFBの音を聴いたから、あの音が頭から離れない。
ほんの少し気になる。高音のシャリシャリした奴が少しジャリって聴こえる。でももう良いか。そんな気がする。
何故かというと、入力のCR類を外そうと思うからだ。
本来の回路は入力ピンジャック
↓
100kΩ可変抵抗
↓
0,47μFコンデンサー
↓
1MΩでアースに落とす。
↓
33kΩ
↓
初段12AX7のグリッドへ入力
となっている。
有る時上杉佳郎設計製作アンプ集を読んでいて、この0,47μFは、入力の可変抵抗器のガリオーム防止用と有った。
そうか、何かのフィルターかと思ったが、私のは可変抵抗器を付けずに100kΩの固定抵抗にしてある。
ガリオームの心配無いじゃないか。
そうなればアースに繋いだ1MΩも33kΩも要らないじゃないか。早速外して直結。
あれっ、と思って本を見直した。33kΩはフィルターではなくブリーダーの抵抗だった。
音出し。
ふーん。なるほど。
もっと抜けるかと思ったが、そうでは無かった。単なるふつーの音。なんだけどなんか自然な音じゃないの?バックのコーラスのイメージがしやすくなった。聞き取りやすくなったからかな。
慣れてきたのか、高音のジャキジャキが無くなった。
いっこ。これは特筆。声が良い。今まではなんか作られた?曇った?不自然な感じが有ったが、凄く生っぽい。
CR類を外す前は作られた音だったんだ。ただ、全体に整理されていて、聴きやすいはのだ。外して分かった。ってか、外さないと分からなかった。
でも凄いね。あれで音づくりしちゃうんだから。
それと今日確信した。
最近は機器を弄ると「聴いた事が無い音が聴こえる」という経験を何度かしている。
それについては今のパワーを作り始めるころからある考えが出来ているのだ。
システムとして完成して無かったのか?というとそうでは無い。ある程度の域には達してると思う。
ではなぜ聴いた事が無い音が・・・が起きるのか。
それは周波数レンジの変化があるのでは?と考えてる。
今まで聴こえなかった・・・というのは、実はうっすら聴こえてたのだけれども、周波数特性のちょっとした変化・盛り上がりでその帯域が聴こえやすくなったのでは?そう考えるようになった。
ああ、どうなんだろ?なんかもう少しエネルギッシュになっても良いのでは?とも思える。カソード抵抗を大きくしてプレート電圧を下げたので、管の内部抵抗はさがってるのだと思う。
だからOPTとの相性は良い!はず?どうなの?その辺を何とか調べたいと思う。
とにかく良くなった。ただ、フツーの音。すごみも心地良さも無いのだけれども。