analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

EL34PPmono NFBに手を漬ける7 測定してみる

2019-06-23 00:05:17 | MfD‐4 (Mullard)

初段の発振防止のコンデンサー5pFを外した音を聴いてみる。

余り大きい音を出せないが、そこそこの音量を上げる。

あれ?なんかおかしい。Rchが小さい。

うーん、やっぱだめなのか?

色々測ってみるか。

 

まずは周波数特性。

高域はあまり変わらないが、低域は減衰してる。といってもこれが通常で、コンデンサーを外す前が良すぎだったのかもしれない。

各段の交流電圧を測ってみた。入力は1kHzとした。

 

初段のプレート電圧。これは次段の入力に繋がってるので、信号電流が流れてると思われる。

出力が12.3Vと2V程上がった。これは発振防止のコンデンサーがNFBの働きが有るのでNFBが無くなったから出力が上がったのだ。

そして分からないのがオーディオ測定器UA-3SでACVを測定すると電圧が出るのに、DMMで測定すると電圧が出ない。周波数も測ってみたが、0Hzとなった。これは今のところ無視するしかない。

歪は15.6%とどーんと上がってしまった。

 

二段目のプレート電圧は、少し上がったが、そんなに問題ではないと思う。

歪はこれも17~18%とどーんと上がった。

 

そしてスピーカー端子では出力が16Wと下がり、歪は9.7%と倍以上になった。

こりゃだめだ。5p戻そう。

 

上杉氏のアンプ集2を見直した。

初段の発振防止は、10kHzの方形波が少し落ち着くのだそう。これからすると、私のアンプはほかに問題があるのか?

 

出力管のドライブ電圧は、カソード電圧の1/√2なのだそう。

これからすると、私のアンプは電圧が高すぎ。やはり二段目のカソード電圧を考えよう。

 

と、なにか、他にも問題がありそう。

そうすると、TAP-2型は補正補正でどうなん?私の主義にそぐわない?

なんて思ってたら,

上杉氏の真空管アンプ設計製作2からNON NFBアンプが出てきた。これは気になる。

 

今思ったのだが、出力段のカソードパスコンを付けないとなにかNFBに影響するのでは?なんて思えてきた。

一旦付けて測定してみるか?

勉強になるのだが、さすがにこう不調が続くと少し不安になる。


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