analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

グリッドの抵抗値を変える。

2022-08-31 00:03:07 | CfD‐8 (差動)

いま、プリを差動アンプとしているが、大音量で音に力がない、音が部屋に充満しない。

単純に増幅不足ではないか?と考えた。

前段を追加するとこのアンプの良さがなくなると思う。

なのでグリッドに入ってる抵抗を替えてみる。

多分発振防止抵抗なのだろうと思うが、抵抗をパラって抵抗値を半分にしてみた。

音出ししたが音量は変わらなかった。

抵抗値はイコールインピーダンス、と解釈してるが、何か違うのかも?

巻き線抵抗を使ってるのでインピーダンスがあるのか、あとで要調査だな。

ちょっとがっかり。

 

20220810

コメント

差動アンプの音

2022-08-30 00:01:06 | CfD‐8 (差動)

最初の作動プリは、電源トランスは一個でダイオード整流、OPTはNP‐126(一次側10k)とし、音量調整はアルプスのRK50。

音色がつるんとして半ば諦めてた。

試しに電源トランスを二個にし整流管整流、OPTはTSM(一次側5kの物だが二次側負荷を1.2k程にしてある)、音量調整は30kATT。

これが来た。

中音の抜けの良さはTSMの特徴だ。これが堪らん。

まあ、F特並みの低音しか出てないのでそう聴こえるのかもしれない。

中高音、エレキギターの高い音の辺のSNが良くなり、細かいニュアンスが良くでる。

 

 

 

恐る恐る弦を鳴らしてみた。

アルバンベルク。

天鵞絨のような毛羽立った感じは無くつるんとしてるが、こちらは嫌悪感は無い。

むしろこちらの方が実在感が有ると思う。

 

 

何の制約も無く、「ふんわり」とやさしく音が出てくる。

これは回路がシンプルだからと思う。

大体カップリングコンデンサーが無い。

それがこんなに変わるか?って程。

まああれ(カップリングコンデンサー)は真空管アンプの特徴を作ってる部分が有ると思うので悪くはない。

けど今のこの音を聴くと、ね。

サブシステムで組むのは古典的な、カップリングコンデンサを使ったものが面白い。

 

一時間ほど鳴らしてるが、遠くでコジンマリ鳴ってたのがあふれ出すようになってきた。

っと言ってもまだ薄いが。

特徴は掴めたかと思う。

 

 

 

このプリ、もう少しリファインしたくなってきた。

もうシングルプリは霞んできた。

TSMはレンジを広げたい、特に低域、だが、無理のような気がする。

NP‐126でこの中音が出ないかな。

この中音は一段増幅(電圧増幅段が無いのでカップリングコンデンサーも無い)からかと思う。

前段を追加すると力感が出るかもしれないがこの中音の抜けが無くなるように思う。

 

 

 

数日後、差動の音を思い出してみると何か音色が不自然かも。

シングルの純な感じが無い。

音量を上げてもスケール感が出にくい。中低音が弱いからだと思う。

シングル的な鳴り方。

部屋に充満するような、音があふれる感じが出ない。

 

フルスイングしてないと言うか、力の無い感じ。

初段の信号のサイン波のゼロ点が狂ってる感じというか、マッチングしてないような気がする。

これって前にもあったかも。

 

20220619

コメント

差動プリのF特

2022-08-29 00:01:40 | CfD‐8 (差動)

前回の差動プリの解析のために発信機を使ったので、F特とひずみを測ってみた。

そんなに悪くはないと思う。

ひずみも測ってみた。

0.5V出力の時、0.27%。

まあ良くはないが、こんなもんだろ。シングルの時に近いと思う。

 

20220724

コメント

差動プリの動作確認 その2

2022-08-28 00:03:46 | CfD‐8 (差動)

差動アンプの動作について誤解があった。

某HPでは信号の合成はないとあったので、これは信号はシングルと同じと思った。

2本の真空管が同相だと輪っかになるだけで「?」と思った。

差動増幅を考える(差動プリ1/7) - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

 

 

 

コメントを頂いた。

逆相で動作だと。

ならばオシロで波形を見てみよう。

2本の真空管の波形は逆相だ。

念のためリサジュー波形も見てみた。

私のオシロは軸が曲がってるのでそれに合わせて角度を変えてみる。

これだと位相差は180度(逆相)・・・になるのかな?

これらを考えると以下のようななる。

右管と左管が逆相だと電流が流れる。トランスには同時に2つの逆相信号は流れない。

波形の合成も起こらない。

輪っかになるだけでおかしいなと思ったのは、電流が流れないからだ。

 

 

ふつうのPPだと以下のようになる。

なるほどね。

 

20220814

コメント

差動プリの動作確認

2022-08-27 00:05:03 | CfD‐8 (差動)

差動プリの音のイメージが何となく出来てきた。

ここで定電流回路の確認をしてみる。

6DJ8のカソード電圧を2SK117(BL)のドレイン側(② D) と ゲート・ソース側(③ GS) で測定した。

各値は目標値。

直流ではそれぞれ2V、-3.9Vとなった。

交流ではどうか。

0V、0.022Vとなった。

これでプリの入力に、出力が0.5Vになるように信号を入れてみる。

ゲート・ソース側は変わらず、ドレイン側が0.06Vとなった。

 

以上より、ゲート・ソース側は変わらないので交流電流値は変わらない。

(もしくは流れてないが、直流電圧を交流として読んでしまってるか?)

 

そして信号を入れるとドレイン側は電圧は掛かるがK117には電流が流れてないのか。

今はそのくらいの解析になる。

 

 

以上より、

信号(AC)は6DJ8に入りプレートからOPTに行き、もう片方の6DJ8に抜けカソードから入力側の6DJ8に戻る。

・・・回路にはなっているようだが、これで増幅できるイメージが湧かない。

直流に関しては抜けるとこがないので 「行き止まり」 な回路のような気がしてならない。

交流に関しては入力信号の変化分をトランスに回してるようなのだが、直流不変で増幅作用が起きるイメージがわかないんだよな。

 

ま、この辺を手掛かりにしてもう少し考えてみよう。

(続きます)

 

20220724

コメント

2SK117を替えてみた その2

2022-08-26 00:05:49 | CfD‐8 (差動)

6DJ8の電流が小さいだろってんでK117を購入した。

今付いてるのはのはGRランクで4mA程しか流れない。

ペア売りしてたので幾つか入手して実際に取り付けて電流を測れば判るんじゃね?ってことで7ペア。

到着したものは8.3と書いてあるもの2ペアと8.2と書いてあるもの5ペア。

え?

そゆこと?

店の決め事なのか、気を利かせてくれたのかは不明だが、10mAが欲しかったんだよぉぉぉ。

ま、仕方なし。

8.3の方を使ってみた。なるほど電流値は8.3に近くなった。

ただ、電圧が立たない。

-9V欲しいのに半分以下。

これでは6DJ8の動作点が変わっちゃう?

まあ、前の4mAよりはよかろうて。

 

最終的に6DJ8のプレート電圧Epは100V程になるようにした。

カソードのマイナス電源は-9Vが欲しいのに-14V位掛けてしまったが電流はあまり変わらなかった。

ならばカソード電圧を少し下げておこう。

 

カソード電圧は2V程になった。

これがバイアス電圧になるのか、マイナス電圧との電位差で6V程とみるのか、どちらだろう?

電流を考えるのなら大きい方(6V)なのだが、グリッド抵抗のマイナス側が基準とするとカソード電圧は2V程なんだよな。

6DJ8のプレート曲線が有れば判るかも。

 

 

これで少し音出ししてみた。

基本変わらない。

音量は大きくなった、かな?変わってないかも。

ただこのアンプはある時急に音が変わる。もう少し鳴らしてみよう。

 

20220707

コメント (2)

差動アンプの調整

2022-08-25 00:01:54 | CfD‐8 (差動)

差動アンプの音色が気になるのはオヤイデの配線材3398かな?と思う。

 

真空管の位置を変え、配線をやりなおそう。

この時、出来るだけアクロテックの配線材を使おう。

下画像の薄い水色の配線。

配置がやっつけ仕事になってしまったが、何とか組みあがった。

F特は少し良くなったがこの位では聴いても分からんだろうと思う。

下グラフの赤線。良い感じだ。

電流値を測って見たら、右は3.5mA、左は4.2mA。

結構差が出た。

歪は0.24%(0.5Vout)と、シングルより少し良い。

 

 

これで音出し。小音量では問題無い。

大音量では?

結構良い感じだ。

つるんはあまり気にならない。が惜しい。

音色が少し濃い。

シングルの腫物を触るような感じが希薄だ。

 

しかーし、この奥行き感が独特。

なんかこれだけで満足。

各楽器がふんわり出る。

 

3398は6N‐AWG22に劣るという事か。

代替を折角見つけたと思ったが残念。

電源の青い配線材を3398にしてみるか。

あとグランド配線もちゃんと考えよう。

気が向いたらだけど。

 

20220627

コメント

配線変更

2022-08-24 00:05:05 | CfD‐8 (差動)

増幅部の配線をアクロテックにした。

電源部には足りないので3398にしてみた。

不明の電線を使ってるが、これよりは良いだろうという考え。

整流管のヒーター以外、B電源とチョークへの出力の配線を替えた。

たったこれだけだが、おとが浮き上がる、というかストレスなく出てくる。

ただ最高音はシャリが少し下品かな。

こうなったらヒーター配線もやってみたいがこれは後日に取っておこう。

 

20220630

コメント

2SK117を交換してみた。

2022-08-23 00:05:14 | CfD‐8 (差動)

6DJ8のカソードとK117の間で電流を測って見た。目標は5mAだ。

最初Rchが3.27mA、Lchが4.73mAとなった。

1mAの差は大きいなという事で、Rchを手持ちと交換してみた。

結果は4.53mA.

Lchは4.51mAで結構良いとこじゃん。

取り合えずこれで行く。

 

正式にはIDSSの測定方法が有るらしい。

 

・・・二本で4mAでは半分じゃんか。

間違えた。

 

やっぱりK117のBLランクを探さないとダメか。

 

20220627

コメント (2)

シングルと差動のプリアンプの特徴

2022-08-22 00:05:54 | プリアンプ

現時点でのプリの考えを記録しておきたい。

 

プリはPP、シングル、差動の回路方式を組んでみた。

PPはレンジが広く音の輪郭がはっきりしているが、中音のヌケがイマイチ。

 

シングルアンプは中音が一番クリア。これは魅力。

しかし輪郭が危うい。低音が寂しい。

 

差動は音色がトランジスタっぽくなる。

回路がシンプルだからか空間感・音の表現は良い。

高音は繊細さがなく大雑把な感じ。

 

これで一番有望なのは差動だが、これにシングルの中音の抜け、PPの低音の雄大さ・輪郭はっきりが出れば・・・と考えてる。

 

 

 

あとは差動プリの出力管6DJ8のプレート電流を測定して動作点をはっきりさせたい。

2SK117の選別もしておきたい。

 

20220619

コメント

トランスの選定

2022-08-21 12:05:37 | トランス

使用するOPTだが、TSM(5k:600)を使うとどうもF特:低域が悪くなる。

中音が良いのは巻線が少ないので銅損?が少ないのでは?

NP‐126は巻線が多いので低音が出るが、音のヌケが悪くなるのでは?

と考えてる。

 

パワーの初段Rgを今回15kから22kに上げてみた。

プリの出力管5687の負荷が軽くなり、パワーの入力感度が上がれば音量が上がるかと思ったが、つまみを余計に回すことになった。

以上よりパワーの初段RgでOPTの特性を良くしようと思ったが無理だった。

OPTの性格は変えられない。

出力管には最適負荷が有って、それが10kΩだとして5kΩのトランスを負荷を換えて10kΩにしても上手く行かない。

中音が良くなっても低音が無くなる。

インピーダンスを合わせてもインダクタンスが足りず低域が伸びなくなるのではないか?

そう考える。

これは古いSPUなどに使われる昇圧比の大きいトランスと、最近の20数デシベルの昇圧比の比較的低いというか中昇圧比の出てくる音の関係と似てると思う。

 

 

それからNP‐126では、PPのライントランスをシングルで使うと30kHzか70kHz辺りにピークが出来る。

パワーアンプの初段Rgを変えてプリのOPTの一次側インピーダンスを変えたりしたが、ほぼ発生する。

これは問題ではないが、高域特性の劣化した私の耳には良いのかもしれない。

 

TSMは残念だが外そうと思う。低域の減衰は私には対処できない。

 

10k:600位のトランスが有れば良いのだが。

 

インピーダンスは余り関係無い、と言う話を耳にするが、やはりそのインピーダンスで使ってこそ特性、特に周波数特性が良好になる。

トランスは適正なものを使う。

何を当たり前な事を。

今はそんな感想だ。

 

20220618

コメント

差動アンプの改造(ケース、ボリューム、PT)

2022-08-20 00:29:50 | CfD‐8 (差動)

シングルプリと差動プリを改造する。

シングルプリはOPTとボリュームを換えよう。

数日聴いてて思った。

音が良くても特性が良くないのは間違い。

なら現在のシングルプリを増幅部のみ差動に替えてみるか。

それにはヒーターとマイナス電源が必要だ。

幸い電源トランスを左右で分けてるので巻線が一つ余る。

これをマイナス電源にしよう。

6.3Vで9Vを取るか?

無理だろうな。7V出てればいいか?

ネットで回路を探してたら、倍電圧整流が出てきた。

これか。

電流値は20mAとヒーターよりは小さいだろうから電圧降下は余り無くて済む。

 

 

 

マイナス電源のドロップ抵抗を0.68、20、50、100、470、600Ωと換えていった。

1kΩでもいいくらいだ。

最初の頃、ドロップ抵抗が20Ω位のとき、プレート電圧が10V程になった。

何だこりゃ、っと思ったが、カソードに電流が沢山流れてたんだった。

470Ωにしたころから60Vに上がった。

600Ωにして90Vまで上がってきた。

前のシングルの時と似たような動作点なのかな。

 

音出しは明日にしよう。

F特だけ測っておこう。

なんとカマボコだ。

下グラフ一番ナロウな青線。

赤線はOPTにTSMを使ったシングルの物。

ほぼTSMの特性だな。

ただ、10kからカクって下がる。この辺は負荷の取り方でなんとかできる気がするんだけどな。

それがまだ分からない。

この辺も音が良いけど・・・っとなる部分だ。

合わせてパワーの初段Rgを小さくしてみた。

現在16.3kΩだが、15kΩ程にしてみた。

 

さて、音は変わるかな?

 

20220618

コメント

シングルプリの測定。

2022-08-19 00:05:16 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

現在のプリはシングル構成で、

初段12AU7 60V1.6mA、出力段5687 120V6mA、OPTはTSMの5k:600の一次側シリーズのシングル使い。二次側を1.2k程で使ってるので、5687の負荷としては11k程になるハズ。

この時のF特は下グラフ赤線。

高域が盛り上がってるが、聴感上のバランスは良い。

アースの取間違いかな。

けど、高域がきつめかもしれない。

私の聴覚が劣化してるのか、良いバランスに聴こえる。

 

けど、気になる。

グラフの赤線は、パワーの初段Rgを16.3kΩとしたもの。

緑線は13.3kΩだった。

この中間だったらどうか?

 

パワーの初段グリッド抵抗Rgを変えてみた。

TSMのトランスは5k:600なので、PPで使うと一次側片方が1.25kΩになってしまう。

低すぎか?と勘違いしていたが、今はシングルアンプなので、問題無かった。

今までは伝送(600Ω)ラインが1,190Ωとなるように、Rgを24kと30kのパラにして13.3kΩとしていた。

TSMの二次側(伝送ライン)の目標を1.2k位として、パワーの初段Rgを30kと51kのパラにしてみた。

これでRgは16.3kとなり、TSMの一次側は計算上11,5kΩとなった。

 

今まではTSMでは過負荷だったかもしれない。

先日昼間に少し音量を上げたらうるさく(キツい音)て聴く気にならなかった。

それが今は感じられない。

電流値を下げた効果と相俟ったのか、弦楽器が良い感じ。

 

あとで測定してみようか。

 

20220612

コメント

シングルプリの低域を増やす。

2022-08-18 00:01:18 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

シングルアンプの低域を伸ばすのは、電流値を抑える。

コメントを頂いた。

何となくそうとは思ってたが、「定格の6割まで」なんだそう。

 

何となくだが

プレート電圧は出来るだけ高く

プレート電流は出来るだけ流す

そう思ってた。

OPTは20mAまで流せるが、半分の10mAに絞ったつもりだった。

この10mAが定格と勘違いして6mAまで下げた。

これが結構当たった。

全体に緩い感じだが、太くなった。

高域と低域のバランスは多分良い感じ。

F特をとってみたが、思ったほど(聴いた感じ程)良くは無かった。

 

5687の動作例で120V36mAと言うのが有る。これの六割と言うと21.6mAとなる。でかい。

OPTの定格は20mAなのでこの六割なら12mA。これもデカい。

まあ私の勘違いで生まれた動作点。

バイアス-6Vでも一応曲線になる前のところを使ってるから良いのかな?

 

こうなるとカソード抵抗を大きいのにしてプレート電圧を200Vにしたらどうなのか?と思う。

この時バイアス電流が6mAとなる様カソード抵抗を上げてみる。

まあ、気が向いたらやってみよう。

今の音に満足してる。

 

今回は、作動プリの音色がダメかと思いシングルを詰めてみた。

 

20220612

コメント

6DJ8、2SK117について。 (差動プリ7/7)

2022-08-17 00:01:06 | CfD‐8 (差動)

今回の差動アンプには、6DJ8と言う真空管を初めて使った。

この球の手持ちが4本なので、5687で後程試してみようと思う。

この真空管の動作例として

Epが 90V

Ipが 15mA

と言うのが有る。

この時のrpをようやく見つけた。

推定値だが2.64kΩ

おおっ、っと思ったが、5687もこの位電流流せば下がるかも?

しかもPPにして使うとOPTに電流をこんなに流せない。

 

そしてヒーターが6.3V。

私は今までヒーター電圧が12Vの物ばかり使ってたが、6.3Vとは使いやすい。

最初勘違いしてて、ヒーターのセンターを使って6.3V掛けてたが、電流の流れた気配が無かった。

よって配線を修正した。

多分この真空管は10mA流したいのだろうけど、私の場合7mA位しか流れてないのではないか?

カソードに付けたFETはなんで10mAの物か?っと思ってたが、6DJ8のバイアス電流の事だと思う。

それをちゃんと設計通りに流すため選別をするのかな。

今回私の使ったK117は無選別だがそこそこそろってんじゃないの?って思う。

まあ、電流が少なめだが。もっと流したい場合はGRではなくBLを使うのか。

以前作ったIdss測定冶具を使おうと思ったが、少し改造が必要だったかもしれない。

ちゃんと組むようになったらBLグレードを買って選別してみようか。

 

トランジスタなんてやることは無いだろうと思ってたが、ここに来てやることになるとは。

 

 

 

某HPではヒーターの整流回路に定電圧回路?を入れてるが、これはK117のソース電圧Edssの異常上昇を防ぐためか、なんて思ってたが、無くても行けそうだ。

 

マイナス電源も私は今回初めてだったが、こういう動きするんか、っと実際に組んでみて初めて分かることが結構あった。

カソードのマイナス電源は15Vタップから取っており、真空管のヒーターが暖まらないと-20V程になり、真空管カソードに電流が流れると電圧が上がっていく。

カソード電圧は最初は-20V程で、真空管に電流が流れると上がっていき、0を超えて3V程になる。

なんてことが実際に動かしてみて「なるほど~」っとなる。

 

 

 

6DJ8のロードラインを見つけた。

元にさせていただいたデータ:Ep=110V、Ip=5mA、Ek=-5Vを載せてみた。下図赤線。

なんか合わないな。

今回の実測値を載せてみた。下図緑色線。Ep=100V、Ip=4mA、Ek=-4Vが(カソード電圧が少し低いが)載る。

マイナス電源の考えがわからなかったが、これらによると0Vからの電圧がカソード電圧(=バイアス電圧)と思う。

この時のカソード電圧でたっぷり電流を流すためのマイナス電圧か、と考える。

まあ、入力がグランドに落ちてるのでそうなんだろうな。

 

 

20220610

コメント