analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

オーディオ屁理屈 スピーカー

2019-03-31 00:00:15 | スピーカー

スピーカーユニットの支点。

これはどこになるのか?ダンパーと考える。

エッジ?こいつは動くところがコイルとすると、振動板を挟んでになるのでちと違う。

振動板が伸縮して支点が曖昧になる。

いや違った。

支点は、マグネットだまたはポールピース。か、ユニットフレームだ。ここは動いてはならない。

振動板の動き=ヴォイスコイルの動きを支えなければならない。

ビクターのSX-511のウーファーを外して驚いた。

ごついフレームだ。

あの低音はこのフレームによるもの、そう確信した。

幸いDS-3000もそこそこごついフレームだ。しかもDMM。

そしてそれを支えるキャビネット。

 

ユニットの支点として考えるとき、スピーカー全体で考えるとどうか。

スピーカースタンドである。これがしっかりして無いと支点が動く。

スピーカーの振動板は前後に動くとする。

その為に、スピーカー底面を全部使いべた置きにしたり、角棒を前後方向に置いて支点が動かないようにした。

しかしこれはどうも上手くいかない。音場が特に上の方に広がらない。

それでいつも純正のDK-5に戻してしまう。

それに今はスタンドの間にブチルゴムを挟んでいる。

これも可動物として支点を曖昧にしてしまうのでいけないはずなのだが、濁りのようなものが取れる。

実際にはスタンドとスピーカーキャビネとは剛体なので振動を反発しあっているのだろうが、剛体と言っても木同士なのでいずれ馴染んで一体物の様に成るのでは、と予想する。

この辺の究明がイマイチだ。

 

そして、支点という視点?とは違うかもしれないが、左右のスピーカーは同一の床に置かなければならない。左右の振動板の支点を同じにする。

私は2.2mほどの集成材の板を敷いて左右のスピーカーを設置している。

 

其れからスピーカーに必要なのは能率と考える。少ないエネルギーで音を出す。微小信号が出ると考える。

しかしこれは突き詰めると周波数レンジにぶつかると思われる。

古いスピーカーは能率が良い。しかし周波数レンジが狭い。

そこで開発されたのが近代スピーカー。

周波数レンジを伸ばすために能率を犠牲にする。その犠牲はアンプの出力でカバーする。

なので出力音圧レベルが90dBを切ると、あまり食指が伸びない。97dBなんて見ると憧れる。

何とか高能率広周波数レンジのユニットはできないだろうか。

 

 

まあ、DS-3000にほれ込んで、その屁理屈こねてるけ?

自分で開発して無いのに設計者の受け売り?

なんとでも言え。

・・・・。

いつもこれを念頭にやってきた。

 

ただやみくもにやってもハズす場合が多い。

ここをこうすると、振動はどう変わるか?

そんなことを考えながらやる。

現在の音を聴いて、それがやっと実を結んだ。

・・・気がする。

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プリアンプの調整 その7 電源調整

2019-03-30 00:05:15 | プリアンプ

真空管をJJ等に替えて良くなった。

プレヴィンのSleeping Beautyを掛けている。

これはとげとげしい音ではなく、なんか優しい感じの音がする。買った当初はつまんない演奏と思ったが、結構な大作を上手く演奏してると思う。

プレヴィンのCDはこれ一枚だけなのだが、なぜか聴きたくなった。この数日後、彼の訃報を聞いた。虫の知らせだ。

2月28日没。

 

後はこの真空管に合せ、今は少し高い初段プレート電圧を調整する。

先日交換した電源のドロップ抵抗を10kΩから20kΩにする。電流値が小さいのであまり下がらないか?と思ったが下がりすぎ。

今度は15kΩ。手持ちの抵抗の足が短く継ぎ接ぎだが、何とか取付け。初段カソード電圧を測ったらほんのちょっと高いが、まあ良いところだ。これで行く。

 

                20kΩ   15kΩ  
               
        20190126   20190127   20190131   20190131  
        Ⅰ型電圧測定 Ⅱ型電圧測定 Ⅱ型電圧測定 Ⅱ型電圧測定
    設計   実測   実測   実測   実測  
  Eb 156.6 152.4 185.8 141.6 164.4
12AX7 プレート   94.7 113.2 88.4 100
  カソード 1.2 1.158 1.467 1.064 1.279
  Rk 2000 Ω 2000 Ω 2000 Ω 2000 Ω 2000 Ω
  Ik 0.60 mA 0.58 mA 0.73 mA 0.53 mA 0.64 mA
                       
12AU7 プレート   207.4 224.7 167.4 196.50
  カソード   98.9 117.3 89.6 104

いま、同じCDを掛けている。音は全く変わらないはず。

電圧が高いとロードラインの線が上に行きA級にならず歪むのか?なんて考える。あとでロードラインを引いてみよう。

となるといい感じの音のはずなんだが。電圧を下げた音は優しい感じに聴こえる。

 

私の望む音は、DS-3000では無理なのかもしれない。

余計な音をなくし、この金属的な音が本来の音なんだ。それを海外の音に似せたいなんて、着色か不純物付加なのかと思う。無理なのかな。と思ってたら今回少し優しい音になった。

モノはやりようかなぁ?

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ECC99 H-K間耐圧

2019-03-29 00:00:59 | 真空管

LCRフォノイコ調整25で真空管ECC99を交換した。

この時は電圧が不安定になった。

結構長い間使ったようだが、実働時間はそんなでもないと思う。

ふと思った。

LCRフォノイコは真空管のヒーターをAC点火としてある。

ECC99はSRPPなので、上側のユニットのカソードが高圧になる。設計値は133Vで実機は128Vだ。

これだとヒーター・カソード間の耐圧が超えてしまわないか?

調べたがなかなか出てこない。

ECC99はJJ社のオリジナル管で代理店のアムトランスにも出てなかった。やっと個人のHPで出てきたが、値は200V。

取り敢えず大丈夫のようだ。

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プリアンプⅡ型の真空管

2019-03-28 00:05:00 | プリアンプ

初期型真空管プリを聴いて思った。

今のメインシステムの音はきつい。長く聴いてても心地良くなく、聴いた後良いイメージが残らない。

不思議なことだが、NS-690ⅢでもSP-50でも、AR-4Xでさえも良く鳴ってた。DS-3000だけ変だった。 

 

プリの初期型でCDを掛け、Ⅱ型プリがおかしいと思った。

歪率は測ってる。それでもおかしいということは発振?

ならば波形を見てみることとするか。

うちには全く使ったことの無いオシロスコープがある。

電源を入れてみたが、使い方が分からない。しばらく弄ってみたが断念。

 

TAC-1Ⅱ型プリ、何かおかしい。

おかしい?

そいや前回電圧測定したとき、12AX7の各電圧がおかしかったじゃないか。

もしかして、し・ん・く・う・か・ん?

Ⅱ型はエレハモ、初期型は松下?

初期型の真空管12AX7を外しⅡ型へ、12AU7はストックのJJを使う。

まずは電圧測定。12AX7のカソードが1.47Vまで上がった。ちと上がりすぎだな。1.2V有ればいい。

これで鳴らしてみる。

正解。

これだ。エレハモの真空管、パワーに使ったときは電流流れすぎ、プリの場合は電流少なすぎ。

初期型の音になった。

優しい音。抜けは少し悪くなったかな?

こんなに変わるとは。

今までは真空管の銘柄では音は変わらなかった。

使い切ってなかったのかもしれない。

適当なところでごまかしてた?

回路図を引っぱってきて、組むだけでも音は出る。それなりに。

それなりだ。一歩踏み出したらジゴク?

テレフォンケンが良い、ミューラードが良い。そういうことを言うやつがいる。

何言ってんだ?私のアンプは安いチューブも変わらんぞ?不幸な奴らだな。

不幸は私だった。

コンデンサ、抵抗、トランスで音が変わるのに、なんで真空管で変わらんの?

変わるわ。銘柄大事。

エレハモはアメリカの会社。ギター用で、以前はソブテックで作ってたはず。今は自社製らしい。

ギターはオーディオとは使い方が少し違うという。

ギターが有るから供給が満たされるらしいが、こんな真空管作られても・・・

もう、エレハモは買わない。

違うプリを作ろうと思ってた。良かった。

まあ、今思うとプリが今のよく無い音の原因だったのは間違ってなかった。

私、凄い?そんなことまでわかっちゃう?

いやいや、あんだけ他の機器弄ってたら、分かるの当たり前だろう。

エレハモを外してDS-3000の肉付きが良くなった。ただ、普通の音になってしまった感じもしないではない。

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プリアンプ初期型の電圧測定

2019-03-27 00:00:04 | プリアンプ

今の、こう、「もう少し」をするにはどうするか?

・・・プリの音の力を上げたい。

最近のシステムの音は、「静的」というか、躍動感が無い。

そこで違うプリを考えている。

 

それなら、初期型のパーツを変えて何とかならないか?そんな風に思っている。

アムトランスのカーボン抵抗AMRGを使って味付けできないか?と思っていたのだが、実際眺めてみると、なんか無駄のように思えてきた。結構いいパーツを使っている。

しかしハンダ付けがひどい。多分和光テクニカルのハンダを30Wの半田ごてでやったんだろうな。イモっぽい。それに見た目が良いが、ラグとラグが離れすぎ、RC類の足が届かず継ぎ足しも有る。

 

じゃあ、このプリの動作点はどうなの?と思い測ってみた。

が1.16V。

が95V。

あれ?設計に近い?って言うか、プレート電圧低いのになんでカソード電流こんなに流れてるの?

 

なんか、Ⅱ型の調整は間違ったっぽい。もしかしたら、真空管をほかの銘柄に替えたら電流が流れすぎるかも知れない。

 

真空管の三定数を調べた。

増幅率は(プレート電圧の変化)÷(グリッド電圧の変化) となる。

変化量なので、二点の電圧値を測らなきゃならないのでちとめんどくさい。

 

ここで思った。12AX7はなぜ250kΩの可変抵抗器を使わなければならないか?

真空管の動作例にグリッド電圧270kΩと規定されてるからなんだ。

そういう特性で12AX7が設計されてるからなんだ。

 

話が反れたが、初期型のプリを鳴らしてみる。

なんかほっこり、音色に何か乗ってる。抜けが悪いとかじゃなくて、情報量も落ちてないのだが、

肉付きの良い鳴り方。刺激的な音も出さず、心地良い。

でも、こう、何とかしたくなっちゃうんだよな、この手の音って。

 

もうしばらく鳴らそうか。

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SP-50とDS-3000

2019-03-26 00:02:13 | スピーカー

いま、山水SP-50を鳴らしている。

金属的にはならず、音が生き生き鳴る。

奥行き感のようなものを感じ、音量は低めでも雰囲気が変わらない。

ちょっと音色のようなものが乗っており、それ一色で全体を鳴らしてしまう。

古いスピーカーに良くある鳴り方。

これが心地良い。

これをDS-3000でも出したい。

「音はスピーカーで決まる」よく言われることだ。

それを知ってて、あえて挑戦したい。

 

DS-3000の問題点。

バッフルが反射して無いか?・・・SP-50でもバッフルは有る。

ユニットの周りが金属・・・タノンイもそうだよな。DS-3000のTWなんて、コルクが張ってある。

マグネット?アルニコじゃないとダメなんかい?

フレーム・・・DS-3000は鳴きそうにないごっついんだが。

ネットワーク?これ以上の物を集めろと言っても無理と思う。

内部配線?これ以下の物を使うと抜けが悪くなると思われる。

 

やはり振動板なのか?

金属の振動板では無理なのか?

密閉式ではだめなのか?

いや、本来こうした鳴らし方が正しいのでは無く、トランジスタでバリっと鳴らしてやるのが本筋なのだろう。

しかしトランジスタアンプの音色が好きではない。

 

DS-3000、もう少し何とかしてみよう。

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2000日超え

2019-03-25 13:26:27 | その他

gooブログが新しくなった。

といってもデザインが変わったぐらいで基本配置、編集方法等は変わってない様だ。

最近はもう新しいものを覚えるのが億劫だ。

ヤフオクなんていい加減にしろ思う。

いつの間にか2000日突破してた。

約5年半か。

YOUTUBEの毎日投稿ではないが、これからも続けていければと思う。

オーディオは音なので、動画が良いとは思うし話すのが苦手だからこのままかな。

相変わらず文書力はイマイチなので読み返すと「へ?」ってなる。

これからはオーディオだけじゃなく他の事も上げようかな。

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Sub Retro encore

2019-03-25 00:02:52 | SP‐50

いま、メインシステムが過去最高に鳴っている。

なのだが、何かイマイチ。最高なのかイマイチなのか。

うーん、音楽的に物足りないのかな。オーディオ的には鳴っている。

こういう時は違うスピーカーを鳴らす。

ヤマハNS-10MM?こないだ鳴らしたな。高音の伸びが物足りない。

アコースティックリサーチ AR-4X。これも時々鳴らしてる。良いんだけど、能率の低いスピーカーのように何かこう押さえつけられたような感じがする。

ヤマハNS-690Ⅲ。これも良いスピーカーだけども、鳴り方がDS-3000に被るんだよね。

 

 

じゃあ、山水のSP-50を久しぶりに鳴らそう。半年は余裕で経ってるな。

LP2枚ほど鳴らしながらブログを書いてたが、いつの間にか良くなってた。

伸び伸び、そんな感じだ。

ちょっと茶色というか黄色っぽい音色が乗っている。

これはサランネットというか、木格子のガードを外すと少しは減るんだけど、なんか、特徴が無くなっちゃうんだよね。

つるんとした感じがしてすぐ止めてしまうんだが、なんか、こう、目標が見えた感じがする。

この軽い感じはフルレンジだと出るんだよね。

これをDS-3000で出せってのは無理なのかな。こちらは重いユニットを抑え付けてる。金属の振動板を使ってる。

これでSP-50のような音を出せってのは無理なのかな?

去年の真空管オーディオフェアで聴いたD-130の音。

八王子で聴いたユーロダインの音。

やはりああいう音はスピーカーが違うと出ないのか?

あそこまでは言わなくても、このDS-3000で出ない音。それを出したい。

思えば、アンプを作ってる人はみんな古いスピーカーを使ってる。

大西正隆氏 アルッテクと思ったらジェームスさんのだった。

故佐久間氏 ローサ―、

吉柴氏 D-130。

間違いがあるかもしれないが、こんなとこと思う。

MJ執筆者もアルッテクが多かったと思う。

今思ったが、アンプビルダーはアルッテク、ジェームスさんのようなスピーカー、

自作をしない人はタノンイのようなスピーカー、

そんな気がした。

とするとやっぱりスピーカーなんだな、そう思う。

あーあ、なんでDS-3000が好きになっちゃったんだろ。

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現在の音40

2019-03-24 00:01:22 | システム

現在の音39から日にちが経っていないが、カートリッジをEMINENTにして聴いてみた。

 

音量を上げると、DL-109Dではヴァイオリンの音色がきつい音になってしまう。

EMINENTはちゃんと針圧、オーバーハングを合わせた。アームの水平は合わせてない。

これで私のシステムの最強ヴァージョンだ。

くるみ割り人形を掛けている。

ヴァイオリンの響きは少しきついかもしれないが、まあ、こんなもんだろう。

DL-109Dは全力で頑張ってる感じな鳴り方だ。

対してEMINENTは余裕な鳴り方。低音はおどろおどろしくなり、バイオリンは少しぬめっとする。フルートは少し太いかな?

一歩引いたような音場になったが、クラシックはこの方が良いと思う。私は間近で浴びるというような聴き方はしない。

何にせよ、久しぶりに鳴らしたEMINENT。もう少し鳴らした方が良いのかな?実力は充分だけど。

 

 

フォノイコ、パワーを調整して初めてEMINENTで鳴らした。特にEMINENTの鳴り方が良くなったわけではないが、全体の、スピーカーから出てくる音が変わった。

なんというか、おっとり、力を抜いた感じで聴こえてくる。

ちょっときつい感じが声の辺に乗る。ビビるまでは行かないが、少し歪む。

システムの能力を上げるとこういう粗が目立ってくる。困ったものだ。

ここで漸くスピーカースタンドにブチルを挟んだ。

歪む感じは変わらないが、音と音の間が埋まった感じになった。

ノイズではなく、音同士が寄った、とでも言うか。

音の消えてく感じが良く分かる。

肉感が増えたのはスピーカーのブチルが効いたのだと思う。

内振りにしてたスピーカーを正面に戻した。聞き比べた訳ではないが、内に振ると音場がごっちゃになるような気がして。

 

いやあ、素晴らしい。

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NS-10MMというスピーカー

2019-03-23 00:05:32 | スピーカー

以前の会社の人からもらったヤマハのNS-10MMというスピーカーがある。

こいつはどうやっても良く鳴らなかった。

発売後20年ほど経っている。

ウーファーは9㎝。低音は望むべくもない。

ツイーターは2.5㎝。低音にバランスさせてるのか、伸びてない。

価格なんて諭吉さん以下/一個。

元にはNS-10Mという名スピーカーがあるが、あれでさえウーファーは18㎝あるんだ。それでも低音がもう少し欲しかった。

10MMが鳴るわけがない。

そう思ってた。

何気にシリカの円柱を置いてみた。ボイラーのぞき窓に使う部品だ。

これがびっくり、ドンピシャだ。

小さいユニットなんで定位は良い。

むわっと音場が広がった。

おお、頑張ってるじゃん。

やっぱ良いスピーカーなんだ。

低音なんて望めるべくもなく、SWも鳴らしてるんだが。

いいわ。

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ハンダを追加

2019-03-22 00:00:06 | その他

HOZANのH716を買ってきてしまった。

画像左だ。真ん中はH714、右はSR-4N。

救出?すでに200g有るので、使い切るまで私が生きているかどうか。

H716の材質は先日購入したH714と同じものと思われる。

あれだけ探し回って見つけられんかったので、なんか悔しくて買ってしまった。

良い感じかどうかはまだ使ってないので分からないのに。

 

SR-4Nと並べると、輝きが違う。SRは高純度なハンダだ。

多分音も良いと思われる。

なのに買ってしまった。

一般に、鉛入りハンダを奨める人は商売をやってる人だ。

こういう人は、ハンダについては音質よりも作業性を重視するのだと思う。

錫が主成分のハンダを奨めている人を私は知らない。

 

なので、作業性は悪いが、私は錫ハンダを使った方が良いと考える。

のだが、鉛ハンダを買ってしまうんだな。

 

まあ、いいか。

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ハンダ H‐714

2019-03-21 00:02:32 | その他

注文したハンダを取ってきた。

近くのホームセンターでだが、対応は良いのだが、従業員が作業しきれてないようだ。勿体ない。頼んで一か月経って行ったのだが、商品は到着していた。

まあ、いい。

HOZAN H-714

線径0.6㎜、200g(95m)

リールが欠けてたり、色が灰色なので多分古いストック品だ。ハンダ自体は変わってないと思う。

 

 

 

ついでと言っちゃあ何だが、スピーカーケーブルの端末処理をした。

ハンダはWBTを使った。

これはNS‐10MMを鳴らす時、ケーブルが端子穴に入りづらかった。

スリーブにて7N銅のSP-1を接続。熱収縮チューブで絶縁。

気のせいか、NS-10MMが元気になったような。

 

 

後日、ちょっと離れたホームセンターに行ったところ、なんと、H-716が置いてあった。 

ハンダ品のコーナーにはなく、ホビー用の移動棚を動かしたら出てきたが、見つけた私も私だ。 

この店はgootの製品を置いてるので、HOZANが有るとは思わなかった。 

同じく新旧(リールが違う)のH42-3707(RA)も有った。こちらが安価い。 

迷ったが、ちゃんと調べてから購入しようと見送った。 

両方とも錫60%、鉛40%だが、H42-3707は鉛の表示が無い。 

RMAとRAは塩素の含有率が違い、RAの方が多い。 

RAは塩素以外にもいろいろ混ざっており、ハンダ付けが難しいものに使うらしい。 

一番の違いが「無洗浄」

 RMAは洗浄した方が良い、だがRAは洗浄が必要。これは大きい。 

解説によってはRMAは無洗浄というところもある。まあ、Rは無洗浄だがハンダ付けが難しのいかも。 

今日見送って正解だった。

組成についてちょっと勘違いしてた。 

H-714 : 錫Sn60%、鉛Pb40%、固相183℃/液相190℃ 

KR-19RMA:錫Sn60%、鉛Pb40%、固相183℃/液相190℃

SN100C(040) : 錫Sn(99.25%)-銅Cu0.7%-ニッケルNi0.05%+ゲルマニウムGe0.01%以下 

SR-4N:主成分錫(詳細不明)融点220℃。 

H-714とKR-19RMAは年を召した方が推奨してたが、いづれも鉛含有。当時は鉛フリーというのもあまり見なかったし、仕方が無い。

最近の鉛フリーは主成分錫になって融点が上がった。

もしかしたら鉛ハンダは溶けやすいので作業性を重視したのかと思う。 

多少溶けにくくても、強度が取れた方が良いと思うのだが。

 

 

そして有鉛と無鉛ハンダの音質の違い。

残念ながら、ネットではこの違いは出てこない。

私の記憶ではあまり違いが分からない。最初和光テクニカルのSR-4N-Cuを使い、その後日本アルミットのKR-19RMAを3巻くらい使ったが、KR-は流れが良いが音質が良いのはSR-だったような気がする。KR-はもう一度使おうとは思わないんだよな。対してメーカーの好対応を抜きにしてもSR-シリーズはまた使っても良いと思ってる。HOZANはどうかな。

やはりオーディオ用というのが私には良いのかもしれない。oyaideも使ってみるか?

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ルームチューン

2019-03-20 00:05:22 | セッティング

以前部屋を縦で使ってたときの定在波対策に使ったクッションが余ってる。

これを何とかしたい。

捨てるか?

いや、先日ネットで調べた定在波では、スピーカー前の上下・天井と床でも定在波が起きると有った。

天井に貼ってみるか。

しかしどうやって?

画鋲を探したがなかなか置いてない。

それに画鋲では鋲が短いのではないか?

と思ったら、ナフコに長めの物が有った。

早速取り付け。

 

 

取り付ける際、天井付近が暖かいというか湿気っぽいのが分かった。

一生懸命天井暖めてたんだ。

天井の空気を循環させる軸流ファンか何か探してこよう。

 

さて、音はどうか。

聞き流しにいつもの利根麻理子を掛けた。

あれ?なんか中低音がよく聴こえる。

そして本気の試聴。

やはりそうだ。ベースの音階が分かる。実際には中低音なのだが、解像度が上がってる。

まさかこんな効果があるとは。

今まで何回と数えきれないくらい聴いてきたこのアルバム。

今度は中高音に線の細い音が聴こえた。

なんという。

まだ聴こえない音があったとは。

音場が縦方向に広がった。

遠くに鳴る方向ではなく、瞼のすぐ上で鳴ってる感じか。

横方向はあまり広がらない。

無理してではなく、普通に「これくらい」と言ってるような感じ。

なのに不満は無い。

 

もう一つ、ズビンメータの春の祭典を掛けた。

LONDONレーベルのffrr。これはつまんないアルバムだ。

しかしこれが良く鳴る。

ちょっと暗いところで演奏してる感じ。

凄くまっとうに楽譜をそのまま演奏してる。

響きはすぐ減衰してしまうが、温かい。ロンドンらしくない?

 

前回やったタンテキャビの下のブチルゴム。そんなのはどうでもよくなってしまった。

今まであんなに苦労した、変化の分からないルームチューン。最近は効果が分かる。

何が変わったのか?

耳?聴感?

それらはむしろ劣化してるはず。

そうなると聴感の経験値?

前も変化の分かるものは分かったんだけどな。

例えば20年前。

当時の機器は市販品で、欠陥と言うほど悪くはないハズ。

対策で変化が聞こえたことは有った。聴こえないことも有ったけど・・・

当時の音は今ほどよくは無かったが、機器の違いは聞き分けられたが、ルームチューンは分からなかった。

そんなに欠陥と言うほどではなかったはずだ。

不思議である。

何はともあれ、最近の進化が凄い。

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タンテの足

2019-03-19 00:04:08 | DP-80

試しにタンテの足にブチルゴムを挟んでみた。

高音が少しウルサかったのが抑えられた。

しかし、効きすぎ?

低音が少し肉付いた。これは良い感じ。

合わせて中音も少し厚くなった。

奥方向の深さが無くなったかもしれない。

 

一長一短。

もう少し鳴らしてみる。そして外してどうだったか?見てみるかも知れない。何かダメなような気がする。

 

 

ゴムについて。

基本軟弾性体はオーディオにはいけないと思う。支点が動く。なので使う場合は面積を沢山取る。そうすれば面で接触してる場合、広いほうが動きずらくなり剛体に近付くと考えられるのではないか。以前は弾性体なんて、と思ってたが、最近は使いようとも思えてきた。剛体では遮断はできない良くない振動は存在する。やはり弾性体が良い場合もある。そこでゴムを使う場合はできるだけ面積を大きくとる。

ゴムといっても色々ある。今のところハネナイトは良くない。戻そうと反発するのが良くないのか?今の所ブチルが良い。こいつは反発せずそのまま形態を保つ。

生ゴム(NBR)はどうか。以前は音が変質してしまいこれもダメかと思った。しかし最近のシステムでは試してないので一度やってみようと思う。以前仕事で聞いた話では振動吸収には生ゴムが一番いいという。どこのホームセンターにもあるが、良いというのは価格も含めて(安価だから)なのかもしれない。

エラストマーがある。振動防止ジェルとかいう。これは機器に直接ではなく板に挟んで使っている。特に問題はない。

あとはソルボセイン。一時期流行ったが、今はあんまり見ない。靴のソールに使ってたのがあった。衝撃吸収力は衝撃的、だったような。これもレンジを狭くするような感じだと感じたが、今ならどうか。

こんなもんか。

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オーディオ屁理屈

2019-03-18 00:00:37 | カートリッジ

オーディオをやっていて、一つの考え方のようなものがある。

 

支点。これをはっきりさせる。

 

カートリッジの支点。これは動いてはならない。

どこの事?

カートリッジのダンパーだ。

針がLPから拾った振動は、上下の時、カートリッジ(ダンパー)が上下に動いてはならない。(振動)音が打ち消される。

カートリッジが固定だと移動するLPの音溝に追従できない。ここは妥協策だ。

シェルの重量を大きくし、不要な振動を避ける。そして慣性モーメントによりカートリッジを安定させ、支点が動かないようにする。レコードのたわみは?レコードはたわまないように管理。幸い私のレコードはたわんでるものが少ない。

そしてカートリッジのボディは金属が良い。重量増に加担する。合わせて共振が無くなる。樹脂はたわんでしまい、支点がずれる。

軽いシェルがいけないか?というとそれなりに良く、重いシェルにはない軽快な音楽が鳴る。

もうこれは好みの問題だと思っている。

軽いシェルは音楽が生き生きしてる、しかし、すべての音を出してるか?というとそれは難しいと考える。

重いシェルはすべての音を出す、と思う。その代わり、乾いた感じにはならず、金属的な音になる。

これについては色々反論あると思うが、まず何か条件を立ててやらないとドツボにはまる。

まあ、演奏中にぴょこぴょこ動くシェルは精神衛生上良くない。

 

それに付随してアーム。これも動いては鳴らない。

もちろん可動部は除く。

アームベースの事だ。

これが動いてしまっても上記がすべてダメだ。

何が言いたいかというと、キャビネットの材質。

木材は適度な重量と内部損失、などと言われる。

内部損失。良く分からないが、木材の材質は完全な剛体ではなく、若干たわむ。

このたわみによって振動を吸収する。

ということは、カートリッジの微小振動も吸収して無いか?

と言う訳で私は大理石のキャビネットを使用する。

思えばドイツの大口径タンテのキャビ。

トーレンスの試作で作ったタンテのキャビ。

デンオンの超高価なタンテのキャビ。

タンテのメーカーのフラッグシップといわれるものは、ほとんど多分金属かそれに近いものだ。

これはケンウッドのXフレームを知ってから意識するようになった。

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