スピーカーユニットの支点。
これはどこになるのか?ダンパーと考える。
エッジ?こいつは動くところがコイルとすると、振動板を挟んでになるのでちと違う。
振動板が伸縮して支点が曖昧になる。
いや違った。
支点は、マグネットだまたはポールピース。か、ユニットフレームだ。ここは動いてはならない。
振動板の動き=ヴォイスコイルの動きを支えなければならない。
ビクターのSX-511のウーファーを外して驚いた。
ごついフレームだ。
あの低音はこのフレームによるもの、そう確信した。
幸いDS-3000もそこそこごついフレームだ。しかもDMM。
そしてそれを支えるキャビネット。
ユニットの支点として考えるとき、スピーカー全体で考えるとどうか。
スピーカースタンドである。これがしっかりして無いと支点が動く。
スピーカーの振動板は前後に動くとする。
その為に、スピーカー底面を全部使いべた置きにしたり、角棒を前後方向に置いて支点が動かないようにした。
しかしこれはどうも上手くいかない。音場が特に上の方に広がらない。
それでいつも純正のDK-5に戻してしまう。
それに今はスタンドの間にブチルゴムを挟んでいる。
これも可動物として支点を曖昧にしてしまうのでいけないはずなのだが、濁りのようなものが取れる。
実際にはスタンドとスピーカーキャビネとは剛体なので振動を反発しあっているのだろうが、剛体と言っても木同士なのでいずれ馴染んで一体物の様に成るのでは、と予想する。
この辺の究明がイマイチだ。
そして、支点という視点?とは違うかもしれないが、左右のスピーカーは同一の床に置かなければならない。左右の振動板の支点を同じにする。
私は2.2mほどの集成材の板を敷いて左右のスピーカーを設置している。
其れからスピーカーに必要なのは能率と考える。少ないエネルギーで音を出す。微小信号が出ると考える。
しかしこれは突き詰めると周波数レンジにぶつかると思われる。
古いスピーカーは能率が良い。しかし周波数レンジが狭い。
そこで開発されたのが近代スピーカー。
周波数レンジを伸ばすために能率を犠牲にする。その犠牲はアンプの出力でカバーする。
なので出力音圧レベルが90dBを切ると、あまり食指が伸びない。97dBなんて見ると憧れる。
何とか高能率広周波数レンジのユニットはできないだろうか。
まあ、DS-3000にほれ込んで、その屁理屈こねてるけ?
自分で開発して無いのに設計者の受け売り?
なんとでも言え。
・・・・。
いつもこれを念頭にやってきた。
ただやみくもにやってもハズす場合が多い。
ここをこうすると、振動はどう変わるか?
そんなことを考えながらやる。
現在の音を聴いて、それがやっと実を結んだ。
・・・気がする。