analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

少し振ってみる 12/12 鳴らしてみた (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-31 00:00:00 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

それでは音出し。

ボーズの161では透明な感じになったが、定かではない。

問題無さそうなのでDS‐3000を繋いでみた。

あっけないほど普通の音が出た。

けど、高低のバランスは良くなった。PP程厚くは無いけど、前ほど薄くは無い。

音場は・・あれ?

音色も・・・特徴無い。

特に透明さを感じないけど、十分だ。

やっぱり普通の音だ。ただ、スピーカーの後ろに少し広がる。

生首のような声はやはりPPでは無理だったかも。

今は少し近づいた。

 

良く分からんけど、良いかもしれない。

 

念のためLPを掛けてみたがこちらも問題無い。

F特を見て心配になったが、低域もそこそこあり、地響きのようなずぅぅぅんも有るようだ。

シングルアンプでは無理かと思ったが想定外に良かった。

 

※本アンプは目的としているパワーアンプが一般的ではありません。

なお、この回路図を参考に製作してトラブル等を起こしても当方は責任を負いません。

自己責任でお願いします。

 

20220124

コメント

少し振ってみる 11/12 測定してみた (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-30 12:04:10 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリの出力管5687(シングル)の負荷のNP‐126の一次側パラで5kΩ、二次側600Ω。

パワーの入力インピーダンスは1,235Ω。

パワーとプリを繋いだ状態で負荷NP‐126の一次側の電流と電圧を測定し、負荷インピーダンス12.6kΩを得た。

 

現在パワーのグリッド抵抗は18kだが、39kをパラって12.3kとし、再度測定。負荷インピ―ダンス9.8kを得た。

5687の内部抵抗rpの三倍、キリの良いところで10kを目指したのでまあ、良いところか。

 

これでF特を測定。下グラフ赤線。

前とあまり変わり映えしないが、まあ、一番無難なとこに収まったかな。

プリ単体でも測って見た。下グラフ赤線(一番上の線)。

低域の下がってる青線はNP‐126の一次側をシリーズ接続。

高域の少し下がった紫はパワーのRgが18kの時の物。

 

微妙に良くなってる。

が、変わらないと言えば変わらない。

 

段々何やってるか分からなくなってきた。

 

20220124

コメント

少し振ってみる 10/12 測定してみた (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-29 00:02:29 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

ぼちぼちまとまってきたように思われるので。

12AU7+5687+NP‐126(一次パラ・5k:600Ω)シングルプリを測定してみる。

パワーを繋いで測定した。

が、あららな感じだった。

歪も結構ある。

ちなみにパワーの出力インピーダンスは4.2Ωだった。

 

で、今回はプリのOPT一次側の電流電圧を測ってみた。

電流は0.15mA

電圧は1.133V

よって負荷インピーダンスは7.5kΩ。下グラフ緑線。酷いカマボコだった。

 

あれ?10kΩになると思ったのだが意外と低かった。。

(パワーからの流れ) 初段グリッド抵抗Rg18k → パワー入力インピーダンス1.2kΩ → プリ出力1.2kΩ(負荷インピーダンス) → OPT一次側 (巻線比多め) 5kΩ+α

(NP‐126のタップ) 10k:600一次シリーズをパラにして2.5k;600→二次側1.2kなので一次側5k、のはずなんだが。

αが五割増しとはちと大きくね?

 

 

 

この後少し思い立った。

いまプリOPTのNP‐126は一次側2.5kタップ(パラ)だが、二次側を繋ぎ変えれば20kタップ、実際15k(7.5k×2)にならないか?

(10k:600を20k:600で使う)

これでうまくいけばパワーのRgをもう少し下げれるかもしれない。

そうすればパワーのゲインが少し下がって使いやすくなるかな?

測定結果は下グラフ紫線。

5687の実測負荷インピーダンス(OPT一次側)は12.6kΩ。下グラフ緑線。低域が意外と上がらなかった。

 

20220123

コメント

少し振ってみる 9/12 鳴らしてみた (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-28 00:03:38 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリの初段12AU7の負荷抵抗RLを20kから51kΩに替えてみた。

これで落ち着いた。チリチリした感じは無くなった。

これでひとまず落ち着いた・・・。

 

のだが、一つまた変なもの?を本で見つけてしまった。

6V6単管アンプのOPTにNP‐126を一次側パラで使っているもの。

6V6のrpは2.5kΩで、NP‐126の一次側パラだと一次インピーダンスは5kΩとなる。

NP‐126を10kΩで使っているがパワーの入力インピーダンスを高めで使っている。よって実際には20kになっていると思う。これをパラにしたら5kになるはず。これでどうだろうか?

・・・それならパワーをもう少し下げれば良いのだが?これは後で考えよう。

NP‐126の一次側パラ使いの方がF特が良くなるような気がする。

パラにするのは簡単、これで鳴らしてみた。

低域は伸びたというより膨らんだ。ふっくらした。

でも高域が落ちたかな。

音場も狭くなったかな。

前よりは全体に濃くなったが、PPまではまだ、という感じ。ちょっとやりすぎの気がしないでもない。

このままパワーのRgの値を上げて・・・としたいとこだが、IPTの定格を超えてしまう。

 

20220123

コメント

真空管のグリッド抵抗 その2

2022-03-27 00:03:59 | アンプ

もう一個の疑問、真空管プリや真空管パワーに付ける可変抵抗器の値の疑問。

パワーの入力に付ける可変抵抗は大体は100kΩ。私のstereoタイプのEL34PPアンプもそうだ。

ネット等で見てきた回路によると、100kΩ以外は無かった。

それに加え、プリアンプは250kΩや100kΩ、500kΩなどと言うのもある。

この抵抗はどうやって決めるのか?大体は後段のグリッドに繋いでいるが?

 

最近のプリアンプは100kΩのようだ。

と言ってもこれはフォノイコを持たないフラットアンプのみの場合。

CDプレーヤーを繋ぐことを想定して入手難なあまり高抵抗の物を使わないようにしていると思う。

CDプレーヤーの出力インピーダンスZoutを5kΩと考えると20倍で良い感じだ。

 

250kΩとは、と考えると、私が最初に作ったマツキントッシュのイミテーションタイプ。故上杉氏の設計の物だ。

これはフォノイコのカソホロOUTの後に250kΩの可変抵抗器が付くタイプ。

フォノのZoutを648Ωだとすると、並列になってもそんなに下がらない。

(カソホロにぶら下がってるのは真空管抵抗か?)

このカソホロは、0.47μFのコンデンサーが付いていて、250kΩの可変抵抗器で受けると1.4Hzのハイパスフィルタになる。

これは問題無い。

 

 

ここで、最近思っている可変抵抗器の減衰量なのだが、減衰量:抵抗値が小さいと音量を絞り切れない。

これを考えると私の初代プリはフォノイコの出力が莫大だったのかもしれない。

今思ったのが、ロー出しハイ受け。

可能な限りフラットアンプ段の入力インピーダンスZinを大きくしたかったのか。

これのような気がする

 

そしてフラットアンプのZoutを考えた場合、二段増幅のプレートフォロワだったが、上杉氏の事だからNFBがかなり掛かっていたのだと思う。出力に電解コンデンサー22μFなんて付いてたし。よってZoutは高くても1kΩではないか?ならばパワーのZinが100kΩと言うのも頷ける。

このプリの出力に、30kΩATTを付けたら低音が無くなったことが有った。

ここで、22μFと30kΩで計算すると、0.24Hzのハイパスフィルター・・・これじゃないな。

 

もう一つ、一段増幅+カソホロのプリも有った。

これは12AX7のグリッドに250kΩの可変抵抗器を繋いでた。

100kΩにしたら低域が無くなったように感じた。

 

単段管にNFB掛けた回路の三栄無線のキットは確か500kΩの可変抵抗だった。

 

ここは製作できる限り高い値の可変抵抗器を使う、と言うのが答えなのでは、と思う。

 

もう一個、私が使っている30kΩATT。これはどうか。

私のCDプレーヤーの場合、負荷は10kΩ以上らしい。

ならば20倍を見るとZoutは500Ω・・・。

こんなもんなのか?

このATTは、元はトランジスタアンプに組み込むために故金子氏が設計したもの。

Zoutが1.5kΩなら、良いところなのかもしれない。

 

 

 

 

 

纏まりのない考察になってしまったが、ふと理屈無しに思い出してみると、

高抵抗(250kΩ)の時は12AX7:結構古い回路で最近はフラットアンプに12AX7はあまり使われない。

中抵抗(100kΩ)の時は12AU7:最近よく使われる回路。インピーダンスを下げてノイズに強くしてるのか。

のような気がする。

30kΩATTを真空管アンプに使ってて、最近は小音量の調節が大雑把で使いづらい。

ってことは12AX7は増幅度が大きく、音量を絞り切れないので高抵抗・・・

12AU7は増幅度がそれほどでもなく中程度の抵抗値で減衰できる・・・

 

なんと、この辺のような気がしてきた。

 

20220301

コメント

グリッド抵抗について

2022-03-26 00:06:52 | アンプ

ここで突然だが、忘れないうちに。

以下は私の解釈であって、間違えてるかもしれません。「そうじゃねえだろ」とか参考程度に。

例として現在使っている12AU7と5687について考えてみる。

 

 

先日グリッドに付ける発振防止抵抗について調べてて、グリッド抵抗(Rg)についてもYOUTUBEでついでに見てみた。

「定格の最大値で良いでしょう・・・」

え。その根拠が知りたかった。

まあ、先日の測定によりグリッド電流は“0”なのだが、抵抗値が小さいと電流を流してしまい増幅率が下がってしまうというのを知った。

あとは前段に負荷抵抗RLが来ると、Rgはそれに交流的に影響する 「抵抗パラで負荷を下げる方向なので、影響無い程度に大きく」 ので注意するという事だ。

ただ、小さいと真空管の加速度電流が流れ、大きいとグリッドリーク電流が流れてしまうことが有るらしい。

何となく見えてきた。

 

 

さらに「ハイファイアンプの設計」 と言う本を、12AU7の動作点についてどこに決めるのがいいか?なんて出てないかなぁ、とつらつら見ていたら出てきた。

出力管のigの為にRgに限度がある事

え、グリッドインピーダンスって無限大だから電流流れないんじゃないの?・・・そうか、直流は流れてしまうんか。

U7の最大Rg(GE A1級 カソードバイアス) 1MΩ

5687 (タングソル:Grid Circuitと有るので抵抗器一本ではなくグリッド回路全体になる 各ユニット) 1MΩ

 

 

因みにタングソルの5687には、100μA流れるのにEp120V時-9Vと有る。(インピーダンス無限大じゃなかったんかい!) 

0.1mAとは結構大きいな。

たしか5687のRgには1Vも掛けてなかったような記憶がある。

 

 

それで、だ。

回路の出力インピーダンスZoを考える。

Zoは、rpとRLと次段Rgの合計。

今回のプリの場合で考える。

 

 

5687のRgは330kΩとした。RLは51kΩ。

ここで問題のU7rpなのだが、定格は7.7kΩ・10.5mA。

実動作のrpはEpに依らず (依らないのか!今までの計算は間違ってたかも) 、電流値の三乗根に反比例で求める。

これによると動作時のプレート電流Ip’(=Ik’)=2.5mAの時、rpは13kΩとなる。

別の計算で、(rp’ : 2.5mA) ÷ (rp0 : 10.5mA)=0.238

Ip’/Ip0とrp’/rp0の関係グラフより、rp’÷rp0=1.6。よって12.3kΩ

まあ、13k弱と言うところか。

 

U7は良いのだが、問題は5687。

‘電流の三乗根に反比例’でrpを計算すると、2.5k~3kΩになる。

定格は、rp:3kΩの時Ip:12mA。

実際の動作は19mA程に増やしているのでrp2.5kΩ位になると思う。

 

余談なのだが。しかし、Ep:245V÷Ip:19mA=12.9kΩとなってしまう。これがrpなると思うのだが、何なんだろう?

U7の場合で計算しても28.4kとかになってしまう。

この違いが分からなかった。

・・・これってもしかして、真空管の事では無くて負荷抵抗の事なのか?(U7は20kΩ)

へ?そうなの?

 

 

ハナシは反れるが、LCRフォノイコでも似たようなことをやってた。

5k:600のトランスをドライブするのにU7の電流を絞ってrpを下げると思ってたが、あちらはパラだった。電流を7.8mA(二本で15.6mA)に下げ内部抵抗を10kΩにしてパラで半分の5kへ。

誤解してた。当時は訳も分からずやってた。

PhfD-5 ななななんでかな~。 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

でもまちがってはいないようだった。

 

 

 

話が反れてしまったが、戻ってみる。

U7のrpは12.9kΩとしておく。よってZo{三つのパラ}=(12.9krp×51kRL×330kRg)/(12.9k×51k+51k×330k+330k×12.9k)

=10.0kΩ

容量は45~65pFとのこと。「ハイファイアンプの設計」真空管の規格に有るものと、ソケット等の容量。

これ等よりハイカット周波数Fc=353.7kHz

となった。

これ以下で発振・・・?

まあ、問題無いかな。

 

それから実際の交流負荷抵抗は44kΩとなった。

RLを20kΩにした時は実際は19kΩだった。

 

おお~真空管アンプの設計とは奥が深い。

メーカーでは実際こんな本のことを全部やってるのかな?

 

20220123

コメント

鳴らしてみた 8/12  (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-25 00:04:48 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プレート抵抗Rp・プレート電圧Epを下げると周波数特性が少し良くなるが、20kも47kもそんなに変わらない。

しかし歪は20kの方が若干いい。

よって20kΩとした。

 

これで鳴らしてみた。

5687を高負荷にした時に似た、「チリチリ」した感じが有る。

ちとやりすぎか。

 

 

PPに比べると、残念ながら音色がうすい。これは参ったなー。

PPの濃い感じが良いとは思わなかった。

しかしこの辺はシングルの透明感を残しながらパーツの変更でなんとかならないか?

今のカップリングコンデンサーはASCだ。ブラックビューティーに変えたら少しは良くなるかな?

 

音場は問題無い。正面壁いっぱいに広がる。

下の方に纏まるとか上に上がらないとかは無い。

多分制限のない、自然な空間。

PPはどこか調整が悪いと広がらない。しかも今となっては空間の外枠のような物が有ったようにも思う。

 

 

それから本組みするときはどうするか。真空管が半分になるので電源を左右分けるのは勿体ないというか無駄な気がしてきた。

今は5687に20mA弱流してるが、信号を入れるとカソード電圧が上がるので電流はさらに上がると思う。

NP‐126はシングルで最大20mAとなっているので、もう少し下げよう。

電源を弄るなら共通にするか。

でもコンデンサーインプットをチョークインプットにするとどうかな?

電源のインピーダンスが下がって良い感じにならないか。

 

良い感じになって来た。

 

20220122

コメント

初段のRpを少し振ってみる 7/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-24 00:02:47 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

初段12AU7のプレート電圧Ep換えてきたが、F特が少しずつ変わっていた。

今回はU7のプレート抵抗Rpを換えてみる。

U7の動作点をネットで調べてたら、負荷抵抗16kΩなんてのが出てきた。

現在は47kΩなのだが、これを100k、20kと変えてみた。

低域の早めに落ちてる赤線はRpが100kΩ。これはオートバランスの時に使ってた物。

他はあまり変わり映えしないが、

Rp 47k Ep 80V

Rp 20k Ep 133V

Rp 20k Ep 77V

となった。

 

しかし、歪に差が出た。

Rp 47k Ep 80V は 0.36%(出力5V)

Rp 20k Ep 133V 0.4%

Rp 20k Ep 77V 0.12%

Rp 100k Ep 60V 0.34%

Epを上げると歪は上がり、Rpを下げると下がるようだ。

これは意外だった。

下グラフはRL47kΩ一定のもの。

電圧を上げると電流も上がり、曲線の綺麗なところを使えそうなので歪は下がると思ってた。

 

なんか条件忘れてるのかな?

 

20220122

コメント

U7Ep少し振ってみる 6/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-23 00:02:22 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

前回は負荷抵抗(パワーアンプの代わり)を変えてみたので、今回は初段の12AU7を振ってみる。

現在は負荷抵抗RL47kΩ。

プレート電圧Ep60V。

カソード抵抗1kΩとなっている。

下曲線図の赤線が現状に近い。青線はこれを上げたらどうか?

黄色線は、非現実的だがもっと上げた場合。

バイアスの曲線を見ると、黄色線が良さそうだ。現在のは曲線が寝てるとこを使ってるので歪が多そう。

 

 

 

 

まずはプレート電圧Epを60V(下グラフ青紫)から80V(細い緑)、90V(赤線)へと上げてみた。

電圧を上げるたび低域が改善していくが、高域が下がってしまう。

90Vとは電源の関係でこれ以上上がらなかった。ほんとは100V以上にしたかったが、変化は出た。しかし電源を調整しなかったので、終段5687の電圧も下がってしまったからこの影響も出たかもしれない。しかし以前5687の調整をやったがこの程度ならそんなに影響も出なかったはず。

 

20220122

コメント

プリの負荷を少し振って測定してみる 5/12  (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-22 00:02:22 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

シングルのプリは低域が弱い。

プリのF特を測って見た。

パワーは今は入力インピーダンスが1.2kΩになるようにしているので、1.2kΩの固定抵抗を負荷とした。

低域が一番良い、細い線は前のPPの時の物。

高域の二本重なっているのは緑が現状のもの。RL1200Ω、OPTは20k:600のシングル使用。

これを600Ωにしたらどうなるか?下グラフ赤線。高域がナロウ。

高域が下から二番目の紫線はOPTを20kから10kにしたものだ。

高域が盛り上がっている緑線は試しに負荷の固定抵抗を10kΩにしたもの。

負荷を変えたが低域はほとんど改善されなかった。

 

202201122

コメント

シングルプリ鳴らす 4/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-21 00:02:10 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

測定してて問題無さそうなので、鳴らしてみた。

シングルらしい、線の細い音が出た。

これを聴くと、PPは何かいま一つ抜けの悪い感じがする。マスクを掛けたという感じではなく全体に音色が乗り、それによって細部が消されたというか、そんな感じ。

PPを聴いていたころはそんなのは微塵も無い、抜けの良い音だと思ってたが、これを聴くと、ね。

ただ、部屋中に音が充満するといった感じは無い。

細々、と言う感じになる。

そう、これが私がPPにはしる原因である。

フェイスブックに有った。

技術者はPPに、音楽を聴くのはシングルに。

なるほどね。ちと面白くないけど。

けど、今のプリがシングル、パワーがPPが今の私の答えのような気がしてる。

DS‐3000を使ってる以上、パワーはPPが良い。

繊細な音を出すのにプリはシングル。

これで良いバランス。

もう少し聴いて見よう。

 

少し音量を上げてみた。

薄いと思った音はコジンマリ・・・と言う危惧が有ったが、そんなことは無かった。

まあ、薄いには違いないが、そうねぇ、三極管の音に近いかな?

ってプリもパワーも三極管(接続)だけど。

敢えて言うなら三百Bの音に近くなった。

低音の下の方は無いが、かっきりくっきりしている。

バランスとしては充分だ。

それよりも中高音が良い。

今更だが、聴いたことのない音が出てくる。

 

PPの時は中音の抜けを気にしてたが、シングルのアンプにPPのコクは欲しくなるかな?

しばらく聴いて見よう。

 

まずは成功っぽい。

 

20220121

コメント

問題の発振防止抵抗など 3/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-20 14:02:43 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

今回シングルアンプを組んでいて問題が幾つか起きた。

それを書き残しておく。

まず、発振したっぽい。

測定中信号無しで十数~百数十mVの出力が出た。

NFB無しでシングルなのに?

初段のグリッドリーク抵抗は付けてたが、音量調整のATTを繋いでなかったので接続。

OPTの一次側を反転。

出力段の発振防止用の抵抗追加。(これはのちに接続ミスを発見)

この三つを一遍にやってしまったが、解決されなかった。

(原因がどれか分からなくなってしまうが解決しなかったので良かったのか?)

出力段のグリッドリーク抵抗を修正した。

カップリングコンデンサーと発振防止抵抗の間に付けるグリッドリーク抵抗を、発振防止抵抗と真空管グリッドの間に付けてしまってた(赤線)。

修正し、これで出力電圧は収まった。

 

発振防止用抵抗について調べると、プレートに抜けた信号がグリッドに戻ってきて高域発振する、と。

これを、グリッドの静電容量と発振防止抵抗でハイカットフィルターにするのだという。

大体は820Ω~10kΩで選定する。

あまり大きい値だと音に影響するかと思ったが、そういう訳なら仕方ない。

以前調べたが見つからなかったが、実際に有ってみると本気で調べるからか、出てくるものだ。

 

 

問題と言う訳ではないが、フェイスブックを見てて、「シングルで低音を出したいならクラーフ」と有った。

コンデンサーの音が気になるが、あとで試してみようと思う。

・・・これってチョークで代用できないかなぁ。

それからセンターをアースに落とすPPのトランスを、シングルで使うとF特が暴れる?と有った。

PPはセンタータップをアースで考えてるのだそうだが、NP‐126はメーカーも認めてるので大丈夫だと思う。

タイムリーなネタが続いた。

 

あとはOPTを10kで使うか20kか。

これは音を聴いて考えよう。

多分負荷が随分と軽くなっていると思うので10kのが良いかもしれない。

 

今回はこんな処か。

 

今頃こんな問題が起きるという事は、今まで運が良かったんだ。もしくは雑誌の通り作っていたから問題無かった。

自己流でやると問題が出てきた。

なかなか奥が深い。

 

20220121

コメント

シングルプリの測定 2/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-20 12:59:39 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

音出しの前に測定しておこう。

負荷はパワーアンプに合わせ、600Ωではなく1.2kΩとした。

まずはF特。今回のシングルは下グラフ緑線。

赤い線は前回のTD‐2+Vol100k+5687PP+NP‐126。

歪率は5V出力で0.153%。PPよりは見劣りするなぁ。

出力インピーダンスは120Ω。思ってたよりも低い。

ゲインは30.5。

 

低域が悪いのでNP‐126を10kΩで使ったらいいかもしれない、が、その前に音を一旦聴いておこう。

それから600Ω負荷にしたら特性良くなるか?も確認したい。

 

20220121

コメント

プリをシングルで試してみる 1/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-20 00:07:07 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

PPのプリは私の力不足により上手く行かなかった。

ずっと温めてきたIPTのPPは入力インピーダンスの関係でフォノイコが上手くつながらなかった。

CDはまあ良かったが。

 

そこでプリのシングルを試す。

※この回路は特殊ですので一般にはお勧めいたしません。

※試作機ですので上手く行くかは解りません。この回路を使っての製作はご遠慮ください。

OPTはNP‐126が使える。初段は前回5687で上手く行ったが同じでは面白くない。

12AU7で行ってみる。負荷は47kΩ。

 

5687は特に考えないでなり行きで行ってみる。

 

OPTのNP‐126は一次側巻線を連結してシングルで使用する。

 

20220120

コメント (2)

IPT付きプリは上手く行かない

2022-03-19 00:01:44 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

TD‐2 (10k:600)とTF‐3 (600:600)を入力トランスとして位相反転にしようと思ったが、インピーダンスが合わなかったりF特が乱れたりと、今の私には使いきれない。

入力インピーダンスが600Ωでも行けるかと思ったが、力が無いし、トランスの音色?が気になる。

フォノイコの出力段のSRPPをPP+OPTにしたら?とも思うが、それでうまく行ってもCDがマッチングがイマイチのような気がする。

音は良いのだけれども、600Ωでは過負荷では無いだろうか?と言う疑問が付きまとうようになってしまった。

IPT付きプリを幾つかやってみたが、残念。

トランスには電力をぶち込んでやらないと、と思う。電圧増幅ではトランスをドライブできないと思う。

根拠も無いことを行ってしまった。

 

という事で、問題無く鳴ったシングルをもう一度やってみようと思う。

NP‐126はシングルでも使えるらしい。

 

20220119

コメント