analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

EL34PPmono 発振4 NFB無しだとどうなる?

2019-06-03 00:01:18 | MfD‐4 (Mullard)

NFBを外したアンプ、何が悪いの?とばかりに凄く良く鳴っている。

プリは三栄のPR-300からメインのプリに替えた。

これで何が悪いの?とばかりに。

低音の形が分かるような、末広がりの音場。

声の抜けが悪いが、肉感たっぷりでそれっぽい。

ほんとにこれで何が悪いの?

そりゃ、高音が伸びてない気もしないでもない。紙コーンのツィーターのAR。

私の耳ももう左は高音が聴こえない。

あれ?懐かしいCDの高音が変なところがある。カセットテープでマラカスを鳴らすと音が変質するように。なんかシュワシュワして抜けない。

試しにDS-3000で鳴らしてみた。

高音が出てる。少しきつい感じがしないでもない。あれ?AR-4Xの高音出てない?

おっと、慌ててパワーの電源を切る。アンプの発振でARのツイーター飛ばしたかもしれない。

もう一度ARを繋いで音出し。ツイーターに耳を当てる。良かった、出てる。

 

音出し確認は済んだ。

発振対策をする。

出力段の配線を変更。ラグの真空管側に沿わしていたが、

これをラグの反対側(右側)にする。これは出力管のプレート(緑と茶色の配線)とスクリーングリッド(黄色と赤の配線)とOPTの供給電源(オレンジの配線)の配線を近づけないこと、という発振対策なのだが、実際はOPTのSGの配線とプレートの配線は束ねてる場合が多い。実際HPの内部配線画像と、私の参考にしたTAP-2の内部画像を確認したが、配線は束ねてあった。

まあ、端子から配線を外すので、ついでにOPTのP1、SG1とP2、SG2の配線を入れ替えた。

これはHPで見つけた発振対策だ。

とりあえず、これからアンプの測定を始めよう。

まず各段の電圧測定をする。特に問題ない。

そして周波数特性を測った。

なんという事か、高音が落ちてる。10kHzですでに落ち込んでるので、これは耳で聞いてもわかるかもしれない。

NFBを外した弊害は周波数特性、なのか?

 

ならば、NFBを戻してもう一度測ってみよう。

電源を入れたら出力管カソード電圧が41V?ありゃりゃ、きゅぃーん、と音もしてるのでこりゃヤバイ。電源切る。

 

となると、発振してるのはほぼ間違いないので違う対策をしなければ。

原因を探すには、まずどこの管が発振してるのか?

 

やはりオシロを使えるようにしないとダメか。

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