analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

EL34PPstereo

2023-10-15 00:02:14 | MfD‐2 (那須氏)

今のプリとパワーが最終と思っているが、

自信がない。

おそる恐る鳴らしてみる。

プリは使わない。

ほっこりした感じ。

何か音色に加工した感じが有るが、良く鳴っている。

電力伝送で求めてた、インピーダンスのミスマッチのようなもの。

これが無い。ストレスなく音が出る。

一時間くらい鳴らして抜けが良くなった。

ミューラード型の良さだと思う。

低域はベンベンと弾力的だが量感は良い感じ。

これで充分じゃね?

 

いやまて。何か霞がかかっているようだ。

これは飽きるハズ。

差動増幅の音を思い出すと、あちらがリアルだ。

ただ、中域のきつさが無い。

ってことはアンプに問題が有るのかも。

スピーカーじゃなくて良かった。

ミッドハイの振動版を入替えて貰って心配だった。

 

しばらくはこのアンプでもいいんじゃないかな。

後でプリを繋いでみよう。

 

20231007

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TAP-2 type その32

2018-04-12 00:25:31 | MfD‐2 (那須氏)

一つやり残してたことが有った。

位相反転段の電圧がおかしい。上の真空管と下の真空管で10Vほどの電圧差が出るはずだが、Lchのほうはほとんど差が出ない。Rchは10Vほど出ていいところなんだが。

そこで真空管12AU7を左右で入れ替えた。

測った電圧は左右逆になった。

 

この真空管はエレクトロハーモニクス製だ。

割とたくさん使ってみたが、たまにヒーター切れ等を起こす。歩留まりはそんなに良い訳ではないが、ストックを考えると今更変える気はない。

これでムラード型位相反転段を安心して使える。

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TAP-2 type その31

2018-04-09 00:25:27 | MfD‐2 (那須氏)

AP-2 typeを鳴らしている。電源ONはほぼ一日、半日は鳴らしている。

大まかな鳴り方は変わらないが、中音に張り出し、低音の下への伸びが加わったような気がする。気のせい?EL34のプレート電圧が少し下がったので動作点が変わったとも思う。最適へ近づいたか、某私の嫌いなHPでは、真空管の最適動作点を追い込まないでそのアンプの良し悪しを語るべきではない、と言っている。真空管はそんなにシビアな物か?と思う反面、最適動作点が有っても良いと思う。

余談だが、ハムの出るアンプ、すぐ壊れるアンプ、メンテのしにくいアンプは売れない、ようなことを言っている。まあ、商売的にはそれも重要だと思うが、メンテのしやすいように配線を長々と引き回すのはどうかと思う。その引き回す配線は、共通インピーダンスを避けるためでもあるという。悔しいことに私は共通インピーダンスがまだ理解できていない。ただ、その為に配線を引き回すのは、アンプの音の鮮度を下げるのではないか、そう考えてる。自作では壊れても自己責任で直さなければならないので、故障はしょうがないと思う。真空管も消耗品なので、寿命を延ばすために軽い動作、とはいかがとも思う。最適な動作をさせてやるべきと思う。そのうえで寿命がどのくらい、と認識して使う。よって私は希少な6CA7のペアチューブがもったいなくて使えない。エレハモで充分だ。

脱線した。

今の音だ。これがまた悩ましい。

横の広がりが無いと思っていたEL34PPstereo:TAP-2 type なのだが、CDを掛けたらひろがりが出た。低音も凄く伸びている。こうなるとアナログよりCDの方が優れている。音色も不満ない。CD特有のつるんとした感じも無い。どうしたんだ?もしかしたら低音が出たことで中音に潤いが出たのかも。

この中音のキリッとした感じはいったいなんだろう。ソフトンのOPT、RX-40-5の音ではなく、位相反転段のムラードタイプが出してると思えてならない。RX-40-5はEL34PPmonoに繋いで音出しをしたが、もっとゆるっとした感じだった。アナログでは横の広がりがあまり出ず、ちょっと中音に歪みが乗ってる感じできついが嫌味な音ではない。そして、深み、奥行き感が出る。今思ったが、この音に私はやられてるんだ。

そのあと入力トランスをA‐8713にしたら、低音が減った。それでこのTAP-2 typeの音を聴いたらこっちが良いと思ってしまう。

 

UL(ウルトラリニア)についてネットで調べた。マラツン8Bで有名な回路だが、あまり人気が無いらしい。この出力段に流れる電流値が知りたい。TAP-2 typeでは球一本当たり110mAほど流れてる。プッシュとプルで110mA流れるのか、別々に流れて合計220mAなのか?有る回路図では電源トランスのB電源電流が350mAなので、左右で220mAだろうと思う。何故気になるかというと、EL34PPmonoの電源トランスに使うPC-6001のB電源電流は200mAまでなんだよな。でも上杉さんのTAP-2の回路図は、350mA(stereo)と載っているから行っても片チャン175mA位でないか?と思うんだよな。

多分大丈夫だと思うのだけど、もしそれが無理なら三結にするかと思う。トランスで低音が期待できるなら、三結でもいいか、中音綺麗になるだろうし。クリアには成るとは思う。しかしその反面、ULも結構良い中音出してると思う。SNが悪いか、楽器が一個一個浮き上がる感じは少ない。それでも一個一個の楽器のニュアンスが良く分かるんだよな。三結がこれを超えられるかちと心配ではある。

 

焦げ臭いのはだいぶ減ったが、まだ少しする。電源のドロップ抵抗は流石に40℃以下になったが、カソードバイアス抵抗が70℃以上ある。パラにして容量倍にしたがまだ熱いんだ。

様子を見ながら聴くことにする。

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TAP-2 type その30

2018-04-08 12:27:51 | MfD‐2 (那須氏)

では、買ってきた抵抗をアンプに組み込んでみる。

最初二つの抵抗を並べようと思ったが、ねじ穴を明ける場所がない。

止む無く電源トランスの両サイドに配置した。

電圧測定

EL34のプレート電圧は設計401Vのところ実際409V。

初段のプレート電圧は設計69.8Vのところ実際68.6V。

位相反転段のプレート電圧は設計 上272Vのところ実際251.8V、下260Vのところ実際250.1V。カソード電圧70Vのところ実際77.6V。

・・・プレート電圧は電源のドロップ抵抗に依るが、110Ωから150Ωにしたので下げすぎたかも?と思ったが、もう一越だった。200Ωくらいでも良かったか。400V位にしたかった。

 

電源のドロップ抵抗は電源のレギュレーションを悪くすると言う。そんな電圧にするため、ドロップ抵抗を使わずとも電圧を合わせるために電源トランスで電圧を合わせるらしい。幸いメインにするつもりのEL34PPmonoはドロップ抵抗を使わずとも電圧は揃っている。

 

まあ、調整はこれくらいにしよう。

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TAP-2 type その29

2018-03-31 01:21:19 | MfD‐2 (那須氏)

NFBについて勉強している。ほんとは手を出すのが嫌だった。意味が分からない。噂では・・・

●NFBを掛けすぎると、躍動感がなくなる。これはプリで味わった。

●ひずみ率がよくなり、各特性も良くなる。

●発振の恐れが出る。

これではメリットが無いではないか。

 

 

元設計のTAP-2 type にOPTの16ΩからNFBが付いていて、今回のRX-40-5の二次側には6Ωしかない。そのへんを何とかしなければ、と思った。

設計の本を何度か読んだことがあるがさっぱり分からん。しかし・・・

 

今回のRX-40-5、二次側35W16Ωから電圧と電流を算出。

元設計から14dB22kΩから初段の電圧を算出。

初段電圧から35W6Ωにする抵抗値を算出する。

としてみた。これがあってるかどうかわからない。もう少し勉強する。

 

左右の電圧を測ってみた。位相反転段の上下の球で電圧が同じなのはLcHだけだった。真空管の特性かも。

それから10%ひずみで出力が上がったのは、単純に入力ボリュームを最大にしたからだった。

 

やれやれ。

ドロップ抵抗が220Ωパラで、両面テープで止めてるので、電圧を下げるのと、固定するので抵抗を調達するか。

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TAP-2 type その28

2018-03-30 00:58:30 | MfD‐2 (那須氏)

 

今回は測定をメインにしてるので、また測定をした。その前に、NFBをなんとかせねば。元設計はOPT二次側16Ωタップから初段に戻してる。これが実機では6Ωから戻さねばならない。

調べてみると電圧利得=アンプの出力電圧(ピーク値) ÷ 6CA7の入力信号電圧 で28倍となる。らしい。これにOPTの巻線比をかけて1を足すと1.98倍(電圧比)で5.9dBになるらしい。・・・だからどうした?なにに5.9dBなの?

元設計の回路図を見たら、14dB、22kΩと有った。なんだい・・・って設計の本には10dB以上は難しいとあったぞ。

電圧比とあったので、OPTの電圧と電流を計算した。14dB(電圧比5.01倍)これより入口の電圧を算出し、OPT6Ω35Wで抵抗値と電圧比を計算してみた。

結果、12.7dB4.34倍となり、抵抗値は12950Ωとなった。いいのかなー?

7kΩをパラにして取り付け。

 

それでは調整を。

まず、電源。タップを145Vから165Vへ戻す。ドロップ抵抗に220Ωのパラをつないだ。B電源が前より6Vほど低く416Vほどになった。なんで?

そして初段の電圧のためにドロップ抵抗を500kΩから360kΩにした。70V程ほしいところ、130V。抵抗が低すぎた。こないだ買った820Vをパラにして410Ωにした。これで67V程になった。450Ω位の抵抗が欲しいが手持ちにな無い。この辺で良しとしよう。

 

 

測定。

まずはひずみをば。

10%の時、27W。前回22.6Wだったので少し上がった。出力段の電圧が上がったからと思う。35Wに届かなかったのは、私の実力だと思う。OPTの性能と、初段の調整と、真空管をしっかりしたものを使うのか?あといつも思うのは、出力段のカソード電流・電圧が所定にならないんだよな。

あとは位相反転段の電圧が上下で差が出て、いいところに行った。Rchのみだが。

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TAP-2 type その27

2018-03-29 00:52:11 | MfD‐2 (那須氏)

恐る恐る測定してみた。最大出力を計ろう。・・・ん?何をもって最大とするのか?入力電圧?ひずみ?ひずみだよな。確か3%ひずみで何ワットかを計る。

参考にダミーロードにテスターをつないで両端の電圧を測定。6.3Ωより、E×E/6.3から出力を計算。

基準信号は1kHz。

最初、ちょっと入力電圧を上げただけでレベルオーバーのランプ点いた。?あれ?おかしい?レンジを上げたらすぐには点かなくなった。ああ、ひずみのレンジが小さすぎたんだ。フルスケール0.3%これを入力電圧に合わせて徐々に上げる。~1%~3%~10%。

なんかずげー。3%ひずみで15W。大体10%ひずみで17W。・・・うーんこんなもんか?確か設計では35Wは出るんだよな。そいや、電圧が適当だったり、NFBを16Ω端子ではなく6Ωから引っ張ったり、いろいろ変ではあるんだよな。

測定中、なんか「ピー」と聞こえてきた。アンプ発振?ダミー抵抗のベースプレーと触ると結構熱い。60Wでは不足か?これが音出してるのか?

所定の性能出すのって、結構難しい。

 

 

少し考えた。10%ひずみで17W。少し小さくねか?そいや、UA-3Sの最大出力の測定方法に「8Ωのダミーロードをつないで測定し、ダミーロードが4オームの場合は2倍、ダミーロードが6オームの場合は1.33倍」とある。こうなると17×1.33=22.6W。テスターでダミーロードの両端電圧を計って得た出力は21.3W。テスターの周波数特性に少し疑問があるが、UA-3Sは1kHzでひずみ、出力を計っている以上これは仕方ない。確か以前テスターで1kHzの電圧を計ったら良い感じだったので今回は良しとする。まあ、このテスターで交流を計るのは1kHzまでと思っている。

22W前後、と考えればこれから調整するとすればいいところか。

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TAP-2 type その26

2018-03-27 00:40:18 | MfD‐2 (那須氏)

本日パーツを取ってきた。注文してた記憶とちと違う気がする。後で確認しよう。

18Ω20Wのセメント抵抗は3つパラにして6Ωのダミー抵抗にする。

2Wの300Ω、330Ω、360Ωはパラにして4W150Ω、165Ω、180Ωにし、電源のドロップ抵抗にする。

 

まずはダミー抵抗を組む。ホームセンターに銅板を探しに行ったが、アルミでも良いじゃん、それなら家に有ったはず、と買い物せずに帰ってきた。時間の無駄だ。

端子台に組み、シリコングリスを塗ってアルミ板に接合。配線を適当にしたら、奇しくも8Ωのダミー抵抗と同じ配線だった。

抵抗を測ったら、6.3Ω。びったり来るかと思ったが、意外と適当だな。5%だからJクラスギリか。8Ωの方なんて、8.9Ωだった。あいーやー。

今日は測定までは行かないな。

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TAP-2 type その25

2018-03-24 00:54:33 | MfD‐2 (那須氏)

部品を取ってきた。二段目三段目、ドロップ抵抗。

ほんとは早く交換したいが、電源トランスのタップを165Vに戻して、ドロップ抵抗でB電圧を合わせてやりたい。その抵抗を先ほど注文した。少ない金額で申し訳ない。それを受け取ったら調整を始めよう。そして測定だ。

半分はこの音を聴いていたいというのが有る。やはり低音も出たウェルバランスだと音楽が豊かに聴こえる。TAP-2 type は音が厳しいと思う。そんなアンプはドイツ音楽、ベートーベンやシューベルトが合うのではないか。シューベルトの未完成だ。何がいいって、心地良くは鳴らない。それでもなんというか、厳しさの快感?とでも言おうか。頭の中で鳴り響く。うーん表現が難しい。

ABBAを掛けた。昔は脱力するような、心地良さが有った。今は無い。音楽に入っていくというか、なんというか。決してつまらない訳ではない。

JAZZも掛けた。ビルエバンス。低音が出てきたことによって今までとは違う良さが出てきた。肉感が出てきた。音場が奥に広がるとか前へ飛んでくるとかではなく、こちらに寄ってくる。ちょっと違うかもしれないが、奥に広がるが、こちらに寄ってくる。空気感はそんなに無い。それでも心地よく鳴る。オーディオ的にはグレードダウンしてるが、音楽性が強まった、感じか。古いスピーカーで鳴らしてる人はそんな感じなんだろうな。

実はPOPSが怖くて鳴らせない。さっきABBAを掛けたが。肉感が強すぎて抜けが悪く成ったのでは・・・。

いま、WALTZ for DEBBYを掛けてるが、観客の声が分離した。こんな声は前は聞こえなかったはずだ。なんだ、オーディオ的にも随分良く成ってるんじゃないか。

ソフトンのOPT、実は凄いんじゃね?前から思ってたけど。

 

 

ま、先の取ってきた抵抗、ショップに注文したわけだが、ちとトラブった。一回目、この抵抗と真空管の箱を金曜朝にネット注文。自動配信の返事メールが来てたが、何故か迷惑メールの方へ。私はMSNのメールソフトを使っているが、こいつが非常に具合悪い。以前にもやり取りしてるが、今回のメールが迷惑メールと判断された。気づいたのは日曜夜。金曜の返信の内容に「入金がまだですが」ときた。えらいせっかちだな、と。追加の部品を再度注文たいとメールした。返事は管理上の都合で都度注文してほしいと。再度ネットから注文。明日追加の分の入金済ましてから返事しようと考えたここで私がミスった。入金金額の返事が来なかったが、自動返信メールが来たので入金したが、その金額が最初の金額で入金してしまった。先方より「なんですかこれは。面倒掛けないでほしい。返金するので振込先を知らせてほしいと」振込先を知らせたら、「手数料は不要。」とお金が戻ってきた。二回目の注文に関しては触れなかったが、キャンセル扱いになっただろう。もう頭来たからほっておく。

最近自分自身も腐ってる部分が有り、なんか気の触ることしたかもしれない。覚えはないが。もうこのショップとは取引しないだろう。埼玉から出雲の方へ引っ越したショップだ。よく海外に買い付けに行く。先のヤフオクも気分悪かった。外人らしいが、変な悪評付けられるよりましか、と思う。

日本の売り手は客より随分下手にでる。「お客様は神様だ」と。誰だこんなこと言い始めたのは?海外では売り手が客より偉いと。売り手が客を選ぶと。まあ、それで売れればいいが、「商品への責任」を考えたら、それも有りだなとは思う。私は日本人なので、神様だが、そのショップは日本でそれやって生きていけるんだへぇ~。

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TAP-2 type その24

2018-03-23 00:04:45 | MfD‐2 (那須氏)

外は雨。そんなときは大音量。

オーマンディ指揮ストラビンスキー火の鳥を掛ける。

ああ、良い音だ。遊びの無い中音。深い低音。高音は特に特徴のない、空気感も感じられない。それがどうか、「音楽」を聴きに行っている。心地よさは何もない。音の正確さの快感のみ。

バイオリンのみ、なんか詰まった感じがする。

RX-40-5はトロっとした感じがする。全くの勘だが、ムラード型の音ではないか。

 

二楽章のこの迫力、今までは無理かと思っていた。OPTの6Ωマッチング。素晴らしい。今まで何を聴いてきたのか。横の広がりは今までも出ていた。もっと出てた時も有る。それに合わせて低音の深さ。私は中音に魅力を感じているが、低音にぞっこんの人の気持ちも分かった気がした。やはりカタワはダメだ。バランスよく鳴らさないと。

いま、一つ完成。後は、タンテを・・・・沢山あるじゃない。

1.タンテをDP-80にする。

2.カートリッジをEMINENTに、昇圧トランスをSTAGE202に。

3.LCRフォノイコⅡ型を完成させる。

4.パワーアンプを作り変える。

 

パワーアンプはOPTの数だけ作りたい。

RX-40-5

FX-40-5(片ch不良)

BW-5k‐PP

F-5006これは使えないなー。取っておきたい。

U-608

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TAP-2 type その23

2018-03-22 04:19:38 | MfD‐2 (那須氏)

いま、TAP-2 type を鳴らしている。オルトホンSYNERGYとマラツンMC千、トーレンスTD521にして、フォノイコを購入品のLCRフォノイコでプリはTAC-1 type だ。

ずいぶん爽やかになった。エレキギターがおもちゃのようにキャラキャラ鳴っている。全体に薄い感じだが透明感が出てきて物足りない感じではない。それよりこのフォノイコが本領発揮という感じだ。見知らぬ山奥の一軒家に辿り着いた、そんなイメージが思い浮かぶ。親に連れていかれた見知らぬ場所・・・。

低音を期待してこのパワーを組んだのだが、あまりズンズンは来ない。でも小音量で聴いているのだが、不足感は無い。

ちょっと焦げ臭いにおいもしたが、それはストーブのものかもしれない。もう少し様子を見る。

二段目のプッシュとプルのところのプレート電圧が元の設計とちと違うが今のところ音は出てる。プッシュとプルでバランスが崩れると出力が小さくなると思われる。

抵抗を手配して歪み、周波数特性、最大出力を測ってみようかと思う。

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TAP-2 type その22

2018-03-20 00:08:29 | MfD‐2 (那須氏)

TAP-2 type の抵抗が来た。

これで出力段EL34のカソードバイアス抵抗値を元設計通りに出来る。

前は10W220Ωだったが、どうも焦げ臭くなったのはこれの容量不足だったと考える。

よって10W500Ωをパラで使って20W250Ωにした。

電圧を測ってみた。

計算すると、カソードに流れる電流は、220Ωの時は0.126Aほどで、250Ωにしたら0.118Ω程に下がった。そりゃそうか、抵抗値上がったので電流が流れにくくなったんだ。電流が流れなくなったんだ、B電源の電圧が上がった。

B電圧下げようと手持ちの抵抗、というか、カソードから外した220Ωの抵抗をパラって110Ωにした。もとは100Ωだったので一割しか上がってないので期待薄。電圧測定では3Vしか下がらん。こうなったら電源トランスのタップを165Vから145Vにしてみる。

そしてカソード電圧は30Vを少し下回る程度だったのに27.42Vと、元設計の一割ほどの低下となった。これは私が組んだアンプはいつもカソード電圧が低いんだ。

今度は下がりすぎだ。一気に392Vまで下がった。元設計は406.5Vだ。14.5Vなので3.6%減。まあ、良しとしよう。でも調整用の抵抗を注文しておく。タップを165VにしてB電源は400V以上にしたい、心情的に。

あとよくわかんないのが移送反転段のプレート電圧が上下で10Vほど差が出来るはずなんだけど、ほぼ同じ電圧になってしまった。なぜ?

 

 

これで一旦測定をしよう。・・・よく考えたらOPTは二次側6Ω。手持ちのダミー抵抗は8Ω。なんてこった。昨日追加注文したばっかなのに・・・測定は抵抗を入手してからだ。

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TAP-2 type その21

2018-03-17 00:27:11 | MfD‐2 (那須氏)

TAP-2 type の電圧測定をしてみた。出力段はそこそこ。二段目12AU7のB電源は少し高く、それに伴ってプレート電圧も少し高い。初段の電圧も少し高い。

ここでB電源12AU7の供給電圧を下げてみる。1MΩ3パラにて333kΩを得ているが、此処を2パラにして500kΩにする。電力は電圧降下が数Vなので電流がほとんど流れず、ごく小さいW数で良い事になる。・・・良いのか?元回路では3Wを使うようになっている。

結果はもう一越え、という所まで来た。B電源はドロップが3V程だったのが5V程になった。ここで私の知識では供給電圧が下がったから、2段目のプレート電圧も下がるかと思ったが、逆に上がった。良く分からないが、プレート電流が流れにくいプレート電圧になってプレート電圧が上がったのか?

こうなるともう少し詰めたくなる。本体の出力管の動きを真似たい。その為にはカソード抵抗を220Ωから250Ωにする。焦げ臭いので大きさは10Wパラで。

部品を注文するか。

 

1個だけだがノグチFM-45P-5kを注文した。最近ここは対応が遅い。

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TAP-2 type その20

2018-03-16 00:11:02 | MfD‐2 (那須氏)

聴き収め、ではないが、測定するため外す予定なので聴いている。音量を上げたらばーんと来た。こりゃいい。しかし音量を下げると寂しい音になる。この辺はDS-3000のユニットに電流を流し込んでやらないとちゃんと動かないからと思っている。

像はかっちりくっきり、遊びの無い音。

音色は少しくすんだ感じか。トランジスタのような無機的な感じが無く、肉感が有る。

高音の伸びが感じられない。入力端子から初段まで長い配線で引っ張ってるからだと思う。EL34PPmonoの方が高音は伸びていた。

低音は地味だ。時々存在感をアピールするが、重厚感があるわけではない。足りない訳ではなく、そこそこに鳴っている。

OPTにRX-40-5を使ってから、真空管アンプでは無理かと思ってた音場が出てきた。そしてカートリッジが良く鳴るようになった。オルトホンのSYNERGYは肉感たっぷりに、これはボディにプラスチックを使ってるためと思う。これをマイソニックSTAGE202に繋いでるが、以前はちぐはぐな感じだったが、SYNERGYの肉感を残しつつ広がりが出て、低音に凄みが有る。フォノはTAE-3 type だ。

TAP-2 type の状態は少し焦げ臭い。これは出力段のカソード抵抗が容量一杯なんだろう。この辺を探る。

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TAP-2 type その19

2018-03-14 00:09:09 | MfD‐2 (那須氏)

TAP-2 type を聴いている。メインシステムで、だ。

D-200Ⅱで聴いたときは高域にきつい音が乗ってるような気がして、「発振してんのか?」とも思ったが、どうやらあれはD-200Ⅱのキャラクターのようだ。DS-3000では無い。

むしろ、このアンプとスピーカーの相性のようなものを感じる。DS-3000は音が軽やか、軽くふっと出るタイプでは無いと思う。以前聴き比べた、ビクターのSX-900、パイオニアのS-955Ⅲがそうだ。こいつらは音が軽く出る。特にS-955Ⅲ。これは心地よい音を出す。検聴的に聴くのにそれが良いのか悪いのかは分からないが、これはひがみだ。買ってから確信したのだが、DS-3000は、抑え付けらえた感じがする。そこで発散した音が広がる、とでも言おうか。その感じがこのTAP-2 type には有る。もしかしたら他のスピーカーでは躍動感の無い窮屈な音になるかもしれない。それがこのペアでは良い感じになっている。

TAP-2 type は「厳しい音」という感想だ。たかだか位相反転段をムラード型にしただけで、結構変わった。製作直後は「あまり音は変わらんなぁー」だった。今は遊びの無い音。低音は少し弱いかも。一番は中音で凄い充実している。思い込みかも知れないが、「古典的な」音に感じる。まあ、これらは動作点が合ってないのかもしれないので、落ち着いたら各電圧を細かくチェックする予定。

参考に、それらのスピーカーの感想を。

SX-900(’88)はほんとの音しか出さない。余計な音も出さない。個性も無い。ビクターのスピーカーのSXシリーズは、音楽を再現するスピーカーでモニター系では無いと思う。それらにはZEROシリーズが有る。それでもSX-511と言いSX-900といい、こいつらは私に言わせればモニターで通用する。

S-955Ⅲは’82発売なんだ。DS-3000と二年しか変わらないんだ。もっと古いかと思ってた。これはミッドドーム、リボンツイータ、コーンウーファーとばらばらなユニットをまとめ上げたシステム。それでこの音は凄い。心地よさではDS-3000が負けている。特徴も有り、ぷりぷり、というかリンリンというか、粒立ちの良さ?のような音だ。こう書くと特異な感じに思われるが、極めて自然な音だ。

DS-3000は先ほども書いたが、それに加えて音色が少し乗る。それでもSX-900に比べてだ。木質系の、ファゴットかクラリネットのような感じか、普段は気にならない。そしてウーファーが固く重く、鳴らしづらいとよく聞く。まあ、私の場合OPTを6Ωの物にして解消したが、トランジスタアンプは強力な物が良い。BTLにしてやっと凄いと思った。

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