なんか初段の歪が上がってしまった。
まずはP-Gの発振防止の5pFのコンデンサー。
こいつって、ずいぶん小さいよな。プレートに接続するのだが、実際は次段のグリッドに接続して初段のプレートに接続するようになっている。初段プレートと二段目グリッドが導線で直結になっているから同じと考えていたのだけど、その導線が容量を持っていてコンデンサーの値に違いが出て来てる?
ということで足を短く切って初段のプレートとグリッドに直接接続した。
測定した結果、歪は変わらない。
各部の電圧を全部測り直した。
出力段カソード電圧のアンバランスが始まった。歪が5%を超える頃、入力電圧が0.7を超えそうなときにプッシュ側のカソード電圧が37V程まで上がり、プル側のカソード電圧が31V程まで下がる。アンバランスだ。
この後電源トランスが熱くなってくるので出力段カソード抵抗を470Ωから500Ωに変更した。それでもカソード電圧のアンバランスが治らないので、原因はこの抵抗では無いと思う。
真空管EL34もエレハモからミューラードに替えてみた。
カソード電圧は変わらない。動く。
なると、出力段では無いのかな?
位相反転段のバランスが狂ってる?
位相反転段の真空管12AU7もJJからエレハモに替えた。
これでも変わらない。
前から気になってた位相反転段のカソード抵抗。これを巻線抵抗にしているが、酸化金属皮膜抵抗にしてみた。
これについても全く変わらない。
巻線抵抗はインダクタンスを持っていて、誘導電流が流れるとかなんとか。参考にLCメーターでインダクタンスを測ってみたが、全く出ない。
過去の測定結果をつらつら見てた。寝る前に思い付いた。
位相反転段のカソード電圧が高いのは、ドロップ抵抗を1kΩから100Ωに換えた頃からじゃないか?
もしかしてそのドロップ抵抗で負荷抵抗値が変わってしまわないか?
でも抵抗値が上がるときは出力が上がるはずだから、逆かな?
今日はここまでにした。
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