朝から始めた。ドロップ抵抗の110Ωを1kΩにした。
二段目のプレート抵抗の値は100kΩなのだが、ドロップ抵抗110Ω加わるとトータルで抵抗値が変わってしまうのではないか?と考えた。
結果は惨敗。二段目のカソード電圧は変わらなかった。
ならば初段のドロップ抵抗を上げて、初段のプレート電圧を下げてみるか。
今までプレート電圧が高めだったのと、初段の動作点を変えて二段目の電圧が変わらないか?と考えた。
初段のドロップ抵抗を91kΩから・・・手持ちの抵抗が無い。3W68kΩをシリーズで2個つなぎ、138kΩとした。
結果は、二段目カソード電圧が72Vまで下がったのだが、初段プレート電圧が61Vまで下がってしまった。ちょっとやりすぎた。
ドロップ抵抗を68kΩ+33kΩで101kΩ → 68kΩ+46kΩで114kΩと換えた。
結果は初段プレート電圧71.3V・二段目カソード電圧80.3V → プレート66.8V・カソード76.5Vとなった。
カソード電圧をもう少し下げたいところだが、プレートも低くなったのでこの辺が良いところだと思う。
これでもう一回全体の電圧・出力・歪を測る。
出力段のプレート電圧が上がった。・・・これは下げたい。
出力はまあ、こんなところか。
歪は高いまま。スピーカー端子での歪も高いまま。
出力段のカソード抵抗だが、いくつか疑問がある。
①巻線抵抗なので、入力電圧によって抵抗が変わる?
入力電圧を0.775Vまで上げて行くと0.7Vを超えるあたりからプル側のカソード電圧が下がり、その分プッシュ側の電圧が上がる。
ちょっと考えづらい。変わるのは入力電圧によってでは無くて、入力周波数だと思う。
②プッシュとプルでカソード抵抗を分けると真空管のアンバランスが顕著に出る?
これはOPTの抵抗のアンバランスかもしれないので決めつけることは出来ない。
ただ、共通にするとカソード電圧の差が相殺されるので問題無いのかな?とも思うがプッシュとプルの管で出力に差が出来ると歪みが増えると思われる。
しかもスピーカー端子で18Wくらい、、入力電圧0.7Vに近付くとなる(カソード電圧の差が出る)ので、何とも言えないと思う。
しかし一般には皆カソード抵抗はプッシュとプル共通にしてる。プッシュとプルの信号電圧は相殺されるから。カソード抵抗は動作が楽なのかもしれない。
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