もうちょっと鳴らしてみる。SL15Eは’68発売との事。今でいうとMCシリーズの様な物か。購入時、ショップでふわっと鳴ったので「こりゃいい」となったのだが、家で聴くとな何故か特徴が解かり辛い。最初は木製のシェルで鳴らした。ふわっとして良かったが、エネルギー感が感じられなかった。次にメタル系、テクニカやいろいろ繋いだが、なんかイマイチぱっとしなかった。今思うとシェルの特徴をそのまま出す感じかも?思う。そこでエスピーユーのアルミシェルが一つ余ってたので搭載。ちりちりした音が乗って薄く、こりゃだめか、思って放置してきた。
鳴らし始めて3日位たつが、良く成ってきた。エネルギーが有る。声はあまり抜けないし何か硬質な物が乗る。かっちり感が有るのはこの所為か。低音がっちり、広がりも有る。奥行きは低音のみしか感じられないが広がるので気にならない。このなり方はSynergyに通じる。あちらは樹脂製のシェルの為か、もっさりな感じがする。クラシックには乾いた感じで合わない。ポップスには元気良さと若干乾いた感じ、そして周りの効果音が大げさすぎるほど良く聴こえる為良くあってると思う。
もしかしたらSMEとTHORENSの組み合わせが嵌まったのか。
針圧は1.5gと軽い。振動系を軽量化してこの音を出してるような気がする。シュアの様な身の詰まってない感じはしない。
ま、トランジスタアンプでこのなり方なら良いだろう。真空管ではこうは行かないかもしれない。50年近く前にこの音が出てたとは考えづらいと思うが、カートリッジはオーディオ機器の中で一番進化してたのではないかと思う。現在でも十分通用する。
なんか中身が見たくなってきた。プリントコイルって針に付いてるのだろうか?壊れたらばらしてみるか。
出来上がった。音は良いが、音量上げるとサチる。歪む。んーなんだこりゃ。初めてだ。初段の6SL7がオーバーロードか?思い、ドロップ抵抗を10kから20kにしてみる。プレート電圧が260Vから240V位にしか下がらない。なぜだ?
此処でスライダックで電圧を100Vから下げたとき、50V付近で一度音量が上がった。??動作点がずれてる?そいや、この前に作ったアンプは6SL7を160Vで動作させてた。
そんじゃあと一気に47kを付けてみた。これで180V位にまで下がった。
もういいや、100k。150V?ちょっと行き過ぎだ。まあいいか。
音出し。やっぱ歪む。
しかしボリュームの位置が異常に高い。音が小さいのだ。もしかして真空管?プッシュプルしてない??真空管交換、変わらない・・・。
なんかブログ画面のデザインが変わってる。