analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

EL34の動作点を変える(ダンピングファクター 6/6)

2023-09-30 00:02:13 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーアンプのダンピングファクターを上げるため、

①出力管EL34以前の電圧増幅段に低インピーダンスの12AY7を使う。

または

②OPTの二次側タップを換えてみる。

 

これらがいまいちだったので、出力管EL34の動作点を変える。

最初はカソード抵抗600Ωで30V程だったから50mA。

カソード抵抗を500Ωにした時、電源も調整してカソード電圧は27Vほど。よって54mA。

 

今回 500Ωに2.2kをパラって400Ω程にした。

これで69mA。おっと上げすぎか?

OPTの二次側は4Ωのタップを使う。

これで出力インピーダンスを測ると2.5Ωまで下がった。

6Ω負荷でダンピングファクターは2.4まで来た。

なのだが音を聴いた限りではOPTのタップは6Ωの方が良かった。

D.F.というよりマッチング?のような気がする。

ただ、出力管は電流を多目にしてインピーダンスを下げた方が良いようだ。

 

この辺が(現在の)一連のD.F.についての結果になる。

 

20230924

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OPTで出力インピーダンスは変わるか?(ダンピングファクター 5/6)

2023-09-29 00:05:44 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーアンプの出力段以前の回路でインピーダンスの低い真空管を使ってみたが、出力インピーダンスは下がらなかった。

ではどうするか?

OPTの二次側のタップを換えよう。

そのためにはOPTをFM‐45‐5kにする。

これは二次側が4Ω、6Ω、8Ωで選択できる。

まずDS‐3000とマッチングの6Ω。この時は出力インピーダンスは3.9Ωに下がった。

おお。

次にこの6Ωを4Ωにしてみた。すると出力インピーダンスは2.8Ωまで下がった。

おおお。

 

 

音出ししてみる。

まずは期待の4Ωだが、なんか薄っぺらい、上下に無理やり広げた感じ。

多分これはボツ。

次に6Ω。これは音に厚みが出てきた。低音も太さが出た。

参考に8Ω。

これは超低音が途切れなく迫ってくる。6Ωより低音は良いが、高域が何か押さえつけられたような感じになる。うーん残念。

こうなると一番は6Ωということになる。

 

 

っとなるとD.F.ってあまり関係ない・・・?

 

 

けど・・・

なにかこう、もう一声来てほしい。

以前はあふれ出すような音が出てたと思う。部屋に充満するくらいに。

それが無い。

無いのだが、トランジスタアンプのソニーTA‐FA7ESもちょいちょい鳴らしてるのだがこちらも弱く感じる。

ということは

無いものねだり?

記憶の美化?

今の音で充分なのか?

 

20230924

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回路インピーダンス(ダンピングファクター 4/6)

2023-09-28 00:09:13 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーアンプのOPTをBW‐5k‐PPからRX‐40‐5kに替えて測定してたのだが、出力インピーダンス(ダンピングファクター)は変わらなかった。

巻線比が少しでも違うだろうと思ったが、奇しくも同じとなった。

っとすると、ダンピングファクターを変えるにはOPTの一次側のインピーダンスを替えなければいけないのか?

 

 

真空管はグリッドから信号が入ってプレートに行く間、プレート~グリッド間にはインピーダンスは存在しないと思ってた。

グリッドのインピーダンスが無限大だからプレートも無限大、無限大-無限大だから無しと、勝手に思ってた。

なので真空管の前段回路は真空管の内部抵抗、回路インピーダンスに影響しない、と。

 

今回それを確かめる。

RX~のOPTは仮付けのためアンプの移動がめんどくさいので、OPTをBW~に戻した。

いま、前段は12AX7。これで出力インピーダンスが4.1Ωだった。

単純に真空管を12AU7に差し替えた。これで出力インピーダンスが1.9Ωに下がった。

なんということか。(これは後に異常と判明)

 

 

そういえば故上杉氏は6CA7PPアンプにも12AX7を使ってた。

ずっと疑問だったがOPTは6.6kと少し高いものを使ってた。

これは前段インピーダンスが高いから出力インピーダンスを下げるためだったのか?

 

 

っと、真空管を差し替えただけではどんな動作点になっているかわからない。

各部の電圧を測ったらプレート電圧330Vなんて出た。

おっとこれはまずい。最大定格をオーバーしてる。

 

U7では増幅度が足りないので12AY7で電圧調整をした。

目標は3mAで負荷47kΩ。

これで出力インピーダンスを測ってみたら4.3Ω程になった。

ああ、なんということか。

 

パワーアンプの出力段EL34のグリッド以前に掛かる回路は、出力インピーダンスに影響しない。

これが今の私の見解。

 

20230923

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パワーをU.L.にしてみる。(ダンピングファクター 3/6)

2023-09-27 00:01:58 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

ウルトラリニア(U.L.)は局部帰還がかかっているので回路のインピーダンスが低くなるのでは?と考えた。

いま使ってるOPTはソフトンの物。

これにはSGタップが出ているのでU.L.にしてみる。

まずはこれで出力インピーダンスを測定してみた。

結果は7.8Ω。なんと上がってしまった。これではD.F.は0.8にしかならない。

音出ししてみたがなんか力の無いものになった。

これだったらこのトランスで三結のほうが良い。

これではだめだ。

 

ちょいと調べたらU.L.より三極管結合の方がインピーダンスが低いらしい。

 

っとすると以前に元気な音が出てた時は、NFBを掛けてた時のような気がするのだが。

 

20230922

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パワーのOPTを替えてみる。(ダンピングファクター 2/6)

2023-09-26 00:04:40 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

今のパワーアンプは、

入力トランスにルンダールLL1689(9+9:4)

12AX7、負荷抵抗は200kΩ

EL34PP三極管結合

ラジ技誌頒布OPT、BW‐5k‐PP

となっている。

 

これで出力インピーダンスを測定したら4.1Ωとなった。

これではダンピングファクターが足りないのか?

今の力のない感じがもう少し良くなれば、と考えてしまう。

もちろん今の状態でも聴けないことは無いけど、8Ωのスピーカーを思い出すと、DS‐3000ももう少し良く鳴るんじゃないか、と期待してしまう。

 

そこで、ソフトンのOPTに交換してみようと思う。

RX‐40‐5、確か40Wの5k:6。

コアはトロイダル。

こないだサイトを覗いたら、以前と同じ価格で出てたような気がする。

今は市場では10倍の値段ではないか。

 

このトランスを使ってスピーカーから躍動感の出た記憶が有る。

その時は出力が6Ωなのでマッチングが取れてるのかと思った。

 

交換してみた。

出力インピーダンスは4.1Ω。周波数特性も変わらない。

あれ?

音出ししてみたが、少し良くなった程度。

けどこれくらいなら変わってないと言っても良い、って感じ。

結構期待してたのだがこんなもんか。

 

それから出力インピーダンス4.1Ωという結果。これはラジ技誌のBW-5k‐PPの値と同じ。

はて?

BW~は5k:8

RX~は5k:6

出力管は変えてないのでRX~の方が下がるはずだが、同じということは同じなんだろうな。

2,500÷8=312.5

8Ωではなく6Ωの負荷とすると、出力管の負荷は1.9kΩ。結構下がるんだな。

一般には8Ωも6Ωも違わないというが、この辺が気になるんだよな。

 

20230922

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ダンピングファクターを考える 1/6

2023-09-25 00:01:34 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

前回パワーの出力管の電流を増やしたが、ちょっとだけなのにいい感触を得た。

もう少し上げてみようかと出力管のカソード抵抗を400Ωにするため、ネットで製作例を探したが出てこなかった。

まてよ、那須好男氏が設計した、私の最初のPPstereoパワーアンプ。

あれは確か60mA流してなかったか?

雑誌を探してみたらカソード抵抗は220Ωだった。私はプッシュとプルの管のカソード抵抗を別にしてるので440Ωだ。

ならば400Ωでも行けるか?・・・

 

 

折角なので記事を読んでみた。

なんと出力インピーダンスが4.8Ωと有った。

私のは4.1Ωだから良い感じだったんだ。

そしてダンピングファクター。

負荷(スピーカー)÷出力インピーダンス=8÷4.8=1,7これだともう少し欲しいらしい。

NFBを5dBほど掛けて出力インピーダンスを2.25Ωとしたら、D.F.は3.56になった、と有る。

 

私のアンプは6Ω負荷で出力インピーダンスは4.1なのでD.F.は1.5ほど。

やっぱもう少し欲しいよな。

 

20230922

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それでは鳴らしてみる

2023-09-24 00:09:14 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

鳴らすにあたってパワーだけもう片チャンネルもカソード抵抗を500Ωにして電源ドロップ抵抗を小さくした。

鳴らしてみたのだが、変わったのかどうか。

その程度。

ただ、戻そうとは思わない。

調整が”効いてるはず”との思いがそう聴かせてるのか?とも思うが、どうだろう。

 

 

もう片チャンのパワーを調整するにあたって出力インピーダンスを測ってみた。

調整前 4.2Ω

調整後 4.1Ω

こんなもんか。そりゃそうだよな。

出力管1kΩの一割も下がんないだろうからこんなもんか。

更に真空管アンプの出力インピーダンスは正確には測れないらしいし。

 

少しうとうとしてしまったが、アンプも慣れたかな。

少し音量を上げてみた。

力強い?音場の広い?

を期待したのだが、なにかこちらに飛んでくるような、ホーン効果のような感じになったようだ。

悪くない。

プリのOPTとパワーのIPTをあれこれやったより満足いく結果のようだ。

 

プリのゲイン15dB,パワーは35dBだったか。

ほんとはプリにもう少し欲しい感じだが今後の課題としよう。

 

やはりEDさんに勧められた出力管を使うようなのか?

なんて思った次第。

 

20230919

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プリとパワーで測定してみた

2023-09-23 00:09:29 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーの動作点を変えたが上手く行かなかった。

でもこれでプリを繋いで測定してみる。

低域の一番悪い少し太い線。

これらはパワーの負荷を6Ωと8Ωで測定したもの。

あまり変わらなかった。

 

今回は無駄だったかな。

 

20230918

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パワーの調整

2023-09-22 00:04:26 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

DS‐3000の6Ωに合わせてパワーアンプの出力インピーダンスを下げられないか?

その為には出力管EL34の内部抵抗を下げる。

内部抵抗を下げるには電流を増やす。

 

 

時間が流動的なので片チャンネルだけ実施。

 

カソード抵抗を600Ωから500Ωに替えてみた。

そして電源のドロップ抵抗を100Ωから50Ωに替えた。

これでプレート電圧が少し下がったが電流は少し増えた。

プレート損失も少し増えて20ちょい。

 

まずこれでパワー単体の測定をした。

高域が中間で赤と緑が重なった線。

こうやってみると悪くない。

高域が伸びた黄色線は入力トランスにハシモトHL‐20k‐6を使ったもの。

黄色線は・・・忘れた。多分初段にY7を使ってた時かな?

この時の二本線は負荷を6Ωと8Ωにしたもの。

あまり変わらないが、なぜか歪が6Ωの方が悪い。

それから出力インピーダンスを測ったら、4.8Ωだった。

前は4.2Ωという記録が有った。

下げるつもりが上がってしまった?

 

早くも挫折だ。

 

20230918

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色々考えさせられる。その2

2023-09-21 00:02:27 | トランス

LL1689が良く見えてない。

が、今回うっすら見えてきた気がする。

何となく600:10kかなと思う。

だとするとNP‐126は今10k:600で使っているので、パワーのRgが7.5kΩなのでNP‐126の一次側も7.5kなるハズが測定では4.5kと低くなっている。

これはNP‐126よりLL1689の方が変圧比が小さい、と考える。

NP‐126のインピーダンス比は10kで使う場合8.3。

LL1689は20。これより600:12kか。

意外と大きい。

 

そうか、ここ(パワーのIPT)で思いっきり下げて、プリのOPTで少し上げる。

だからパワーのRg7.5kに対してプリのOPT一次側4.5kとあまり上がらない。

NP‐126よりLL1689の方が変圧比が小さい、のではなく大きいのか。

そういうことか。

今現在の使い方は7.5k+7.5kなので15k。インピーダンス比から一次側は750Ω。

パワーの一次側は電流測定にて900Ω程になったが、これはなんかおかしいかも。

抵抗置換で測定した一次側は740Ω。こちらが近い。

 

600Ω基準とした方が見やすいのでこれで表記するとLL1689は600:12k。

現在の使用方法は750:15k。

こうなるとルンダールの規格表9+9:4の時のソースインピーダンス15kに近くなる。

 

 

低域は悪くないのは・・・

ってことはインダクタンスを稼ぐために巻線を増やしてる?

NP‐126やA‐8713よりガタイが大きい気がするし。

あれこれやってこの辺が見えて来た。

購入して半年、一時は失敗か?とも思ったが、良いトランスだ。

 

20230918

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色々考えさせられる。

2023-09-20 00:03:50 | アンプ

まあ色々とアンプを弄ってきた訳だが、薄らぼんやり思うことが有る。

山水のSP‐50

ARのAR‐4X

ダイヤトーンのSS‐610

ヤマハNS-690Ⅲ

これらは真空管アンプで鳴らしても目一杯鳴っている感じがする。

DS‐3000だと何かエネルギーが漏れてるというか、鳴らし切っていない感じがする。

これは今思うと昔っからだ。

ただ、ソフトンのOPTを使った時は力強い鳴り方になった記憶が有る。

上記スピーカーはすべて8Ω。

DS‐3000は6Ω。

ソフトンのOPT RX-40-5 は二次側6Ω。

一般には問題ないというが、この辺のミスマッチが気になるのだ。

 

記憶が曖昧だが、

確か6CA7の内部抵抗は1kΩくらい。

OPTは5kなので一本当たり2.5kになり、倍数は2.5か。

 

真空管の内部抵抗 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

 

 

そこで今の状態を確認。

5k:8のOPTだから片方の真空管の負荷は2.5k。

8Ωの端子に6Ωのスピーカーを繋ぐと一次側1,875Ω。

結構下がるな。

倍数は1.9か。

 

 

っとすると、6CA7の内部抵抗を下げたほうが良いのか?

今カソード抵抗は600Ωにしている。

一緒に買った500Ωにして電流を増やす。

 

 

 

あとは・・・・

プリ・パワー単体でF特を測定すると良いのだが、繋ぐと途端に悪くなる。

これってトランスの組み合わせの無理があるところかと思う。

それと4ウェイの(負荷の)重さ。

これにより超強力なパワーアンプが必要なのか?

マルチアンプじゃないとこのスピーカーをねじ伏せられないのか?

そんな風に思うようになった。

まて、他に問題ないか?

カップリングコンデンサーがリークしてないか?時定数が悪くないか?

そして確かミューラード型では強力な音が出たはず。

というわけでパワーを少し見てみようと思う。

 

20230917

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測定してみよう 鳴らしてみた

2023-09-19 00:02:37 | CfD‐8 (差動)

プリの出力管5687の負荷を少し大きくしてみた。

その音は?

まず低音チェックのCDを鳴らしてみた。

12.5Hz、20Hzは空振った。まあこれは仕方ない。

25Hzからブオンとなった。へえ、結構伸びてるな。

普通の音楽を掛けてみた。

低域がもうちょっと伸びてたらなあ、っと欲求が出てくるが、まあ仕方ない。

F特を見ると微かな変化だが、予想よりは悪くない。

高音は相変わらずなのだが、何か頭打ち感が減ったような。

バランス的にはこっちだな。

7.5kΩ。

 

満足、とはいかないが、妥協の産物な感じ。

オーディオって本来そんなもんではないか?

なんて思う。

けどね・・・

 

20230917

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測定してみよう その2

2023-09-18 00:04:03 | CfD‐8 (差動)

前回パワーの初段Rgを4.7kΩにしたらプリの5687の負荷がたいそう重かった。

だからかプリの出力で3%歪で1.5V程しか出ない。

これは変だということでパワーのRgを4.7kから7.5kにした。

測定結果は、おおよそだが、

プリの5687の負荷は4.5kΩ

伝送ラインは900Ω。

 

ただ、オンオフ法で測定したプリの出力インピーダンスは540Ω

抵抗置換で測ったパワーの入力インピーダンスは740Ω。

伝送ライン900Ωからトランスのインピーダンス比より5687の内部抵抗を計算すると2.7kΩ。740Ωとした場合2.2kΩと低すぎなので740は何か間違いかと思う。

前回はそこそこつじつまが合う値だったが、今回は少しずれているなあ。

 

F特を測ってみた。

下グラフ黄色線。

思ったほど悪くないな・・・でもよく見ると低域端で-8dBか。

 

参考に3%歪を測ったら、入力信号が足りず1%で11.5V。

なんかとんでもなく低歪。

ほんとか?

やっぱ前回はやばい動作だったかも。

 

音出しは後日。

 

20230917

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測定してみよう

2023-09-17 00:08:36 | CfD‐8 (差動)

現在プリはOPTにNP‐126を10kで使う。真空管は5687。差動増幅回路。

パワーはIPTにLL1689。初段12AX7のグリッド抵抗は4.7kΩ。

 

予想ではパワーの入力インピーダンスが1.8kくらいになり、

これでプリの5687の負荷は10kぐらいになると思う。

 

 

試験的にLchとRchの定数を変えている。

Lchはプレート電圧150V、カソード電流が2SK117(8.2mA)二本なので

16mAほど流れてるはず。だが実際は5687の方ユニット7,4mA,6.8mAだった。この時カソード電圧6.2V。

5687のグリッドに入れてる抵抗は1kΩ。

Rchの方はプレート電圧170V、カソード電流が2SK43(13.1mA)一本。こちらは5687の両ユニットとも6.4mA程だった。

5687のグリッドに入れてる抵抗は2.7kΩ。

 

 

プリを実際に測定してみた。

結果は愕然。

なんと5687の負荷は3kを切っている。

試しに3%歪の時の出力は1.5Vほど。オートバランスの時は10V程有ったはず。

そういえば差動増幅の時の歪って測ったこと有ったかな?無かったかも。

 

伝送ラインのインピーダンスは600Ω弱。ここはもう少し高いと思うのだが。

もしかしてプリの出力インピーダンス700Ωと1.8kΩで分圧してるからか?

 

ゲインは電流の少ないRchは15.2dB、Lchは16dB。

Lchはもう少し上がってほしかったな。

 

測定はこんなところ。

 

パワーのIPTは昇圧比が2.5程なはずなのでA‐8713の5.8よりは全然小さいのでプリの出力管の負荷はそんなに下がらないかと思ったが、結構下がった。

歪も良くないのでパワーの初段Rgを4.7kから10k程に上げてみるか。

負荷の二倍、と考えるとこのくらいが良いのだけれど、多分低音が無くなるので5~6kくらいかなと思う。

 

20230916

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A‐81を弄る

2023-09-14 00:04:17 | トランス

ザイカのA‐81を弄ってみる。

ケースの端子の接触が悪いので、遊んでいるstage202のケースを使う。

アルミの塊を削りだしたような超堅牢なもの。

端子はロジウムで、INとOUTの間にスリットが入っている。

アースはフロート出来る。筒状の綿にトランスを入れ、スポンジで両サイドをふさぐ。

周りを巻いている金属はパーマロイか?なんて思う。

結線して蓋をする。

 

 

このトランスは多分1:2。

アンプとCDの間に挟んで鳴らす。

最初は増幅で。

中音が張り出した感じ。

減衰では低音の馬力が出てきた。

トランスをバイパスしたらゴチャッとした感じになった。

・・・このトランスのメットは無いな。

でも挿入した感じで音の鮮度が下がった感じが無いのは凄いかな。

 

今思うとケースも含めてA‐81の音なんだ。

RCAジャックを探して戻すか?

 

20230913

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