姉のミュージカルフィデリティ A100を借りている。
交互に真空管アンプと鳴らし比較している。
A100は音場型、真空管は音像型。
好きなのはA100なのだが真空管の鳴り方が良いんだ。
音色?肌ざわり?が今までは違う。
空気感は無いのだが、エコーが音場を作る感じ?
一週間で鳴り方が変わった(落ち着いた)と思う。
調整だが、まずはプリのIPT(600:5k)に終端抵抗を付ける。
トランス一次側に1.2kの抵抗をパラってみた。
これで聴いてみたが、これが声最高となった。
今までのは淡々と歌っている感じ、今の真空管アンプは「唄っている」感じがする。
が、低音が無い。OPT負荷がかるい感じ。
なんか間違ってる。
次にフォノイコのOPT(15k?:600)の二次側に1.2kをパラってみた。
これは普通の音になってしまった、っと思ったが、声はトランジスタよりはいい感じだ。
低音はまだだが1.2kをパラった前よりは良くなった。
ただ、音量が少し小さくなった。
今度は1.2kパラを外して、プリのIPT(5k:600)の二次側抵抗にそれぞれ10kをパラってみた。
これで2.4kが1.8kくらいになる。
これは先のOPT二次側にに1.2kをパラとあまり変わらない。
そりゃそうだ、条件を近いものにしたのだから。
少しは良くなった、かな?音が安定した感じで。
ただ、おかしなことが起きる。
くっ、っと息を喉に詰まったような?音が途切れる感じが二回ほど起きた。
フォノイコの終段グリッド抵抗にリーク電流が流れて真空管が気絶してる?なんて思った。
まともな音なんだが、最初のフォノイコOPT二次側に1.2kをパラった時の音が忘れられないんだよな。
音的には欠陥なんだが、惹かれるものがある。
これは電力伝送のパワーを電圧伝送のプリで鳴らしたときの音に感じが似てる。
やっぱある程度以上なら何かを捨てないと突破した音は出ないのか?
佐久間氏の回路を見れば見るほどそう思う。
いやもしかしたらまともなのかも?良く聴いたことは無いが、微かに残る音の記憶でもそう思う。
20240324