analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

フォノイコの改造 その4/9 検討

2024-03-21 00:04:03 | フォノイコ

※この記事に出てくる回路図は試験的なもので有って動作する保証は有りません。

回路図を参考に実機を組み立てることはおやめください。

 

もう少し検討を続ける。

電源トランスの容量は45mA。

今のフォノイコは、

初段E80Fは2mA。

次段12AU7は15.7mA。

終段SRPPは5.2mA。

ブリーダーは1.36mA

計24.26mA。

 

ここから終段の電流を抜くと、19.06mA。

電源トランスの45mAからこれを引くと、約26mA。

この終段を差動増幅にするとき、定電流回路の電流値を13mA、真空管一本当たり6.5mA流す。

なんとか行けそうか。

 

20240305

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フォノイコの改造 その3/9 検討

2024-03-20 00:01:43 | フォノイコ

終段管に何を使うか。

ECC99をそのまま使うとなると電流が厳しくなる。

手持ちの本にあったのが12AU7。これは良さそうだが出力を充分出せるかが心配。

電圧増幅管だし。

ここはやはり5687か。

電流を7mAほどに絞ってもなんか行けそうな気がする。

この辺か。

 

20240304

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フォノイコの改造 その2/9 検討

2024-03-18 00:04:02 | フォノイコ

フォノイコの終段はPPにしたい。これは前から考えてたことだ。

シングルにすると低域が悪くなってRIAA特性が変わるかもしれない。

PPにするには真空管をどうするか?

シングルでは低域特性が良くない。

やっぱ今のECC99を使うか。

・・・これで行けんのか?そういえばECC99。この特性は前に見たことあったような?

過去記事を見たが無かった。

んで、JJのロードラインを作ってみた。

電流値は2SK117一本で8.3mAとし、確か今のSRPPの電圧が130Vくらいだったと思うのでEpを140Vとした。

これで適当に負荷を引いたら20kΩなんてなった。

ずいぶん高いな。

この真空管はもっと流した方がいいと思う。

 

 

 

少し気になって現在のSRPPの事を見てみた。

なんと、負荷抵抗がない?

ここからは憶測

入力が下側の管で、上の管に回ってカソホロで出力。

っとすると上の管が負荷抵抗か?

電流値は下の管はRkが560Ω、Ekが4Vより7.1mAか。

上のロードラインから負荷抵抗は20kくらいかな。

カソホロで出力インピーダンスは1.6kくらい。

こんな感じかな。

 

 

例えば・・・

ECC99の代表例は150V18mAで内部抵抗2.3kΩ。

これで電流を7mAにしたら内部抵抗は3.4kΩ位になると思う。

こうなると負荷になるOPT一次側は10k以上は欲しいかな。

 

20240303

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現在の機器、セッティング フォノイコライザー

2024-01-30 00:04:49 | フォノイコ

フォノイコに関してはなんで組み始まったんだっけなぁ?

確かSMEの3012Rのシェルコネクターに穴を明けアーム内部配線をカートリッジからフォノイコに直結したときか。

その時にはシェルコネクターの穴が原因でキツい音を出してたのをフォノイコか?と別回路を組んだのが始まりだったと思う。

最初はマッキンC‐22のイミテーションを長らく使ってたが、どうも抜けが悪い気がした。

次にCRタイプを組んでみたが、素直な音に感じた。ただ、音量が小さく全体にクリーミーな感じだ。試験的に組んだのでパーツも安価で良いもの、フィルムコンなどを使ってた。

どうせならNFタイプもということで有名な回路を真似たやつも組んだ。

なるほど豪華でキラキラ、これは嵌ってしまうな、と思った。ただ、ちょっと非現実的な音にも思えた。

CR‐NFは何となく予想が出来たので手を付けなかった。

後は何か、と探したらLCRというのが出てきた。当時はフォノイコ用のインダクタがちらほら出てきたとこで、ノグチの格安のインダクタに飛びついた。これがイマイチだった。ダメではない。段間トランスがダメだったのだ。

しかし諦めずにあれこれやった。最終的には段間トランスを換えたら良くなり今に至る。

初段はE80Fというあまり馴染みのない真空管で、多分5極管接続。次段12AU7でハシモトの段間トランスをドライブ、インピーダンスを下げてRIAA回路からECC99のSRPPの出力となる。

SRPPは音は良いのだが、回路的に上段と下段が非対称のようであまり好きではない。

ここは単純に一段増幅のパラにしても良いかと思っている。

それから初段の三極間接続化もしてみたい。

しかし今の音で不満が無いのでいずれ、ということになる。

電源周りは春日無線のトランスを多用している。

配線材はアクロテックの6NAWG22か18。

信号の流れを優先したのでパーツの配置がイマイチだが、今だったらもう少しマシなレイアウトに出来ると思う。

整流は6X4、小さめの容量のコンデンサーを使ってコンデンサーインプットとチョークインプットの間位か、にしている。

私には珍しく段間トランスに行くコンデンサーにフィルムコンをパラってバイパスみたくしている。

シャーシーはちょっと変わったことをしてみた。

鈴蘭堂が廃業してタカチが商品を受け継いですぐのころこのSLシャーシーを入手。

右が金色で左が銀色。電源スイッチも合わせた。

昔だったらこんなこと許せなかったはずだが「こんなことも出来るようになった」と思いたかっただけだったと思う。

 

オーディオ的な対策はほぼなし。

このころ回路に興味を持ち始めて、回路で音が変わるのを知り、パーツの音の違いには興味が薄くなった。

それでもコンデンサーにはオイルを使った。

私のシステムの中核をなすものと思っている。

 

20240111

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確認のためCRフォノイコを鳴らす

2023-07-23 00:05:39 | フォノイコ

LCRフォノイコが思いのほか良く鳴ったのでCRフォノイコを鳴らしてみる。

こっちの方が良かったら、LCRフォノイコはなんかおかしいということになる。

杞憂だった。

CRフォノイコはなんかモヤがかかってるがピリッとしたところが有る。

優しい鳴り方。

低音もびよぉーんと響く。

嫌いではない。

マッチングは悪くない。

完全に(私の中では)LCRフォノイコの方が上だ。

 

でもプリの入力を変えずにプリのOPTのつなぎ方を変えてパワーの初段Rgを変えたのに音が変わるって・・・

ナニ?

ま、これからの課題にしよう。

 

20230718

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LCRフォノイコにしてみる

2023-07-15 00:05:26 | フォノイコ

LCRフォノイコはEMINENT専用にしよう。

その前に、いまのCRフォノイコをLCRフォノイコにしてみよう。

トーレンスに103FL、6DJ8差動プリ+6CA7PP三結、DS‐3000だ。

 

これが最初はガックリ。シャリシャリばかり目立ってただ鳴っているだけ。

これならCRフォノイコにした方が一つの世界を作っている。

組み合わせってあるのかなぁ~。

 

少し鳴らしたがどうもいまいち。

オーディオ的に分析すると良いのだが、なんかほぐれない。

特徴がつかめない。

まあこれはCRフォノイコと103FLを繋いだ当初もこうだった。

もう少し鳴らしてみよう。

 

20230715

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LCRとCRのフォノイコ

2023-07-09 00:02:40 | フォノイコ

LCRフォノイコはEMINENT専用にしたい。

そうするとトーレンスのタンテは上杉氏設計のCR型自作だ。

鳴らしてみたが、やはり・・・あれ?音量はそこそこ行けてるな。

曇った音もそんなに気にならない。

以前は音量が小さく曇った感じが有った。

超低い「ボウボウ・・・ボウボウ・・・」という音がする。

これがもしや噂の?

あれれ?

このためにランブルフィルターが必要なのか?

 

 

なんと、CRフォノイコをLCRフォノイコにつないでた。

フォノイコ二段。

CRフォノイコのみに戻した。

低音はLCRより強力だ。

低音だけならLCR型に勝っている。

 

 

過去のLCRフォノイコのRIAAカーブをまた見てみた。

これ見ると30~50Hzが18dBほどだ。

ここは20dBまでほしい。

改善の余地ありか。

 

20230625

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音量上げて鳴らしてみた。(DS‐3000)

2022-05-31 00:05:37 | フォノイコ

ARで思いのほか良い音が出た。

DS‐3000を鳴らしてみた。

想像と違う良さが出た。

低音の無い中音が出っ張るポップスのLPを掛けてみた。

まあ、その特徴は少しおさまった感じ。

録音が悪いが、それを余計悪く鳴らしてたのだと思う。

なんかうれしい。

やはりフォノの小信号部は侮れない。

 

 

接点数を数えてみた。

以前の状態。

 

改造後の状態

接点は4か所減った。

今企んでるのが、カートリッジからフォノ入力まで直で引き出せないか。

 

20220311

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音量上げて鳴らしてみた。(AR‐4X)

2022-05-30 00:05:37 | フォノイコ

朝から音楽を鳴らした。

ま、その前にフォノイコのハムを確認する。

レコードの針を落とす前に、プリのボリュームを上げてみた。

通常は2ノッチも上げれば鑑賞に当てる音量で、少し大きめと思ったら3ノッチにする。

この辺では問題無い。

良かった。

5ノッチまで上げてブーっと少し聞こえた。

ノブから手を離すと少し小さくなる。

ああ、フォノとアース線繋いでなかった。

でも問題無い。

 

音出し。

これがまた参った。

ARはどうしても枠のような物が有り、それがDS‐3000との決定的な差になっていた。

それが無くなった。

大型スピーカーが鳴っているような音場。

ちょっと大げさに言えば、凄みが出てきた。

「さすがすげえ」、高級スピーカーを聴くと偶に思う事。

これに近い。

これを聴くと、ARの能力を発揮させて無かった。

超低音のずうぅんは無いが、それっぽく鳴る。音の形が見えるようだ。

 

 

 

瀬川冬樹と言う人の本を読んでいる。

この人の音の好みは私と似てるような気がするが、性格は私とは合わない気がする。

人を非難するような言い回しだが、寸前のところで下品にならずに居るかんじ。

その標的が私のような人間だと思われる。

そういえば故スガーノ氏も似てるところが有る。

あの頃の人たちはそんな感じがする。

まあ、他人事で読んでる分は楽しいが、非難が入るとその産業はいづれ衰退する、なんて考える。

反省。

話が反れたが、その本にAR‐4Xが出てた。

そしてテクニクスのSU‐3500

このスピーカを私に譲ってくれた方はこの記事をリアルタイムで読んでたのではないか。

この組み合わせはなるほど悪くない組み合わせだと思う。

しかし真空管で鳴らすと、こちらが本来の音ではないか、と思ってしまう。

まあ、手間暇の掛け具合が全く違うが、今のこの音を聴いた貰ったらどう思うか。

そろそろ発売後55年。

いったいいつまで鳴らせるか。

 

20220311

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フォノイコに昇圧トランスを埋め込む計画

2022-05-27 00:02:36 | フォノイコ

昨日、フォノイコの接点の考えてて思いついた。

なんでフォノケーブルは1.2mなんだろう。

今販売中の物は例外も一つあったが、みな1.2mだ。

0.5mと言うのもあっても良いように思うが。

インピーダンスが低いから高域の減衰は気にしなくて良いからか。

エネルギーが一番小さいので、此処に接点を持ってくるのはどうかと思うのだが。

あとで5pin端子を入手したら自作してみよう。

 

そして昇圧トランスだ。

たまにフォノイコに内蔵してるものを見る。

私のLCRフォノイコの元設計の、岩村氏もそうだ。

そういえば私の初代プリも本来は故上杉氏が内臓してたものだった。

ハム引いてしょうが無いだろうと思ってた。

大体あの立派なケースが勿体ない。

 

 

あるHPで昇圧トランスの二次側は、短くシールドの無いケーブルが良い、と有った。

それで私もケーブルを作ってみたが確かに効果あった。

インピーダンス13kΩとケーブルの容量でハイ落ちなのかもしれない。

ならばフォノイコから直結でケーブル引っ張ったらどう?RCAジャックの分、接点が三か所減る。

・・・そういう事か。

もしstage202の分解が出来たらやって見るか。

コワいけど。

 

20220310

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ハットのフォノイコを鳴らしてみる。

2022-03-17 00:02:53 | フォノイコ

久しぶりにハットのフォノイコを持ってきて鳴らしてみた。

出力の負荷は600Ωにした。

タンテ類はデンオンの最強システム、なのだが、フォノケーブルだけは延長した。計3m程になる。

セッティングが面倒だった、早く聴きたいというのが有った。

でてきた音は、がっかり。

曇ったこじんまりした感じになってしまった。

もっとクリアで広がり、しかしなんか薄い感じがした記憶がある。

ときどき、、ボ、っとノイズが乗る。

レコード二枚目の時、ウトウトしてしまった。

三枚目を掛けた時、音が馴染んだか、変わった。

声が良い。

コーラスも飛んでくる。出力段が無い分か、ベールが剥がれた感じ。

高音は繊細だが、低音は割とあっさりしている。

何より薄い感じだったのが肉感が乗ってきた。

残念なのは空気感が無いことだ。

これでは評価が変わってしまう。

 

しかしやはりインピーダンスのマッチングは取れていると思う。

以前の鳴り方は負荷が低い感じだ

ハットのフォノイコ、使い切れてなかった。

 

私のLCRフォノイコ、もう少し何とかなるかもしれない。

 

20220118

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フォノイコを考える。

2022-03-15 00:09:35 | フォノイコ

プリが纏まったと思ったが、やはり問題が出てきてしまった。

入力インピーダンスが低いためか、低音が出にくくなった。やっぱりダメか、と思ったが、一つ思いついた。

いまのLCRフォノイコの出力を改造できないか?

まずは出力インピーダンスを測って見るか。

終段はSRPPのようなので低いとは思うが、どのくらいだろう?

 

その前に妄想してみた。

RIAA回路出口が600Ωなので、出来ればSRPP回路を外して600Ω:600ΩのTF‐3を繋ぐ。

そうするとフォノイコからパワーまでバランス伝送が可能かも。

欲をいえば昇圧トランスもだが、私のstage202は二次側にセンタータップが無い。フォノイコにトランスを付けるというのも上手く行くかわから無い。

あらららら。

 

以前LCRフォノイコをPPで組んでいるのをネットで見た事が有る。

やるならそこまで、と思った。

しかしRIAA回路をバランスにってどうやるんだ?想像もつかない。

いや、同じ回路二つでプッシュプル・・・。

出来たとしてもメリット有るのか?

小信号を扱うのにPPは少し危険な気がする。

私は重いウーファーのDS‐3000を鳴らすためにPPにしている(と思っている)が、高能率の軽いコーンスピーカーならシングルアンプに「中音の純粋さ」では敵わないと思っている。

本とはここを突き詰めたいのだが、全体の鳴りっぷり、低音の出方を今は優先してしまっている。

それに高能率のスピーカーは低音が伸びないと思っているので、スピーカーを変える気はなく、この低音の強いスピーカーで中音の綺麗さを求めたい。

思うのだが、中音の純粋さってもしかしたら音場がきれいに出てくる副産物も有るのっではないか?

なぜ音場を求めるのか、今判った気がする。

 

さて、そういえばヤフオクで購入したLCRフォノイコは出力切替が有ったな。

50k、10k、600と有ったはずだが、なんでこんなの付けてるのか?疑問だった。

この設計者、なかなかやるではないか。

 

20220118

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フォノイコの組み合わせ

2021-06-12 00:03:27 | フォノイコ

先日久しぶりに鳴らしたH‐LCR‐EQ。

ザイカの昇圧トランスとSYNERGYで繋いだら、特有の厚さが無くなってつまらない。

ただマッチングがおかしい気はしなかった。

 

もしかしたら~でもな~、とMMのシュアⅤMR(jico針)にしてみた。

此方の方が良い。元々薄い、パリッとした感じだったが程よい肉感が出てきた。

組み合わせの妙、だと思う。

 

20210608

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今日は単純に聴く

2018-03-10 00:27:57 | フォノイコ

外は雨。そんな時は大音量。

渡辺美里を聴く。懐かしい。’86だから、32年前?この人も今はおばさんだ。

昨日一生懸命聴き比べたフォノイコの入力抵抗。それで聴いている。

以前ほど違いは出ないが、シュアはエコーが心地よい。DENONはダイレクト感が良い。高価なものではないが、DL-8Aを応援したくなる。しかし、良く鳴ったときのTYPEⅣMRはいい音がする。乾いた感じが無くたった時だ。流石に売れたことはあると思う反面、この音を出し切った方は何人くらいいるのか。適当に使ってもいい音するので売れたのであろうが。もはや数少ないオリジナルの針だ。

忘れないために4クリック。これはTAE-3 type の38.7kΩの時のつまみ位置。

もうこれを聴くと、MC不要じゃんと思えるが、そうじゃないんだよな。

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TAE-3 type 入力抵抗その4

2018-03-09 00:18:22 | フォノイコ

MMカートリッジはインピーダンスが低い方が良い、とかブログに載せながら、今の入力抵抗、可変抵抗値の値を測ったら50kΩ・・・なんということか。昨日はあんなに気持ち良く聴いてたのに。私の聴感なんてこんなもんだ。入力抵抗は、いつもあれこれやって、結局47kΩ近辺に来てしまう。

気合を入れて試聴。

いつもの刀根麻理子。このA面3曲目で合わせる。

最初は抵抗値の値が解るとこから始めたが、それでは先入観が入り、試聴に支障をきたす。つまみをぐりぐり動かして分からないとこから始めた。これが失敗。時間がかかり最後は集中できなかった。

それでも何とか「この辺」と抵抗値を決めた。

38.7kΩ。良かった。思惑通り。これより上に行くと音の左右が窮屈になり、下に行くと音量が下がる。MMカートリッジ用はここに決定。

今回ちょっと変わったことが分かった。入力開放で38.7kΩを決めたが、プレーヤーのケーブルを繋ぐとこの抵抗値、1.93k~1.98kΩとさほど変化しない。そういえば思い出した。シュアのカートリッジは1kΩ前後だった。そうなるとデンオンDL-109Dもその位で、フォノの負荷抵抗と合成して2kΩ前後になるのか?

探したら出てきた。

シュアのTYPEⅣの出力インピーダンスは1380Ωらしい。

こんな微妙なとこを探っていたのか。

まあ、一つ解決だ。

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