プリアンプの仕様は5687の差動増幅。
真空管の電流は結構多めでインピーダンスは低いかと思う。
電源トランスとチョークはノグチ、OPTはアイエスオーのNP‐126。
6X4整流管のチョークインプット。
音量調整は30kのアッテネーター。ケースはタカチ。底板なんて穴だらけで足は黒檀の角材に鉛シートを巻きブチルで張り付け。接地面には家具スベールなんて張ってある。
内部配線材は主に高純度銅線を使用。一時期批判も出たが、私はこれでないと気が済まない。
部品の配線はなるべく部品のリードを使い、配線材はなるべく使わないようにしている。
抵抗はメインはデールのRSまたはNS型。これは巻線抵抗で、金属皮膜や金属箔より音が薄くならずに好んで使っている。一部アルファの青い抵抗も使っている。
コンデンサーは電源周りは電解で特にこだわりは無い。いままでこれで音が変わったという記憶がない。
このアンプのすごいところはカップリングコンデンサーを使っていないところ。
真空管アンプの面白いところが無くなっているようだが、この音は手放せない。
思えば最初はしょぼい音だった。
これがこんな音になるとは。
真空管回路はシングル、PP、など色々あるが、まずは差動で有るかないか、という枝分かれが有るのではないか、そんな気がしてしまうほど。
最近ちらほら差動の回路が目に付くようになってきた。
ただ、この回路にはOPTが有る。
これは必要悪にも思えるが、無くてはならない。
私のアンプはトランジスタアンプより高解像度と思っているし、OTLは音は良いと聞くが何故か広まってない気がする。電流が流せずスピーカーを十分に駆動できないか?もしくは出力コンデンサ―が必要か?判らないところもある。
コンデンサーはフィルターになってしまい電力の伝送に制限がありそうだが、トランスは伝送効率だけで下から上まで(特有のF特を持っているが)ほぼ伝送する。
インピーダンス変換はトランスが一番のような気がする。
っとするとマッキントッシュのアンプは理想なのか?
ずっと以前オートグラフ使いの高校教諭がロングフィールドの300BアンプからマッキンのMC1000に入替えた。その音は真空管からトランジスタの音に変わった気がした。
それ以来先生のとこには行ってない。
とにもかくにも私のシステムはダイヤトーンを鳴らすプリが肝と思っている。
思えば最初に組んだアンプも真空管プリだし、プリアンプには思い入れもある。
システムの音を支配するのはプリと思っている。
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20240111