analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

パワーのIPTを変えてみる。600‐10kZ

2024-07-27 00:06:56 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーのIPTを早速替えてみる。

ゼネラルトランスのPMF5P 10k600CT から 東栄変成器の600‐10kZ。

次段のグリッド抵抗は3.5kとした。

 

早速音出し。

おお、大人しい。いや、変な癖が無い。これを聴くとゼネラルトランスは少し「きりっ」っとした感じがする。スパイス?

こちらは直流を流さない設計、っと考えると、素直な音かもしれない。

ただ、全然低音が足りない。

グリッド抵抗をもう少し小さくしても今ので音場が狭いし何か歪っぽい。

多分限界。

 

ちょっとがっかり。

 

20240720

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パワーのIPTを戻す

2024-07-23 00:05:36 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーのIPTをタムラのA‐8713からゼネラルトランスのPMF5P 10k600CTに戻すのだが、グリッド抵抗を可変抵抗器から固定抵抗器にする。

3.5kは手配したのだがちょっとトラブルが有り未開封、理研RMGの0.5W、3.9kΩを使うことにした。

カーボン抵抗は音色が濃い目なのであまり使わなくなったがこれしか無い。

 

 

鳴らしてみてびっくり。

まあアルプスの可変抵抗からの変更なのだから仕方ないが、音がすっきりした。

A&Bほどの官能は無いが、国産らしく出すとこはきっちり、って感じですごく良い。

今までは使い方間違ってたのか?って思えるほどだ。

ただ、可変抵抗の時の方が音に勢いがある感じだ。

たった0.4kの違いだが、3.5kにしたほうが良いのか?

 

20240714

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トランスをA‐8713に・・・

2024-07-21 00:02:57 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

真空管のパワーのIPTをゼネラルトランスのPMF 5P 10k600にしたら良かった。

多分過去一良い。

何故こんなに良いか、理由が思いつかない。

先日CDプレーヤーのピックアップレンズを拭いたからか?

ならばIPTをタムラのA‐8713でも良い音になるんじゃないか?

それかIPT以降が覚醒したのか?

そんなことはないか、でも念のため確認しよう。

結果から言うと、いまいちだ。

トランス二次側の抵抗は可変抵抗で、最初は7kΩ。

これで中高音がブワッと音場を作った。さめざめとした感じは少し残ってるが、どっちかっていうとキツめの感じになる。

低音はちょこんとぶら下がってる感じだ。

これなら、と可変抵抗を7kから5kにしたら中高音の広がりがこじんまりになってしまった。

可変抵抗を6kにしたらバランスがドンピシャになった。

・・・が、なんかおかしい。

PMF~を聴く前ならこれでも良いかもしれないが、聴いてしまったらなんかだめだ。

キツい感じがある。

歪とかではなく、線が細い、輪郭が強め、な感じ。

更に途中で「ピー」なんて鳴る。

発振か?

 

このトランス、戻そう。

 

20240713

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パワーのRg その4 鳴らす。

2024-07-14 00:01:36 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーの初段12AX7のグリッド抵抗Rgを変えて測定してみた。

プリの5687の負荷をなるべく下げようとするとRgは2kだが、ちとやりすぎかと思う。

パワーのIPTが600:10kなので、センターを落として使うから2.5k+2.5kになるかなと思う。

これでプリの5687の負荷が7.8k程になるので良い感じと思う。

これで鳴らしてみた。

が、これはいまいちだった。

なんで?

低域が厚くピラミッドパランスなのだが、中高域が引っ込んでしまった。

これなら前の6kの時の方が良い。

 

ここでRgを3.5kにしてみた。

これがハマった。

音量がグッと上がり、ひろがりが出た。

位相逆か?と思ってスピーカーのケーブルを入替えたが間違ってなかった。

エネルギー感というよりは力強さが出た感じ。

なんか、化けた気がする。

 

何が良かったのか?

多分パワーのIPTだと思う。

それにCDプレーヤーのレンズも拭いたっけ。

これでパワーのIPTをタムラに戻して音量を稼ぎたいな、そうすれば初段を12AU7かY7にしてもう少し鮮度が良い音に出来るか?これはこれで残しておきたい気もするが?

 

20240702

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パワーのRg その3/4 ちと考える

2024-07-13 00:04:18 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

前回パワーの初段12AX7のグリッド抵抗Rgを6k、4k、2.5k、2k と変えてプリの5687の負荷を測定してみた。この時プリの出力インピーダンスと伝送ラインのインピーダンスも測った。

ここで言えることはプリの出力インピーダンスは230Ω程になる。

以前測った時もこんな感じだったしNP‐126を10kで使った時(現在は20k)は400Ω程になったのでこの値はそんなに外れた値ではないと思っている。

これより逆算すると、5687の内部ピーダンスは2.4k位か。

直流から計算してた時は3k弱となっていてずっとそう思ってたが、2.4kの方が近い気がする。

でもまあそんなに違った値でもないか、最近そう思えるようになった。

そして5687の負荷抵抗については、トランスを定格で使った時を考えると、Rgが4kの時、伝送ラインが581Ωと600Ωに近い。そして負荷抵抗は12k・・・これは今までやってきた値からすると高いんだよな。低くしないと低域が無くなる。のだが、6kの時だけはさっきまで鳴らしてたが低域が無いわけではなかった。

 

なんかまた今までの実績が覆る気がする。

 

20240702

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パワーのRg その2/4 測定

2024-07-12 00:08:12 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーの初段12AX7のグリッド抵抗は、聴感で決めた結果6k+6kが良かった。

念のため測定してみた。

※以下の図、プリのOPT二次側は2番タップではなく3番タップの間違いです。

なんと、プリの5687の負荷は15kΩを超えた。

こんな音が良かったのか?

と思いながら、4kにしてみた。

これでも12k強。

思い切って2kにしてみた。

これで6.7kで私的にいい感じだ。

けども安全を見て2.5kにしておいた。

多分この辺が落とし所か。

 

次回はこの辺の数字を考えてみる。

 

20240702

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パワーのRg その1/4

2024-07-10 00:04:39 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーのIPTはゼネラルトランスのPMF5P 10k600で、初段の12AX7のグリッド抵抗は可変抵抗で5k+5k位にしている。

いまの音が一番いい気がするが、高域が伸びてない気がしないでもない。

低域はもう少し欲しいが、トランスを使ってではこの辺が良いとこか、とも思う。

よって折角だから可変抵抗の値を変えることにした。

7k+7k:広がりは良い。高域が歪っぽい。低域が寂しいかな。

5kの時とは帯に短し・・・って感じかな。

これで6k+6kにしてみた。

これが一番バランスが良いかなと思う。

 

少し鳴らしていると、迷うんだな~

電源入れた直後だけだと思うのだが、高域がパサパサで声が歪む。

抵抗値が大きすぎで高域にピーク?と思ったが、少し経って再度同じ曲を掛けても再現できない。

あれ?ってな感じ。

抵抗値を下げると広がりが無くなるようなんだな。

もう少し聴いてから判断しよう。

 

20240630

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ライントランスいろいろ

2024-07-03 00:03:44 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

今思うとライントランスを色々集めてしまった。

 

①タムラTF-3

これは増幅しないトランスだが、音は良いと思う。

 

 

②タムラA-8713

これは20k:600のトランスで、鉄心はDLコアというらしいが定かではない。

冷めざめとした音が好きなのだが、もしかしたら二次側抵抗のせいだったかもしれない。

残念ながら直流が流せない。

BTS規格らしい。

下画像左がNP‐126、右がA-8713

③アイエスオーNP‐126

A-8713の使い方を誤ってた頃、他のトランスを・・・と考えて入手した。

コアはオリエントらしい。前身のNP‐206はパーマロイらしい。

濃い目の音色が気になるが、結局これに戻ってくる。

 

 

④TSM

20kでは無くて、もう少し巻線比の小さいトランスを使ってみたかった。

小さいってどれくらい?

今ほどイメージが無く、適当に選定した。

コアはアモルファスらしく、鮮烈な音。まあ、巻線比が小さいのでその辺の兼ね合いかも。

 

 

⑤タムラTD-2

10k:600で、直流が流せない。

小さいから低音が出ないかと思ったが、交流だけならこれで充分なのかもしれない。

特に特徴も感じないが、問題がある訳でなく良いトランスだと思う。

もう一組欲しいが最近は価格が上がってしまって入手しづらい。

 

 

ハシモトHL-20k-6

フォノイコの段間に使うトランスにA-8713、NP‐126を使ってみたが低域がどうしても改善できなかった。

そこでこのトランスを使ってみたらあっけなく解決。

今ならNP‐126でもう少し何とかできないかな、なんても思う。

 

 

⑦ルンダールLL1689

これはインピーダンス表示が無くて、使っているという実感を得るのにしばらくかかった。

多分15k:600だ。

これが判ると楽しくなる。

音は華やかで私好みなのだが、なんか加工・合成された音のように感じる。

「実際の音は違うよな~」と思いながら、でも心地よい。

 

 

⑧ゼネラルトランスPMF5P 10k600CT。

これはNP‐126と同じオリエントコアらしい。

まだ鳴らして時間が浅いが、NP‐126と合わせて鳴らして良い感じになる。

 

本とはファインメットのも有るのだが、ファインメットのOPTが余り良いイメージが無いのでどうかな?っと思っている。

 

そして気になるのが東栄変成器のライントランス。

これは直流が流せないが、入力トランスのようなところで使ったらいいかな、っと想像している。

 

20240622

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左右揃える。

2024-07-02 00:01:02 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

LchにTSMのトランス、RchにはPMF5P~を付けて鳴らしたら、思いのほか良かった。

TSMをA‐8713にしたらキツい感じになった。

よって左右ともPMF5P~にしてみる。

12AX7のグリッド抵抗Rgはトランス二次側負荷になるのだが、これは敢えて可変抵抗にした。

アルプスのRK27とかいうやつ。

これがハマった。

フルレンジのロクハンは声だけ鳴らしてる感じだったが、ミッドバスの帯域迄広がった感じ。

 

 

RK27についてだが、

これはパサついた感じで好きではなかったが、帯域バランスは良さそうだった。この抵抗は故上杉氏が良く使ってたはず。

何だったら東京光音の方が好きだった。

音色のつやつやが有機的で好み。ただし帯域バランスに凹凸がある感じ。

よく管球王国のライターが雑誌内で、「入力側の可変抵抗は会った方が良い」と言ってた記憶が有る。

音質劣化なだけだろ?

そんな風に思ってた。。

それがこんな音を出すのが信じられない。

もう少し鳴らしていて、抵抗をどうするか考えたい。

 

20240621

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ライントランス色々組み合わせ

2024-07-01 00:00:14 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

ゼネラルトランスのPMF5P 10k600CTを使ってみたが、何かと厄介だ。

プリのOPTに使うと低域が無くなってしまう。

そこでNP‐126に戻し、パワーのIPTにPMF~を使ってみた。

これだと何とか行けそうだ。

 

 

少し鳴らしてみることとした。

ただし、片チャンネルはパワーのIPTがTSMのままだ。

これで鳴らしたのだが、これがまた良い音がする。

どうしたことか?

なんか脳に直接入り込んでくるような感じで心地よい。

柔らかいという感じというよりは「浸透してくる」感じ?

聴きながらついうとうとしてしまう。

 

 

ちなみに音量はTSMの時の倍くらいに感じる。

翌日はそんな差は感じられなったが?

 

試しにTSMをタムラのA‐8713と入れ替えてみた。

これはさぞかし・・・と思いきや、なんか突き刺さる感じがして心地よくない。

これってもしかして、アルファ抵抗の所為なのかも?

音量の方は少し大きいかな?って程度。

 

こうやってみると巻線比がそのまま音量になる。

TSM<PMF5P~<A‐8713

まあ大きいに越したことはないが、そんなに気にするほどの音量差ではないかな。

 

20240621

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パワーのIPTだけ、・・・

2024-06-29 00:01:02 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

プリとパワーにゼネラルトランスのPMF5P 10k600CTを使ってみたが低域が伸びなかった。

なんでだろう。

ま、いろいろやってればそのうち何かつかめるかな?

 

 

そういえば一個やってなかったことが有る。

プリのOPTはNP‐126のままパワーのIPTをPMF~にしてみること。

これは難なく出来た。

音出し前の確認も兼ねて簡単にチェック。

F特の低域端は-6dBになった。

お、これは行けるかも。

パワーの初段12AX7のグリッド抵抗Rgは5k+5kとした。

経験上ここは実際はこの抵抗値の半分くらいにすると低域が伸びてくる。

高巻線比だと音量も上がる。

 

音は、もしかして良い感じかも?

まだ右チャンしかやってないが、なにか切れ込みの良い、けど鋭くない、気がしてる。

アモルファスのTSMのトランスは少しキツめの方向の気がする。

パワーアンプのIPTを右にPMF~、左にTSMなんだが、特に違和感はない。

ただ、音量が全然違う。この辺はRgを小さくすると音量も下がるな。

 

20240619

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入力トランスでハム

2024-06-04 00:01:26 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

今のパワーはIPTにTSMを使っているが、その前はタムラのA‐8713だった。このトランスはハムを引く。

チョークの近くだとだめなようで、出来るだけ離すように配置してた。

そのために電源トランスの脇に並べ、そのまた脇に整流管とした。

そうすると配線が気持ち悪い。

電源トランスから一旦整流管へチョークを飛び越えてから戻る。

IPTを今のTSMにしてからハムは気になってない。

このトランスならいけそう。そう思ってネジを外し、チョークへ近くなるように仮置きしてみた。

ハムは気にならない。

 

 

 

 

何が違うんだろう?

TSMは直流を流せる。

A‐8713は流せない。

これはコアにギャップが有るか無いか。

それによってハムの影響が違う気がするが。

ただ、そう思っただけ。

 

20240522

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組み戻す

2023-12-11 00:03:52 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

プリのFETを4mA流れたものを6個にする。

4mAとはPPの片方の真空管に流れる電流値で、両方で8mAということになる。

購入時は8.2mAと8.3mAの選別品を買ったがまあこの辺の誤差はあるだろう。

測定方法も専用ボードを使うんでは無くて真空管に繋いでだし。

 

カソード電圧が6Vと低かったので電源を調整したら7V程になった。

プレート電圧も170Vほどで前と似たような感じになった。

 

これで音出ししてみたが、なんか良い。

厳しい感じだがキツイ感じではない。

左右で音が違うと変なのかも?と思える音。

なんかピントが合ったというか、ストレスなく音が出てる感じ。

少し渇いた、つるっとした感じは抵抗をオーマイトにしたからか?

 

良い感じだ。

 

20231209

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回路図のミスでした。

2023-12-09 08:38:02 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

先日投稿したパワーアンプの回路図ですが、訂正してないところが有ったので再度アップします。

※回路図は参考です。まねて作成して不具合が起きても保証しかねます。

ミスが有ったのは下図。

電源の整流管後の抵抗・コンデンサー削除によってコンデンサーインプットにした。

チョークは二巻線シリーズで使っているので巻線と巻線の間にチョークとチョークの間のコンデンサーをブリーダ抵抗と一緒にそこに移動した。

二個目のチョーク後段に有ったコンデンサーをチョークとチョークの間に移動。

多分これで合ってると思う。

 

20231209

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現状のパワーの仕様

2023-12-07 00:01:15 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーの仕様

入力トランスはタムラのA‐8713を一次側20kで使っている。

次段は12AX7。歪を減らそう、増幅度を大きくとろうと負荷抵抗は200kΩ、プレート電圧は220Vほど掛けている。

出力管はEL34でプレート電圧は370Vほど。カソードは400Ω程の抵抗で64mAほど流す。プレート損失は22.6Wとなった。

出力トランスはラジ技誌頒布のBW-PP-5kというもの。

電源トランスはタムラのPC‐6001、チョークは同A‐4006となる。

子のチョーク迄抵抗無しのチョークインプットとした。

 

プリは無味無臭でパワーで味付け。

そんな風に考えてる。

が、パワーも差動にしたら?と気になる。

が、今の音でもバイオリンに程よく音色が付いていい感じだ。

※回路図は参考です。まねて作成して不具合が起きても保証しかねます。

ネジを隠すためにサブシャーシを使ったが、パワーはあまり眺めないし、強度不足による音色の変化も気になるので、組み直しを考えてる。

 

20231207

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