analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリの動作点の検討

2021-06-24 00:01:29 | LfD-1

プリのOPT一次側を10kで使い、パワーの初段12AU7のグリッド抵抗Rgを替えてインピーダンスを上げようとしたが何故か出来なかった。

前回パワーのRgを上げていったが、電圧が或るところで上がらなくなった。

何かおかしい。

折角調整したのにな。

 

 

今までプリをOPT20kで使っている時はプリの出力インピーダンスを測定すると低いので、OPT一次側が低いと思ってた。

10kの時は出力インピーダンスが高いので、OPT一次側が高いと思ってた。

なんという勘違い。

 

 

現在プリは5687は146V13mAでrp2.3kΩ位になっている。

元に戻った訳だ。

パワーはRgが計算上14kΩほどだ。これは少し高くなった。

 

 

ならば5687の内部抵抗rpを上げても負荷を高めで使えるのではないか?

rpを上げれば見掛けの負荷が下がるので、低域が出ると思うのだがそうはならない。

OPTを20kにしてやってみたら変わるかな?

20kは低域が少ないが、中高音はキリっとなる。オーディオ的に気持ち良い音だ。

抵抗を替えたところで思い出した。

これは過去にやっている。

プリの動作点の変更 その14 rp高めを鳴らす - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

OPTを20kで使い、パワーのRgを替えたがあまり低音は出なかったんだ。

 

元に戻した。

 

 

 

気分的にだが、20k:600(反転して600:20kで使っている)に送るのは10k:600ではなく同じ20k:600の方が良いのではないか?

NP‐126の場合では10k:600は見掛けで、実際は20k:1200の気がする。

 

が、だ。インダクタンスの関係かNP‐126は20kよりも10kで使った方が低域が伸びる。

これは10kで使おうが20kにしようが超えられないようだ。

フォノイコで気が付いたが、段間に使ったトランスでRIAAカーブの低域が決まった。

タムラ → TSM → アイエスオー → ハシモト のブランド順に改善された。

NFBを増やしたり、RIAA素子を交換したりカソードパスコンを増やしたりしてもダメだった。

トランスでカットされた低域の復活はかなり難しい。

結局はハシモトのトランスが一番低域が伸びてた訳だ。

その代わり高域は一番早く落ちてる。

 

 

それからパワーのRgを変えて増幅度が変わるかも見て見たい。

プリのOPT一次側のセンターに電流が流れてないというのは電圧が立っているのにどゆこと?インピーダンス∞?

そもそも両端の電圧が高いというのはなぜ?パワーのRgに電流を流さないようにすると・・・下がらないな。

おいおい解決していこう。

 

20210620

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またプリの変更

2021-06-23 00:04:07 | LfD-1

5687の内部抵抗rpを上げた状態で調整してみた。(またかよ)

実はこれは前にもやったことが有る。

rpは計算上3.4k~3.5kになった。

トランスのインピーダンスをこれで割ると1.8程になり、少し過負荷のような気もする。

ここで疑問が出てきた。

5687のrp算出で、rp3k時Epを250Vと参考にするときと、rp2k時Ep180Vの時では値が変わってきてしまう。

Ep・Ipの現状を特性曲線に落とすとバイアスが0.5V程変わってしまうが、バイアスには目をつむり特性曲線からrpを出してみた。

20V変化すると5.75mA変わるので結果は3.48kΩ。

まあまあ良いところだった。

で、

負荷をrpの1.8倍、これを2倍以上、できれば3倍にしたいと思いパワーの初段12AU7のグリッド抵抗Rgを大きくした。

結果は2が精一杯だった。

Rgを上げてもパワーのIPT二次側(=U7のRg)電圧が上がらなくなり、一次側のインピーダンスが大きくなっていった。

 

プリの出力管5687の負荷はrpが3.5kならOPT一次側は10k程は欲しくなる。現用NP‐126は一次側を公称10kΩで使っているが、片巻線なら2.5kΩとなる。

これを4倍も上げるのは不可能ではないが、やらない方が良い。

TSMの5k:600のトランスが有るが、これは低域が伸びてないようだ。

 

 

 

内部抵抗と最適負荷抵抗はこうやって決めるのか。

真空管のrpを下げて使うのはなぜ?と思ってたが、その方が真空管の音が良いからと思ってた。負荷より低めで使えるから、だと思う。

先日NP‐126を単体で測定したとき、一次側に繋ぐ抵抗を10kΩではなく2.4kと小さくした方が低域の周波数特性が良かった。

 

 

そして今回はプリの負荷を600Ω固定抵抗でも最初測ったが、あまり意味がない。

出力インピーダンスが200Ωとかになったが、パワーを繋ぎ、プリのOPT一次側を変える為に二次側(プリの出力インピーダンス)を変えてしまう。

後段から考えると、プリの出力インピーダンスは変わってしまうので測定は無意味だった。

ただこれはうちの中でやってる場合で、他の600Ω入力のパワーアンプなどに繋ぐには400Ω程の固定抵抗をつないだ方が良い。

コメントをだいぶ前に貰っていただいていたが、ようやく納得した感じだ。

 

 

あとはやはりプリのOPT一次側の電流電圧実測から計算したインピーダンスの値が合わない。7k弱になるのだが、負荷インピーダンスから計算した値よりかなり大きい。

いままで動作点はこれを参考にやってるが、どうも値が怪しい。

 

真空管のプレート~カソード間の電圧を測ったが、電圧は出てこなかった。

 

 

 

最後にプリのOPT一次側センターの電流を測ってみた。

8μA。出力を1Vにした時なので、この時にOPT~真空管プレート間では0.4mA弱出てるハズ。

思ってたよりかなり小さい。

壊れてんか?っと思ったが、出力を5倍にしたら161μAになったので、取り敢えず良いのかな。

おお~真空管直列だ。

 

 

今までプリの出力インピーダンスをON‐OFF法を測って見ていたが、これが勘違いの元だった。

OPTを10kΩで使うと低域が厚くなる。

20kΩで使うと高域が伸びる。

20kはプリの出力インピーダンスが低く出るのでOPT一次側が低いと思ってた。電流と電圧を測って高いインピーダンスを出していたが、見てはいたが頭に入ってなかった。

10kはプリの出力インピーダンスが20kの時よりも高めに出たのでOPT一次側が高めに出ていると思ってた。

負荷が高インピーダンスだと高域が伸びる、と逆じゃん、とずっと思ってた。

そゆことか。

ええぇぇぇぇぇ・・・

 

・・・とすると、10kでOPTを使ってきたが、20kにした方が良いのか?

これは後程だ。

終わったと思ってたのに。

 

20210620

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プリをラジ技誌で検討 その2

2021-06-20 12:03:53 | LfD-1

現在のプリはラジオ技術誌を参考に製作した。ただ、設計はちょっと変わっていて、マルチアンプにするためにチャンデバの代わりにネットワークを使い、その後ろにアンプを繋いでるようである。

 

※ 同じ回路のアンプを作る場合は全て自己責任の上、製作くださるようお願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。

フローはこんな感じになるのだと思う。

前回記事はこちら。プリをラジ技誌で検討 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

 

コメントを頂いたので、計算をし直してみる。

私はトランスを前段から考えてしまう癖があり、混乱してしまう。

 

 

誌の内容より、

2WAYスピーカー用のチャンネルデバイダの代わりにネットワークを使用しプリに接続、ネットワーク後段にパワーアンプを二台繋ぐと解釈した。

前後のインピーダンス比は10倍以上とすれば・・・。高域の減衰や音質を考えると、後段のインピーダンスは10kΩ位でしょう。とすると前段は1kΩとなります。

前後のインピーダンス比は10倍とすれば」、というのはネットワークの低域側は11kΩになると思うので良いと思うが、高域側は1kと10kが並列なので1kを切ってしまうのでは?と思うのだが、高域側と低域側がパラだから良いのか?なんても思う。私はスピーカーに関しては余りやってないので、後に機会があれば再度検討することにしよう。

 

アンプの入力インピーダンスを10kとしてネットワークで10分の一、高域と低域がパラだからネットワーク入り口で500Ω。(ちと自信ない)

51Ωが直列で270Ωが並列なので181Ωになる。

(この51Ωの値が不明だったがこれによりOPT一次側が18.9kΩとなる。これを160ΩにするとOPT一次側は概略20kになるので調整したのかもしれないと思う)

プリのOPT二次側は実測より計算し23Ωになるとの事で、10dBのNFBが無い場合69Ωとなる。

5687の内部抵抗rpが3.6kになる様動作点を決めてるのでインピーダンス比は104.3となり、計算するとOPT一次側の電圧は10.22Vとなる。

この時OPT一次側は18.9kΩ。A級PPとすると5687rpの2.6倍。

 

 

すげえ。

設計っぽくなってきた。

合ってれば、だけど。

・・・けど、こんなに考えないとシステム組めないのか。

電力伝送が電圧伝送になったのは、多分この辺の煩わしさを無くすようにメーカーが主導したのかな。

オーディオの栄枯盛衰に関わってる気もする。

 

 

実はこの計算をしてて、サブウーファーの復活が出来ないか?と考えるようになった。

電力伝送は一台のプリに二台のパワーを繋いではいけないとネット記事に有った。

入力インピーダンスを1.2kにして二台なら良いのか?なんても考えたが、汎用性も無くSWを止めたときに使えなくなる。

DS‐3000(フルレンジ)とDS‐W461(サブウーファー・しかも一台しか無い)を両方繋ぐときは、3000はアッテネーターのみ、W461はローカットフィルターを使ってマルチアンプ、なんてどうか、と。

その時は電圧伝送のパワーがもう一台必要だし、電力伝送のアンプでやりたいし。

けど一番の問題は、今の音で低域は充分という事。SWも鳴らしたらバランス取っていくうちにほとんど鳴ってない状態になるか、かぶって抜けの悪い低域になるか、かもしれない。

 

20210618

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プリをラジ技誌で検討

2021-06-15 00:04:13 | LfD-1

ここまでプリの出力に抵抗を付けて測定してきたが、これは元になったラジ技誌の回路を再現してみたものだった。

で、一個解らないことが有った。

上画像の右の辺に270Ωの抵抗がOPTにパラになっている。

この抵抗は、終端抵抗と思う。

しかしこの抵抗の説明が無い。

 

 

 

 

記事の冒頭のこのアンプの説明(考え方?)として、

OPTのNP‐206は二次側をパラにして150Ωとして使う。

想定してる負荷(ネットワーク)は高域で約500Ω。

出力部にrp=5kΩのものをPPで使うとその二倍の10kΩが一次PP間(20kΩ)に接続されるので、二次10Ω端子を見たインピーダンスは75Ωとなる。

これにNFBを10dB程掛けると1/3の25Ωとなる・・・

とある。そして

出力に51Ωを付けると出力インピーダンスが76Ωになる。

との事。上記の二次10Ω端子というのは二次150Ω端子の間違いと思う。

 

 

 

完成後のアンプの測定で、出力インピーダンスが中域で実測(ON‐OFF法)74Ωとなった

とのこと。

負荷RLは高いと正確な測定が出来ず低すぎるとアンプが過負荷になるので270Ωとした。

これはプリの出力にある270Ωの事と考え、終端抵抗ではないと考える。

rpは計算で3.6kになるらしい。(真空管5687の動作:250V7mA)

OPT一次側は上の図のように10kで計算すると電圧が高すぎるようなので、P-PではなくB-Pとして考えて半分ずつとする。

インピーダンス比を算出するOPT一次側の電圧は、出力インピーダンス74Ωという条件に合わせるには10.22Vとなり、条件は違うが私の実測(6.76V)より大幅に高い。

 

 

 

終端抵抗を入れて実際の計算してみる。

OPT二次側に出たインピーダンスと終端抵抗270Ωを並列合成した。

NFBによるインピーダンス1/3とすると正味のインピーダンスは23Ωとなる。

これだと各インピーダンスは上の計算の終端抵抗が無い場合に近い。しかし5687の出力電圧は下がり、これまた条件は違うが私が測定したときの結果(6.76V)に近くなった。

終端抵抗は有っても無くても出力インピーダンスは74Ωになりえる。

ただし負荷が下がるため5687の電圧が上がるのか。

270ΩというのはOPT二次側のインピーダンスをほとんど変えないで負荷を下げる?

 

負荷RLは高いと正確な測定が出来ず低すぎるとアンプが過負荷になる、事を考慮した良い塩梅な値だという事と、想定してた負荷は高域で500Ωと言ってたが低いところで270Ωとなるのだろう。

 

 

 

それから出力に付けた51Ωの抵抗だが、これは安全のためであり、トランス入力のパワーアンプと組合わせるときはその入力インピーダンスZinに合わせた方が好ましく、本機の正味の出力インピーダンスをroutとすると直列に挿入する抵抗はZin-outとなります。

との事だ。とすると那須氏は負荷は75Ω位で考えてることになる。

RLを270Ωとして75Ωにしなかった理由は何だろう。

実際は250Ω位の負荷で、低めOKくらいで考えてたのかな。

まあ、私の場合は負荷はネットワークではなく600Ωパワーアンプなので追々考えていこう。

今は真空管5687から見た負荷抵抗が軽すぎる(だから5687の出力電圧が高くなる)ので重くしてる。位しか思い浮かばない。

 

20210610

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プリのOPT10kの音

2021-06-14 00:04:50 | LfD-1

プリのOPT10kにして鳴らしているが、こちらの方が少し劣る。

というのもF特を見てしまったからだ。

しっかりした中低域に高域が乗っかる。細かい音も聴こえるのでF特ほど悪くはない。充分だ。

20kの方は中高域中心で低域が付いてくる。

どちらか?と言えば20kなのだが、今は敢えて戻すほどのことは無い、そんな感じ。

あとは出力に取り付けた抵抗の銘柄。

今の10kの方は酸化金属被膜。以前はきつくて使い物にならないと思ってたが、これはこれで良いのかも?と思えるようになった。

歳の所為で考え(聴感)が変わったか?とも思うが、システムの雑味が取れてこういうのも有り、と思えるようになったのはマイナスでは無いと思う。

●▲■の機器は聴けたもんじゃない・・・

というより

●▲■の機器も鳴らせるようになった・・・

の方が上級者のようだ。

ほんとかよ。

でも否定は良くない。なにかしら良い面があると思う。

幸い私の手持ちの機器は、「こういうのも有り」という事で手元に残している。

 

20210610

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プリのOPTを10kにしてみる。

2021-06-13 00:04:19 | LfD-1

ケーブルの確認、フォノイコとの相性をみて、やっとプリの確認をする気になった。今の音に不満が無いので余りやる気が出なかった。

 

OPTの一次側を20kと10kの場合で、NFB有り無しの出力インピーダンス、F特を測定してみた。

 

OPT20kの時は、出力に470Ωの固定抵抗(デール巻線)を取り付けた。

10kの時は360Ωの固定抵抗(酸金)を取り付けた。

測定した出力インピーダンス値から固定抵抗値を引いた値を正味の出力インピーダンスとしたが、

NFBを外した時の値が掛けたときの値と合わない。

さらにOPTを20kで使った時、真空管の内部抵抗をインピーダンス比で割った値は上記のNFB無しの時の正味のインピーダンスと合わなかった。

たぶん取り付けた固定抵抗が何か影響してるのかと思う。

が、しかし。

抵抗を510Ωを使ってしまったが測定し直したら良いところに行った。

測定ミスが有ったかな?

 

少し前10kと20kの違和感と感じた。OPT二次側は減圧比は大きいので出力インピーダンスが下がるからで、

上がるのかと思ってた。勘違い。

 

 

 

F特は良くなったと思う。

下グラフ高域の上より、赤線はOPT20k+固定抵抗470Ω NFB4dB

緑線はOPT10k+固定抵抗360Ω NFB5dB LchとRchの線が重なっている。

紫線は10k+固定抵抗360Ω NFB 0dB

NFBを掛けると低域なんてほぼフラット。

聴いた感じは次回にするが、20kの方が良さそうだ。

これでまた少しトランスの働きが見えてきた。

 

20210609

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プリの出力インピーダンス

2021-06-08 00:01:36 | LfD-1

プリのOPTまわりのインピーダンスがぼんやり見えてきた。

気のせいかもしれないけど・・・。

 

トランスの一次側のインピーダンスを実際のものに当てて計算したらどうなのか?

 

二次側には5番タップ(一次側20k)につないだ出力を先日測定した出力インピーダンス130Ωとした。

電圧比は5.8として一次側に掛かるIMPは2.16kΩで良いところだ。

ただ、出力IMP130ΩというのもNFB3.4dBを掛けた数字だから一次との整合性が疑問。

 

 

 

元設計ではNFBが10dB掛かってて出力IMPが三分の一になるという。いま、3.4dBなので1.5分の一で計算するとNON NFBで出力IMPは200Ωとなる、と思う。

そして電圧比を5.8とし、一次側のIMPを計算すると下記になる。

もしかしたら5687のrpって3.3kΩなのかな?

何を今更。

 

 

ここで出力IMP130ってどうなの?低くない?気になって来た。

600Ωに対して半分くらいなら分かるけど、4分の1以下。

一次側も20kに対して8.6k。

なんか、だいぶずらして使ってる気がしてきた。まあ、トランスだから大丈夫なんだろうけど。

 

 

なので、試しにプリの出力に470Ωの抵抗を足して600Ωに近付けてみよう。

元設計では600Ωに合わせた方が良い、と有ったので、今の音がどんだけ良いのか(悪いのか)試してみる。

これで出力IMPが600Ωになるはずなので、パワーも合わせる。IPT二次側の可変抵抗を22kにするとなるはずだ。

ハズ、というのは測定するのがめんどくさい。

鳴らしてみると、空気が凄く澄んだ気がする。後ろの細かい音が色々聞こえるようになった。

凄く広がるようになった。

ただ、声がマスクを掛けてるよう。惜しい。全体に薄くなった気もする。まあ、抵抗を付ける前の音が分厚かったというのもある。

低音もかなり後退してしまった。まあ、ここまでは大体予想通り。

パワーの可変抵抗を20kにしたが、まだだ。

18kにした。

低音が厚くなったが高音が少し落ちてきた。高音の変化は予想外だった。

広がりも十分。

「キタ」感じだ。

 

もうこの辺は良い悪いではない。

好みのバランスになるかそうで無いかだ。

レコードも良くなっている。

音量を上げたが問題無さそう。

 

あとはOPTを10kにしてみる予定だが、今ので充分なのでいつになるかは分からないな。

実は10k:600ではなく20k:1.2kだったら、なんて思うので、出力IMPを測ってみたい。

 

20210606

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NFBが良い感じかも?

2021-05-24 09:00:28 | LfD-1

今はプリにNFBが7dBほど掛かっている。

以前はあれほど気になったNRを掛けたような違和感が特にない。

後ろの壁(音場の)も気にならない。

 

思いつくフシがある。

パワーのIPTがハムを引いていた。

プリのOPTに繋がったパワーのIPTがハムを引いており、それがプリのOPTに戻ってNFBを通り初段に戻っていたのではないか?

もちろん憶測でしかない。

(後日そうではないことが判明しました)

 

今月頭ごろもNFBを掛けてみたが少し改善の兆しが有った。

 

https://blog.goo.ne.jp/soruboseinn/e/22c707f9d061f71c1e603856eeb59f38

その前にパワーのチョークを90度回してハム(残留ノイズ)が減っていたのだった。

 

裸特性が良くないとNFBを掛けても良くならない。

良くできたアンプはNFBは不要。

上杉氏も晩年はNON‐NFBアンプに興味を持ったようなことを言っていた。

NFBは必要悪、と思い込むようになっていた。

今の感想:NFBは生成を整えたもの。

そしてNON‐NFBは野性的な感じ?

今の音が良いか悪いか判断出来たらNFBを振ってみよう。

 

20210521

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ハムを取りたい

2021-05-16 00:06:25 | LfD-1

ふと、プリの電源トランス辺りからジーっと音がした。

トランスの振動はハムにはあまり関係が有った経験がないがRchのみ念のため増し締めした。

電源入れてみると、左右ともジーっと音がしない。

はあ。

なんかうちはノイズを発してる電化製品が有るように思う。

 

いま、鳴らしているのだが、ハムが減った。

試聴位置では聞こえない。

スピーカーに耳を近づけて、ジューっという音が聞こえるのみ。

なんか凄え。

パワーのIPTを倒したのが効いてるのだと思う。

一段と静けさが増した感じ(気のせいか?)。

 

20210513

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片チャンの音が小さくなる。

2021-05-05 12:09:09 | LfD-1

なんか、Lchの音が小さくなるんだよな。2日程前から、電源オン後、2分くらいでふっと音が右に寄る。

 

 

まず、原因の個所を探す。

真空管を左右入換 変わらない。

スピーカーを左右入換え Rchが小さくなる(スピーカーは原因ではない)。

プリを入れ替え。Rchが小さくなる。

CDプレーヤーの左右繋ぎ変え 変わらない。

という事でプリのLchが怪しい。

 

カップリングコンデンサーの容量測定 0.12μF、0.15μF。抵抗値は両方ともO.L.。

初段カソードパスコン 240μF、220μF。

終段のカソードパスコン 205μF、200μF。

OPTのインダクタンス 有り。端子の配線がハンダを吸い取ったら外れたので、絡めてやりなおし。

ついでにOPT左右入換。Lchが小さい(トランスでもない)。

各部の電圧はOK。

5687のグリッド抵抗、発振防止抵抗問題無し。

「時間が経つと起きる」・・・となるとコンデンサーだと思うんだけど。

電源の 10μF、100μF×2、100μF、デカップコンデンサー100μFの抵抗・容量測定するも問題無い。折角外したので左右入換。

 

さて困った。

そういえば先日出力インピーダンスを測定したら半分、ってのが有った。

コメントで矩形波が右肩上がりなのは低域特性が悪くなっている、と教えて頂いた。

ここまではネットで調べることが出来ていた。

が、コメントではさらに、プリのOPTのセンタータップをアースから外したらパワーも外したほうがいい。OPTの下半分ショートでは音は出るが負荷インピーダンスが下がり歪が多くなりOPTの磁気飽和で低域特性が悪くなる、とあった。

低域はそんなに悪くないし歪も多くないと思うが、そのほかは「見られてんの?」と思うほどドンピシャ・・・

 

磁気飽和は疑がったりもして消磁なんてもしてみたが、良く分かってなかった。

これで話が繋がった。

 

 

音が小さくなるまでの時間を測ってみた。約5分。

前回は2分位だったと思ったが、温まってたからかな?

プリ出口で1Vの時。

信号入れてOPTのB-P間の交流電圧を上下管で測ってみた。下画像緑の右のDMMが上管、左が下管。3分位で下管の電圧が下がった。

下画像緑の右のDMMが下管カップリングコンデンサー出口。

これか。

1分ぐらいで前段12AU7の下管が出力0Vになった。上画像緑の右のDMM。左は下管プレート直流電圧。

 

U7がおかしい?

ああ、そうか。初速度電流、いやグリッドリークか。(←違います)

ラジ技誌の製作記事に有る。

>5687の上管が温まってくるとグリッド抵抗に電流が流れ電圧降下を生じ、グリッド電位が本来0であるがプラス側に偏位します。前段U7の下管グリッドは抵抗を介して5687のグリッドに接続されているのでU7下管グリッド電位Egもプラスに偏位する。本来これもゼロで、U7下管カソード電位をEkとすると、グリッドバイアス電圧は-Ek+Egと浅くなり、U7下管プレート電流がが増加し、プレート抵抗での電圧降下が増加し、プレート電位が下がる。

此れからすると以前疑問だったプレート電圧のDCorACは交流の事か。

ん?でもこれはシルバニアの真空管の不良らしいぞ?私はフィリップスECGなんだけどな。

・・・真空管を入れ替えたRchでは起きてない。ってことは真空管じゃない。

 

 

初段12AU7の出力がゼロ。ってことは、もしかしてアースに落ちてないか?

DMMで見て見たら、U7下管グリッドが電源オフで短絡してる。

これは下管グリッドに戻る配線にした自作シールドが触ってるんだ。

配線を少し離したら絶縁になった。

 

多分この時だ。(3月11日)

https://blog.goo.ne.jp/soruboseinn/e/21d9eb919cf9196f923941127278a258

グリッド抵抗が外れてて、ハンダ付けしたとき。

 

電圧もO.K.。下画像、両サイドのDMMはOPTのB-P間のAC電圧。

赤いテスターはU7カソードのAC電圧。(あれ?流れてる?)

自分で余計なことした。

 

 

しかし良く分かったな。

多分一人だったらこんなの見つけられずオートバランス回路が嫌になってたことだろう。

 

”オシロで波形を見ると原因が解る”

さすが、と言いたいが、私には見方がまだ良く解らない。

EDさんにコメントを貰わなかったら何日かかった事やら。

いつも有難うございます。

 

以前なら左右の音量差はプリとパワーの左右差が有ったので左右入換て誤魔化してたが、最近きっちり作るようになったからか、胡麻化せなくなってきてた。

 

今鳴ってるが、安心して聴けるようになった。

 

20210430

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プリの確認 トラブル編

2021-05-04 12:03:57 | LfD-1

前回測定をしたが、トラブルが起きた。

出力インピーダンスが200Ω。もう少し上がるはずだが?

一旦NFBを外したがあまり出力インピーダンスは上がらない。

はて。

OPT一次側のP1の配線を外し、DMMを噛まして電流測定。

μAレンジでは0になり、mAレンジにすると0.3程出る。OPT一次側の

B‐P1間の電圧を測定したらふらふら動く。

発振器の出力を上げると途中からちゃんと表示する。

DMMを違う機種に変えてみると電圧が表示されない。

まさか。真空管(片ユニット)死亡?

もしくはグリッドリーク電流?

Epがゼロになるらしいが、ACか?DCか?

 

Lchの5687と入れ替えると電圧が出た。なんという。

出力インピーダンスが400Ω程になった。

過去のデータと比較するのに一旦OPTを10kΩにしたが、そんなに変わらない。

此方のチャンネルは戻ったようだ。

 

反対のLchにさっきのダメっぽい5687を挿して電圧測定。

此方は大丈夫そうだ。

接触不良?

この真空管はもう20年以上前に買ったもので、最近酷使してるからなあ。

鳴らしていて、「ふっ」っと音が寄ったことが有った。

コンピューター用真空管も寿命か?と思ったが、まだいけるかもしれない。

もしかしたら以前バランスにした時、抵抗負荷で測定したら変な値が出た時の原因だったかもしれない。

バランスにアンバラ負荷? - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

この時も片ユニットおかしかった、と思う。

 

 

もう一個。

これは別の時だが、電源を切るの忘れて電源のドロップ抵抗を交換した。

外すときはなんでもなかったが、付けるとき「ばちっ」っと火花が飛んだ。

焦った。

 

トラブルついでにテスターのリード線の断線しかかりを直した。ANDの5529はほかのDMMと値が少し違うので、あまり測定値を残してはいない。他の個所の測定時、安全のための過電圧監視用とかに使ってる。

 

20210428

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プリの確認 まとめ・聴いて見た感想、など

2021-05-04 00:07:59 | LfD-1

測定と計算をしてきて、やっと何とか両方が近づいてきた。

(合ってるかどうかは解りません)

 

伝送ラインが 204Ω(プリNFB有り、408Ω(プリNFB無し)、370Ω(現状パワー初段12AU7のカソード抵抗Rgが4.7kΩ)、600Ω(基準)となる時の抵抗Rgを変更し各測定をした。

 

なんかずっとモヤモヤしてたのは、基準となる伝送ライン600Ωの時の各状態が解らなかったためと(今)思う。

プリのOPTが二次側600Ωになれば一次側10kΩ(PPなので半分の5kΩ:すべての基準)になり、ここでやっと出力管5687のrp2.4kΩの約2.1倍、ということが出来るはずだが、計算では6.4kΩになったので2.7倍か。パワーの入力インピーダンス692Ωがプリの出力インピーダンス408Ωを引き上げてしまったのだと思う。

 

もし本当に10kΩ:600Ωに拘りたいのなら、プリの出力インピーダンスをON‐OFF法で600Ωになるよう出力管5687の内部抵抗を上げるように調整し、伝送ラインが600ΩになるようパワーのRgを調節する、になるだろう。

すげえ、私の知りたかったのはここだと思う。

 

プリにNFBを掛けるとインピーダンスが下がり、それら諸々の影響でパワーのIPTも動作が変わり伝送ラインが341Ωとなる。そうするとプリのOPT一次側のインピーダンスも3.9kΩに下がる。

そうすると5687のrp(2.4kΩ)の1.7倍が負荷と見れる。(下表preNFB6の時)

この4種類のインピーダンスでそれそれ音出しもしたが、音量は変わったが音はそんなに変わらなかった。それよりもプリのOPTタップを20kΩにした方が音は変わる。

伝送ラインの600Ω以上はパワーのRgの関係上やってないが、この倍数が「2~4」と言われてる元になる一部がこれでは無いかと思う。

この2~4という曖昧な数字がずっとすっきりしなかった。

色々本も読んだが、忠勇という人が出力と歪で選定してたがあとは出てこなかった。

私も出力と歪は見てきたが、決定打になるようには思えなかった。

「2~4じゃなきゃダメ」と思ってたが、「2~4に入ってればいい」

今なそんな感想。

 

それからトランスを「一次側から見て」と「二次側から見て」という事を良く見る。

二次側から見て、負荷が変わらないので一次側は変わらんだろう、なんでそんなことするの?

ずっと思ってた。

二次側が変わると負荷に影響して戻ってくる。

 

 

もう一つ

プリの出力インピーダンスとパワーの入力インピーダンスは、”抵抗器”の物と考えてたので、パラの抵抗値の合成で計算したが合わなかった。それでずっと疑問に思ってた。

合っているかは疑問だが、足して二で割ったら割と近い値になった。

上の表一番上の数字が測定値。一番下の数字が計算値。

今まで何回もやったがここまで近い値にならなかった。今回はなぜか上手く行ったと思う。

下図は一例で、伝送ラインが600Ωの時のもの。

例えばプリの出力インピーダンスが200、パワーの入力インピーダンスが800としても伝送ラインはそれぞれの中間に寄っていく。悪い方には行かない。

良くできてんな。

NFBを掛けてインピーダンスが下がっても問題無い、という事はこういう事かなと思う。

 

 

 

これですべて計算で出せるかというと、トランスの電流・電圧特性と真空管の電流・電圧特と、パラメーターが二つになってしまい今の段階ではちょっと難しい。この特性が計算で出せれば良いが、真空管の特性は計算式では表せられない。

 

それから設計をしてると、音が良くてもその音に納得できず悪い音でも設計通り鳴らすことが有る。少し経つと弄ってしまうのだが。

これは私の性格の問題と、今までの経験によるものかと思う。

若いころ、職場で設備の設計を少し習ったことが有った。

設計とは理論計算から始まるので、これ以外は良くなるはずはない、なにか問題が有るはずだと考える。

 

あとは余談だが、3月26日にインピーダンスを測定しているが、その時は324Ωと今より2割ほど低い。その時はチョークインプットで電源インピーダンスが低いからか?なんて思うがどうだろう?

 

 

何とかまとまったかな。(自己満足)

(っと思うと次々と疑問が出てくるもんだ。)

 

20210429

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プリの確認

2021-05-03 20:04:35 | LfD-1

ふと思うとこが有り、測定する。(またかよ)

NFBを掛けたプリアンプは出力インピーダンスが204Ω(ON‐OFF法で測定)だった。

こいつはなぜ600Ωではないのか?

パワーの入力インピーダンスとなぜ同じくならないのか?

たった今纏めていて記事をこんな風に書いてるが、測定をし終わって疑問に気付いたのだけれども。

 

 

測定の条件は

1 現状に近いもの 伝送ラインが370ΩとなるパワーのRg(4.7kΩ)にて。

2 プリの出力インピーダンス204Ω(ON‐OFF法)に合わせて伝送ラインが204ΩになるようパワーのRgを調整。(プリとパワーのインピーダンスを同じにする)

3 プリのNFBを外すと出力インピーダンスが408Ω(NFB有りの倍?)になるので、伝送ラインが408ΩになるようパワーのRgを調整。(プリとパワーのインピーダンスを同じにする)

4 伝送ラインが600ΩになるようパワーのRgを調整する。ここで信号そのままプリの負荷を可変抵抗に変えてプリの出力電圧を1Vになるよう抵抗を変えその時の抵抗値を読んだ。これはその時のパワーの入力インピーダンスと考える。参考。

 

 

 

1 パワーのIPT二次側の電圧が4.57Vより、これらから一次側のインピーダンスを計算すると490Ωとなりプリの出力インピーダンス204Ωの倍以上になる。

これを合わせようとパワーのIPT二次側の直列の巻線二つの両側に4.7kΩを付けて近い数字にした。

下図赤い抵抗だが、可変抵抗器に変更して測定した。

これで プリの出力インピーダンス と パワーの入力インピーダンス が204Ωになり、マッチングが取れたハズ。

音は小さくなり、なんか力がない。

結構な音量で少し鳴らしたが、怖いのですぐに電源を切った。

そうだ、パワーのIPT一次側を200Ωになるようにしてマッチングを取ろうとしたが、プリの負荷が重くなっているはずだ。

 

 

 

以降、

4 パワーの初段12AU7のグリッド抵抗Rg=二次側パラ抵抗を可変抵抗に変えて、

600Ωの伝送ラインのインピーダンスを見る。(1Vに固定してもRgによって電流が変わる)

そしてプリの出力インピーダンスとパワーの入力インピーダンスの関係を見る。

プリの出力インピーダンスは、真空管~OPT間の電流より計算した。

パワーの入力インピーダンスはIPTの昇圧比よりインピーダンス比を出しRgより計算した。

 

 

 

 

 

計算で出した、プリのOPT二次インピーダンス と パワーのIPT一次側インピーダンス を平均(Rave)すると、電圧と電流より計算した600Ωのラインの伝送インピーダンスに近くなった。

やっとだ。

少し差が有るのはRaveが大きめに出てるので鉄損・銅損かなと思う。

 

 

パワーのRgの値によってプリのOPT一次側のインピーダンスが変わる。

伝送インピーダンスが600Ωのとき、プリのOPT一次インピーダンスが6.4kΩとは大きいな。

元は408Ωだったものをパワーの負荷を大きくして無理やり上げたからかと思う。

 

プリの負荷をパワーアンプとして、電圧と電流で600ΩとなるようパワーのRgを調整し、固定抵抗600Ωに負荷を入替えても結果が若干異なる。

が、誤差のような物かもしれない。

しかも伝送ラインを600ΩになるようにRgを調整してもRgから逆算した伝送ラインのインピーダンスは692Ωとなってしまった。

電圧だけでは計算できない、電流も計算に入れるとそれぞれの損失が計算に入ると誤差が大きくなるのか?

 

 

最初はパワーの初段12AU7のRgを固定しておいて、プリの出力段5687のカソード抵抗を1kΩにしてrpを上げて、パワーのIPT二次側の電圧が変わるか見て見るつもりだったが、途中で疑問になり予定を変更した。

ただ、これは今回の測定で何となく結果が予想できる。

何かの機会のやってみるかもしれない。

 

20210428

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プリのNFB調整1

2021-05-02 12:05:54 | LfD-1

昨日のNFB2.5dBが思ってたより良かったので、もう少し増やしてみようと思った。

元の20kΩに追加で100kΩをパラって16.7kΩにした。

しかしゲインがほとんど変わらない。

過去記事を見直したら470Ωなんて言うのも有ったが、コメントで2kΩ以下にはしない方が良い、と頂いていた。

NFB抵抗の両端の電圧を測ったら0.5Vとか出ている。12AU7のカソードには2.8V程掛かるので大きい気もする・・・。

見直したら、U7上管カソードには直列に2本抵抗が入っているが、グランド側の180Ωを付けるの忘れてた。

取付て出力を測ったら、無信号で3V、って発振だわ。

カソードパスコンは、抵抗にパラで・・・って、パスコンの片側がグランドに落ちてんじゃん。



修正して、ついでに抵抗を10kΩにした。パラった100kΩを外した。

測定したらNFB量は8.5dB。ほんとは10dB程掛けたかったがまあいい。

F特を測定したら20~30kHzでほぼフラット。(グラフは下の方)

歪も10V出力で約0.2%。

出力インピーダンスが63kΩとバカでかくなった。そりゃゲイン下がった分入力信号をグイっと上げてんだからこうなるか。

これで音出し。(ワクワク)


最近耳鳴りがするんだよな。

っと思ったら、音楽を鳴らしたら「ピ―」も聞こえる。

なんと、発振だ。ならばオシロで見れるか?とサイン波を映してみたが、全然出てこない。がっかり。

矩形波を写したらオーバーシュートが一個だけ見える。

一個だけ?そういえばオーバーシュートって高域に発振が有るってどこかのHPで見たような気がする。

残念だがNFB下げよう。また20kΩに100kΩをパラった。

これで6.4dBになる。

下グラフの赤線。

緑線(高域一番上の線)は上記発振したもの。線がかくかくしてるが、スムージング処理をすると30kHz位がプラスに盛り上がってしまう。

いちばん下の青線はNFB0dB。

矩形波のオーバーシュートは小さくなった。

出力インピーダンスも204Ωになった。

これで音出し。

平面感と不自然感は前のように有るが、なぜか気にならない。

そして、一音一音に浸透力?がある。不自然な感じは有るが、前ほどではない。

あれ?前と違うかも?

それよりこれに比べるとNON NFBは音の輪郭が滲んでる?力がない?

あれれ?前にNFBやった時と回路はそんなに変わらないはずなんだけど。

音の肌触りは個性が無くなってしまった(結構気に入っていた)が、音のエネルギーが出てきた。音場も広い。

これでもう少し聴いて見よう。

まだサブスピーカーなんだけど。

 

20210422

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プリの現状

2021-05-02 00:03:41 | LfD-1

勘違いもありプリを色々いじったが、現状を整理する。

初段12AU7のカソード抵抗は当初の3.9kΩ。

出力段の5687はEp140V、Ip12.3mA、rp2.4kΩ位。

ヒーターは交流点火。

OPTのアイエスオーNP‐126は一次側10kΩで使用。

電源整流はコンデンサーインプット。これは後でCHインプットに戻そうと思う。

整流管は6X4。

電源トランスはゼネラルトランスPMC‐55HG。

チョークはノグチトランスPMC‐1006。

 

 

 

 

 

ここで、だ。

基本性能が(自分の中では)固まったので、NFBを掛けようと思う。

まずは最後に付けてた抵抗で始める。

20kΩに補正50pF。

これで2.5dB。随分控えめ。

F特はほとんど変わらなかったが、歪は4割ほど減ったっようだ。

 

 

で、鳴らしてみる。

スピーカーがアコースティックリサーチAR‐4X

パワーアンプが三百Bシングル

CDプレーヤーはエレキットTU‐878CD。

 

いま、このシステムが良い。NFBを掛ける前は低音も出てるし、何より国産のロクハンやSP‐50に有るパリッとした感じが無い。

しっとり鳴る。ビロードのような、英国の音?

英国という感じはしないんだよな。

小型スピーカーはゆとりが出ないのが欠点。

 

NFBを掛けると、ビロードのような質感は後退し、音場が広がった。

低音は出てる感じはするが、意識できるのはすっごい下のズンのみ。

基本的に前に聞いたNFBの時と同じ。

音量を上げるとうるっさくなるが、低能率のスピーカーでこの音量では無理かな。

期待した音量の下がり具合は余り変わらなかった。

(のちに配線の間違いが発覚します)

 

20210420

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