analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

CfD‐7組んでみた。(SRPP(K))

2022-02-28 00:04:37 | CfD‐7 (イントラ反転アンプの試作)

インターステージトランスの前段をSRPPにする。

※この回路図は修正の余地が有り、完成では有りません。

あれやこれや考えながらだが片チャンだけ組んでみた。

レイアウトを考えなければSRPPはシンプルなので結構早く終わった。

まずは測定してみる。

F特はかまぼこだった。

一番良い赤線は前のオートバランスの時の物(参考)

青線は今回のSRPPの最初の物。トランス入口のコンデンサーが0.1μFのもの。

以降このコンデンサーを約1μFにしたが、特性がもっと悪くなっってしまった。

電圧を変えたりしたが全く駄目だ。

これがもしかしたらSRPPのインピーダンスが高い、ということか?600Ωのトランスは負荷が重すぎという事?

ひずみは5Vで4%ほど出てしまった。

右はSRPP、左はPPという変則的な使い方だが、鳴らしてみるか。

ゲイン差があるが、ATTを中途半端なとこにすると右左の差が出るところがあるのでそれで対処しよう。

果たして比較できるか?

割と普通に音が出た。

前のIPT付PPは結構きつい音なんだ。こちらに飛んでくる。

イントラ反転は、レンジが狭いがしかし、得も言われぬ中域の質感がある。

きつさが全くなく優しい感じ。

これはトランスの質感のような気がする。

この質感が調整後も残ってれば、強烈に欲しい音だ。

 

 

 

カソホロのDC電圧が出てるから直流はカットしなければならないと思うんだが。

それから私はカソホロがあまり好きではない。

なんか曖昧な音というイメージがある。

ので、あまり気が乗らないのだが・・・

この質感を確かめるため反対チャンネルも組んでみるか。

その時はU7のカソード抵抗を小さくしてプレート電圧を下げてみよう。

 

20220107

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初段を改造する。SRPPについて。

2022-02-27 00:08:06 | CfD‐7 (イントラ反転アンプの試作)

プリアンプの初段にIPTを付けるのはあきらめて、シングルにする。

インターステージトランスを使った位相反転の回路は、VALVES’ WORLDさんのHPに興味深い回路があった。

NO143。12AX7のSRPPでTF‐3をドライブだ。6DJ8を挟んでEL34PP。こんな感じだった。

 

今日は風がないので久しぶりに散歩に出かけた。

帰ってきたらHPが削除されてるみたい。

なんということだ。

 

仕方ない、インターステージトランスについて少し調べた。

二次側のグリッドには何もつながないらしい。

これってもしかして二次側開放で使える、ってことか?

NO143も何もつないでなかった。

たまに終端抵抗をつないでるものも見かけたが。

一次側は電流を流すらしいが、TF‐3は確か流したくないと思った。

なら簡単に12AU7をパラにしてやりゃいい、と安易に始めた。

 

片チャンネルだが大体組んだところで一息。

ネットで再度インターステージトランスについて情報が何か他にないか見てた。

ふと、SRPPに600:5kのトランスを使ったものが出てきた。

これなら行けんじゃね?っと思ったが、TD‐2(5k;600)の一次側には直流を流したくない・・・あれ?

V.W.のNo143がSRPPにしてるのは、rpを下げるためじゃね?

U7パラだと5kΩくらいにしかならないか?

600Ωには程遠い。

マッチングが取れず、F特がおかしくなると思った。

 

 

SRPPについて調べた。

 

NO143は確か上管に信号入れてたよな。ちょっと変わってた。

そういえばステサン誌の86年のものにSRPPがあったはず。

SMEのSPA1HLというフォノイコだ。

これは通常のSRPPではなく変形のものと有った。

これが上管に信号を入れるやつだ。

もう少し検索していると、SRPPには、

カソードフォロワー SRPP(K)

プレートフォロワー SRPP(P)

の二種類があるという。

特性が一緒だが、出力インピーダンスはカソードフォロワーのほうが低いとあった。

 

私は個人的にカソードフォロワーと言うのは使わない。いくつか使ったのだが良いイメージが無い。

と言う訳でSRPPも避けてたのだが、音は良さそうだ。

OUTが一本なのにPP?っとずっと思ってたが、あるHPで動作の説明が有り、なるほどと思った。

こんな感じかな。

 

 

動作としては上管と下管でPPをしてるという。

そしてカソホロの場合は下管が真空管負荷になり、プレートフォロワーの時は上管が負荷になるという。

なんか矛盾してる気がしないでもない。

 

 

NO143はプレートフォロワータイプなので出力インピーダンスが40kΩ位になるらしい。

なんでカソホロにしなかったんだろ?

カソードフォロワーは15kΩ位に下がるという。

これでもまだ600Ωには遠いが、これで行ってみよう。

 

20220107

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次の回路をぼんやり考える。

2022-02-26 00:05:52 | CfD‐7 (イントラ反転アンプの試作)

次のプリアンプは、初段はシングルで考えている。

位相反転はトランスにしたい。

出力はPPにしたい。

とするとインターステージトランスになる。

これはいつかはやってみたいと思ってたら、市場からトランスが無くなってた。

少し見てみると、インターステージトランスは1:1か1;4位の物を使う事が多いようだ。(タムラのトランスの場合)

1:4が多いので手持ちで何か使えないかと思ったが、5k:600がせいぜい。

もう一つはTF‐3の1:1だ。ただし、手持ちの個体はロットか製作業者が違うのか、二個で微妙に違う。

まあ、試験的なものなので良いか。

 

 

 

このトランスについて少し考えてみる。

600Ω:600Ω。

23dBm。

この情報から、10Log10(P)=23dBより、

P(仕事率)=200mWとなる。意外と小さいな。

W=E^2/Rより、0.2W^2/600Ω=11V。18mA

5687(PP)の入力電圧は5V程だったと思うので、243kΩのグリッド抵抗には0.02mA程しか流れない。

取り敢えず、行けそうか。

 

 

最初はクラーフ結合をやってみようと考えた。敢えてコンデンサーで音作りしても良いかと思った。

全く見当のつかないコンデンサーの容量をどのくらいにするか?ネットで調べてた。

容量は低域周波数に関係するとのこと。

ただし、PPではコンデンサーで直流カットする必要無いし、シングルは直流を流す特性の良いトランスがるという。

イントラが使われる必然性が無くなった訳だ。

 

 

 

イントラ反転アンプは位相反転を入力でやらず出力管の前でやるだけだから、音としてはIPTと変わらないかぁ、なんて思った。

今は、もしかしたら出力管を低インピーダンスで駆動できるのか?なんて思えてきた。

※下回路は試作ですので動作するかは保証いたしません。

 

20220105

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PPプリのボリュームを考える。調整後に鳴らしてみた (6.1 ATT+TD‐2 5/5)

2022-02-25 00:03:56 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

前回PPプリの調整を記事にしながら鳴らしてたが、みるみる音が変わった。

いままで聴こえなかった音が出てきた。

輪郭のくっきりした感じはソニーのTA‐FA7ESに似ている。

ヤマハのAX‐1200はプリがオートバランスの時とそっくりだった。これはパワーのシングルアンプに似ていると思う。

 

翌日も鳴らしているが、音色がイマイチなんだな。

VRをIPT二次側にしてた時は音場が横よりも縦に伸びたが、今はスピーカーの高さになっている。

低域は良い感じだけど、高域はイマイチかな。まあ、聴けなくは無いけど。

分析的に聴くにはもう少し抜けてほしいし、音楽を聴くには音色がイマイチのような気がする。

けど、このまま聴いていたいのはなぜだろう?

 

やはりIPT一次側に抵抗器を繋いでしまった事の気分的な不満。

音は良いのに気に入らない。

オーディオマニアとは困ったもんだ。

 

 

 

なんでこんな複雑な感想なの?っと思ったら、今の音は「凄み」が感じられないんだ。

AX‐1200では「こりゃすげえ」と思える音が出てた。

試しにレコードを掛けてみた。

けっこう久しぶりだが何とか音だし出来た。

LP反面でこなれたかと思うが、音が小さい。

音に力が無い。

これはインピーダンスのミスマッチの力の無い(裏返った)感じではなく、低音が弱い。

多分音量を上げるとインピーダンスが下がるので、余計弱くなると思う。

そう思うと、このプリも無理っぽく感じる。

 

20220105

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PPプリのボリュームを考える。測定してみた。 (6.1 ATT+TD‐2 4/5)

2022-02-24 00:01:10 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

前回IPT一次側に直列に抵抗を入れた。

しばらく聴いてるが、多分これなら大丈夫だと思う。

 

で、計算値が合ってるか、確認しよう。

ネットで探してきた入力インピーダンスの測定方法だ。

左のアンプは、私のOSCが3Vほどまで上がりインピーダンスも600Ωなので、無しで行ってみる。

なんと、30kΩ程になった。

計算値は12.4k程だから、倍以上だ。

何が間違ってるんだろう?

30kΩ?これってまんまATTの値じゃない?

確か最小から3ノッチ位で測定した。

もしかして、ATTの後ろはアースに落ちてて影響が無くなった?

ならボリューム最大で再度測定。

1kHzで11.8kΩとなった。

これなら12.4kHzとも誤差範囲と言えるんじゃないか?

高域のピークは無いので終端抵抗が効いてるのかな?

 

なんか上手く行ったっぽい。

 

 

F特を測って見た。

下図青線。

おおっ、思ったより悪いな。

 

負荷の固定抵抗を600Ωから1,168Ωにしてみたら高域が少し伸びた。

この方がパワーアンプの状態に近いハズ。

 

 

歪も測って見た。

下グラフ、左から100Hz、1kHz、10kHz。

薄い線は那須氏の物ですべて1kHz。

上の緑っぽい色がオートバランスの時の物で、真ん中の短いものが今回のIPT付きPPプリ。

感度が悪すぎで9V、10Vのデータは取れなかった。

PPだからか、下がっている。

0.5Vを最小にしているが、実際に使うのはこの下のレベルなんだよな。

なるほどな結果になった。

 

202220104

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PPプリのボリュームを考える。鳴らしてみた。 (6.1 ATT+TD‐2 2/5)

2022-02-23 00:05:21 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

では鳴らしてみた。

声が凄く透明。

来たか?腰のあたりにゾクゾク来るものが有った。

こ、これは・・・

音量を上げてみた。

薄っぺらい。が、音量はデカい。

けど、行けないか?

トランジスタのプリメインに戻してみた。

音の厚みが違う。レンジが違う。

だめだった。

そりゃそうだよな。

1,200Ωの入力インピーダンスじゃ、低すぎだ。

47kじゃないとダメだった。

パワーアンプの入力インピーダンスと勘違いした。

 

計算違いをしてた様で、やり直したら1,200なんてとんでもない、300程しか無かった。

 

多分この薄っぺらい音は聴いたことが有る。

過負荷か、終端抵抗が小さいか、とにかくインピーダンスが合ってない。

終端抵抗を20kΩにしてみた。

これもあまり変わらなかった。

 

 

 

 

ダメか、と思ったが・・・一次側を600Ωに使ってんだから、そりゃ下がるわな。

 

サンオーディオのSVC‐200Anniversaryの画像を探してIPT(TD‐1)をどっち向きで使ってるか(入力側を600Ωで使っているか?)、探してみた。

巻線図が書いてある面に近い方の端子を入力側にしている。

TD‐1はどちらの巻線だ?

・・・このトランスは1:1の物でどっちも同じだ。

ガックシ。

 

そうだ、TD‐2を反転だ。

そして入力を47kΩにする終端抵抗は、算出不能だ。

(一次側に30kΩのATTを入れている以上これより上がらない)

ならば20kΩでやって見るか。

これで聴いているが、悪くなさそう。

ただ、夜中なのであまり大きな音を出せない。

今日はここまで。

 

20220102

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PPプリのボリュームを考える。調整してみた。 (6.1 ATT+TD‐2 3/5)

2022-02-22 00:02:22 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

前回IPTを反転させて入力インピーダンスを16.6kΩにした。

これで音量を上げてみたがイマイチだった。

小音量は良いのだが、音量を上げてもあまり大きくならず、力の無い感じになる。

 

ネット等でバランス入力の有るプリアンプを探してみたが、結構無いもんだ。

mizunagaと言うショップが作ってるらしいが、回路図を公表して無い。

サンオーディオのSVC‐200Anniversaryを参考に1:1のトランスにするか?

丁度TF‐3が有るはずだし。

 

 

けど、トランスを中途半端で投げ出すと後で後悔する。

仕方ない、ラジ技誌の回路図のように信号ラインに直列に抵抗を入れよう。

そしてトランスは反転を戻す。インピーダンスと昇圧を下げる方向にするのはなんか違う気がする。

 

 

入力インピーダンスが16.6kΩなら20kΩを足せば47kΩになんね?

600:10kだから終端抵抗は10kΩにして20kΩを外した奴をつかえばいいじゃん

早速交換して音出し。

なんか上手く行ったかも?

計算してみた。

20kΩを足したって47kΩにはならない。計算間違い。

しかも12.4kΩ程に下がってるし。

なんか計算間違ってるな。

 

もうしばらく聴いて、入力インピーダンスの測定方法が有ったので、音が悪くなかったらやってみるかな?

判らんけど。

 

電気的な音は多分良いんだけれども、ATTを入れたことに対してのぬけのよさが生かされてない気がする。

ふつーの音って感じになってしまっている。

心なしか、音場の凄さも薄まったかもしれない。

まあ、こういうのは耳は慣れてしまうので何とも言えないが。

伝送ラインに音量調整や抵抗などを入れるのは音に効いてくるのかな。

 

何となく限界を感じてしまう。

 

20220104

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PPプリのボリュームを考える ※修正にて再掲ほか

2022-02-21 00:03:23 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

昨日コメントを頂いたことを絵にかいて見た。

その前に、昨日本文を読み直したら自分でも意味が分からなかったので補足をしてみる。

 

 

解体してシングルアンプを組むか、とも思って居るのだが、一つ思い出した。

ラジ技誌の元回路はIPT一次側に可変抵抗器が付いてなかったか?

プリの入力トランス一次側にATTを付けるため、参考にする。

上記事の状態で入力インピーダンスを計算すると1,511kΩとなった。

 

例えば数値を簡単に見る為に、パワーアンプのIPT二次に10kΩと20kΩを繫いだとして計算すると、IPT一次側は1,087Ωになる。

 

 

私のパワーアンプ30kのATTを付けて入力インピーダンスを1.2kΩにするには・・・直列には抵抗を付けずそのまま付ければよい。

これはパワーの入り口で音量調整することになり、そうするとプリには最大電圧で機器の信号が入ってくるので歪むかもしれない。

 

 

自分でも修正しててプリの話なのに何でパワーなの?っと混乱してしまった。

手探りで試しているので混乱っぷりが可笑しいが、まあ許してやってほしい。

 

 

 

 

 

ここで昨日いただいたコメントの、”IPT二次に可変抵抗を付ける方法”を考えてみた。

計算間違ってるのか、一次側が1.2kΩにならない。

頭を冷やしてもう少し検討してみる。

 

コメントを再度読み直したら、IPTを600Ω:10k(A‐8711)で言ってるのではないか?

 

そか。私の使ってるIPTは600Ω:20kΩのA‐8713なので以前の測定記録からIPTの昇圧比5.5(負荷抵抗100kΩ=Rg)からインピ比30.8を出し、この時の可変抵抗器は37kΩとなり、このような抵抗器はないなぁ~。

 

30kΩのATTを使うと入力インピーダンスの1.2kΩは不可能だ。

なので100kΩの可変抵抗器が有るのでそれを使うとグリッドの代わりになる抵抗器を33.35kΩにすればいいか。

30kΩATTもそうなんだが100kΩの可変抵抗器は2連なのでモノ仕様のパワーアンプには使えないな。

っと、パワーではないだろ、プリのIPT一次側に入れる奴だからステレオの2連で良いんじゃないか。

自分でも混乱してた。

(計算、合ってるかは不明)

 

EDさん有難うございます。

 

20220220

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PPプリのボリュームを考える (6.1 ATT+TD‐2 1/5)

2022-02-20 00:08:50 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

今回試作したIPT付きのPPプリはボリュームがアルプスの汎用品なので気に入らない。

PPなのでIPTの二次側に同じものを二個連動させなければならない。

特にインピーダンス的には問題無いと思ってたが、高域のピークを消すつもりで終端抵抗を付けた後の計算をしてみたら結構低かった。

ボリュームは固定抵抗切替の金子式ATTが今のところ一番いい。

アルプスのRK50は少し音が鈍る(なまる)気がする。

ATTの方がSNが良い感じだ。

今となってはこんなのもう手に入らない。

今更似たようなものを新規購入する気も気力もない。

 

 

解体してシングルアンプを組むか、とも思って居るのだが、一つ思い出した。

ラジ技誌の元回路はIPT一次側に可変抵抗器が付いてなかったか?

計算すると、IPT一次側は1,087Ωになる。

 

30kのATTを付けて1.2kΩにするには・・・直列には抵抗を付けずそのまま付ければよい。

これはパワーの入り口で音量調整することになり、そうするとプリには最大電圧で機器の信号が入ってくるので歪むかもしれない。

プリのIPT一次側に付けるには、

二次側についてる今の可変抵抗器が100kΩ→80kΩの固定抵抗に変更

終端抵抗を2.6kΩとし、

一次側に金子式ATTを付ければ良いハズ。

 

なんと、このプリにハマっていく。

 

20220101

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パソコン不調

2022-02-19 12:04:27 | その他

デスクトップPCの電源が突然入らなくなった。

大体5年位で電源ユニットがイカレるという。

まあ5年は酷いが私のはもうすぐ6年。

ネットで調べた電解コンデンサーを見ることにした。

大体頭の膨れてる物が有る、と言う。

私のは見当たらない。はて、これで無くては被害甚大になる。

幸い10個くらいなので、コンデンサーを外してチェック。

容量は問題無いが、絶縁がちと怪しい。

1000μとか言うと500kΩとかになる時が有る。

大きい容量の物は絶縁が怪しいのか?

手持ちの未使用品を測ったらそんなもんだった。

一個外して測定して戻す。

これの繰り返し。

終わって組み戻す。

電源投入、入った!が画面が出ないし変な音がする。

マザボにはBUZと言う小物が付いているのでこれが音を発してるのだと思う。

ピー・ピッ・ピッ・ピッ だ。

調べると、グラフィックボードらしい。

配線がやりにくかったのでメモリを外したが、アレはグラボだったらしい。

付け直したらPCが起動した。

 

 

前回買ったOZZIOのPCはi7で当時、15年くらい前か、は結構なスペックだった。

が、動作を見てみると、半分以下しか使ってない。

ゲームをやらず、ネットとエクセルやプリンタ位では性能を使いきれてない。

9年ほど使ってやはり電源が入らなくなった。

少し経って思ったのが、次回は電源ユニットを入れ替えてみよう、だった。

幸い今回も電源だったが、すでにTFXタイプは市場にはほぼ無い。

しかもネットとエクセル使えればいい、とPCデポで購入したPCは、店員が組み立てたもの。

値段も手ごろで私には十分だった。

ならば、と当時最安のACER製ノートPCも買ったが、性能はこれも十分だった。

これが壊れてもっと安い恵安PCを購入したが、スペックはACERと変わらなかったが今ではいまいち、USBも一個口しかなく、電源もUSBtypeCで電圧が3Vときた。日本で売ってる一般のUSBアダプタは2.4Vで、これだとPCの充電が出来ない時が有る。

幸いうちは電源が107V程有るのでそれで持ってるのかもしれない。

 

高性能と低性能を使って分かる、自分の必要なスペック。

 

20220216

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DSー3000 やっとここまで来た

2022-02-19 00:01:50 | DS‐3000

1984年発売。H7.1.29購入。

発売から37年、手元に来てから27年ほど。

最初の5年はほとんど鳴らなかった。NS-690Ⅲとそんなに変わらなかった。

それでも価格や「4ウェイ」「52kg」にしびれてた。

国産スピーカーをコケ落ろし、海外スピーカーで無いとオーディオじゃない、そんな風潮が有った。

それでも 「すべてを出し切る国産機は、突き詰めれば素晴らしい音を出す」 などと強がっていた。

あともう少しで海外スピーカーに鞍替えしそうな時が何回かあったが、踏み切れなかった。

DS‐3000に引き留められたのか、とり憑かれてたのか。

アンプ、タンテ、CD、ケーブルなどは色々換えてきたが、スピーカーはDS‐3000を持ってからこれ一筋。

オーディオは好きなスピーカーをどれだけ鳴らせるか、だと思う。

最初は柔らかい音に拘った。なんといっても心地よい。

ある時、高音を落とせば実現できることを知ったが、「それは違うのではないか」と思うようになった。

まずは出すものは出す、それからチューニングで柔らかい音にする、そう考えたが、後にハイスピードなキツい音も突き詰めれば柔らかい音になる、そう思うようになった。

それからキツい音を好むようになった。

2010年になろうとしたころと思う。

 

このレコードにこんな音が入ってたのか、こんな音が出てきた、と言うのを繰り返してきた。

しかしそれに反するかのようにトランスを使うようになった。

トランスは「音が良い」と言うのと「レンジが狭くなる」と言う考えが有りどう考えても後者を取るはずが、多分アンプに行き詰ってたのだと思う。

転換期は、

マランツのSM700をオンキョーのA‐7のスピーカー端子で繋いだ時。(これが原点かも)1995年頃。

今のパワーアンプを最初に作った2008年ごろ。低音は無かったが中音の綺麗さが凄かった。

紆余曲線を経てこのパワーにオートバランスの真空管プリを繋いだ時。2018年。

プリの動作点を変えてパワーを鳴らしきる。2020年。

正直ここがこのスピーカーの限界かと思ってた。

プリの代わりにプリメインをスピーカー端子出力で使う。2021年。

これまでの間、DS‐3000の底が見えなかった。

いつも答えてくれた。

まあ、これらだけではなく、ミッドハイの振動板を交換、ネットワークの部品交換などもやった。その直後は変化が分からなかったが、これをやらなかったら今の音は出てないと思う。

セッティングも地味ながら色々やってある。

 

 

この機種はステレオサウンド誌に何回か登場してたこともあった。

その時は、音楽を聴くのではなくて、変換器を聞いてるようだと有った。

それもなるほど、と思う。

という事は、今の音が当時出てたという事か?

やはり評論家は侮れない。

国産機がステサン誌に出てたのはあまり無いが、光栄だと思った。

ただ、機器の欠点を出すのでスピーカーの欠点と勘違いしないように、と言うのを何回か読んだ。

今回のSG最大電圧がそうだった。

もっとも雑誌(サウンドトップス)のリファレンススピーカーだったことが有ったから選んだ、と言うのも有るのだが。

 

なんちゃらフェアやショップなどではかなり色々な機種を聴かせていただいた。

「すげえ」音は出てたが、欲しいとはあまり思わなかった。

あ、FALは欲しいと思ったかな。

ショップはそれなりに使いこなしてるとは思うが、ほんとに好きでやってるとは思えないんだよな。

店員の自宅にあるシステムの方が・・・だったりして。

そういえば私は個人宅にはあまりお邪魔しない。

世の中にはもっとすごい方が居るのだろうと妄想してるのだが・・・。

 

 

普通は30年もこんなこと続けない。

しかしここまでしないと出ないのか?

ここまでしてやっと出た。

千葉を引き払うとき、隣の旦那さんに少しお話を聞いた。アルテックのA‐7に211のPPアンプ。ソースはシスコンのCDプレーヤー。

アンプとスピーカーが良ければソースは選ばない、そう受け取った。

カートリッジやSACDプレーヤーにお金を掛けた私は恥ずかしい。

でも今ならそんな気はしない。

 

大きな声では言えないが、DD55000と似たような空間感が出た。あちらは音色がナチュラルだが、こちらは少しきついかも。

 

皆さんもスピーカーを信じて使いこなしてほしい。

 

20220101

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また、過去最強の音が出た。

2022-02-18 00:02:15 | システム

電源のドロップ抵抗は100Ω(25W)のメタルクラッド抵抗にした。

カソード抵抗が50Wでここが25W?

まあ仕方がない。

過去に付けてた時も有ったので、取り付けはすぐ終わった。

 

多分、キツさのような物は全くない。

音も心なしか純度が上がった感じだが、基本的に真空管パワーをトランジスタのプリメインで鳴らした時の音だ。

ちょっと信じられない音が出てる。

 

パワーアンプは基本的に変わってない。

プリをトランジスタのプリメインにしてから音が化けたのだが、先日真空管プリをオートバランスからIPT付きPPにしたけどトランジスタに対してもそんなに劣ってないと思う。

以前オートバランスの時に聴いてイマイチだったのは、プリが久しぶりだったか、何か不具合が有ったのだと考えてる。

では何が問題だったのか?

ネットワークを測定した時、接点を掃除した、これかなと思う。

アンプは結構グレード上がってたが、ネットワークが殺していた?

そこにプリメインで目を覚ました?

残念ながら真空管プリでは目を覚ますことが出来なかったと思う。

 

 

記憶で申し訳ないが、その辺のスピーカーよりは良く鳴っていると思う。

フェアなどでも色々聴いてきたが、みな”スピーカーから音が出ている”感じだ。

空間・音場を生み出す、と言う鳴り方をしてるのを聞いたのはあまり無い。

ダイナミックオーディオのDD55000

インポートフェアの山越木工房バックロード

真空管フェアのBONSAI

どこで聴いたか忘れたが、B&W 801

ハイファイ堂の4350

※画像はオーディオの足跡様より

 

記憶に残ってるのはこの位。これらはスピーカーの存在が分からなく空間に包まれるような錯覚がした。

強烈に欲しいと思った。

(他にも音色が心地良い、エネルギーが凄い、楽器がリアルに並んでいる、などは有ったが、いいなあ、と思う程度だった。)

それが、うちででた。

それも元旦にだ。

真空管では無理と思ってた。

特別苦労したというのは無いが、地道に続けてきた。

この音を聴けば300Bより6CA7、と言うのも納得できる。

これを言う人が二人ほど知ってるが、こんな音を出してたのか?

 

言いすぎだろ!と言う声も聞こえてきそうだが、それほど舞い上がっているので大目に見てほしい。

 

20220101

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最大SG電圧 importance

2022-02-17 00:03:20 | キツい音を取りたい

年末なので第9番を掛けた。

いつもはウィルヘルムを聴くのだが、今はレコードを繋いでいない。

何か有ったかな?っとCDを探したらクレンペラーのが出てきた。

セット物でも買ったはずで、(同じものが2枚ある)今はどこかに行ってすぐに出てこない。

これを掛けた。

クレンペラーの録音は結構良いものと思ってたが、なんかおかしい。

中音しか鳴らず、キーキーして聴くに堪えない。

年末だからみんな家に居て電源が最悪の環境なんだろうと思った。

’57録音・・・・Stereoと書いてあるが、音源はmonoかもしれない。

それにしてもこんなに悪かったか?

独奏だと心地よいのだが、合奏になると煩くなる。

レベルが上がるとおかしくなる?

独奏で音量上げてもならなかったからアンプでは無いと思う。CDを疑った。でもこれ本気で確認したか?ちと自信ない。

ここまではIPT付きのEL34三結のPPアンプをトランジスタアンプのAX‐1200をプリとして鳴らした結果だ。

 

 

真空管プリでもなったしこのAX‐1200でもなったという事は、パワーかスピーカーか?

CDかもしれないけど。

 

解決したと思ってたが、なんか段々酷くなってる気がする。

 

 

前回5687のプレート電圧を調べたので、EL34についてはもう一度調べてみる。

取り敢えずネットで電圧が出てるEL34PPの回路を探した。

大体プレート電圧は400V台だが、まれに430Vを超えるものもある。

達人のHPにはプレート電圧を424Vに抑えると有る。この人は6CA7をパラレルプッシュプルで組んでいる。

 

ここで、規格を見直した。

タングソルのデータシートを見ると、プレート電圧は800Vとかになってる。が、第二グリッドの耐圧は425Vとなっている。

なにー?こんなの有るの?

EL34を組んでもう30年近く経ったが、まじめに規格を見た事は無かった。

そういえば今のアンプは425V位だった記憶がある。

過去の測定結果を見たら、430V超えの物がちらほらある。

パワーは6種類くらい、ほとんど三結かULだがEL34で組んだがまだ知らないことが有ったとは。

 

 

ここで故上杉氏のアンプを拾ってみた。

スクリーングリッド(SG)の電圧を拾ってみた。ある時から表示が無くなったのでプレート電圧を拾った。プレートとSGは1V程しか違わないと思う。

SGに流れる電流は10mAほどとどこかで見たので計算したらそんな感じだった。

 

 

 

14台作ってうち3台が超えている。425Vを守ってるような気もするが、時にそうでは無いものが出てくる。

この辺は設計思想などを聞いて見たいものだ。

私の過去の「いい音」を出していた時はこれが守られていたんだ。

 

さらに調べていくと、SG耐圧が松下の場合500Vとなっている。更にあるメーカー

では耐圧400Vと言うのもあるとか。

故上杉氏はこれを知らないはずは無いと思うが、SG電圧が高い時には使用真空管はシーメンスと言っている。

 

そしてプレートと繋ぐときには大体100Ωを繋ぐ。これで少なくともプレートより電圧を下げるのかと思ってたがどうやら発振防止抵抗らしい。SG電流が10mAと何かで見たが、せいぜい1Vしか下がらないのだ。

 

そしてSGの最大損失は絶対に越えてはいけない。超えても良いというというのは見た事が無い。

以前SG電圧がP電圧より高くなって、“勘”でなんかヤバいかな、と質問したことが有ったが、曖昧な答えしか返ってこなかった。

と言う訳でP電圧よりSG電圧が高いという事は、電圧が高い分電流も流れるという事で注意が必要。

しかしULの場合、トランスのPタップよりSGタップの方がBに近いので高いのが当たり前で無いか、と思うのだが。

 

因みに三極管のグリッドとプレートの間にもう一つグリッド(スクリーングリッド)をもうけ正電圧を掛け増幅度を上げる目的(このグリッドは静電遮蔽も行い浮遊容量も下げる)だったが動作が安定しない。=四極管。

そこでSGとPの間にもう一段(サプレッサーグリッド)設けて安定させるものがでこれが五極管となる、らしい。

 

と言うのが解れば上図の横点線三本がそういう事か、とわかる。

 

 

電源のインピーダンスを下げるという事で、整流管からチョーク(コンデンサー)まで何も入れたくは無かった。

丁度電源トランスのタップが400Vだったのでチョークのみで減圧してEL34に給電してた。

ドロップ抵抗を使っても音が悪くなる気はしなかったが、気分的なもので入れなかった。

ただ、これを入れないと何故か電源トランスとチョークが少し熱くなった。

 

20220101

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真空管のプレート電圧

2022-02-16 00:07:12 | パワーアンプ

真空管の動作例を見ていると、電圧に Ep(プレート電圧)、Eb(B電圧:負荷の手前)、Ebb(B電圧) と出てくる。今まではプレート電圧として扱ってきた。

しかしたまにEbで表示している物に出くわす。

オートバランス型のプリの元設計(那須氏)もEbで表示してたと思う。

プレート電圧は、カソード抵抗に依る電圧値によってプレート電圧が変わってしまい、確か既定の電圧にするのが大変でEpを使ってた記憶がある。

5687の規格表はEp表示のようだ。最大プレート電圧は330V(RCAの規格)。

パワーの初段を12AU7で動作点をこれこれ、と紹介してもらったこともあったが、今回はプレート電圧はなり行きとしてOPT手前の電圧を250Vを目標に調整してみた。

このやり方でも回路の抵抗:もし真空管のカソード抵抗が不良になったらEbは上がってしまうだろうし、どっちもどっちなんだが・・・。

 

っというのは調整しててプレート電圧が250Vを超えている物が有り、疑問に思ったのが始まり。

まあ、プレート電圧は実際にはカソード電圧を引いたもの、という事を聞いたことが有りほんとのところどうなの?と心配になった。

調整後OPT手前でRchが253Vとなった。Lchは244V。

3Vは勘弁してもらうとした。

あとで思ったが、プレート電圧からカソード電圧を引いたものはプレート電位差で、対アースのプレート電圧はプレート電圧では無いか?

手持ちの本を開いたら出てきたが、また違ったものが出てきた。

Epと思ってたものがEbとは。

 

この辺は以降意識して参考回路図を見るようにして考えて行こう。

何か出てくるかもしれない。

 

20211231

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チョーク追加。

2022-02-15 00:03:43 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

プレート電圧が高い気がしたので下げることにした。

B電源のドロップ抵抗を調整する。2.7kΩを3.3kΩにした。

この抵抗は5Wの物を使っているのだが、2W程の電力になる。

今はモノだから少ないが、ステレオ仕様だったら結構厳しい。

測定時、テスターのワニ口を持って行くとほんのり暖かいとこがある。

考えたことは無かったが、こういうところは多段にして少しずつ下げるのが良いのかもしれない。

電源のインピーダンスを上げない、と言うのは高電圧の電源電圧を高抵抗で下げる、と思って抵抗の数は少ない方が良いと思ってたが、とんでもない誤解だった。

そういう意味ではチョークインプットは良いのかもしれないが、専用のチョークと言うのが見当たらない。

そしてチョークインプットの音は良いと思う。

 

話がそれたが、電源電圧を下げるにあたってチョークを一個追加してみた。

電源に無駄に配線で繋いだ箇所が有ったのでそこに4H60mAを追加し、リファの電解コンデンサ400V47μFもぶら下げた。

DCR600Ωと有ったが電圧降下はあまりしなかった。よってドロップ抵抗で調整。

 

鳴らしているのだが、こうして記事に書いていて、何となく静かになったな~と気が付いた。

そうか、チョークのせいかもしれない。

定期的に聴こえる10秒くらいの「ジー」も無い気がする。

これでコンデンサーは447μF≒0.5mF。元設計もとんでもなく容量多かった。これはチョークを使わないからと思ってたが、私の技術では最低でもこの位必要だったかもしれない。

 

ただ、ムーと言う音はほんの少し大きくなったようだ。

まあ、これは追加したチョークを元有ったチョークのシャーシー挟んで反対側にネジを共締め(ネジ穴位置同サイズ)したので、巻線の中心軸が向かい合ったという最悪の位置だ。それでも影響はこの位なんだ。

 

あとでリップル電圧を測って見よう。

 

 

 

 

そうそう、後日談になってしまうがネットを閲覧してて、面白い記事が有った。

「巻き始めの方が整流回路」

チョークの接続法。

一般にはどちらでもいい、となってるがそうらしい。

巻始めはコアに近いからインダクタンスが高い・・・インダクタンスは多数巻くから起きるので巻始めも巻き終わりも無いのでは?・・・

まあ、巻始めと言うくらいだから上流側:整流回路、としておこう(いいかげん)。

 

20211231

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