analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プレーヤーの脚

2016-09-30 02:14:38 | アクセサリ

ちょっと気になってたことをやった。このプレーヤー、インシュレーターで音が変わるか?・・・結構変わった。

まず、既存の楓ブロックにセイシンのブラックメタル:φ40、t10、これを乗せてみる。

結果は好ましくなかった。なんか上への広がりが無くなった。却下。

気になってたTAOCのスーパーインシュレーター。これだけだと高さが足りない。下に真鍮の円柱、上に先ほどのブラックメタル。あと2~3mm足りないのでやめ。

そして桜のブロック。これが効いた。響きが大げさなほど鳴り渡る。これだー。

これにFo.Qを挟んだら音が死んだ。

ある意味正しい音かとも思うがつまらない。先ほどの響きが偽物だとしても心地よかった。このブロック、平面がいまいち出ていない。そのガタが共振して響きを作ってる?まあ、何も挟まないほうがいいらしい。

ちょっと待て。楓ブロックには上に皮、下にシリコンシートを張って傷を付けないようにしてる。これらを外してダイレクトにしたら・・・

ああ、これだったのか。響きが棚引くようなことはないが、一音一音が響きをまとっている。制振材を挟むと音が死ぬ、この感じが無い。ハイバランス寄りだったのも丁度良い感じになっている。

以前はスメターチェクのアルルの女、これがつまらない録音だと思ってた。何回も録音を繰り返して細かいニュアンスが消えた感じがしてたが、最近は音の佇まいが判るようになった。

ここにきてまたブレイクスルーした。大理石キャビネットのお陰だ。

コメント

8N‐A2080 その2

2016-09-29 02:18:14 | ケーブル

先に買った8N-A2080、オルトホン8N-AC1000と取り換える。

折角だから機器を整理した。右のラックは上段を外し、プレーヤーを下げ、アイソレータ―を外した。左のレコード用に作ったラックは一段外した。

隠れ家的包まれ感は無くなったが、開放感が生まれた。

音は、なんというか、アクロテック8Nの音だ。輪郭が無くなり、どこから来るかわからない音像、これは悪い意味でない。ふぅーっと湧き上がる、というより、水蒸気が発生するような感じ。過去の曖昧な記憶を探るようなもどかしい、しかし心地よい。

今、CD(デジタル)とLP(アナログ)どちらが良いか?と問われたら、同格。ただし、このふわっとした雰囲気は一歩LPが抜きんでてると思う。

でもちょっとヒステリックな音がするかも?アイソレータ―は必要かもしれない。

正直、真空管アンプはDS3000をドライブしきってないと思う。低音がもっと欲しい。DS-W451を使うと中音域に低域が被る。ハイカットをもっと下げてみよう。・・・というのは根本的な改善では無いので、アンプでどうにかしたい。出力を上げて馬力を上げるか?中音の抜けが悪くなりそう。そもそも三結PPにしたのはこの為であって、中音を犠牲にしてる。ただ、シングルの中音は良い。

じゃあトランジスタにするか?と言ったらNOだ。真空管の中域、雰囲気は出ない。実はこの雰囲気を出すのはDS3000じゃないほうがいいのでは?と思うことがある。タノインのGRFメモリ辺りが良い。しかし「すべての音を出し切って」この音を出したい。メモリのように何か犠牲・・・語弊があるかもしれないが、あちらは上下を諦めてるのではないか?そしてあの音を出してるのではないか?と思われる。一時期購入も考えたが辞めた。縁が無かったと思うがいづれ挑戦してみたい。

それで今の音。過去最高をまた更新した。もうオーディオファイルの音ではない。完全に「私の」趣味の音。DS3000でこんな音出してる奴いるか?(そもそもDS3000使ってるやつが希少)痛快ドッシャンガッシャンな音はTrアンプで出る。しかしこの懐かしい質感は出まいザマミロ。いや失礼。

もう少し聴いていたいが明日は出かけなければならない。あぁ。

コメント

8N‐A2080

2016-09-28 02:17:49 | ケーブル

私の基準ケーブルはアクロテックの8Nだ。

当時高純度ケーブルが出てきたとき、6Nまではどのメーカーもやっていた。ただし8Nとなると日本鉱業しか出さなかったように思う。6N→7N→8Nと上がっていくと空気が澄み渡る感じがした。不純物を取り除くと音色が変わるようにも感じた。音色の濃さで言えば薄くなるし、これがほんとの音か?と言われれば疑問も残る。しかし、この音を聴くともう他は受け付けない。

生産中止になって久しいが、最近1mのペアを手に入れた。これはプリ~パワー間に使う予定だ。何かに使うかもしれないのでもう一本欲しい。昨今10万以上するRCAケーブルを考えれば安価い。と言っても電線にこの値段?これが一般の考えだろう。

コメント

大理石キャビ7

2016-09-27 00:09:07 | アナログ

部屋がガチャガチャだが、まずは鳴らしてみる。

うーん。

凄い。312は今まで鳴ってなかったんだ。

まず感じたのは低音の解像度。ベースが音階切ってるのが判る。

そして前後感。奥深い、までは行かないが、コーラスは後ろ、とかが判る。

また、スピーカーの上の方に音場が広がる。トランス付のフォノイコでは無理かと思ってたが、出た。

日曜に帰ってきて鳴らしたときは、インピーダンスミスマッチのような元気の無い音でがっかりしたが、二晩目から良くなって来た。312のマグネシウムアームパイプは音が薄いかと思ったが今ではそれは感じない。自作のフォノイコと相まって軽くふっと鳴る。ここまでなれば一応納得。お金持ちはこんな音聴いてるのか、いや、ここまで使いこなしてる人はどの位居るか?SMEのモデル30とかに付けると312はこんな音を簡単に出すのか?

もっと濃い音を期待してたが、良い意味で裏切られた。まあ、そちらは違うシステムで鳴らそう。メインシステムは「エネルギーロスを無くし」、「高解像度」で行く。

コメント

大理石キャビ6

2016-09-26 02:34:47 | アナログ

それでは今日はフォノイコを自作に交換する。

横の広がりは流石に減ったが、狭い訳ではないので良しとする。

何より音色が良い。3000のようなヒステリックさは無い。濃さも出てきた。これでしばらく聴きたい、というところだが、キャビの仕上げに入ろう。

コメント

大理石キャビ5

2016-09-25 03:42:01 | アナログ

それでは少し本気で調整しようこのタンテ。

まず。裏側のベニヤ部、アームのケーブル部分の穴の凸凹をリューターで綺麗にそろえる。

DP7000は12㎏あるのでこの大理石キャビにセットすると重い。30㎏位になると思う。持ち上がらないわけではないが、幅があるので廊下を通れない。まずはキャビをセット。

そしてアームを・・・。アームはこの状態では取り付けられない。キャビを縦に起こして取り付け、定位置にキャビを置いてタンテをセット。この間、ねじ穴を浚ったりした。

よしいいぞ!タンテ固定には木ねじ。アームは貫通ボルトM3。ではアームの調整に入る。

なんてこった!!オーバーハングが3~4mmほど足りない。3~4mm、目をつぶるか?いやいや、さっきの音を聴いたろ?このプレーヤーは化ける。ちゃんとやろう。またばらしてアーム取り付けの穴をやすりで伸ばした。

よしよし上手くいった。次はアームの水平。

水平にするには少し尻下がり。もう上がらない。Fo.Qのシートを外す。ハネナイトだけでも良いだろう。針圧も合せて終了。

さて、どんな音出すか。




コメント

大理石キャビ4

2016-09-24 02:41:39 | アナログ

それではいよいよ鳴らしてみよう。

緊張の一瞬。や、出た。お、結構まとも?DP3000はちとヒステリックだったが、こちらはそれが若干薄れている。ここが一番懸案だった。それからDP3000は回転ムラのように感じたが、こちらはしっかり安定。まあ、これはキャビのせいというよりタンテの性能の違いかと思う。以前聴き比べたときは7000は抑え付けられた?ような感じで、3000はゆったり心地よく鳴ったが、なぜだ?キャビでこんなに違うか?

一時間も鳴らしていると、化けた。

私の望んでた音。空間に響く感じが堪らない。音が鈍らない。しっかり出ているが、ヒステリックな一歩手前。これはこれで心地良い。もしかしたらまだマイソニックEMINENTの能力を引き出し切っていないのではないか。前後感は少し良くなっただけ、但し奥から音が響いてくる感じはする。そして各音がゆるぎない。ここに来て、ようやくSME312が本領発揮だ。寝なきゃならないのにもう少し聴いていたい。

もう少し時間が経った。コーラスがヴォーカルのちょっと後ろから聴こえるのが嬉しい。それから若干潤いというか、しっとり感が出てきた。どこまで変わるのか。今更20年も聴いてきたレコードから新発見。コーラスでも和声?高いほうと低いほうで分かれてたんだ。恐ろしき312。低音域のベースの音階が判る。前は低音が無くて、「インピーダンスのミスマッチ?」かと思ってた。

但し不満もある。音が薄い。これは312のマグネシウムに依るものではないか。また、ハットのフォノイコを自作のものに替えたら変わるだろう。但し、空気感は薄いかもしれない。これは各微調整後に期待しよう。

なぜかDP7000の回転数ロックもかかるようになった。一時期後継機種のDP80の二重タンテが気になり、欲しいと思ったが内部の画像を見て3000と変わりないじゃんか、と思い直した。

スピーカーからの音離れもいい。

今後の作業

1.アームをちゃんと取り付ける。今は乗っかっただけ。オーバーハングと水平もちゃんと取る

2.タンテをちゃんと取り付ける。重たいだけに大変だと思う。

3.足の交換。DP7000の腹が結構出っ張ってるので6~7cmくらいは持ち上げたい。手持ちのTAOC Super Insulatorを使うつもりだったが高さが足りないと思う。気になってるWind Bellにするか?高いんだよな。

4.大理石に穴が開いてるので、隠したい。ベルベットでも張ろうか。表面の反射・共振対策も兼ねて。

これで以前使ってたオルトホンAS309Sを超えたと思う。今更ながら、今まで聴こえなかった音が聴こえる。312の内部配線を交換したかったが今は充分だ。

3750のピアノの音は響板が鉄でできてるような音がしたので今回のもそうだったらメインには成り得ないかな?と心配してたが、今の音だったら大丈夫だと思う。

私の好きなEMT927、そしてMICRO 8000システム。最近出たテクダス、DENON DP100、HITACHIの重い奴。これらはキャビが金属ではないか?この辺からキャビに木材を使うのに疑問が生じた。

トーレンスTD521も音は良かったが、フローティングに疑問があった。音は良いのにこれでいいのか?と。これはオルトホン専用にしよう。

コメント

大理石キャビ3

2016-09-23 09:45:14 | アナログ

大理石の穴を広げた。裏はベニヤが貼ってあるのでアームコードが当たるのでその部分だけ削った。

なんか大理石の表面の汚れが気になる。マジックリンを使ったが何か汚れが残るのでピカールを使って磨いた。そこそこ綺麗になった。

仮組した。

ちょっとアームが後ろ過ぎ?まあ今更仕方なしウゥ~。

本組。とわ言えアームベースはまだ固定してないし、タンテも固定してない。大理石にはねじが効かない。貫通させて止める。ねじを手配をしないと。


コメント

タンテ集合

2016-09-22 03:36:34 | アナログ

大理石キャビ+DP7000を鳴らす前に全員集合。

もはやバカ。

コメント

大理石キャビ2

2016-09-21 23:09:09 | アナログ

それでは加工に入る。まずけがく。

SME312の有効長(タンテスピンドル~アームピボットまで)は295.6mm。有効長とオーバーハングはどちらを優先するか?有効長を優先するとオーバーハングがずれ、トラッキングアングルが合わない。オーバーハングを優先させればトラッキングアングルは保たれ、有効長が変わってもトラッキングエラーはそんなに問題にならない。

ドリルで穴あけ。

おっと、穴が小さかった。やすりで拡張した。

仮でアームを乗せてみた。ちと後ろ過ぎたが、その方がいいかも?目途がついたので、今日はここまで。後で穴をもっと広げよう。あとはキャビの厚さでアームのジャックとフォノケーブルをつなぐことができるか?フォノケケーブルのコネクト部分の接合の溝があと90度ずれてればケーブルがキャビと干渉せずに済んだのに。

 

 

コメント

大理石キャビ

2016-09-20 13:12:25 | アナログ

プレーヤーキャビネットを探していた。木材以外で。

DP‐3750を手に入れ、アームをDA‐307からDA‐303に交換して考えが変わった。「キツイ」といえばきつい音かもしれないが、全部の音を出している、そう感じた。これの元は木材のキャビはアームの振動を吸収:音をそぎ落としてる、そう考えた。カートリッジの音を殺している・・・。今ふっと思ったが、その殺してる音は共振・余計な音なので良いのではないのか?でもそんなに上手く行かない、共振と一緒にカートリッジの音も殺してる:カートリッジを支えてるアームは、カートリッジがカンチレバーの振動だけ拾えばいいのにそれが完璧ではないので振動がアームに逃げる。このアームの振動を殺すとつまらない音になるのではないか?(完璧はないので音作り、これがオーディオの面白いところ・・・言っていてHiFiはどこ行った?矛盾を感じる)。そこで木材以外のキャビを探した。

アルミの出物がヤフオクに出たが、ロングアームが付かないようだったので見送った。そこでちょうど出てきたのが大理石キャビ。DP‐7000用の穴付だ。

真四角に近いのが気に入らないがまあいい。もっと大理石の厚さが薄いかとも思ったが充分だ。

裏はベニヤが貼ってある。その周りには黒檀の様な突板が貼ってある。

ダストカバーのヒンジが貧弱なので外した。カバーも手作りっぽく使う気にならない。

取り敢えずタンテを載せてみた。いい感じかも。

それではアームの位置を決め穴を明けねばならない。

コメント

ハットオーディオ LCRフォノ3

2016-09-19 12:47:25 | PhfD‐3.2

このフォノイコはすごい。こんな部品で私の作ったフォノイコより広がる。電源トランスと一体型の躯体でもハム無し。しかし、音色が乾く。私の嫌いなトランジスタアンプのような音。オイルコンにしたら・・・妄想が広がる。

それに、但し、・・・これを求めるとどれかを外さなければならないが、「濃さ」が無い。これはトランスを使ったアンプでないと実現できないと考える。

もう少し余裕が出来たらこのアンプからコイルを取り出し、私のアンプに使おう。この時は一体型にしよう。私のフォノはL/R分離及び電源も分離だが、L/R分離は手間の割には音質的効果が解らない。

コメント

やっと帰宅

2016-09-18 22:00:00 | その他

岩手から帰っていた。撤収した。

2015.11.17に八戸行って3.15に野田へ。約10か月。

これでまた更新ができる。

コメント