analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

現在の機器、セッティング パワーアンプ

2024-02-03 11:37:55 | パワーアンプ

パワーアンプに関してはあまり思い入れが無い。

最初に入手した6CA7を使ってからメインはこれのみ。

他に300Bも使ってみたが、私のスピーカーには合わないと思った。

入力トランスで二倍ほど上げ、次段に12AX7、EL34のPP、そしてラジ技誌頒布のBW‐5k‐PPのOPT使い。

入力トランスと出力トランスがキモと思う。

タムラのA‐8713のIPTは本当は入力と出力を逆で使う。

OPTの型番は予想だがBalannced Winding - 5kiroohm - pushpull。

バランス巻き:プッシュとプルの巻線が対象、これが完全に近いという。

最初はアイエスオーのFX‐40‐5を使ってたのを入替えたが、アイエスオーのはなんか音色が乗っている感じがした。

そういえばNP‐126もFX‐40‐5に似た感じだ。

以来ずっとこのトランスを使っている。

シャーシーは木枠にアルミプレート(今は鉄板)を使っているが、特に問題ない。

カップリングコンデンサーはBBを使っている。

プリは無色透明でパワーで着色、なんて思ってた時もあったが、そのまま使っている。

BBは少々濃い目の音色と思うが、それも個性と使っている。

本当はインシュレーターとかも弄りたいが、今のゴム足で充分だ。

ただ、配線材はなるべく使わずパーツの足で代用している。

一個不満なのはチョークインプットで使っているチョークで、IPTに近いとハムを引く。

よって一旦離れた5U4GBから戻している配置が気に入らない。

むき出しのOPTは配線が長くなるので天地反転して配置。まあ、見栄えの問題かな。

電源トランスとチョークはタムラ。今はもう入手は難しいかも。

このトランスはほんとはアモルファスのOPTに合わせたいところだが、当時の最高の電源トランスと思って使っている。

今のところ、これ以上に欲しいと思えるパワーアンプは無い。

ほんとは211とかシングルの巨大アンプが欲しいかったが今は現実的ではないし、最近このパワーが満足になりだしたから良いか、と。

 

20240111

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回路インピーダンスってなんだ?

2023-11-25 00:04:56 | パワーアンプ

今は確かパワーアンプのEL34をIp360V、Ek27Vほどで使っている(はず)。

タムラの電源トランスPC‐6001は400Vタップの両派整流で、チョークの同A‐4006と100Ω抵抗で電圧を下げている。

この二つはインピーダンスを上げる要因だと思うのだが、このインピーダンスを下げるとレギュレーションが良くなるのか?大音量に強くなるのか?

チョークは整流に必要だからとドロップの100Ωを無くすには?

電源トランスのタップが360Vだったら良いのかな?

でもこれが定格なら電流増えたときに電圧降下を起こす?

どうなんだろう?この辺は機会が有ったら試してみよう。

 

 

そしてふと思いついた。

確か、このパワーをチョークインプットで使えば360Vくらいに下げれたのでは無かったか?

 

それともう一つ、初段の12AX7をパラで使う。

 

いま、パワーアンプの組み直しを考えているのでその前に確認しておこう。

アンプ設計って終わりがない??

 

20231111

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真空管のプレート電圧

2022-02-16 00:07:12 | パワーアンプ

真空管の動作例を見ていると、電圧に Ep(プレート電圧)、Eb(B電圧:負荷の手前)、Ebb(B電圧) と出てくる。今まではプレート電圧として扱ってきた。

しかしたまにEbで表示している物に出くわす。

オートバランス型のプリの元設計(那須氏)もEbで表示してたと思う。

プレート電圧は、カソード抵抗に依る電圧値によってプレート電圧が変わってしまい、確か既定の電圧にするのが大変でEpを使ってた記憶がある。

5687の規格表はEp表示のようだ。最大プレート電圧は330V(RCAの規格)。

パワーの初段を12AU7で動作点をこれこれ、と紹介してもらったこともあったが、今回はプレート電圧はなり行きとしてOPT手前の電圧を250Vを目標に調整してみた。

このやり方でも回路の抵抗:もし真空管のカソード抵抗が不良になったらEbは上がってしまうだろうし、どっちもどっちなんだが・・・。

 

っというのは調整しててプレート電圧が250Vを超えている物が有り、疑問に思ったのが始まり。

まあ、プレート電圧は実際にはカソード電圧を引いたもの、という事を聞いたことが有りほんとのところどうなの?と心配になった。

調整後OPT手前でRchが253Vとなった。Lchは244V。

3Vは勘弁してもらうとした。

あとで思ったが、プレート電圧からカソード電圧を引いたものはプレート電位差で、対アースのプレート電圧はプレート電圧では無いか?

手持ちの本を開いたら出てきたが、また違ったものが出てきた。

Epと思ってたものがEbとは。

 

この辺は以降意識して参考回路図を見るようにして考えて行こう。

何か出てくるかもしれない。

 

20211231

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サブウーファーのアンプ

2021-11-02 00:04:38 | パワーアンプ

プリアンプの出力にネットワークを置いてパワーアンプを二台繋ぐ計画

DS‐3000はフルレンジで使うのでネットワークはインピーダンスを合わせるだけ。

アンプはIPT付きのモノパワー。

 

DS‐W461は超低域のみでネットワークは現在用意してあるローパスのもの。

アンプはミューラード型のステレオパワー。

 

いきなり鳴らしても良いのだが、ネットワークの勉強をしてみる。

 

 

っと、その前に、ミューラードのステレオアンプを鳴らしてみた。

何とも言えない中高音の綺麗な響き。

けど全体に薄い。透けて見えるよう。

超低音は無い感じ。

へえ、こんな音だったんだ。

ただ、中音のキツさが有る。

あれ?なんで?

プリを外してパワーに直接CDプレーヤーを繋いだが変わらない。

トランジスタアンプのソニーTA‐FA7ESを鳴らしてみた。

このアンプでも中音がキツい。

ただ、これなりの音は出る。

深い感じ。

きれいな水の底を除いてるような感じ。

なんか偉い鳴り方が以前と違う感じだが、部屋の置き方で随分変わったな。

この感じは真空管では難しいと思う。

 

20211012

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シングルアンプについて その2

2021-09-24 00:03:06 | パワーアンプ

三百Bシングルアンプの回路の事だが、前段を310Aにしてだいぶ変わった。

本来は二段にするらしいが、ゲインが有りすぎるらしい。

しかし出力段を振り切るには二段が良いのかな、と最近思っている。

310Aをもう一組揃えるのは厳しいのでどうするか。

6SL7のパラではイマイチだった。

SRPPはあまり好きでは無いんだよな。

あとで歪む時の出力とグリッド入力電圧を測ってみよう。

EL34PPでカソードが30V。三百Bは60V。たしか45V程しか出てなかったような気がする。

そういえば故上杉氏はここの電圧を余り上げてないようだった。

OPTももっと大きい物にしたら・・・。

「OPTは小さいものが良い」とおっしゃる人もいる。

生憎私はシングル用のトランスを持ってないんだよな。

ソフトンあたりで良いのが有るかな?

 

 

このアンプはそこそこの電圧で、低いインピーダンスなので電流が結構流れる。

今の私の印象。と言っても要はEL34PPとの比較だ。

似たようなアンプで真空管の違いが少し解ったので、OPTを替えたらどう変わるか。

興味のあるところである。

EL34PPなら、

ソフトンRX‐40‐5

ラジ技社BW‐5k‐PP

アイエスオーFX‐40‐5

ノグチFM‐45P‐5

などを使った。5kで使っている以上、どれもそんなには変わらないと思う。

音色が少し違うぐらい。

余り期待できないかも。

 

 

測定しようかと思いプリとCDPをどかした。

今までは三栄無線のSRP‐200を繋いでいたが、メインのプリを繫いだらどうなるか?

これがまた変わった。

空気感は無くなったが、エネルギーが漲った。

出力を上げても歪まなくなった。

多分これなら出力が5W位は出てると思う。

はて、SRP‐200不調だったのか?

測定しようと思ったが止めた。

 

透明だと思ってたメインのプリの音は違った。

たまには電圧伝送のアンプで鳴らしても良いかと思った。

 

 

ロクハンのスピーカーは中音しか出ないのかと思ったが、二日ほど鳴らしてようやく変わった。

高音の減衰は距離が離れたからか?とも思ったが、そうでもない。

耳の高さにしてこちらに向けたら結構聞こえる。

 

久しぶりにプリの影響を思い出した。

 

けど、元気が良いだけで試聴には向かない。

バランス出力のプリと電圧増幅のパワーではなんかちぐはぐだ。

やはりトランス入力のパワーが良い。

 

20210913

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シングルアンプが鳴りだした。 (importance)

2021-01-11 00:01:06 | パワーアンプ

シングルアンプのパワーを16Ωタップにして、プリを修正したあと、ロクハンを少し鳴らしていた。

スピーカーをDS‐3000にしてみた。

結果は思ってた以上。

音量を上げたが、6SL7の時のようにクリップしない。

この音量が出ればまあ、満足。

ただ、余裕はない。一生懸命鳴ってる感じ。

中音の綺麗な、純粋な感じは少し後退した。

 

 

低域は雄大さが出た。下も伸びている。バランスは良い。

もっと下の「ズン」は出てるようだが少し弱いかな。

火の鳥を掛けたがこれなら聴ける。

欲を言わなければ、これで低域のバランスは良いところへ来た。

 

さらに大きめの音を出すにはもう少し出力が欲しいかな。

もう少し能率の良いスピーカーなら良いのかもしれないが、90dBのDS‐3000ではちときつい。

ただ、そんなに音量を上げないと超ハイファイな感じ。ティンパニなんか凄くリアル。

今まではなんか遠くで鳴ってるな、位な感じだが、今はステージの上のティンパニがイメージできる。

 

 

一通り聴くと色々考える。

これで充分じゃないか、という思いと、なんか物足りない感じ。

中途半端な気がする。

このアンプはもっと軽い振動版を鳴らすものではないか。

ロクハンの方が生きる。

 

 

 

良く調整されたアンプはどんなスピーカーも鳴らす、と思ってた。

シングルアンプは音色が単調になる。

川の綺麗な水の透明感を見てるという感じ。

対してPPアンプは光を吸収した海の色。場所によって色々な色になる。スケール感もある。

DS‐3000はPPアンプの方がコクが有ってよい。

機器には相性が有る、と言ってしまうと回路設計にそんなものあるか!などと考えてしまうのだが。

この辺は難しさでもあり楽しさでもある。

もしかしたら20W級のシングルアンプだったら・・・などと考えるが、それはやめておこう。

 

なのでロクハンのシンプルなシステムも欲しくなる。

DS‐3000はこれ一本(ステレオだから二本か)で何でも来い、というスピーカーだと思ったがなかなかそうはいかない。

そういう訳で最近気になっているのが、D55000(エヴェレスト)。

K2(あのキャビで低音出るのか?)でもD66000(顔が嫌い)でもない、古い奴。

能率が100dB有る。

一度ダイナミックオーディオで聴いたが、音に包まれる感じが半端無かった。

これをシングルアンプで鳴らしたらどうなるだろう?

 

20201121

20201122

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シングルアンプの音

2020-11-25 00:02:32 | パワーアンプ

シングルアンプについて、評価が変わってしまう。

メインでは使わないパーツでこの音なんだから、パーツにつぎ込んだら・・・

出力管にはタンゴトランス、カソードにはセメント抵抗・電解コンデンサー。

配線材はW.E.?

カップリングコンに指月の黄色い奴。

私的には舐めたパーツ使ってるんだけど、それでこの音が出るのが信じられない。

パーツ強化したらどんななるんだろう?

 

 

そういえばOPTのタップが16Ωだ。

ワニ口で簡易的に繋いでみた。

音が少し厚くなった。それでもEL34PPには程遠い。

そしてどこにいるか分からない定位がまとまってきた。

それでも「ここにいる」と指差しできるほどではない。

まあ、一般的な古典アンプってこんなような気がする。

 

 

もしかして、火の鳥(LP)が鳴るんじゃ・・・・かけてみたが、残念、低音のズン、どころかドンも無い。

やはりこんなか。

でも少し安心した。これでEL34PPより良く鳴ってしまったらシステム入れ替えか?なんて考える。

試しにシャイーの春の祭典(CD)を掛けてみた。

するとこちらのほうが低音は出てる。

もしかして、PR‐300のフォノイコの低音が伸びてないのか?

ラインアンプのLfD‐1を繋いだらどうか。

これは後でやってみよう。

 

 

先日コメントを頂いたので、シュアのV‐xMRからⅣ‐MRに換えてみた。

此方の方がごちゃっとせず、整理される。

一音一音がコロコロとし、分離する。

弱冠以前の乾いた感じが残るが、全体に生き生き鳴る。

これなら声をかけたくなる。ヴォーカルを聴きたくなるの意。

 

 

 

 

シングルアンプは透明で純な音。声が特に良い。コーラスも控えめで無くヴォーカルに負けじと出てくる。

ただ低音が弱い。PR‐300のF特そのままの感じがする。

 

ちょっと前ならこんな音を求めてたが、ある時からもっと肉厚の音、低域の十分な音を求めだした。

 

まあ、DS‐3000でなくロクハンの方がマッチしてると思う。

しかしDS‐3000でもこの中音が出たらなあ。

 

20201114

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不明ダイオード

2020-11-12 00:05:32 | パワーアンプ

310A(ロシア)はヒーターが10Vだ。

こんな電圧どうする?

ネットで91式のアンプを探してたら面白いものが有った。

”倍電圧整流”

どこぞのガレージメーカーの評論家も言ってた。倍電圧は音が良い。

これだ。

これぇだ。

ダイオードを探す。

覚えのないダイオードが幾つかあった。(オイ)

この形は日本インターだろ、ってネットで見つからない。

77Bと有るので検索したら、東芝だった。

 

 

 

S5277B

ピーク繰返し電圧VRRM 100V

平均準電流I(AV) 1.0A

ピーク1サイクルサージ電流IFSM 50A (50Hz)

接合温度T -40~150℃

保存温度Tstg -40~150℃

ピーク順電圧VFM 最小-V 最大1.2V

ピーク繰返し逆電流VRRM 最小―V 最大10μA

熱抵抗(接合・周囲間)Rth(j-a) DC最小―V℃ 最大120℃/W

ロット番号は2007年、pの月の見方が分からない。

まあ、いい。

 

ヒーターは6.3V2Aの巻き線使うから20Vもあれば良いと思う。

310Aは0.32A×2本だから0.64A。二倍みて1.28A<1A

多分行けんじゃね?

 

最近はダイオードも分かってきた。

以前は真空管アンプB電源の400Vの三倍で1200V、しか考えてなかった。

のでこういう検討も楽しくなった。

 

20201107

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パーツ購入

2020-11-11 00:04:39 | パワーアンプ

310Aのソケットは手持ちが無い。

しかもグリッドキャップも無い。

 

グリッド抵抗390kΩ、カソード抵抗1.1kΩとTA‐F555ESXⅡの4.7MΩを合わせて注文。

ハンパものでE34Lが有ったので一緒に購入。

UZソケットはヒーターが太く間違って挿す事は無いようだ。

グリッドキャップは嵌り具合が丁度良い。

抵抗はカーボンなのだが見た事が無いタイプ、いや、TA‐F555ESXⅡの物に似てるかも

ついでに真空管は・・・

ん?しくったかも。箱のナンバーをみて 「はっ」 と思った。

シールで訂正している。それにペアチューブ、とはどこにも書いてない。二本セット だ。

やられた。かな。チェックが甘かった。

中国相手なら警戒したけど、国内だからな。

それから徳島から送ってもらったが追跡がいい加減だった。発送の次が到着だった。経由地もない。

昨日15時過ぎに送ってもらって午後便で到着してた

でも関東なら朝には着いてたな。

ま、ソケットとグリッドキャップが良さそうなんで良しとしよう。

 

20201106

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ロクハンを(もっと)鳴らしたい。

2020-11-08 00:03:48 | パワーアンプ

3百Bシングルアンプで鳴らすロクハンは、メインスピーカーでは出ない中音の純粋さがある。

ああ、DS‐3000でもこの中音が出たらなぁー。

 

三日ほど鳴らしたかな。どうしてもロクハンの箱を大きくしたら、とか、アンプの初段を310Aに換えたら、とか考えてしまう。

ようはもっと低域を充実させたいのだ。

 

妄想してても始まらないんだけど。

② ミューラード型PP・ULパワーとPR‐300プリ

③ ミューラード型PP・ULパワーのみ

④ TA‐FA7ES

と鳴らしてみた。

 

② パワーをミューラード型PP・ULに換えてみたら、全体に豊かな音になった。

③ プリを外してみたら、良く鳴っているが何かつまらない。

④ トランジスタにしたらさらにつまらない。ただ、分析的に聴くには良いと思う。

結果、三極管アンプは低音が無いが これで無くては という音がする。

余計な音がしない、純粋な音「音楽」のみ鳴っている。ある意味究極?

 

ここで、TA‐F555ESXⅡを使ってみた。

多分これがロクハンを一番鳴らしている。

バランス的にはミューラード型パワーをプリなしで鳴らした場合に似ている。ただ、あちらはふわっとしてこちらは筋肉質だ。

高音が伸びてないのは変わらないが、あまり気にならない。

 

こうなるとFA7ESは何かおかしい。

遠くで小ぢんまり鳴っている。インピーダンスが合って無いような感じ。

ベースモデルのFA5ESのダンピングファクターは100らしいが、多分FA7ESも同じだろう。

ただ、スピーカーのマッチングインピーダンスがどこにも出てなく16Ωが使えるかどうかが今のところ不明だ。

・ ・

・ ・ ・

けれどやっぱり三極管アンプで鳴らしてやりたい。

DS‐3000では出ない世界が有る。

 

やっぱり組み直すか。ゆっくり考えよう。

 

20201103

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ちょっと一息、の続き

2020-09-20 00:04:49 | パワーアンプ

ヤマハの薄型アンプとボーズの161の間にザイカのトランスをかましたが、綺麗だが力が無い音だった。

すぐに飽きてしまった。

 

使ってない真空管パワーを持ってきた。

ミューラード型のEL34PP ULになる。

こちらの方がちゃんとスピーカーを駆動してる感がある。

ヤマハのアンプは相性がある。

思えばボーズの501Vも真空管アンプとの相性は良かった。

紙コーンだからか?

161もこんなに鳴らしたことは無かったが、結構鳴る。

 

それでは、と、アナログをかけてみる。

フォノイコはCR型のPhfD‐1、プリはLfD‐1、パワーはMfD‐4となる。

トーレンスのタンテでSYNERGYでレコードを掛ける。

いつもはCDを掛けた後のLPは力の無い、実力の差をおもいしらされるのだが、今回は違った。

レンジ感は無いのだが、密度の濃い感じになる。

そりゃ、クラシックを思いっきり聴こうとすると無理があるが、なんか落ち着く音だ。過不足無く不満がない。

そぎ落とされた、輪郭が不自然なんてのがない。

ってこれはDS‐3000の不満なのだが。

なんか吸い込まれるような不思議な感じだ。

こうやって聴くとミューラード型はいい音だ。マンラツの8が想像できる。ラインアンプも一躍を担ってる。

 

TA-F555ESXⅡのパーツが来るまでもう少し遊ぼう。

連休に入ったので明けになると思う。

 

20200918

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久しぶりに三極管アンプ

2020-06-30 00:06:18 | パワーアンプ

ラインアンプのNFBが上手くいかない。

煮詰まってしまったので気分転換をする。

久しぶりに三00Bアンプを持ってきた。

これは初段のゲインが足りないみたいで大きな音が出ない。

電源トランスは以前、ラインアンプに転用として外したままだった。

ついでだから、手持ちのPMC-150Mにしてみる。

元についてた電源トランスはLH‐150で、B電源用に300V150mAが有るが、PMC-150Mは350V150mAになる。

幸い取付穴が同じで加工無しで交換できた。

電圧は最初上がらず、電流容量が上がらないとダメか?と思ったが、交換するドロップ抵抗を間違えてた。

これで初段6SL7のプレート電圧が130Vから200V近くに上がったが、音量はあまり変わらなかった。

電圧測定時、スライダックで昇圧したが、たまに「チキッ」と音がする。

また電解コンデンサーか?と不安になり、スライダックでACを90Vに抑えて鳴らす。

内部を確認したが良く分からない。

電源のフィルターコンデンサーは外装を剥がしてしまったので耐圧が分からないが、設計では500Vとなっていて、当時の私は規格は守ってたはずなので良しとした。

6SL7のソケットのプレート端子が金物に近かったので、念のため外した。一応そのあとは音が出てないようだ。

 

最初のテストはNS-10MMで行った。

メインの6CA7PPで鳴らすと、もっさりした音を出したが、この三極管アンプではクリアーな音を出した。これは・・・

DS-3000でも鳴らしたが、鳴り方は以前と変わらなく、薄い、透明だけど物足りない感じだ。

これまではパワーに直接DAPを繋いでたが、プリを通したら普通のアンプの音になった。

なんでこんなアンプが評価されるんだろう?

タノンイならいい音を出すのか?と思ったが、それならうちでは高能率の山水のSP-50を繋いでみた。

この組み合わせは今までやってなかった。

しかしこれが当たりだった。

SP-50はメインの6CA7PPでも元気のよい音を出していたが、三極管アンプでも独自の世界を現した。少しパリッとしてるが、大げさだがタノンイのスピーカーで出た透明な音場を再現した感じだ。

いたが、いやあ、びっくりした。このスピーカーの使い方、間違ってた。

これならDS-3000と対極な音になる。

面白いサブシステムが出来上がりそうだ。

 

 

 

 

 

20200626

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アイエスオー FX‐40‐5

2020-01-05 00:04:21 | パワーアンプ

ロクハンスピーカーがイマイチになってしまった。っと言ってもそこそこは良く鳴ってるのだが、以前はもう少し良く鳴ってたような気がする。ま、あの時はバスレフの箱だったからかもしれないが。

一個やってないことがある。アンプのスピーカー端子の16Ω。

P‐610AJは16Ωだ。

アイエスオーのFX‐40‐5は以前片方の音が出なくなった。外して置いたが、先日インダクタンスを測っても左右で違いが無かった。数日前抵抗(導通)を測っても左右で違いが無い。

端子部分の結線が外れてたのかな、とも思うので、解体して確認した。

配線は全部繋がってるようだ。

ちなみに本体はピッチのようなもので埋もれている。

〇ックスのトランスOYシリーズは良く切れる、なんてことは何度もネットで言われてるが、アイエスオーのトラブルは皆無だ。

ちなみに今まで使ってたソフトんのOPTも開いてみた。裸だが、トロイダル型だ。巻線はずいぶん少ないように思う。

FX‐40‐5をEL34PPstereoタイプに移植した。

配線はULなので結構めんどくさい。

電圧を測ったら問題無かった。Rchの出力段カソード電圧が少し低いが、よく考えたら真空管がミュラードだな。Lchのエレハモは電圧が高めに出る。

 

よおーっし。音出しだ。

Rchが出ない。あれ?出力段しか電圧測ってなかったから電圧増幅か位相反転段かな?

真空管を入れ替えたが未だ出ない。

そいやOPT変えるまで音出てたんだから、電圧増幅・位相反転段は問題無いな。

一回サイン波入れてみるか。

問題無い。へ?なんで?OPTの二次側がダメ?なわけ無いか。

 

そうか、スピーカー端子がすっこ抜けたんだ。変わったファストン端子の多分110シリーズ。

差し込んで再度音出し。が、また出ない。

また抜けてた。

カシメて接続、今度は音が出た。

カシメて結線してる最中、箱に顔を突っ込んでるのだが、その時の低域のエネルギーが凄い。箱を前後ひっくり返して聴いている。

 

最初、勿体ぶって8Ωで鳴らした。これで何が悪い?という鳴り方だ。

それでは16Ω端子に繋ぐ。

こいつだ。このエネルギー感だ。

8Ωの時は手足の指先まで血が巡ってない感じ、と言うか、なんか「鳴り切ってない」感じがする。

EMINENT(1.8Ω)を40Ωのトランスで昇圧した時のような。

そういえば最初のDL‐103FLもこんな感じだったな。

アンプの出力インピーダンスとスピーカーのインピーダンスのマッチングに付いて、おしgooでも質問したことが有るが、単純に出力の違いだけでは無いと思う。

インピーダンス の マッチング はF特でもない、出力でもない、電力を100%送る何かがあると思う。

 

これはもしかして、とDS‐3000でも鳴らしてみた。

なんと、鳴り切ってるじゃないか。

けど、なんか不自然かな。各音がちぐはぐのような。

作り物の音っぽい。

オーディオ的快感は有るのだが。ちょっぴり安心。

 

FX‐40‐5だった。このOPTは私の中ではスタンダード。ラジ技のBW‐5k‐PPに替えたときは、抜けの悪いOPTだな、と思ったが、今ではバランスの取れた良いOPTだ。

他のOPTののように無機質でパリパリではない。ちゃんと肉付きがある。バタ臭い感じまでは行かない。日本のトランスだ。

しかしこのトランス、安価かったな。二十年ほど前に購入したが、もっと購入しておけば良かった。

ゼネラルトランス、春日無線、東映などもほとんど変わらない価格でやってるようだが、もう少し価格を上げても良いと思う。アイエスオーのトランスは現在復活したらしいが、現在ではこのくらいの価格には成るのかな?と思う。おいそれとは買えないが。

なんにせよ、FX‐40‐5が生きててよかった。

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部品収集開始

2019-04-11 00:04:36 | パワーアンプ

次のアンプは300Bシングルで行く。

初段6SL7para、ダイオード整流だ。

部品収集にアキバに行ってきた。先月は車検で控えたので2か月ぶりか。

行きはナビの案内がおかしくなったり、信号に良く当たったり、何かおかしい。

こんな時はなんかある。事故に注意しながら向かう。

最初、駐車場代が高いため、ヨドバシアキバに入った。ここで真空管を買う。店員に聞くと、一本しか無いという。もう一本はほかの店か、最悪ヤフオクで探すか。

ポイントを使い、駐車場無料でかなり浮いたぞ。

次に久しぶりに若松通商に行った。ここは慣れていないので品物を探すのに時間がかかった。

1kΩ20Wのセメント抵抗、UX-4P真空管ソケット、電源ドロップ抵抗のスケルトン2W33kΩと39kΩ。これだけでは物足りないので5色の配線材FUJIKURA製を購入。真空管はペアしか無いという。見送り。

次も久しぶりに三栄電波に行った。旦那さんお変わり無さそう。ここでは電解コンデンサ25V47μFと2.5W50Ωの可変抵抗器を購入。「50Ωは最後の数字が0だね」と教えてくれた。私が手に取ったのは”501“で500Ωだった。

次にクラシックコンポーネンツに行った。さんびゃくびーが見当たらず、うろうろうろうろ。ようやく探したが、ペアしか無い。ちょうどEL34のペアが安くあったので此方にした。アムトランスで買うつもりだったが、断然安い。ラッキー。

どこに行ってもサンビャクビーの一本物が無い。信号に当たったのはこの為か。もし他の銘柄でペア管を買うとすると、今日の淀秋での三百ビーは無駄になり、ポイントまでも無駄になる。軽いめまいがした。

まあ、でも久しぶりに満足な買い物だった。

※後日、ヨドバシ・ドット・コムでサンビャクビーもう一本注文したら出来たっぽい。

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6CA7シングルのアンプ

2019-04-10 00:05:51 | パワーアンプ

6CA7のシングルアンプがある。増幅回路をエポキシで固めた奴だ。 

https://blog.goo.ne.jp/soruboseinn/e/82e38ef51bd10c60f51280b994d642cc

確か大学2~3年の時作ったやつだ。

アンプのCR類の振動を抑えると音質が良くなるらしい。アンプのモジュールもエポキシで固めてるものが有るし。そこでエポキシをアンプ内部に流したら真空管ソケットの端子にまで染み込んでしまい真空管が刺さらなくなった。

ドリルで掘ってかろうじて導通があるところまで刺さるようになったが、接触不良が怖い。

私の最初の真空管パワーなので記念に取っておいたが、勿体ない。

解体することにした。

 

何故かこういうメインで無い機器をきれいにするところが私にはある。

ばらしてハンダを吸い取り、埃を落とした。

このころのハンダって何を使ってたんだろう?溶けるの早いから普通の奴かな?

OPT、PT、CHのトランス類。PTのLH150はヒーター回路が4つもあり、使い易そう。OPTのU-808はタンゴの名機だと思われるのだが、良い音のイメージは無い。チョークは良く分からないが、これらにバランスが良い。

ヒューズ、電源スイッチ、ネオンランプ、電源コード。

電源のコンデンサは外皮を剥がしてしまい容量・メーカーが分からない。測ったら多分500V47μF。

ダイオードはMB-1Fとあるが、メーカー不詳。買った記憶が無い。1S2711相当らしい。

増幅部はエポキシで固めたが、カップリングコンデンサだけは何とか救出出来た。

こいつはシールをはがして透明の熱収縮チューブを被せた。両端はちょっと破損したのでメタルロックで固めてみた。

そして入出力端子。

ブラックゲートのコンデンサはエポキシに埋まってるので勿体ないが諦める。

シャシは廃棄だな。

 

この辺で次のアンプを作るか。

シングルが良いが、割と出力が取れないんだな。

パラシングルはやってみたいが、電源トランスの容量が足りないかな。8A60なら良いのかな?

作ってどうする?メインでは使えない。

ARかSP-50を鳴らすか?

三栄のPR-300も余ってることだし。

この検討が楽しい。

 

そうだ、前からの懸案、三極管ってどうなの?

さんびゃくびー行ってみるか?

手持ちで出来る範囲で。

早速本を開いてみたが、いまいち。

ネットで探すと良いのが出てきた。

初段6SL7、OPTがU-808。電源トランスがPMC-150Mとなっているのだが、手持ちにある。けれどもここはLH-150としたい。タンゴ同士でということで。

元回路は整流管だが、ヒーター巻線が足りないということで電圧増幅感と出力管でヒーター電源を共用している。ここはコストダウンのためにもダイオードの整流にしようと思う。丁度5U4Gも有るのだが、一本だけだし。

そうするとかなり節約できそうだ。よしよし。

配線はW.E.の物を使いたい。けど手持ちが有ったかな?

抵抗はA&B。コンデンサは敢えてオイルを使わない。

電源もブレーカーは使わず、スイッチとヒューズにする。

EL34PPmonoとの差が付きすぎ?とも思うが、現代の手法を使って古典管を動作させるよりも、当時の物でやった方が相性が良いのでは?と考える。思えば空気感は私の技術が未熟だった25年前でも理解できたことであるし。

 

以前にもショップ等で何回か聞いた三極管の音。私にはほしいと思われなかった。

空気感が出ない。ステージの広さが分からず、楽器だけ鳴ってるようだった。

自分のシステムに組み込むとどうなの?

今回それを確認する。

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