analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

現在の音18

2017-06-30 00:59:56 | システム

昨日は良い音で鳴っていたが、メインには成り得ないと思った。何故か。一昨日鳴らしたアルルの女はこれまでにない音で鳴った。しかし今日はそうでもなかった。

おかしい。そんではポップスを掛けた。

この人はサード?アルバムが気に入って、それではファーストも、ということで手に入れた。レコード会社に電話して「あと4枚です」と言われ、店に注文した。世の中CDが出てたがあえてLPで買った。

これだ。空間いっぱいに鳴り響く。これなら文句ない。


フォノイコはCR型に限る、というのをたまに耳にする。NF型は妙な、不自然な響きが付くと思う。分かる気がする。が、LCRを聴いたことが無いのかな?気の毒に。と思う。しかも世の傑作真空管プリといわれるのはNF型なのに。

もう一枚。エヴァンスの好きな一枚。

これも一杯のに広がった。よしよし。でも音色はSP-50で鳴らした方が雰囲気出る。DS3000ではパリッとしすぎな感じだ。

もしかしたら、CRフォノがやっと目覚めたかもしれない。

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現在の音17

2017-06-29 00:59:37 | システム

昨日のLPは良かった。聴いてる最中は良かった。

だが、聴き終わり、記憶を反芻すると何かおかしい。

どうもインピーダンスのミスマッチのような、力を出し切ってないような。そんな感じがした。

いつもHATTのLCRフォノイコはそんなイメージが付きまとう。

そこで今度はCRフォノイコに出てきてもらった。これはもう一年近く鳴らしてなかったかもしれない。

音だし。

うんうん、この音だ。何も付け加えない、素朴な音。ばばーんと鳴らす感じは無い。インピーダンスのミスマッチのような感じもなさそう。ただ、このフォノイコは、増幅度が小さい。音が小さい。それでも無理無く、優しく、音が出る。良い感じだが、まだこれではメインにはなれない。そう、LCRフォノイコの音を知ってしまったから。

EL34PPmonoでは替えたパーツがもう一つ有った。電源のフィルターコンデンサ。これはJJのやらサンオーディオのフィルムやら無名のコンデンサを使ってみた。

しかし今回は長年温めてきたブラックゲートを使うことにした。温めてきたわけではない、もうすぐ寿命と思われるから。購入してからかれこれ30年近くになるか。

いやー当時は一番高い部品だった。真空管アンプに使ってきたが、「良い」と感じたことは無かった。しかし今のこの音はこのBGが利いてる気がする。無名のコンデンサ(UNICON?)をこの前に使っていたが、BGに替えてこの空間感が出てきた気がする。


今後の予定

LCRフォノイコを組み直す。

☮これはインダクタを代える。

ケースを左右共有にする。

パーツは良いものを使う。

など。


EL34PPstereoを組み直す。

☮パーツは今まで否定的だった物を使う。

☮電源は倍電圧整流なのだが、どうしたものか。両波整流にしたいのだが。

☮シングルでシンプルに組みたいのだが、良い回路が無い。いっそ三極管にするか?でもFX40-5を使いたい。ならやっぱりウルトラリニアか?6L6辺りを使って。


・・・そいやシングルのアンプも有った。アレは確かタンゴのU-608を使ってた。あれのトランス類はタンゴでも下のランクっぽい物だったな。でも良い音してたんだよな。


妄想は尽きない。

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現在の音16

2017-06-28 00:24:01 | システム

ようやく形になった私のシステム。嬉しい。

CDを鳴らしたらとても良かった。ん?じゃあアナログはどうなんだ?

いま、自作フォノイコは解体中なのでHATTフォノで鳴らそう。

相変わらず薄味な鳴り方だ。でも広がる。よしよし。音が漂う。心地よい。

以前秋葉原のオンキョーショールームで聴いたSCEPER3001の音を思い出した。あの時は大学生。こんな音も有るんだ。私には縁のない音、そう思った。

しかし30年近くもなろうか、それに匹敵する音が出た。あの時程エネルギー感は無いが、このDS3000の音ともいえる「スタティック」というか、ぅわ~~んと漂う音。これが心地よい。

今ではCDの音がLPを上回る。そろそろフォノイコに行くか。

真空管パワーがこのシステムの要。

他は在り来たりの機器なのに。

長年聴き続けたCD。もはや聴いたことのない音は無いと思っていたが、出た。今回は中低音。チェロの音色に似た音だ。これはSNが上がったから出てきた音と思う。今までノイズが有るとは思わなかった。しかし各一音一音がリアルになった。そう、ノイズが晴れたかのように。それからコーラスがよく聴き取れるようになった。もう官能的。何にも邪魔されず、ぽっと浮き上がり、上方に移動したのも分かるよう。

もうたまらん。

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EL34PPmono作り直しⅡその14

2017-06-27 00:53:32 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

もう片方も組んだ。

鳴らしてみた。これが望んでいた音だと思う。

広がる。ちゃんと聴き比べてないが、トランジスタのBTLに匹敵してると思う。

低音もそこそこ出てる。末広がりのバランスではないが、この中音なら仕方ないかも。私は低音にはあまり執着してないのでいい。

そして声。アカペラのようなものを掛けた。

この広がりに合わせ、声が滑らか。

なんでこの音が出るのか不思議だ。求めた訳ではなく、回路を詰めた、その結果だ。今までいつもそうだ。

理想の音はない。ただ、いろんな音、知り合いの家の音、フェア等で聞いた音、うちではSP-50のフルレンジの音・BTLの音・トランジスタの音。

これらを超えるようにやってきた。

その結果の音。

「特徴のない音」かもしれない。

最近音楽を聴くのに個性:癖が邪魔になる。

タノインの弦の音は良いが、他がだめだ。いや、ダメではない。ピアノがふやける、とか。

ジャンルを超えてなんでも掛かるシステムにしたい。それが今のシステム。

思えばこのアンプは普通のアンプに入力トランスを載せただけだ。

それだけでこの音が出た。

この後どうするか、今のところ思いつかない。

音楽掛けよう。

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EL34PPmono作り直しⅡその13

2017-06-26 00:41:29 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

片ch組上げた。

 

入力端子の周りのアースを替えたが、ちょっと納得いかない。信号の流れに沿ってないような気がする。

ちょっと鳴らしてみた。Rchがまだだが、まあいい。

ちょっとハムが出てる。今までなら気にならないレベルで「ブーン」。

音だが・・・もしかして、すごいかもしれない。

早くもう片方も組みなおそう。

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EL34PPmono作り直しⅡその12

2017-06-25 01:47:13 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

EL34PPmonoのアースを検討する。

これには実体配線図のある資料がほしいが。ちょうど上杉さんの記事にある。これを検討する。

例えば、

アースの概略のみ書きだしたものがある。

凡そこんな感じだ。パワーアンプの共通点は。

1.SP端子とRCA端子は最短で結ぶ。

2.RCA端子とVRは距離を置き、同軸の配線のアースで結ぶ。

3.電源のコンデンサの端子にRCA、SP端子を最短で繋ぐ。

4.出力管のカソードは出力トランスに繋ぐ。または初段のアースに繋ぐ。

5.初段のアースは入力VRに繋ぐ。これはRCA端子経由で電源コンデンサに行く。

こうなると、アースループができてるように見えるが、出力管で一度切っている。(今気が付いた)

 

 

今まで私がやってきたアース配線は、入力から順に出力へ繋ぐ。シャシアースは入力付近で落とす。

それから「回路」ということを考えるとアースはシャシで繋ぐのではなく、ちゃんと配線で繋ぐ。

ちゃんとこれをやると、ハムが消えたことがあった。これを信じていた。だが上杉さんのはちょっと違うように思える。

今回これを考えるようになったのは、電源回路と増幅回路は一つのループで考えるのか、二つのループで考えるのか、が気になったからであった。

 

 

というのを考える前に、「共通インピーダンス」を理解してアース配線をするのが先ではないか、とも思う。

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sub-Retroその8

2017-06-24 02:00:48 | システム

サブシステムのSP‐50をBOSEの301Vに替えてみた。

半年以上鳴らしてなかったからか、なんかパッとしない音だ。



しばらく鳴らしていると、本領発揮してきた。空間感が良い。

が、しかし、どうもこのスピーカーは、人工的な味がする。

低音はズン、と心地よい鳴り方をするが、どうも共鳴管?の音がする。

中音もなんか音が纏わりつくものがある。

うーん、この場合、最強のBTLが裏目に立た感じがする。このスピーカーは個性で鳴らしたい。

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EL34PPmono作り直しⅡその11

2017-06-23 01:41:24 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

アトラスのインシュレーターキットを買ってきた。金具なしの絶縁体のみ。今まで使ってたのは、はんだごての熱で随分変形してしまったので交換と、今のままではパーツの配置が納得いかんので再度組みなおそうと思った。

まずは解体。

やはりこのスタンドオフ端子を使うとこうなってしまう。向かって右が高圧側、左が低圧側。

仕方無い、前と同じで行く。

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LCメーター

2017-06-22 01:39:21 | 測定関係

LCメーターを使ってみる。

被測定器はアイエスオーSC-5-150チョークコイルだ。

変な機械でチョークを帯磁させるのもやなので使う予定の無いものを用意した。

測定。

5Hのものだが測定結果は4.36Hだ。微妙な数字。チョークの誤差か、計器の誤差か、両方か。



それではHATT H‐LCR‐EQのインダクタを測ってみる。

L側は左右とも46mH。

H側は1.819H、1.931H。こちらはちと差が大きい。

 



今まで使っていた野口のインダクタは公称FEQHは1.9H、FEQLは45mHなのでまあ、同じものと考える。



この計器は誤差が大きいのか?そう考えると国産を買っておけばよかったのか?

しかしキャパシタンスの計器のように「誤差があります」なんてなるとそれも仕方ない。

とりあえずこれで行こう。

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久しぶりのAKBその2

2017-06-22 00:00:00 | その他

といっても2か月ぶりか。

H-LCR-EQのコイルのインダクタンスを調べるため、LCメーターを購入。DM-6243。中華製だ。

ずいぶん安価い。ちょっと心配かも。

もうひとランク上のものもあったが、ケーブルが別売りでずいぶん高価くなってしまうため、「安価いのでいいか」と。

秋月で購入。・・・まだ使ってない。



秋月・・・秋葉原では、というより全国的にも貴重な店だ。ありえない価格で今では貴重な商品が置いてある。まあ、いつも客でにぎわってるが、長く在ってほしい店だ。


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sub-Retroその7

2017-06-21 01:19:46 | システム

サンスイSP-50をBTLで鳴らす。

LPなのだが、カートリッジは昇圧トランスを使わず、フォノ直接だ。

レトロはどこ行った?いや、若干、ほんの少し音色は残っている。ちょっとかすれたというか、ささくれたというか。それがかなりなりを潜めた。これはネットに組格子を使ってるからか。



ちょっと考えなければならない音と成った。

中音は薄い。こう書くと「薄っぺらい」ととれるがそうではない。軽く音が出る。煙のような音。存在感は有る。

高音は繊細とかキレとか、というより自然、か。スピーカーから出るというより空気から発生、とでも言うか。

そして低音。このスピーカーは低音が出ないと思ったが、そうではなかった。「ズン」という低周波のようなものはないが、「わん」というように聞こえる低音が出る。


これを聞くと、HiFiな音はこんな感じで、DS3000は偽物の音か?と思ってしまう。

やはりフルレンジは「正確な音」を出す。そしていい音だ。聞いていて心地よい。

「究極」という言葉が頭をよぎる。

オーディオをやるのではなく、音楽を知っていくとこういう音を求めるのではないか。

将来DS3000が使い物にならなくなってオーディオを続けてるとしたら、こんなスピーカーでいい音を出す、なんて想像するとそれもいいか、と思う。

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久しぶりのカセットデッキその3

2017-06-20 01:10:44 | カセットデッキ

A&Dのカセットデッキが不調だ。

ヘッド、ピンチローラーが上がらないのは何とか戻ったが、再生しない。これの駆動プーリーがスリップしてるのでゴムベルトを交換した。55mmと50mmがあって買って来たが、本機のは53mmらしい。

右が古いもの。上のほうが小さいプーリーの癖がついて少し曲がっている。

 

55mmを使うとゆるいのでモーターマウントの穴を長穴にしてモーターをずらし、ゴムベルトを張ろうとしたが寸足らず。

しかもモーターが移動した分天板に当たってしまう。

反対に距離を縮めてテンションを緩めにして、50mmのベルトを使った。少しでもテンションを緩くするため細いベルトを使った。

やってるうちにモーターの結線が切れた。

音だし成功。ううん?右の音が小さい。

アジマスズレかと思いねじを動かしたが、変わったのは高音のみで、音量は変わらない。

デッキ~アンプ間のケーブルを右左で入れ替えたら、音の小さい原因はアンプだと分かった。

さほどがっかりしない自分にがっかり。

いやいや、このアンプはBTLで片chしか使わないから良いか。

そいやBTLの2台使いの時、片方の音が小さい時があったがそれが原因かも?

 

カセットデッキは今やテープが無いので録音機としての意味はない。再生機器だ。再生のためだけにこの機器か、ちょっともったいないか。

録音機としてはこれら2機種は優秀だ。

しかし再生機としてはナカミチの噂をちらほら聞く。

しかしもうテープメディアは終わりだ。ソニーのデッキを見て終わりにしよう。

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久しぶりのカセットデッキその2

2017-06-19 02:53:19 | カセットデッキ

ほかにもいろいろやる事あるのに、カセットデッキに手を出してしまいやめられなくなった。

カセットデッキはいつか昔の曲を聞きたくなった時のために残してある。それが不動のままとは気が済まない。メインになりえないと思いつつも。

中を開く。

問題はホルダを開くのと再生のヘッドを持ち上げる?駆動装置が不調。ホルダは開くが、ヘッドが持ち上がらないらしい。ベルトが伸びたようなので本来は交換しなければならないが、手元にない。いや、有ったかも?でも20年も前のものだ。捨てたかもしれない。

 

取り合えずモーターをずらしベルトにテンションかけようとするも失敗。このままモーターを外してみようとしたら、外れないと思ってたベルトとプーリーの一式も付いてきたラッキー。

 

ベルトを触ると硬化してる。しかも小さい駆動プーリーの形の癖もついている。もうだめだ。ネットで探したら千石電商で扱ってるようなので見てみよう。

しかしこのデッキはソニーのディスクリート?と違いIC化してるのか中身が薄い。でもメカはしっかりしている。トランスはケース入りだし。

これでも良い音出すんだ。

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久しぶりのカセットデッキ

2017-06-18 00:03:47 | カセットデッキ

フェイスブックを見ててカセットデッキを動かしたくなった。

まずはA&DのGX-Z9100。これは動かなかった。早速開帳。

キャプスタンを動かす為のリンクが固い。5-56を吹いて動きやすくした。

次はリールを動かすためのゴムベルトがおかしい。

ひび割れして、スリップもする。ゴム用のスプレーをしたら滑ってしまった。少しふき取り。

FL管の照明が奇麗なのでこれも撮影。

 

A&Dとソニーは当時、’89年ころ、最高のカセットデッキだったと思っている。

ソニーはくっきりはっきり、A&Dはあたりの優しい音だったと記憶している。どちらも性能はいっしょだろう。

当時はVICTOR、KENWOOD、AIWA、TACHNICS、PIONEER、DENON、MARANTZ、ONKYO、YAMAHA、TEAC、など魅力的なものを出していた。この中でソニーとA&Dは0dBの位置が低い=高入力に強い、ということで高性能だったと思う。

デッキ、プレーヤー、スピーカーなど、趣味となりえるのは「キカイ」だと思う。CD、NA、など、データを扱うものは趣味とはなりえないのはないか?オーディオが衰退したのはこの辺が原因と、個人的に思う。

 

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sub-Retroその6

2017-06-17 04:36:29 | システム

ちょっと気になったのでサブシステムでDL103FLを鳴らしてみた。AP1’phを外すとき、シェルとアームの固定ねじが落ちてきたり、シェルとカートリッジがぐらぐらだったりしてた。

もしかしてAP1’phより音悪かったらどうしようなんて思ったが、杞憂だった。真四角な音、そんな感じか。味も素っ気もなく、あるがままに音を出す。スピーカーの所為か、切れは無い。やはりどちらかというとレトロな感じか。



やはり思うに、DL103(FL)はトランジスタのフォノイコに合う。

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