analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

CUSTOM M‐09FBMを使ってみて

2024-05-22 00:04:41 | 測定関係

CUSTOMM‐09FBMを入手して2か月ほどになる。

これの購入には注意が必要だ。

交流電流が測れると思ってたが、DCとACは自動切換えだ。そして直流と交流が流れるところは直流しか測れない!

セレクトで切り替えようとしても受け付けない。

いやあ失敗した。

仕方ない、プリとパワー間の伝送ラインに使おう。

あとはテストリードは使ってないときには本体に巻くのだが、これがめんどくさい。

 

・・・のだが、ちょいと測ってみようというときにはこれを使う。

なんといっても“手軽”なんだ。

 

割と気に入ってたりして。

 

 

それからこれを機にAND5529を使わなくなった。

多分最小レンジが大きいからかと思う。

2~3Vを測るのに200Vはないだろう。実際は少数一位まで表示するので問題ないのだが。

あとはぼてっ、っと大きい。なんか座りが悪い。

こんなことで好みが出る?

いや、機器のことで問い合わせたときに担当の感じが悪かった。

そんなもんだ。

 

20240512

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ノイズメーターを再確認してみる

2024-04-07 00:05:58 | 測定関係

うちのノイズメーターはオーディオ測定器のUA‐3Sとの間に測定の差が出る。

ノイズメーターの方が値が小さく出る。

ではノイズメーターにオシロのプローブを使ったらどうか?

オシロのプローブは1MΩだ。

ノイズメーター用として買ったものは確か50Ωだったはず。

フォノイコの出力に600Ω固定抵抗を繋ぎ、UA-3Sの出力をUA-3Sで測定しながらノイズメーターでも測ってみた。

結果は前と変わらなかった。

50Ωのケーブルと同じ値で、UA-3Sより小さい値だった。

 

 

 

うーん。ならばレンジを無視して1Vレンジを100mVとして10倍にしたら?

これでCALを使って合わせた。

何とか合わせることはできたが、半分の0.5Vにしたらずれが出た。もうこれはどうしようもないな。

 

過去記事を見てたら似たようなことやってた。

測定器の比較 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

はあ。

 

20240321

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テスター購入

2024-03-15 00:03:58 | 測定関係

AC電流が測れるDMMをもう一台欲しかった。

ほんとはKAISEのKU‐2602が欲しかったが、なぜか値段が跳ね上がっている。KYORITSUのOEMらしくそっくりだ。

いわき市のコーナンを回ってたら、テスターを見つけた。

CUSTOMM‐09FBM

カード型でこういうのも一個使ってみようと思った。

割引品でアマゾンより安かったから購入。

 

 

開封してなんと、テストリードが直結だ。

400mAと有るが多分これはこの切り替えレンジの最大レンジ。

実際にACAレンジにしてみたら00.00mAと表示した。充分だ。

電池はCR2032だ。まあ仕方ない。

 

変わった機能で非接触検電というのが有る。

裏面の上の方に配線を近づけると電流が流れてればブザーが鳴るらしい。

だがあまり正確な値ではないとのこと。

チェック用だな。

 

20240228

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クランプメーター購入

2023-10-05 00:02:48 | 測定関係

ハードオフを探索していたらクランプメーターを見つけた。

アンプの電流をDMMで測るにはいちいち配線をハンダこてで外さなければならない。

これが面倒なのでクランプメーターに興味が有った。

アストロプロダクツのDT1009。

直流と交流が測れるということで飛びついてしまった。

帰宅してよく見たら電流値の最低は10mAとなっていた。

プリは0.3mAなんてなるときが有る。

早まったー。

参考に他機種を調べたらこれでも小さい方で、mAで測れないものがざらだった。

今の手持ちはKEWの1009、1012

ANDの5529の三機。

プッシュプルの電流電圧を一回で測るにはもう一個ほしかった。

電圧測定に使うには良いだろう。

それに熱電対も付いてるのでこて先温度を測ってみよう。

 

 

 

実はKAISEのKU‐2600を狙ってた。

こいつはKEWの1012にそっくりだ。多分OEM。

ならこっちが安いからもう一個揃えようと思った。

先ほど調べたら、電流値のレンジにμAが無い。

最小は数十mAの様だった。

危ないアブナイ、買わずによかった。

そういや似たような型番が有ったと思ったので探してみた。

KU-2603、これがKEWの1012に相当しそうだ。

がつい7月に販売終了、在庫品も価格が倍ほどになっている。

残念。

 

20231001

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発信器がだめかも

2023-08-29 00:02:07 | 測定関係

終端抵抗が上手く行かなかったので、元に戻してみる。

パワーアンプのグリッド抵抗Rgは10kでプリの出力段は7k程の負荷になる。

これでF特を測ったらオカシイ。

下グラフの赤線。

なんだこれ。

 

 

上グラフの緑線はアンプを変更しないで発信器をUA‐3SからWAVE GENEにしてみた。

そういえばUA-3Sは時々おかしいときが有ったんだった。

忘れてた。

なんてこった。

 

 

今だったら終端抵抗で上手く行くような気がする。

 

20230827

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ならばLL1689では? その11/11 やっときた。

2023-06-03 00:05:32 | 測定関係

LL1689について、一応私のできることはやったつもりである。

これで音出しをしておこう。

プッシュとプルをいい加減にワニ口で繋いだので位相は合ってるかわからない。

最初はCDプレーヤーに入ってるCD、ブリテンやビゼーの小作品。

位相は合ってるようだ。

左右から回り込んでくる音が無い。

ああ、音色が良い。深い感じがする。

では春祭を掛ける。ゴールドCDで低域が暴力的なやつだ。

10分ほどで地鳴りのような音が出るところに来ても低音は空ぶった。

だめか。

私の調整なんてこんなもんだ。

F特と聴感なんて合わないんだ。

GWからしばらく没頭したが残念。

 

 

まあ念のため、片方のスピーカーケーブルのプラスマイナスを入替えた。

あれ?位相ずれが無い。

もう一度春祭を掛けてみた。

「ずぉぉぉぉぉん」

来た。

きぃ~たぁ~。

音量はそんなに上げてないが、しっかり聴こえる。

なんか疲れた。

感動がいまいち。

満足感も無い。

けど、間違いなく出てた。

 

 

苦労した甲斐が有った。

 

20230515

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ならばLL1689では? その10/11 重い負荷を測定

2023-06-02 00:02:03 | 測定関係

念のため測定してみる。

グリッド抵抗が2kなんて大丈夫か?とも思ったが、プリのOPTの一次側インピーダンスを測定したら2.8kΩ(片巻線)なんて出てしまった。5687の内部インピーダンスが3.4kと見ているので、倍数が一以下とはちとまずいだろう。

プリのOPT一次側を7k弱まで上げようとすると、パワーの初段グリッド抵抗がとんでもない高い値になってしまう。まずはプリのOPTを10kで使っているのでこれを20kのタップにした。

パワーの初段グリッド抵抗が幸い今は可変抵抗なので調整してみた。

F特の低域端の15Hzで-2.5dBならいとこか、と思ったが、それでもプリのOPT一次側が5687のrpを少し超えたぐらい。

ここは3.4kの二倍に設定しようと可変抵抗器を回し、電流値が0.52mA、電圧値が3.54Vとし、負荷を6.8kとした。

伝送インピーダンスは302Ω、プリの出力インピーダンスは272Ω、パワーの入力インピーダンスは計算上280Ωとなった。ここは一般的には600Ωなのでその半分となったが、その三つの値が今までより割と寄ってきたので良いことにした。

まあ何とか収まった感じだが、プリのOPTを低域の伸びない20kで使うことになったのが残念。

ルンダールLL1689はこの辺が限界かと思う。

 

20230515

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ならばLL1689では? その9/11 Important

2023-06-01 00:38:22 | 測定関係

前回周波数特性を良くするためのパワー初段管のグリッド抵抗Rgを探したら166.1Ωとなった。

下グラフ赤線。

なんか勘違いしてたが低域端で-1dBとは過去最高。

ってかやりすぎだと思うので、-2dBくらいにならないか?

可変抵抗器をいじって1.6kΩにした。

これでF特を測定すると上グラフ低域が赤線の下、緑線になった。低域端で-2.2dBくらいか。

目論見が当たった。けど、高域は良くない。

この辺がこのトランスの限界かな。

低域が下方の青・黄線はRgが5k程の時の物。

 

何となくこの辺が最良点ではないか。

そう思う。

 

20230515

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ならばLL1689では? その8/11 低域端基準で測ってみる

2023-05-31 00:02:04 | 測定関係

LL1689をどうやって使うか?

昇圧比は2.3(公称2.25)だと思うが、一次インピーダンスが分からない。

プリとパワーを繋いでパワーのグリッド抵抗を仮に可変抵抗器にして、16Hzで出力が一番高いインピーダンスを探す。

パワーの出口で基準1kHzで0.5Vとし、可変抵抗器をゼロから上げていった。

この時16Hzの出力がゼロから上がっていってまた下がった。

可変抵抗を回すとゲインが変わるので都度0.5V(1kHz)に合わせ、その時の16Hzの電圧を読む。

この16Hzの出力電圧が0.44V(抵抗値がある一定の範囲でこの値になる)の時の可変抵抗器の抵抗値が高めの時156.1Ωだった。

0.44Vというのは基準0.5Vに対して-1.1dBだ。

計算では0.28Vで-5dB、0.32Vで-4dB となるので、ここは目標が-3dBとしてた。

今までの一番良い時が-3dBだった、ということもある。

それにグリッド抵抗が160Ωというのは現実的ではない。

トランス一次側が二桁Ωだ。

 

手探りでやってきたが、なんかこの辺がこのトランスの限界のような気がする。

 

20230514

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ならばLL1689では? その7/11 パラ使用

2023-05-30 00:02:01 | 測定関係

LL1689の一次側600Ω、二次側7.5k+7.5kとしてF特を測定してみた。二次側は色々変えてみたが結果はどれも似たり寄ったり。

それで一次側をシリーズからパラにしてみた。

9+9:2なので、片方の昇圧比は4.5。よってインピーダンス比は20.25。二次側は一次側7.5kより370Ω。だと思う。

F特を測定したらあまり良くなかった。

下グラフ緑線。

見込みは無いが・・・もしかしたらパワーを繋いだら良くなったりして、などと妄想した。

 

パラはやっぱりだめか。

 

20230514

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ならばLL1689では? その6/11 F特を見てもわからず

2023-05-29 00:02:31 | 測定関係

F特測定で、トランス単体測定で結果が良いがプリとパワーを繋ぐと良くない。

これは今までもあったが、NP‐126とA‐8713の相性が悪いと考えている。

今回LL1689を測定してきて上手く行きそうな感じがするのだが、上手く行かない。

プリ単体で測定

 

プリとパワーを繋いで測定。

(縦軸のレンジが違うので注意)

プリとパワーを繋ぐと低域端が-5dB。

何が悪いのか、と、LL1689が良く分かってないことが分かった。

巻線のインピーダンスが分からないのだ。

 

 

前に一回考えたが、もう一度考える。

定格の9+9:4が巻線比ならばインピーダンス比は片巻線 5 となる。

PPで15kらしいが、片巻線7.5kΩ。これより二次側は1.5kとなるはず。

上グラフは一次側600Ωが高域の伸びた緑線。

他の重なった線は一次側を 200、400、1,200、3,000Ω と変えたものだが、高域が少し盛り上がる。

負荷が軽すぎか?

 

 

ここで、ダウンロードした仕様書をもう一度見る。

1689.PDF (lundahl.se)

PP仕様では15kΩ、これは前にも見た。シングルでは?3kΩまたは3.5kΩだった。

私の認識では、一次巻線が7.5kが二つならPPで3.25kΩ。

シングルなら15kΩだ。

シングルとPPが逆っぽい。

 

 

さらに注意書きもある。

表で使用されているソース インピーダンスは、周波数応答が損なわれない限り、推奨される上限を示しています。
ソースインピーダンスが低い場合、共振ピーキングが発生します。二次抵抗を使用することで軽減できます。

上グラフのプリ単体が分かりやすいがあれはNP‐126のデータだ。

下グラフがLL1689単体の物で、黄色線は一次側に100Ωを付けたもの。

100kHzにピークがある。

これが多分終端抵抗で消えるんだろうか。

 

以上よりソースインピーダンスが15k(PP)と記載が有るのでこれが上限と思われる。

この時は3.5kΩ。

シングル使用では15kではないか?

 

20230514

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ならばLL1689では? その5/11 F特測定

2023-05-28 01:20:46 | 測定関係

前回の測定で、7.5kが負荷として良さそうに感じた。

これで再度確認のためLL1689単体のF特を測定してみた。

黄色線は以前測定したもの。負荷は7.5k、入力抵抗は600Ω。

今回負荷を10k、7.5kとして測定。

負荷を7.5kのまま入力抵抗を1.2kにした。

これはもう重なった一本の線で、どれも変わり映えしなかった。

 

なんかおかしいんだよな。前と同じ条件で測定しても結果が違う。

一回二回ではない。

再現性が無い。

ドツボにはまった感じ。

でも前ほど絶望感は無いんだよな。

なんか間違いがあるように思う。

それが分かればあるいは。

 

20230512

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ならばLL1689では? その4/11 情報整理

2023-05-27 00:02:49 | 測定関係

LL1689についてもう少し深堀してみる。

サイトの情報として、

9+9:4

入力インピーダンス 15kΩ

他のもあるが、今回の物に関するのはこれくらい。

 

 

再度LL1689を測定してみた。

一次側を600Ωとして、二次側の抵抗R2を変えて測定してみた。

問題は低域なので周波数は16Hzをチェックする

このトランスの定格インピーダンスが知りたいのだ。

 

左から一次側抵抗、二次側抵抗、昇圧比、一次側電圧、二次側電圧、電圧比

一次側電流、二次側電流、一次側電力、二次側電力、一次側電力、二次側電力、電力比

定格の9+9:4より昇圧比2.25

左から6列目Vratioは、左から2列目25kで2.232(Ωout)。

左から2列目7,860ΩではVratioは2(Ωout)。この辺から昇圧比があまり上がらなくなる。

どこまで上がるか?っと思ったが、2.3以上にはなりそうにない。

定格の2.25は公称値で、実際は2.3ってところか。

下グラフ、赤線は昇圧比dB(横軸は二次側抵抗値R2)。

青線は電圧比(横軸は二次側抵抗値R2

上グラフ赤線より10kΩ以上で値は変わらなくなる(横一直線)。

これより負荷抵抗は10kか?

入力インピーダンスの15kの半分で7.5kか。

 

解析を続けます。

(公称値と言うのは16Hzでの値ではないかもしれない)

 

20230511

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ならばLL1689では? その3/11

2023-05-18 07:22:32 | 測定関係

前回パワーのIPTをLL1689にした。

プリの負荷を大きくしたら低域が寂しくなった。

戻したら低域が分厚くなった。

これならトランジスタアンプに匹敵すると思った

F特を測ったらとんでもないものだった。

これは何かおかしい。

トランスを外して見て愕然、抵抗の接続を間違えてた。

正確には下画像左の抵抗は黄色線のように接続する。

修正して音出ししたら前の低音に戻ってしまった。

ガックリ。

 

パワーのグリッド抵抗を7k程に下げたらもう少し良くなるかと思ったが、今までのことを思い出したらこの辺が限界か?っと思えてきた。

 

なのでプリのOPTとパワーのIPTを入替えてみようと思う。

 

20230505

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ならばLL1689では? その2/11

2023-05-17 00:04:55 | 測定関係

プリのOPTにアイエスオーNP-126

パワーのIPTにルンダールLL1689、グリッド抵抗に12.5kを使っている。

これで求めてた低音が出てきた気がする。

が、高音が落ちてる。

なのでパワーのグリッド抵抗を12.5kから20kにしてみた。

これで鳴らしたが、低音が減った。

でもA-8713の時よりは良いと思う。

20kにする前の暴力的な分厚さは無くなってしまったが、その代わり高域が伸びた。

これだと高低ほどほどに、言い換えれば中途半端。

だがバランスはとれてると思う。

あそこ伸ばせばここが引く、なかなか上手く行かないなぁ。

 

F特測ったらプリとパワーのトランスを入れ換えて見るか。

 

もう一度確認のため、パワーのグリッド抵抗を12.5kにしたら、低域が厚い。高域が伸びてないがこちらが良い感じ。

迷うなぁ。

 

20230504

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