analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

SPU Synergy の中身

2014-04-30 00:54:05 | カートリッジ

そしてオーディオテクニカAT-LH18occに付け、マイソニックのシェルリードで繋ぐ。クロイツェルを聴く。ヴァイオリンの演奏が生き生きしている。やっぱすごい。オルトホンが音楽関係者に指導を仰いでるというのが思い起こされる。生き生きといってもDS3000の中の事であって、103FLと比べてである。NS690Ⅲ程SP全体で生き生き、ではなく、DS3000の冷静さの中での生き生きである。そして音、響きがこちらに来る。包まれ感も良い。ヴァイオリンのきつい音も出す。実際に出てるもかもしれないが、鑑賞にはちと厳しい。すべてがそうではなくargo盤では心地よい音も出す。全体に多少音色が乗ってる感じもするが、Gシェルの時ほどではなく、聴くに堪える。EMINENTのクリアネスも聴きたくなるが、こういうヴァイオリンも時にはよい。pops、jazzは抜けきらず、これでなくては、というのはない。クラシック、しかも弦に特化してしまう。音色で聴かすシステムには良いのかなー? でも高校の先生の家で聴いたOUTOGRAPHでは個性を感じなかった。たなびく煙のようなイメージ。最新のspiritなら良いのか?synergyのコイルを8Nにしたら・・・妄想は続く。 私のシステムは、付帯音・個性など、余計な物を取り除く。信号のエネルギーは除かないで。そうすると理想のすごい世界が現れるのではないかと。反対の世界がTANNNOY、と思ってるが、あちらは個性ですごい世界を作るのではないか? 対TANNNOYだが、行き着くところはもしかして同じかも?今、私のシステムは相当なところまで来たと思う。一般的なDS3000使いで頑張って頑張ってここまでは来れると思う。もちろん高価な機器を繋げば良いというものではない。 そして、この先にあるDS3000の世界を追求してみたい。TANNNOYがタノンイの音といわれるように、これがDS3000の音か?設計者でも想像できない音を出したい。・・・synergyだった。アナログて追求、さすればDIGITALも。

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DP7300(?)

2014-04-29 00:00:12 | トーンアーム

さて、音出し。やっぱ最初はこじんまりのこちゃこちゃした音である。「やばっ」

2~3時間鳴らしてたら本領発揮。SPの上の方に広がる。これはAS309Sより良いかもしれない!なんか統一感?みたいのを感じる。音色が上から下までちょっと引き締まった、きりっという感じか。アーム内部配線は多分mogamiの奴。SME純正と同じか?(今のはVAN DEN HULらしいが)で、シェルリードはテクニカシェル純正OCC。それでこの音。プロっぽいカチッとした、いかにも「日本製」と言うような音。うるおいは無いかも。SN感はあまり良くないが、不満は無い。各一音一音が浮き上がる。時々飛び出てくるような音も有るが、あるLPと無いLPが有る?クラシックはなぜか音量が下がる。ポップスは結構元気が有る。

いじるんだったら、DA-303か302。ただしこれらのアームはインサイドフォースキャンセラ、ラテラルバランスが無く、機械的に魅力が薄れる。ただ、そんなの要らないとばかりな機械の強度・かっちり感。コンシューマとは違う気がする。後はデザイン。サブで遊ぶ。メインは別にある。そんな感じか。

何とかDENONで統一したプレーヤーが出来た。やっぱ他の血を入れると統一感と言うか、本領が発揮できないように思う。システムに他メーカーが一つ入ると1+1=2で、統一すると1+1=3になるような気がする。

方向性は違うが、メインと張り合えると思う。

DL103FL~PCL-5~DA-303~DP7000~DK-200~MC千(DENONチューン?)

 

 

 

 

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DA-303セッティング

2014-04-28 00:18:50 | トーンアーム

いい加減なセッティングでDA-303があんな音を出すならもっと追い込もうとなった。

まずアームベース。アームレスだったDK-200は勝手に有効長244mmの所に穴が明いてあるだろうと思ってたら30mmほど違かった。9インチアームで有効長約229mmの穴だったのだろう。目視でSME3012Rが着くと思った間違いがここに有った。まずは既存の穴を埋める。今回はエポキシ系ではなく敢えてアクリル樹脂系を使ってみる。説明には螺子も打てると。

同時に水平ベアリングを解体してみる。SME3012Rの時は此処の調整で音が変わったが、DENONは作りがちょっと違う。2個のベアリングの内綸でカラーを挟み、ロックナットでぎっちり締めてしまうので調整と言うのは無い。

これがロックナットを外す”ジャックドライバー”以前から探していて、ようやく見つけた。

上の画像、内側に埋まってるロックナット。横に溝が切ってある。

パテ埋めを隠すのにビロードのシートを探したが無く、鹿皮とした。後で剥がせる様に両面テープにて貼り付け。

位置決めをして取付け。デザインに若干違和感がある。実行長もシェルにて合わせ、アームパイプも水平にした。シェルの水平も合わせた。

さて。

 

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DL103FL その2

2014-04-27 00:00:30 | カートリッジ

SPUsynergyのエンジンをシェルから外すことを思いつく。その前に103FLを聴いてみる。popsはもう少し抜けてほしいと思うが、付帯音ではないので不満にはならない。この音でこの値段、驚異的である。弦もそのまま音にする。音作りをしない。個性のない音、それでいて音楽がつまらなくない。これだけ聴いてると特に不満もない?EMINENTを基準にしてるためか、もう少し抜けてほしいと思ってしまう。がすぐに音楽にのめりこむ。イチマルサン、思い出し、そうだった・・・これは103なのだ。

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ディスクスタビライザ

2014-04-26 00:48:24 | アナログ

Fo.Q RS77を中古で購入。中古で半値以下だった。Fo.Qはタンテシート、チューニングシートを使っていて、いつかは使ってみたいと思ってた。今思うとFo.Qに関しては効果のあったものは記憶にないのだけれども。しかし手放せないアイテムなのである。

まずは無し。久しぶりに回したせいか、伸びやかさが足りない。ま、比較なので。

U.K.ミッチェルエンジニアリングのスタビ。デルリン製でつまみを回すとスピンドルにロックできる。タンテのデザインを考えて購入、しばらく使っていた。付帯音が少し減った?感じ。だが特に大きくは変わらない。

Fo.Q。付帯音がもう少し減り、響きがもう少し出てくる。少しつまらない?40g程しかなく、載せるだけでこの効果というのも考えによってはすごいのかもしれない。レコード盤が振動してるって?俄かには信じがたい。効果は認めるが、無くても良い。以前雑誌で読んだが、、評論家にはスタビを使わない、というのがあった。それ以降2~3か月使わないでいた。もしかしてフローティングのターンテーブルには効果薄いのかも?などと考える。タンテシートと合わせて、うちではあまり変化が出ない。

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タンタルコンデンサ

2014-04-25 00:02:28 | パーツ

6CA7PPmonoのカソードパスコンに使っているNCCのタンタルコンデンサ。確か周波数特性が電解より優れている。ただし破損すると短絡なので大変。実質30Vのところに35V100μFを使っていた。お店に聞いたらサージ65Vとか言ってたと思う。以前は盲目的に良しとしていたタンタルコンデンサ。今は右chだけ電解である。でも特別劣っているとは感じない。充分である。音が小さい、高音がおとなしいと思ってたが、真空管を左右入れ替えたら音が大きくなり左の高音が気にならなく無なった。電解で特に問題ない。むしろ安定性で有利かも。

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DA-303

2014-04-24 00:56:28 | トーンアーム

DK-200を諦めてほったらかしにしてたら、「DA-303はどうか?」と思いつく。ロングのDA-302は以前から気になっていて、海外のSMEなら国産のDA-302と思っていた。ただ、専用シェルがプラスチックだったりインサイドフォースキャンセラもないしラテラルバランスも無い。SMEの引き立て役、位に思ってた。303ならメインに成るべくもなく、遊び程度に思っていた。遊びならSME3009SⅡimpでも良かったが・・・。303をオークションで探してたらあった。終了間際、思ったより安く落とせた。ラッキー、と思ってたら、到着した品物はアームパイプ傷だらけ・・・「まあ、サブだから・・・」。箱から出して手に持った時、しっかり感が有った。プロ用なのか、ガタ・ひ弱さが無い。1966年4月発売との事。当時この機械精度が出せたのか?凄い。アームベース、カウンターウェイトは真鍮の様である。シェルコネクタ部分もガタは無くかっちり決まる。インサイドフォースキャンセラなんてない。・・・期待が持てる。

DK200のアームボードには穴が開いていた。多分DA-307用のだと思う。そこの穴が大きく、ねじが効かない。取り敢えず両面テープ留めとする。結線はコネクタも無く直出しの細いアームコードが出てるだけなので、5Pの端子台に取付け。

取り敢えず音出し。おお、いいじゃん。FM放送の、かっちりした音を思い出す。さすが局用。他のアームが「音作り」しているように聴こえる。ただ、広がらず、中央凝縮型。エネルギー感は有るが、音量が小さい。

次の日チェックレコードで確認した。なんかLchの音が小さい?端子台の結線が間違ってた。直して再度音出し。おお、凄い。エネルギー感が有り、特徴の無い:癖のない音が出てきた。何たることか。中音が若干濁った感じがするが気になるほどでもない。エコーが機器の音:癖、ではなく録音に入ってるような感じで自然に出てくる。うわー何たることか。ショートアームと思ってたが有効長244mmでセミロングアームらしい。小回りの良く効く感じの音である。インサイドフォースキャンセラは欲しいとこである。デザインはイマイチ。でも「プロ用」と言うだけで許せてしまう。ああ、DA-302のロングだったらAS309Sとどうなんだろう?いやいや、もうアーム道楽は良い。

ホントは103専用シェルが良かったが、軽量のPCL-5、カートリッジはDL103FLで纏めた。回転シェルを復活させた時、デンオンのシェルが遊んでしまったので良かった。PCL-5に他のカートリッジは付けたくない。DA-307ではDP7700システムならこれはDP7300システムとでも呼ぼうか。最近トーレンスTD521のフロートは「音作り」してるらしく疑問に思ってたが、これはメインに成ってもおかしくない音であると思えてしまう。危険だ。

 

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DK-200

2014-04-23 00:25:16 | アナログ

一月の冬休み、名古屋のショップにて購入。特段安い感じも無かったが、現品を見てその綺麗さに購入を決める。合成レザー張りのポリマボード積層キャビネット、との事。もしDA-307を手放さなかったら、DP7700システムが出来上がってた。ホントはDP3750の人工大理石キャビが欲しかったが、DP7700にはDK-200を使っていたし、出物も無かったのでこれにした。DP6000が付いていたとの事だが、見た感じ同じだったので「入らなかったら・・・手放す」考えた。

当初、ショートアーム専用なのでSME3012Rを取付けたかったが、どうしても穴位置が合わない。

コンパクトにまとめたかったが、ロングアームは諦める。

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DA-307※

2014-04-22 00:45:21 | トーンアーム

どうしてもすぐアップしたかったので。

DP7000を鉛サンド積層キャビに、SME3012Rと共にを付けていたが、青森の従弟が使ってたDP3750に付いていたアームDA-307が忘れられず、中古で購入。SME3012R、RMG309、TP929を使ってた高校の先生も「DA-307はゴムで分割して・・・」なんて言ってたのでたいそう凄い物と思ってた。それにこれをそろえるとフルDENONプレーヤーになると思った。

デザインもスマートで、精密なマイクロメーターのようであり、表面もメッキではなくシルバー塗装の様である。ダイナミックダンピング機構と言うのが有り、軸受けとアームパイプをゴムでアイソレートしてある。アームパイプは細く、マグネシウムヘッドシェルPCL-5とのデザインもいい。

しかし出てきた音はいけない。全くと言えるほど歪感は無い。が、音がなまる。上も下も伸びず、キレがない。SME3009SⅡimpよりなまる。手を加えれば良くなる、と言う感じがせず、こういう音作りなんだと思った。一日で使うのを止めた。但し、SME3012Rで感じたヴァイオリンのキツさが無い。ダイナミックダンピングの御蔭か?とも思ったが、SME3012Rのコネクター部分を元に戻すきっかけになった。

1976年8月発売との事だが、当時はこんな音を聴いてたのか?AS309Sを購入するとき下取りに出してしまった。

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NS690Ⅲ その4

2014-04-21 00:09:08 | NS‐690Ⅲ

ここでNS690Ⅲについて。1980発表らしい。親が買ってから32年?経つ。濃いめの音(付帯音ともいう)で中音が充実、あまり広がらず、細かい音は割り切っている。おとなしめの音で洋室に合う。イキイキする。もしDS3000が壊れたら・・・NS690Ⅲをメインに小粋に鳴らすのもいいかもしれない。アンプ・レコーダ等を贅沢にして。でもモニター系の音が恋しくなるんだろうなー。しかし30数年前にこんな風にスピーカーをまとめたYAMAHAはすごいと思う。この時以降の音決めはなんなんだろうと思う。

 

 

 

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WR-α1FBAL その2

2014-04-20 00:23:26 | アンプ

WRでは各音の浮き上がりがすごい。低音も宙に浮いた感じ。音の周りにぐるっと空気感が出る。真空管では地に着いた=低音の空気感がイマイチ。だがWRは一音一音がはっきり聴こえる。音場感も広い。真空管のS/Nの限界を感じてしまう。

103FLでは・・・大したことはない。SPより音離れがいい、だけ。可もなく不可もない。まあ、103FLらしさは出てると思う。並みのシステムではこうは行かないだろうが、EMINENTを聴いてしまうと物足りない。

では曲を変えてみよう。先程はUnitedFutureOrganizationの曲でインストゥルメンタル?声も少し入ってる。jazzっぽい録音。・・・次にマドンナtrueblue(打込むとスペル変)。打ち込みの録音みたいだが、エネルギー感出てきた。でも箱庭的な感じはぬぐえない。低音は量感も少なく高音寄りなバランス。ただ、キレはある。cdのような音。以前聞いたことがある音、そう青森で聴いたDENONプレーヤー-ONKYOセパレートアンプ-PIONEERスピーカーの音。意味は分からないが、トランジェントのいい音って言葉が思い浮かぶ。切れ込みの良い。CDのようにセル画のような薄い、透けて見えるような音。・・・但し、cdの様な輪郭の甘い感じはなく切れ込んでくる。だんだんストレスの無い音になってきた。慣らし不足だったのか?これでいいじゃない?という気になってくる、EMINENTを聴かなければ。よくSHUREやEMPIRE,DENONで十分という人がいるが、EMINENT聴かせてあげたい。

思い出した。オーディオテクニカのAT150EaGの音だ。妙に金属的な音だがあの切れは欲しい。クラシックも弦がブラスになってしまう気がする。最近のオーディオテクニカのカートリッジ、それもMCはそんなことはないと思うので一つは持っておきたい気がする。しかし最近のオーテクは高くなった。で、今度はクラシックをかけてみる。オーマンディ・フィラデルフィアのNUTSCRACKER。おお、ヴァイオリンが電子楽器みたい。オーディオ的な満足感は有るのでこれはこれで楽しめる。

でもやはり私は真空管が良い。広がんなくてもS/N悪くても楽器の質感が電子っぽく聴こえてはいけない。広がんない、S/N悪いといっても、十分な数値はクリアしてると思う。WRと比べてであり、WRは世界的に見てもかなりの物性を持ってると思う。それに声は肉感が薄いがWRのが良い。

馴染んできた。キレが出て来た。セル画のような薄口な透明感は変わらないが、これならある意味楽しめる。EMINENTは1.8Ωだが、インピーダンス30Ωでこのキレが出るとはさすがDENON。WRアンプ。薄口だが切れのいい音がする。響き・余韻も綺麗にたなびく。声は肉感は乏しいが張りがあって良い。今思ったが、声に意識は集中しづらい。なぜだろう?CDの様な音がだがリミッター感はない。肌触りは似てるが切れ込んでくる。一音一音が本物の音に似てるか?という聴き方をすると似てない。しかし、この似せてる「レコーディング音」をオリジナルの音、と考えるととても心地よい。余計な物を足していった=真空管の音、と、余計な物を引いていった=トランジスタの音の違いと思う。








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WR-α1FBAL

2014-04-19 00:02:32 | アンプ

EL34PPmonoの右チャンネルが不調だった頃、ウェストリバーを引っ張り出す。パワーはtechnics SU-V7A。これが相性良い。SANSUI AU- α907iのラインバランス入力、Accuphase E305のメインインへアンバランス入力よりも。普通のライン入力と変わらないのにこれでレコードを聴くのは初めてだ。何たることだ。空間定位が真空管では出ないものだ。WRでは各音の浮き上がりがすごい。低音も宙に浮いた感じ。音の周りにぐるっと空気感が出る。真空管では地に着いた=低音の空気感がイマイチ。一音一音がはっきり聴こえる。音場感も広い。真空管のS/Nの限界を感じてしまう。しかし音色が気になる。今まで聴いてきた石のアンプではこれを解決した物は無い。ヴァイオリンがどうしても、つるっというか、ヒステリックまで行かないのだけれど、なんか癇にさわるような、石独特の感触になる。上手く表現できない。いくら音場広くてもこれが出てしまえばメインになれない。

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メイン・現時点

2014-04-18 00:59:06 | システム

MySonicLab Eminent+Stage202やっぱりこの音が好き。音楽性無い、低音が出ない、と言われればそうかもしれない。しかしステージ感、空気感が出る。音色は少々金属的、時にはヒステリックだが、何故か嫌悪感は無い。

DS3000。音の出方は、何か抑制がかかった雰囲気から音が噴出。だが一音一音が暴れるではなく枠におさまる。ビクターやパイオニアのSPは、抑制がなく元気に出てくる。どちらが良いかは分からない。DS3000を買う前なら比較視聴でDS 3000は買わなかったかも知れない。

・・・カートリッジは国産が良い。それは私の聴き方にあると思う。システムが純国産が殆どであること。聴くものが音楽ではなく音であること。芳醇に鳴るのは良いことだと思うが、私の琴線には触れない。システムのマッチングが取れた時、今まで聴こえなかった音が聞こえた時。至上の喜びである。

ただ、プレーヤーだけがスイス製(製造はドイツ)。当時は国産だけ集めるとつまらないと思ってた。アームもSME 3012Rに凝っていたのでTHORENS TD-521は3012Rの為に買った。音も聴かず、デザインマッチングだけで。以前テレオンで見たこのシステムは「美しい」思った。

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NS690Ⅲその3

2014-04-17 00:24:58 | NS‐690Ⅲ

NS690ⅢをSU-V7A 2台使ってバイアンプ。低音が少し過ぎる。高音は逆に少ない。このSPの広がり感、空気感が薄いのはTWの所為か。でも像を描き出す、という鳴り方は良い。でもなんか引っかかる。こういう鳴らし方で良いのか?

なにが良いって、NS690Ⅲの音離れ。音色はちょっと濃いめだが、気になるほどではない。しかし音が一つひとつ飛んでくる。音場が広がるというのではなく、一つひとつの音が。そうなんだ、音が生きてくる。低音はズーンと沈むが太くはない。ただ、過多。本とはスタンド等でもう少し持ち上げて音のバランス取りたい。私は低音が出すぎるのは好きではない。少し足りない位が良い。希望を言えば、ウーファー帯域が単調に聴こえるのでもう少し音階が解かるような豊かさが欲しい。TWは能力不足と思われるが、このSQやWFとバランスを取っていると思われる。もしNS1000MのTW、JA0513などにすると違うスピーカーに成ってしまうのではないか。そこがこのNS690Ⅲの絶妙なまとめ方なのではないか?

このスピーカーのスコーカーは安っぽい。友達が使ってたSX-511のミッドレンジは豪華だった。それだけではなく当時の598のスピーカーはミッドレンジが豪華だった。でもこのシンプルなスコーカーの評価が高く、見てるだけでワクワクする。このユニット、数回ばらしたことが有る。ソフトドームのダイヤフラムが潰れて後ろから押し戻すためマグネットを外した。ダイヤフラムのドームの中側には吸音材が入っていた。なるほどスコーカーに耳を近づけると「みーん」と歪のような音が聞こえる。この辺は調整だろうがちょっとショックだった。いつかはこの吸音材を外した音を聴いてみたい。

一度ヴォイスコイル断線の為、修理してもらった。

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AX-1200 その4

2014-04-16 00:01:51 | AX‐1200

ここでEQにも触れてみる。後期、最近のは不明だが、C4の頃はシュア・デンオンで音作りをしたらしい。・・・最初エミネントで聴いたが思いのほか良い音である。WRからキレを取った感じか?真空管より若干格が下がる感じだが、今まで聴いたTrでは最高か。 そしてSHUREのⅤxMR。相性は此方の方が良い。空間感とエネルギー感は反比例のような感じがするが、それがいいバランスである。マドンナTRUEBLUEの出だし、少し暗く、こちら側に噴出す感じが良い。なんか、20年程前はこんな音で聴いてた思いがして懐かしい。 ネットでの評価はプリ部がイマイチとあったが、そんな感じはしない。良くバランスされて、YAMAHAトーンを作ってる。抜けの悪いはずなんだがそんな聴こえ方はしない。コストダウンの声も聞こえるが、それが音に出てない。まとめ方がうまい。 まとめ方がうまいと言えば、NS690Ⅲもそうである。この辺はメーカーにサウンドアドバイザなる人がいるのではないか?といつも思う。そのとき思い浮かぶのは松本豊作氏。この人がAX-1200に関わったかどうかは不明だが。・・・ あとはインシュレーターを替えろとか、VRノブがひ弱とか聞かれる。私の経験上、アンプにこのようなパーツが音質向上に貢献したことは無い。よってこの変更は解からなくもない。トランスがしっかりしていてコンデンサが良質なら良い。 知ってたことだがこのアンプ、中を見たらスカスカだった。大丈夫か?思った。トランスもそんなに大きくない。とは言っても上級機と同じ。でもこれは私が真空管アンプを作るとき必要以上に大きくするか?いやしない。良心的な作りなのである。ここでDL103FLを繋ぐ。シュアは目一杯鳴ってる感じだが、103FLはちょっと引いてるが余裕を感じる鳴り方である。高域方向がちょっと物足りないが、相性の良さを感じる。流石である。

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