analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

最大SG電圧 importance

2022-02-17 00:03:20 | キツい音を取りたい

年末なので第9番を掛けた。

いつもはウィルヘルムを聴くのだが、今はレコードを繋いでいない。

何か有ったかな?っとCDを探したらクレンペラーのが出てきた。

セット物でも買ったはずで、(同じものが2枚ある)今はどこかに行ってすぐに出てこない。

これを掛けた。

クレンペラーの録音は結構良いものと思ってたが、なんかおかしい。

中音しか鳴らず、キーキーして聴くに堪えない。

年末だからみんな家に居て電源が最悪の環境なんだろうと思った。

’57録音・・・・Stereoと書いてあるが、音源はmonoかもしれない。

それにしてもこんなに悪かったか?

独奏だと心地よいのだが、合奏になると煩くなる。

レベルが上がるとおかしくなる?

独奏で音量上げてもならなかったからアンプでは無いと思う。CDを疑った。でもこれ本気で確認したか?ちと自信ない。

ここまではIPT付きのEL34三結のPPアンプをトランジスタアンプのAX‐1200をプリとして鳴らした結果だ。

 

 

真空管プリでもなったしこのAX‐1200でもなったという事は、パワーかスピーカーか?

CDかもしれないけど。

 

解決したと思ってたが、なんか段々酷くなってる気がする。

 

 

前回5687のプレート電圧を調べたので、EL34についてはもう一度調べてみる。

取り敢えずネットで電圧が出てるEL34PPの回路を探した。

大体プレート電圧は400V台だが、まれに430Vを超えるものもある。

達人のHPにはプレート電圧を424Vに抑えると有る。この人は6CA7をパラレルプッシュプルで組んでいる。

 

ここで、規格を見直した。

タングソルのデータシートを見ると、プレート電圧は800Vとかになってる。が、第二グリッドの耐圧は425Vとなっている。

なにー?こんなの有るの?

EL34を組んでもう30年近く経ったが、まじめに規格を見た事は無かった。

そういえば今のアンプは425V位だった記憶がある。

過去の測定結果を見たら、430V超えの物がちらほらある。

パワーは6種類くらい、ほとんど三結かULだがEL34で組んだがまだ知らないことが有ったとは。

 

 

ここで故上杉氏のアンプを拾ってみた。

スクリーングリッド(SG)の電圧を拾ってみた。ある時から表示が無くなったのでプレート電圧を拾った。プレートとSGは1V程しか違わないと思う。

SGに流れる電流は10mAほどとどこかで見たので計算したらそんな感じだった。

 

 

 

14台作ってうち3台が超えている。425Vを守ってるような気もするが、時にそうでは無いものが出てくる。

この辺は設計思想などを聞いて見たいものだ。

私の過去の「いい音」を出していた時はこれが守られていたんだ。

 

さらに調べていくと、SG耐圧が松下の場合500Vとなっている。更にあるメーカー

では耐圧400Vと言うのもあるとか。

故上杉氏はこれを知らないはずは無いと思うが、SG電圧が高い時には使用真空管はシーメンスと言っている。

 

そしてプレートと繋ぐときには大体100Ωを繋ぐ。これで少なくともプレートより電圧を下げるのかと思ってたがどうやら発振防止抵抗らしい。SG電流が10mAと何かで見たが、せいぜい1Vしか下がらないのだ。

 

そしてSGの最大損失は絶対に越えてはいけない。超えても良いというというのは見た事が無い。

以前SG電圧がP電圧より高くなって、“勘”でなんかヤバいかな、と質問したことが有ったが、曖昧な答えしか返ってこなかった。

と言う訳でP電圧よりSG電圧が高いという事は、電圧が高い分電流も流れるという事で注意が必要。

しかしULの場合、トランスのPタップよりSGタップの方がBに近いので高いのが当たり前で無いか、と思うのだが。

 

因みに三極管のグリッドとプレートの間にもう一つグリッド(スクリーングリッド)をもうけ正電圧を掛け増幅度を上げる目的(このグリッドは静電遮蔽も行い浮遊容量も下げる)だったが動作が安定しない。=四極管。

そこでSGとPの間にもう一段(サプレッサーグリッド)設けて安定させるものがでこれが五極管となる、らしい。

 

と言うのが解れば上図の横点線三本がそういう事か、とわかる。

 

 

電源のインピーダンスを下げるという事で、整流管からチョーク(コンデンサー)まで何も入れたくは無かった。

丁度電源トランスのタップが400Vだったのでチョークのみで減圧してEL34に給電してた。

ドロップ抵抗を使っても音が悪くなる気はしなかったが、気分的なもので入れなかった。

ただ、これを入れないと何故か電源トランスとチョークが少し熱くなった。

 

20220101

コメント

キツい音の正体 その2

2021-08-12 00:02:03 | キツい音を取りたい

キツい音の正体はCDかもしれない。

CDも30年も経つと信号面が劣化するのかな。

まてよ、PCに取り込もうとしたとき振動が凄かったな。

外周に巻いてたリングが外れ掛かってたな。

・・・リング?

もしかして、キツい音の原因ってこれ?

外して掛けてみた。

ほぼ出てない。

こ れ か !

 

そういえば購入当初のリングはキツキツでかぶせるの大変だったな。

いまはむしろ緩いくらい。すぐ外れる。

回転バランスが崩れてサーボが掛かってたのかな。

 

 

このCDは店の人に録音が良いから聞いて見な。といわれて買ったものだ。’89とある。

当時弦と言えばグラモフォン位しか知らなかった。

鳴らしてみると官能とは程遠いキツい音だ。

ヴァイオリンと言うのはもっとキツい音を出すはず、と思ってたので納得してた。

むしろこのエネルギー感が心地良く、このCDがキツ過ぎないかをシステムの確認にしてた。

それが今回の「キツい」=少し歪んだ感じ の音 と一緒になって少し混乱した部分もある。

 

今は昔の音に戻ったと思う。

やっと解決か。

暫く様子見よう。

 

20210802

コメント

キツい音の正体?

2021-08-11 00:03:35 | キツい音を取りたい

散々騒いでしまったが、どうやらキツい音の正体はCDのようだ。

 

最初はDS‐3000のミッドハイに耳を当てて気が付いた。

真空管アンプをトランジスタに替えた。

CDプレーヤーをエレキットからソニーにしてみた。

全く駄目だった。

ヘッドホンでCDプレーヤーから直接聴いたら ならなかった。これが間違いだった。

パソコンよりDAPに取り込み、DAPで掛けたらなった。

こうなるとCD(ソフト)か。

そういえば他のLPではならない。

ヘッドホンをソニーのCDプレーヤー(ヘッドホン端子がある)に繋ぎ3時間ほど鳴らしながらほったらかした。

ヘッドホンで聴いたらなった。

 

 

 

MUSIC CENTERからCDを取り込むとき、レーベルがBISとグラモフォンが出てきた。

BISは終了したんだっけ。

CDのクオリティが低かったのか?

歪っぽいのって一回気になると段々注意がそこに行くようになり、クローズアップしちゃうんだよな。

多分これだと思う。

 

 

うちは午前中は音が酷い。

多分電源だと思う。

これの所為かは解らないが、このきつい音は出る時と出ない時がある。

よって電源だと思ったのだが。

 

20210801

コメント

電源か?

2021-08-04 00:04:59 | キツい音を取りたい

DS‐3000の時きつい音が出ていたが、何をやっても取れなかった。

今、NS‐690Ⅲを鳴らしてるのだが、出てる気がする。

スコーカーに耳を当てると、DS‐3000程では無いが出てる。

まったく違うシステムだぞ。

 

 

スピーカー・アンプを替えてもなるという事は、ソースか?

CDプレーヤーを替えてもなる、という事は、CDか?

ヘッドホンで聴いてもならない、という事は部屋か?(この時点で電源という選択肢は無くなるんだなぁ)

アンプとスピーカーを疑ってきたが、少し頭を冷やそう。

 

 

部屋は超デッドで共振しそうな物は有るが、ユニットに耳を近づけてキツいのが聴こえるのだ。

という事で、電源をシンプルにしてみよう。

今はTOKINのGT‐2200というのをオヤイデの電源タップに電力メーターを介して繋いでいる。

GT‐2200と電力メータを外してみた。

なんと、キツさが取れたようだ。

・・・いつもこの件で思い違いが有るので冷静になろう。

DS‐3000を復活させたらもう一度確認する。

 

 

TOKINのGT‐2200とはコモンモードノイズのフィルターのようだ。

トランスを絶縁で無く短絡(90°回して?)使い、一次側・二次側にコンデンサーを短絡させ、二次側には両端からそれぞれコンデンサーを出し、コンデンサーの反対側を繋いでアースへ。

そういえば私はアースに落として無かったな。

 

電力メーターの方がノイズを発してそうなんだよな。

 

これで様子見よう。

 

20210725

コメント

アンプを換えてみた。

2021-07-18 00:04:45 | キツい音を取りたい

パワーのRgを交換してる間、アンプを替えて鳴らした。

キツい音がするか?

まずは三百Bのシングルアンプを持ってきた。

EL34PP程ではないが、キツい音する。

ならプリもPR‐300に換えてみた。

だいぶ減った。が、良く聴くと チリ チリ と少し聴こえる。

CDプレーヤーを換えてみたが、少し聴こえる。

CDプレーヤーにヘッドホンを繋いで聴いて見たら、聴こえない。

 

PR‐300と三百Bの組み合わせでは、音質的に電力伝送の組み合わせの高域が伸びなかった音にそっくり。確かプリのOPT一次側を10kにしてRgを下げた時の様な気がする。

当のヴァイオリンが遠くに行き像がボヤけ、もやがかかったようになる。

電力伝送では解像度が上がる感じ。

 

 

 

① 電力伝送の組み合わせは、もしかしたら中高音の解像度が上がっている?

 

② いやいや、思い込みで、中高域で発振してる?

 

 

特定のCDのみ音がきつくなる。

ヴァイオリンの帯域より2~3kHzと考えている。

スピーカーの機種により若干違いが出るが、どれでも出るような気がする。

以前オシロで波形を見たが問題無い。

歪も特に問題無い。

F特は高域の減衰開始が他の機器より早い。なので50k~60kHzの辺の異常なら出ないかもしれない。

 

 

以上によりCDソフトの問題かと思う。

試しに電力伝送のアンプで、CDプレーヤーをZAIKAのA‐81を通してみたら、少し落ち着いた。

ハイ落ちになったようで、高域の鳴り方が三百Bに似てきている。

 

なので、今は高域の出方に問題が有るのでは?と思っている。

もう少し測定などして追い込んでみよう。

何となく見えてきた気がする(←これ、前にも何回か言ってたかも)ので気持ちに余裕が出来てきた。

 

20210712

コメント

MHのチェック

2021-07-13 00:05:01 | キツい音を取りたい

プリアンプが仕上がったというのにキツい音がまた出てきた。

色々やってきたが、もうアンプでは無いような気がしてきた(←あてにならない。むしろ疑った方が正解に近いことが多い)

 

 

スピーカーのDS‐3000のミッドハイ(MH)ユニット DM‐5072BMを独立で鳴らしてみよう。

 

ネットワークは純正パーツなどを使ってもう一組作成。

念のため、コンデンサーとコイルの容量を測って見た。

 

5.6μのコンデンサーはフォノに使ってしまったので純正を使う。容量は10μほど有ったが段々下がる。

片チャンだがユニットとネットワークだけで例のCDを鳴らしてみると、やはり歪む。

耳をユニットに近付けて聞くと、耳穴の入り口のくぼみで音がぶっつかり合って共振してるような音が聞こえる。

過大入力で「ビー」と「ギー」が混ざった様な音 が付帯する

割れた振動板の歪んだ音、そんな感じ。

ボイスコイルが擦ってたら修理に出そう。

ここは自分ではやらない方が良い。振動板とマグネット(ヨーク)の位置出しにテクニックが要るようだったらお手上げだ。

調整にはマグネットとフレームを固定しなければならない。

NS-690Ⅲの様なスピーカーだったらやってしまうのだが。

振動板やエッジを指で軽く押さえてみる。(←結構キケンです)

割れは無さそうだ。

 

 

そうか、この状態で発振器で信号入れてみよう。

一般的にヴァイオリンの帯域は180~2.2kHz、位らしい。もっと高いと思ってた。まあ、倍音はかなり高いらしいけど。

私の言ってるヴァイオリンの高い音とは1kHz位なのかもしれない。

MHのクロスからクロスの間、1.6kHzから5kHzまで上げていく。

音量注意

https://youtu.be/Mj04IhyO3NY

音量は聴いた感じでCDが歪むときの音量に合わせてみた。

結果は歪まない。

綺麗なもんだった。

どうやらアンプもスピーカーも大丈夫なようだ。

一安心。

試しに下はどこまで出るか?と300Hz位まで下げてみたが音は出る。

 

 

CDプレーヤーをSCD‐XA777ESにしたらならないようだ。少し聴こえるのは録音だと思う。

TU‐878CDか。これの真空管が原因かも。

前も同じことやったが、あの時は自信が無く混乱してたかな。

 

まあ、出たり出なかったりするのでもう少し様子見だ。

 

20210707

コメント

ちょいと対策

2021-07-11 00:01:28 | キツい音を取りたい

ヴァイオリンの高音が少しきついかな。

前ほど歪っぽくは無いが、これじゃあオーディオやってますとは言いづらい。

心地良くない。

 

昔の雑誌を整理してたらDS‐3000の対策記事が有った。

ミッドハイの保護メッシュに鉛シートを薄く貼って鳴きを押さえるやつ。

サウンドトップスの’89春号だ。

縦に貼るのかと記憶してたがそれはどうなの?放射状に貼ってみた。

ここでいつものヴァイオリンセレナーデを掛けたらなんと、歪っぽくなってる。

https://youtu.be/NKFJWMr84og

ユニットに耳を当てたらミッドハイだ。

解決したと思ったのに。

もうメッシュとかそういうんじゃなくて、振動板から歪を発してる感じ。

ユニットか、ネットワークか。

これが出ちゃうともう聴く気になれないのでパワーのカップリングコンデンサーを換えてみた。

今迄のは一部では大絶賛された(?)フィルムコンデンサー。しかも旧式で筒の両サイドが黄色の奴だ。

こいつを虎の子のオイルコンデンサーにした。

GUDEMANのやつ。まったく覚えが無いが、多分秋葉原の三栄無線で買ったのだと思う。

オーディオ専科かも?

小音量で鳴らしてるが、ファーンとなった。

ASCはヒーンとフィルムコン特有の鳴きが有ったかもしれない。

でもまさかASCが・・・。

 

これでまたしばらく鳴らさないとな。

しばらくしたらキツくなってきた。

此れじゃない。

 

20210706

コメント

電源か?

2021-07-05 00:04:59 | キツい音を取りたい

DS‐3000の時きつい音が出ていたが、何をやっても取れなかった。

今、NS‐690Ⅲを鳴らしてるのだが、出てる気がする。

スコーカーに耳を当てると、DS‐3000程では無いが出てる。

まったく違うシステムだぞ。

 

という事は、部屋か電源だ。

部屋は超デッドで共振しそうな物は有るが、ユニットに耳を近づけて聴こえるのだ。

という事で、電源をシンプルにしてみよう。

今はTOKINのGT‐2200というのをオヤイデの電源タップに電力メーターを介して繋いでいる。

GT‐2200と電力メータを外してみた。

なんと、キツさが取れたようだ。

・・・いつもこの件で思い違いが有るので冷静になろう。

DS‐3000を復活させたらもう一度確認する。

 

 

TOKINのGT‐2200とはコモンモードノイズのフィルターのようだ。

トランスを絶縁で無く短絡(90°回して?)使い、一次側・二次側にコンデンサーを短絡させ、二次側には両端からそれぞれコンデンサーを出し、コンデンサーの反対側を繋いでアースへ。

そういえば私はアースに落として無かったな。

 

電力メーターの方がノイズを発してそうなんだよな。

 

これで様子見よう。

 

20210725

コメント

また出たキツい音

2021-06-16 00:04:12 | キツい音を取りたい

ジョン・ウィリアムズのサントラ集を掛けながらうつらうつらした。

なんか音が歪んでたような・・・。

起きてから再度掛けてみた。

気のせいでは無かった。

 

トランスのハムが原因かと思ってたが、違かった。

 

特定のCDの特定の音域で出たのだが、ほかのCDでも出るようになった。

ああ、落ち着いたと思ってたのに。最後に気が付いたのは5/29辺りだから2週間か。

OPTに抵抗を付けたからか。抵抗一本でそんなことあるか?NFBが増えたから?

トランス外して休ますか?

そもそもトランスなの?

 

 

試しにパワーに直接DAPを繋いでみた。

なんと、歪む片鱗がある。

パワーが原因か。

そういえば以前ノイズが出て初段のデカップコンを一個交換した。

ブラックゲートのコンデンサーだ。

まずはこいつを交換してみるか。

代替有ったっけ?

あったあった。サンオーディオのメタライズドフィルム。

なんか無駄に長いんだよな、って思ってたが、もしかしたら電解液が入ってないのかも。そしてタムラのトランスの高さに合わせてあるので逆さにしても安定してる。傾かない。

良く考えてるな。

交換は割とすぐ終わった。

念のため電圧測定。

そういえば、カップリングコンデンサーも怪しいとコメントいただいてたが、ASCのコンデンサーに限ってそんなことあるか?思ってた。

コンデンサー出口のDC電圧を測定すると48.9mVほど出た。

240kΩのグリッド抵抗に204μAほど流れる。

公称0.1μFだが容量は95nFほど。

反対のLchは14.5mV程だった。60.4μAとなる。

大きいのか小さいのか分からないが、大きいように思う。

外したBGコンデンサーの容量は58~59μF程に増えてた。容量抜けは聞くが増えるの?

抵抗値はすべてO.L.になった。

 

もしかしたらASCのC.C.がダメなの?

虎の子の、と言ってもGUDEMANだがオイルコンにしてみるか。

セロテープみたいなのが巻いてあったが剥がして熱収縮チューブを巻いた。リード線の引き出し部は捥げそうなので金属用の接着剤を流した。やってから短絡の可能性?っと思ったがもう遅い。DMMで測ってもO.L.だから大丈夫だろう。品質表示も変性アクリル樹脂となってるし。

 

ネットで検索してたら面白い記事が有った。

古いコンデンサーの容量が多いものは大体絶縁が悪くなっている。

なんと、そんなことが有るの?この方は絶縁測定(メガ?)用の機器でやってた。へえ。

こうなるとBGが怪しくなる。

いつも急いて二つの事を一緒にやってどっちか分からない、となるので落ち着いて、C.C.は後回しにした。

音はなんと、元に戻ったようだ。

少し危なっかしい気もするが、まだ慣れてないのかもしれない。

もうしばらく様子見る。また時間が来てから出るかもしれないし。

 

20210613

コメント

キツい音の謎

2021-05-29 00:03:38 | キツい音を取りたい

プリのOPTをNP‐126からTSMに代えて、3~4日鳴らした。キツい音は出てきた。

そしてNP‐126に戻して聴いているが、今は鳴りを潜めている。

なんでだ?

そういえば前にもこんなことが有ったと思う。

 

トランスを外して休ませると元に戻る。

というか、P1とP2でバランスよく流したから良かったか?直流は流さなかったし。

 

パワーのIPTもそうだった気がする。

中音の音場の広がった、低音の無い音。

最初は良いのだが、だんだん悪くなる。

一つ思い浮かぶのは、直流磁化。

でもこれは高域が減衰とかで、歪との関係は出てこない。

 

 

 

キツい音とは別に、もう一つ気になっているのは、パワーの出力管とOPTの関係。

プリの出力管とOPTの関係の良いところは何となく見えてきた。

これをパワーに当てはめる?

前にパワーの出力インピーダンスを測定したら、4.6Ωとなった。

私のスピーカーは公称6Ωなので、もう少し上げた方が良いと考えた。

プレート電圧を上げてカソード抵抗値を上げる。これで出力インピーダンスが上がるはずだが、4.65Ωと

ほとんど上がらず。

ここで問題。ダンピングファクターは低い方が良い。

ダンピングファクタ(DF) = スピーカーのインピーダンス ÷ ro(内部抵抗)

DFを考えると内部抵抗ro(rpとは違うのか?)は下げた方が良い?!。

どっちなんだ!

っと言ってもしょうがない。

プリが落ち着いたら測定してみよう。

何よりもまずEL34の内部抵抗を調べないと。何かで見たが、1.7kΩというのが有った。BW‐5k‐PPは5kなので1.5倍位か。

色々な回路を見たのだが、そんなに違わない。

 

謎は深まるばかり、だが、解いていきたい。

 

20210527

コメント

何か、まだおかしかった

2021-05-25 00:02:21 | キツい音を取りたい

プリにNFBを掛けてから、左chのボリュームを少し上げただけで音が大きくなる。

右とのバランスが悪い。

位相間違えたか?と思い、プリを単体で測定、ゲインは右と変わらない。

はて。

まずはプリの5687をほとんど使って無いものに換えてみたが変わらない。

新品の真空管ていきなり電流流れてきて断線、なんて起きないのかな?いつも怖いんだけど。

 

パワーを単体で測定してみた。

3%歪の時の出力が14.4W。また出た。この時の入力は780mVほど。

右は18.8W。入力は880mV。

左右の真空管を入れ替え、EL34がおかしいことが判明。

少し使った管と入れ替えたら左右ほぼ揃った。

こんな不良初めてだ。(不良なのか?)使えないわけではないので、ステレオパワー用にでも取っておこう。

 

良い感じなので、音量を上げてみた。

例のヴァイオリンセレナーデがキツくなる。

これはOPTが原因ではなさそうだ。

 

念のため、プリのNFBを外してみたが変わらない。

 

 

 

少し落ち着いて・・・脱力。

まず、パワーをSTEREOtypeにしてみた。

高域が大分落ちてるみたいだが、キツい感じがほんの少しある。

5687のプリを繋いでみた。

キツい感じが増した。

・・・。

CD元々入ってたか。もしかしたらスピーカー?

そうは思いたくないな。他のスピーカーでもあったはず。

確認のため、STEREOtypeのアンプのまま、ロクハンを繋いでみた。

やはりキツい。

という事はCDか。

少しほっとした。

 

弦楽セレナーデのCDは、スウェーデンのBISレコードという会社の物。

購入したのはもう20年以上前か。

スウェーデンのスピーカーというのが馴染みないが、ほっそりしたスピーカーが多い様で能率も90dB切ることから日本ほどカリカリに設計して無いようだ。

最初はかっちりとした感じでこういう弦の音もいいなぁ、と思ってた。そのうちに弦を鳴らす時にはこのCDを使うようになった。

指揮者はパーヴォ・ベルグルンド。フィンランド出身。

ニューストックホルム弦楽合奏団、かな。

感覚的に、というよりかっちり・しっかり演奏する感じでそれによる心地よさが有り、割と好みだ。他に一枚LPの所有がある。

 

 

久しぶりに違うアンプで他のCDも真面目に聴いて見た。

電力伝送のアンプで調整をしてるうち、とんでもないバランスになってた。

STEREOtypeの雄大な低域は心地よい。

ただ、中域の抜けは「こんなの聴いてたのか?」って程悪い。

録音の粗が解っただけでなく、演奏の印象も変わった。

 

なんか、疲れてしまった感じ。

 

20210522

コメント

キツい音を取りたい6 調整

2021-05-22 00:02:34 | キツい音を取りたい

TSM(5kΩ:600Ω)のライントランスを二通りで使った。

一つは5k:150。パワーの初段グリッド抵抗は計4.7kΩ。

これは素晴らしいと最初思ったが、音量を上げたらチカラの無い感じだった。

 

もう一つは5k:600。パワーの初段グリッド抵抗は計14kΩ。

音はまともだが、なんかチリチリした感じが付きまとう。

これらの定数は、プリの出力管5687の負荷が一本当たり5kΩになるよう計算で出したものである。

 

 

両方ともなんかイマイチなので、実際に測定してみた。

5k:600または5k:150の2倍か1/2倍で使うようにしたい。

 

 

5k:150の時の5687の負荷は5,683Ωでまあいいが、伝送ラインは372Ωで150Ωの2.5倍になってしまう。ここは300Ω以内にしたい。

5k:600の時の5687の負荷は3,795Ωで少し低い。伝送ラインは952Ωで600Ωの2倍以内には入っている。

 

パワーのRgを4.7kΩ以下にするのはダメなような気がした(その思い込みの元を探したけど見つからない)ので5k:600で使い、測定しながらパワーのRgを決めた。

最終的にRgが18.2kになるようにし、5687の負荷は4,961Ω、伝送ラインは1,235Ωとなった。

F特を測定したらやはり低域が良くない。

ちょっと音出ししてみたが、問題無さそうである。

最初NFBを掛けたら0.7dBしか掛かってない。OPTの二次側を上下入換し、再測定。

NFBが7dBになり、F特は素晴らしくなった。上の図赤い線。黄色は今回のNFB無しのもの、緑線はOPTがNP‐126の時の物。

歪率も良くなった。

歪率は1kHzは素晴らしい(私史上)のだが、100Hzと10kHzがイマイチだ。

そしてインピーダンス特性。(ON-OFF法で測定)

下図一番低い線が今回の物。

線がNON NFB。以上二つは高域で下がっている。

線はNP‐126の物で高域が上昇。

何か間違えたか、トランスの特性か。

 

 

音は抜けが少し良くないがまあいいかも。F特ほどには低域は良くならなかった。馴らしもかねてもう少し鳴らしていこう。

 

20210521

コメント

キツい音を取りたい5 鳴らす。

2021-05-21 12:01:24 | キツい音を取りたい

プリのOPT(TMS)二次側を600Ωで使うのは少し無理が有りそうで止めよう。

パラにして5kΩ:150Ωで使う。配線を戻した。

これで鳴らす音は、さわやかというか凛と鳴る。

なんかもうすでにNFBを掛けたような音にも感じる。

このトランスで鳴らす音は低音が無かった。

しかし今は結構出てる。

発振器を繋ぐのが面倒なので、Super Bass SoundのCDを掛けてみた。

11Hzと16Hzは前より振幅が小さいようだ。

NP‐126のときはもっとパカパカ動いてた。

そして25Hzでようやく振幅が戻った感じだ。

ピンボケの度合いが少し違う。

 

そしてシングルアンプの様な鳴り方に近くなった。

少し演出してるようにも感じるが、大雑把に聴こえたPPアンプが緻密になってきた。

 

後で測定しよう。

 

そしてNFBを掛けよう。前回掛けたときからNFBの音はにじみが無くなり、まとまりが良くなったと思う。ノイズリダクションを掛けたような不自然さも無かったし。後は奥行き感なんだけどな。

 

20210519

コメント

キツい音を取りたい4

2021-05-21 00:02:23 | キツい音を取りたい

① プリのOPTをTSMにし、これは二次側をパラにして150Ωとした。

パワーのIPTは前のままで、Rgが82kΩ、終端抵抗が18kΩだ。

これで少し大きめで音出ししたが、なんかおかしい。

中音のみで上と下が無い。

インピーダンス比を公称の33.3で計算すると、パワー入力インピーダンスは487Ω。(678Ω:カッコ内は実測値による算出)

プリのOPT一次側は22,588Ωとなった。(16,204Ω)

プリの出力インピーダンスは公称150Ωなので、受けが487Ωになると3倍以上になるのでこれは気になる。

なので、 ② パワーのIPT終端抵抗を18kΩから10kΩにしてみた。これでプリの出力インピーダンスはIPTの二倍弱に収められるはず。

計算すると、パワー入力インピーダンスは283Ω。(464Ω)

プリのOPT一次側は15,451Ωとなった。(9,416Ω)

これで音出ししたが、一番良かった。ただ音量を上げたらNP‐126の時より少し弱い感じもする。マッチングがイマイチのような・・・。

終端抵抗をさらに小さくしようと思ったが、今の時点で計算上パワーの12AU7のグリッド抵抗が計算で4.7kΩ程なので、これ以上は下げるのを止めよう。

 

150Ωで送って600Ωで受けるというのはやっぱりおかしい気がする。

③ プリのOPT二次側をシリーズにして600Ωにしてみる。そうすると5687の負荷が重くなりすぎるのでパワーのIPT終端抵抗を10kΩから34kΩに変更した。

計算すると、パワー入力インピーダンスは845Ω。(1,083Ω)

プリのOPT一次側は8,987Ωとなった。(7,012Ω)

これで音出ししたが、なんか全体にちりちりした感じがする。計算上は5687の負荷が少し小さい。

過負荷のような気がする。

NFBを掛けるとさらに下がるはず。

今思うと②が良いと思う。

 

変更しながら都度音出ししているが、音はNP‐126より好みの音だ。

多分アモルファスの音だと思が、心地よい。

NP‐126の時はきつい感じが有ったが、こちら(TMS)はヴァイオリンのキツさが出ているのでアンプの音ではないと(無理やり)解釈・納得している。

シングルアンプの響きにはかなわないが、PPアンプでは良い感じにまとまってきたと思う。

 

20210518

コメント

キツい音を取りたい3

2021-05-19 00:06:14 | キツい音を取りたい

キツい音を取るために取った対策は、

パワーのカップリングコンデンサー交換

ザイカのA‐81をライントランスとしてプリの前後に挟む

ATTボックスからアルプスの可変抵抗器に変更

ミッドローの接点復活

TU‐878CDコンデンサー交換と真空管の脚ミガキ

OPTの一次側10k、20kタップ交換

チョークインプットからコンデンサーインプットへ変更

プリのOPT消磁

プリの5687の電流を13mAから10mAに下げてみる。

プリのOPT二次側に終端抵抗620Ωを取り付ける。

パワーの出力段グリッド抵抗のグランド配線を上下管で分ける、ソケットのガタ取り。

プリとパワー間の接続をバランス・アンバランスにしてみる。

置き方を変え、プリとパワーを左右で少し離す。

プリの初段12AU7の動作点変更

以上をまとめるのに過去記事を見ていたら、3/21からのようだ。

しかも歪っぽいのはトーンアームでも対策してる。

 

 

これで無理だったから、後はプリのOPTの交換か。

TD‐2が有るからタムラ―タムラで相性良いかも?

いや、TSMのトランスが有った。ただ、5kΩ:600Ωなんだよな。

以前は20kで使ってたNP‐126とそのまま入替えて、なんかチリチリ、破綻しそうで止めてしまったが、今ならなんとか出来んじゃね?

パワー側の初段グリッド抵抗は先日インピーダンスを測定してから82kΩで、二次側に終端抵抗18kΩのままだった。

これで計算したらプリの出力管の負荷が5kΩ程になるはず。

配線してて思ったが、二次側をパラにすると150Ωになる。

これだとインピーダンス比は33.3とNP‐126と同じになるじゃん。

配線して音出し。

歪っぽいのは無くなった。

いや、若干残ってるかな。

これを聴き続けると気になり耳が慣れ、だんだん大きくなっていくかもしれない。

まだ判断は早い。様子見だな。

高域もだいぶ早く落ちてるようだし。

 

 

ネットで高域補正・インピーダンス補正など色々見ていた。

矩形波のリンギングは高域のピークによるもの。

高域のピークはトランスを使うと避けられない物らしい。

300kHz位で出るらしいが、私の発振器は200kHzまでしか出ない。

もしかしたらこの上にピークが有って、キツい音の原因にかかわってるのか?

今の時点では解らない。

 

20210516

コメント