analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリの消費電力

2021-06-30 00:01:20 | CfD-4 (オートバランス)

次のプリはデュアルモノ・・・デュアルモノとはステレオにはならないらしい。

MONOアンプを一つのシャーシにまとめる。

マーク氏のML‐6BLに憧れたが、左右分けるプリって違うんじゃないの?と思い始めた。

今回は電源トランスから左右分けて一つのシャーシーに入れる。

そいや昔のマンラツにそんなアンプ有ったっけな。パワーだったけど。

 

で、一個にすると、ボリュームとセレクター、電源スイッチは一個でいいようになる。

電源スイッチの容量は?

前のアンプが0.5A二台だから1Aで良いハズ。

ザクっと100Wか。

 

 

エコワットで測って見た。以下は片チャン当たりの結果。

二時間で、70Wh。低くねか?

時間当たり0.5円。

二時間で1円。これは良い。

因みにCO2が30g。

 

なんか思ってたのと違うな。

 

プリの電源トランス二次側は、B電源が8W、

ヒーターが10W、

トランスの効率を80%として23W。

二時間で46Wh

あれ?小さいな。

 

スライダックは0.4A位を指してたんだけど、狂ってるかな。

 

計算し直し。

0.4A×100Vで40Wだった。

アンプ一式鳴らすとざっくり400W位になると思ってた。

プリが二台で80W。80Wh。

パワーが二台で200W。200Wh

フォノが二台で100W。100Wh。

合計340Wh。

消費電力Wと消費電力量kWhをごっちゃにしてた。

 

20210628

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LPをいろいろ掛けた。

2021-06-29 00:07:12 | システム

マイソニックのEMINENT、STAGE202

LCRフォノイコ

電力伝送プリとパワー

DS‐3000。

うちの最強システムになる。

-ブルは目をつぶろう。

 

ジャズ・クラシック・ポップスを掛けた。

特にこれに向いている、というのは無いと思う。

がジャズは余り鳴らさないで、クラシックとポップスが半々位と多くなる。

もう少し広がりが有ればクラシックの比率が増えるかな。

中音に重点が有る音と思う。

 

EMINENTを使ってLP半面を15枚くらい掛けたか、そろそろ休ませよう。

 

次のカートリッジが困った。

MMはパッとしなかったから、しばらく使ってなかったSL15Eを付けてみた。

これが当たった。

粒立ちはEMINENTよりいいかもしれない。

トランスはSTAGE202のまま。相性は良い。

出力が小さいから音の力が弱いか?と思ったが、そんなことは無い。確かに音量は小さいが、それはボリュームのつまみを回せばよい。音量を上げれば良いか、という簡単な事ではないが、エネルギーが有るというかちゃんと鳴る。

出力の問題ではなく、インピーダンスの問題か、と思えてきた。

一桁Ωのカートリッジが調子いい。

そんな簡単な事では無いのだけれども。

 

20210624

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プリの組み直し

2021-06-28 00:01:06 | CfD-4 (オートバランス)

プリの組み直しを考える。

まずケースだが、今のmonoラインアンプのサイズから、タカチのWOかWSの133-43-33にしようと思っていた。

前に使っていたケースがこれなので、再度使用する。

しかしフロント・リヤパネルがもう穴だらけ。

カタチに問い合わせたら、部分入手可能と。

ホームセンターに行ったらサブシャーシーが有った。

これで目途が付いた。

両方手配した。

配置は大体決まった。

左右対称にする。

真ん中にATT、セレクターを持ってくる。すると真ん中が開いてしまう。ここに何か持って来たいが、断念する。

 

20210625

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(番外)パソコンの電気使用量

2021-06-27 00:03:45 | その他

超格安パソコンを使っている。

恵安のBO6IUAM。

Intel Atom x5-Z8350  CPU 1.44GHz。

メモリは4G。

購入後一年ちょい。

ネット参照は遅い。

最近ごくたまに固まるようになった。

まあ、遅い以外特に問題無い。

 

で、電源。

USBのタイプCを使って充電する。

こいつに足を引っかけてしまった。

電源接続のランプは付いているのにたまに充電しなくなる。

スマホ用のUSBケーブルを使ったがイマイチ。

純正のアダプターを見たら3.1Aとある。

スマホ用は1A。手持ちのUSB電源ソケットは2.4A。

色々あるのね。知らなかった。

 

おいちょっと待て。

パソコンに300Wも使うのか?

心配なので測って見た。

八日で25円。

一日3円ちょっとか。

1.17kW。140W/日。14時間として10W/時間。

0.1円/時間。

参考にCO排出量kg。結構出てるな。

 

中国製のPCなのだが結構省エネなってるわ。

 

20210624

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現在の音54

2021-06-26 00:01:29 | システム

このタイトルでは独りよがりになるのでもう書かないと思ってたが、一旦残しておこう。

 

一言で、何の特徴も無い音。

 

高校の先生のとこで聴いた音を参考にしてきた。

そこにはUKの同軸2ウェイの有名なスピーカーが有った。テイアックの箱らしいが、それでも特徴は出してると思う。

(残念ながらオリジナルは聴いたことが無い。)

あえてその音と比べると、肉は詰まっているかな。あちらは煙の様な音。

この上なく心地よい音を出していた。

がしかし、それってホンモノの音か?となってしまう。

アンプを作っていく上で、ありのままに音を出して貰わんと困る。

位相ずれのような横の広がり感は変わらないかな。

大体スピーカーの大きさが違う。

DS‐3000はどうしてもデフォルメされてしまう。

音場の出方も気に入っている。最近は奥行き感が出てきた。先生のとこのスピーカーは前に広がる。

あとは、弦の音をもう少し心地よくしたいかな。

チェロの音は我ながら良いと思っている。

 

 

さんざん気になってたキツい音も今は出てない。

前回は13日だったから一週間ほど経った。

このまま行けるかな。

 

ごく普通の音だけど、アンプを替えると今の音が良く分かる。

他のアンプではカサカサのつまらない音になってしまう。

 

こないだ聴いたサブのLCRフォノイコやCR型、NF型のフォノイコも皆似たり寄ったりで、メインのフォノには及ばない。

透明な、とか、広がる、とか、低音の響くとか言う特徴は無い。

シングルアンプ程の纏まりはどうか?だが、一般のPPアンプよりはまとまっていると思う。

フルレンジのようで、マルチウェイのちぐはぐ・バラバラ感はごく少ないと思う。

いわばその為にチューニングしてきたのかもしれない。

シングルアンプにすればこんな苦労せずともあっさり良い音が出るのにね。

が、DS‐3000にはシングルは合わない。

手持ちの三百Bアンプは2A3も差し替え出来るコンパチアンプのはずで、調整したら或いは・・・?

 

 

実は配線材を極力使わない組み方をしている。

内部の画像ははずかしいのだが記録として残しておいている。

パーツのリードを有効に使い接点を少なくする。

その効果が今出てるのでは?と思っている。

鮮度が違う。

確かに近いといけないパーツ、ハンダごてで外皮を痛めない、ループを作らない、アースの引き回しなどの問題も今回見えて来た。

次作るアンプはやってみようと思う。そしてパーツに拘らないでどこまで行けるか?

三百Bアンプはそうしたつもりだが、良いのか悪いのか分からない。

私流に作ったらどうだったかな?と少し気になる。

 

音だった。

余計なものは加えずありのまま出す。これがまあいいところまで来たかな・と。

 

LPで音量上げてみた。

まあまあ、広がった。一安心。

意外にも見上げるような、縦方向に伸びた。

バランスが高域寄りになった。はて。ボリュームでローカット?普通ハイカットじゃなかったっけ?

まあいい。

そいや色々戻さないと。

ボリュームを固定抵抗切替のATTにする。

ATTボックスはRCAの接続で接点が増えてしまう。

MONOをステレオにしたい。コントロールアンプのMONO仕様は面白いなと思ったが使いづらい。音質的にもメリットが余り無さそう。

脚のスパイクも面倒だな。

 

20210621

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トランスの重要性

2021-06-25 00:03:21 | トランス

思えば20年近く前、パワーアンプをいくつか組んだが、なんか皆同じに聴こえたので音を変えたいと思った。

そんなにたくさん作った訳ではないが、なんかもっと変わった音を出したいと思った。

MJ誌を読んでて、故佐久間氏のアンプとは縁が無いと思ってたが、そんなに言うなら(雑誌の中だけど)トランスを付けられないか?と思った。

丁度ラジ技誌からOPTのキットが領布されたので飛びついた。

参考例の回路には入力トランスが付いていたが型式が分からなかった。これが今のアンプの原型だ。

まず入力に1:1のトランスが付いたものを製作。

普通の音だった。

しばらくしてラジ技誌のアンプの入力トランスの型式が判明。

これに代えたら空間がさめざめと広がった。

この音に打ちのめされた。

電圧増幅のプリで鳴らしたミスマッチの音だが随分気に入ってた。

 

 

トランスには独自の音が有る。

それから周波数特性。

これは余程注意しないと痛い目見る。

低音の伸びるトランス、高域の伸びるトランス。

直流流せないトランス。

皆同じかと思ったがそれぞれの音が有る。

コア・巻線の材質、巻き方など色々ある。

 

 

そして使い方。

回路図持ってきて組むだけでもそれなりに音は出る。

まあ、この「持ってきて」の出どこではそれなりに検討はしてるので、最適になってる。

でもパーツを替えると最適にはなるとは限らない。

入手難のパーツが増えてきたので致し方ない。

それであれこれやってみる。

今の感想がこれ。

 

 

 

あれこれやってみる。

真空管の動作点をあれこれ。

って、これはトランスをどう動かすか、じゃないの?

目的の音は「トランスをどう動かすか」

真空管はその手段。

なんて言うと怒る人居るかな。

 

 

タンゴのU‐808を6CA7と三百Bで鳴らした。

違う成り方だがPPにする程は違わない。

 

そういえばEL34PPもアイエスオー、ノグチ、ソフトン、ラジ技誌領布、と鳴らしたが、シングルにする程は変わらんかな?

 

 

ブラックボックスのようなトランスだったが、蓋を開けるとこまで来たと思う。

やればやるほど疑問が出てくる。

このミステリアスな感じが有るから真空管アンプって根強い人気が有るのでは?

機会が有ったらいずれ巻いて見たいな。

 

20210621

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プリの動作点の検討

2021-06-24 00:01:29 | LfD-1

プリのOPT一次側を10kで使い、パワーの初段12AU7のグリッド抵抗Rgを替えてインピーダンスを上げようとしたが何故か出来なかった。

前回パワーのRgを上げていったが、電圧が或るところで上がらなくなった。

何かおかしい。

折角調整したのにな。

 

 

今までプリをOPT20kで使っている時はプリの出力インピーダンスを測定すると低いので、OPT一次側が低いと思ってた。

10kの時は出力インピーダンスが高いので、OPT一次側が高いと思ってた。

なんという勘違い。

 

 

現在プリは5687は146V13mAでrp2.3kΩ位になっている。

元に戻った訳だ。

パワーはRgが計算上14kΩほどだ。これは少し高くなった。

 

 

ならば5687の内部抵抗rpを上げても負荷を高めで使えるのではないか?

rpを上げれば見掛けの負荷が下がるので、低域が出ると思うのだがそうはならない。

OPTを20kにしてやってみたら変わるかな?

20kは低域が少ないが、中高音はキリっとなる。オーディオ的に気持ち良い音だ。

抵抗を替えたところで思い出した。

これは過去にやっている。

プリの動作点の変更 その14 rp高めを鳴らす - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

OPTを20kで使い、パワーのRgを替えたがあまり低音は出なかったんだ。

 

元に戻した。

 

 

 

気分的にだが、20k:600(反転して600:20kで使っている)に送るのは10k:600ではなく同じ20k:600の方が良いのではないか?

NP‐126の場合では10k:600は見掛けで、実際は20k:1200の気がする。

 

が、だ。インダクタンスの関係かNP‐126は20kよりも10kで使った方が低域が伸びる。

これは10kで使おうが20kにしようが超えられないようだ。

フォノイコで気が付いたが、段間に使ったトランスでRIAAカーブの低域が決まった。

タムラ → TSM → アイエスオー → ハシモト のブランド順に改善された。

NFBを増やしたり、RIAA素子を交換したりカソードパスコンを増やしたりしてもダメだった。

トランスでカットされた低域の復活はかなり難しい。

結局はハシモトのトランスが一番低域が伸びてた訳だ。

その代わり高域は一番早く落ちてる。

 

 

それからパワーのRgを変えて増幅度が変わるかも見て見たい。

プリのOPT一次側のセンターに電流が流れてないというのは電圧が立っているのにどゆこと?インピーダンス∞?

そもそも両端の電圧が高いというのはなぜ?パワーのRgに電流を流さないようにすると・・・下がらないな。

おいおい解決していこう。

 

20210620

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またプリの変更

2021-06-23 00:04:07 | LfD-1

5687の内部抵抗rpを上げた状態で調整してみた。(またかよ)

実はこれは前にもやったことが有る。

rpは計算上3.4k~3.5kになった。

トランスのインピーダンスをこれで割ると1.8程になり、少し過負荷のような気もする。

ここで疑問が出てきた。

5687のrp算出で、rp3k時Epを250Vと参考にするときと、rp2k時Ep180Vの時では値が変わってきてしまう。

Ep・Ipの現状を特性曲線に落とすとバイアスが0.5V程変わってしまうが、バイアスには目をつむり特性曲線からrpを出してみた。

20V変化すると5.75mA変わるので結果は3.48kΩ。

まあまあ良いところだった。

で、

負荷をrpの1.8倍、これを2倍以上、できれば3倍にしたいと思いパワーの初段12AU7のグリッド抵抗Rgを大きくした。

結果は2が精一杯だった。

Rgを上げてもパワーのIPT二次側(=U7のRg)電圧が上がらなくなり、一次側のインピーダンスが大きくなっていった。

 

プリの出力管5687の負荷はrpが3.5kならOPT一次側は10k程は欲しくなる。現用NP‐126は一次側を公称10kΩで使っているが、片巻線なら2.5kΩとなる。

これを4倍も上げるのは不可能ではないが、やらない方が良い。

TSMの5k:600のトランスが有るが、これは低域が伸びてないようだ。

 

 

 

内部抵抗と最適負荷抵抗はこうやって決めるのか。

真空管のrpを下げて使うのはなぜ?と思ってたが、その方が真空管の音が良いからと思ってた。負荷より低めで使えるから、だと思う。

先日NP‐126を単体で測定したとき、一次側に繋ぐ抵抗を10kΩではなく2.4kと小さくした方が低域の周波数特性が良かった。

 

 

そして今回はプリの負荷を600Ω固定抵抗でも最初測ったが、あまり意味がない。

出力インピーダンスが200Ωとかになったが、パワーを繋ぎ、プリのOPT一次側を変える為に二次側(プリの出力インピーダンス)を変えてしまう。

後段から考えると、プリの出力インピーダンスは変わってしまうので測定は無意味だった。

ただこれはうちの中でやってる場合で、他の600Ω入力のパワーアンプなどに繋ぐには400Ω程の固定抵抗をつないだ方が良い。

コメントをだいぶ前に貰っていただいていたが、ようやく納得した感じだ。

 

 

あとはやはりプリのOPT一次側の電流電圧実測から計算したインピーダンスの値が合わない。7k弱になるのだが、負荷インピーダンスから計算した値よりかなり大きい。

いままで動作点はこれを参考にやってるが、どうも値が怪しい。

 

真空管のプレート~カソード間の電圧を測ったが、電圧は出てこなかった。

 

 

 

最後にプリのOPT一次側センターの電流を測ってみた。

8μA。出力を1Vにした時なので、この時にOPT~真空管プレート間では0.4mA弱出てるハズ。

思ってたよりかなり小さい。

壊れてんか?っと思ったが、出力を5倍にしたら161μAになったので、取り敢えず良いのかな。

おお~真空管直列だ。

 

 

今までプリの出力インピーダンスをON‐OFF法を測って見ていたが、これが勘違いの元だった。

OPTを10kΩで使うと低域が厚くなる。

20kΩで使うと高域が伸びる。

20kはプリの出力インピーダンスが低く出るのでOPT一次側が低いと思ってた。電流と電圧を測って高いインピーダンスを出していたが、見てはいたが頭に入ってなかった。

10kはプリの出力インピーダンスが20kの時よりも高めに出たのでOPT一次側が高めに出ていると思ってた。

負荷が高インピーダンスだと高域が伸びる、と逆じゃん、とずっと思ってた。

そゆことか。

ええぇぇぇぇぇ・・・

 

・・・とすると、10kでOPTを使ってきたが、20kにした方が良いのか?

これは後程だ。

終わったと思ってたのに。

 

20210620

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A級PPについて

2021-06-22 00:02:58 | アンプ

前回のトランスの動作の続き。

この時のサイン波ってどうなるんだろう?

 

合成できるかな?

たぶん縦軸0のとこの直線が打ち消し合ったところ。

電圧の合成は上図赤線のもの、と考えた。

緑線と青線の中心がそれぞれ違うし、合成の赤線はマイナス側には行かない。

ま、イメージだけど。

 

0中心統一でプラスとマイナスに振ったらうまく行かなかった。なんか辻褄が合わなくなる。

B級PPなると山の反対の谷がつぶれるらしい。これはEI特性曲線のグリッドの線が直線でないことから完全なA級PPは難しい。

でも小信号ならほぼA級になるのかもしれない。

トランジスタアンプでは純A級なんてのも有ったと思う。

 

20210618

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真空管の内部抵抗

2021-06-21 00:04:57 | 真空管

少し前のコメントを頂いた時に、真空管の内部抵抗rpとOPTの関係があった。

300Bのrpは700Ω位。

へえ、そんなに低いんだ。

って、そんなのも知らずにシングルアンプを組んでいた。

私のアンプとは少し違うが、グラフを読み取りやすいようにEp325V、Ip110mAとして計算してみた。

543Ω。ちと低がこんなもんかな。

今のアンプはOPT3.5kで使ってたはずだが2.5kでも行けそうな気がする。凄いクリアな音だけど、もう少し厚くできるのかな。

 

そして今のEL34はどうか。

PPの特性曲線は線が寝すぎで上手く計算できそうになかったのでシングルでやってみた。しかもバイアスを-30VとしたのでIpを70mAとしてEpを350V(実際は430V)で計算した。

結果は1kΩ。最近調べたのは20kΩと高いもの。以前調べたものの記憶では1.7kΩというのがあった。

実際のアンプでは間を取って1.3kΩとしてみる。

OPTは5kΩだ。A級PPとすると2.6kの二倍弱。

あれ、思ってたより低いな。

 

 

先日パワーの出力インピーダンスを測った時4.6Ωとなり8Ωには少し遠いと思った。

一般的には600Ωが多いようだったので、なのでEL34のカソード抵抗Rkを500Ωから600Ωに上げたんだった。

ただ、ダンピングファクターを大きくするには内部抵抗を下げるんだよな。

この辺の調整はまた後で。

 

 

A級PPについても少し考えた。

通常PPの信号の流れはこうなると思う。

けど同じ経路にプッシュとプルが流れると打ち消し合うので下図のようになると思ってた。

すげえ自分、っと思ったが、あるHPを見たら、「あ、これ前にも見た事がある」っと思った。

 

20210618

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プリをラジ技誌で検討 その2

2021-06-20 12:03:53 | LfD-1

現在のプリはラジオ技術誌を参考に製作した。ただ、設計はちょっと変わっていて、マルチアンプにするためにチャンデバの代わりにネットワークを使い、その後ろにアンプを繋いでるようである。

 

※ 同じ回路のアンプを作る場合は全て自己責任の上、製作くださるようお願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。

フローはこんな感じになるのだと思う。

前回記事はこちら。プリをラジ技誌で検討 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

 

コメントを頂いたので、計算をし直してみる。

私はトランスを前段から考えてしまう癖があり、混乱してしまう。

 

 

誌の内容より、

2WAYスピーカー用のチャンネルデバイダの代わりにネットワークを使用しプリに接続、ネットワーク後段にパワーアンプを二台繋ぐと解釈した。

前後のインピーダンス比は10倍以上とすれば・・・。高域の減衰や音質を考えると、後段のインピーダンスは10kΩ位でしょう。とすると前段は1kΩとなります。

前後のインピーダンス比は10倍とすれば」、というのはネットワークの低域側は11kΩになると思うので良いと思うが、高域側は1kと10kが並列なので1kを切ってしまうのでは?と思うのだが、高域側と低域側がパラだから良いのか?なんても思う。私はスピーカーに関しては余りやってないので、後に機会があれば再度検討することにしよう。

 

アンプの入力インピーダンスを10kとしてネットワークで10分の一、高域と低域がパラだからネットワーク入り口で500Ω。(ちと自信ない)

51Ωが直列で270Ωが並列なので181Ωになる。

(この51Ωの値が不明だったがこれによりOPT一次側が18.9kΩとなる。これを160ΩにするとOPT一次側は概略20kになるので調整したのかもしれないと思う)

プリのOPT二次側は実測より計算し23Ωになるとの事で、10dBのNFBが無い場合69Ωとなる。

5687の内部抵抗rpが3.6kになる様動作点を決めてるのでインピーダンス比は104.3となり、計算するとOPT一次側の電圧は10.22Vとなる。

この時OPT一次側は18.9kΩ。A級PPとすると5687rpの2.6倍。

 

 

すげえ。

設計っぽくなってきた。

合ってれば、だけど。

・・・けど、こんなに考えないとシステム組めないのか。

電力伝送が電圧伝送になったのは、多分この辺の煩わしさを無くすようにメーカーが主導したのかな。

オーディオの栄枯盛衰に関わってる気もする。

 

 

実はこの計算をしてて、サブウーファーの復活が出来ないか?と考えるようになった。

電力伝送は一台のプリに二台のパワーを繋いではいけないとネット記事に有った。

入力インピーダンスを1.2kにして二台なら良いのか?なんても考えたが、汎用性も無くSWを止めたときに使えなくなる。

DS‐3000(フルレンジ)とDS‐W461(サブウーファー・しかも一台しか無い)を両方繋ぐときは、3000はアッテネーターのみ、W461はローカットフィルターを使ってマルチアンプ、なんてどうか、と。

その時は電圧伝送のパワーがもう一台必要だし、電力伝送のアンプでやりたいし。

けど一番の問題は、今の音で低域は充分という事。SWも鳴らしたらバランス取っていくうちにほとんど鳴ってない状態になるか、かぶって抜けの悪い低域になるか、かもしれない。

 

20210618

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トランスのインピーダンスの最適値?

2021-06-18 00:02:05 | トランス

トランスの表示インピーダンスは、そんなに気にすることは無いという考えと、それに合わせると一番良い特性を示す、というのがある。

 

 

 

現在の調整は変えるほどでは無いようなことを言っておきながら、早速変える。

伝送のインピーダンスを600Ωに揃えると、なんかこう、良くなる。

フォーカスが合ったような、もやが晴れたというか。

無論前の音が悪かったわけではなく、楽器の前後感が分かる気がした。

ただ、楽器一個一個がなんか布に包れた感じがする。

折角の音場感もこれでは普通の音という感じがしてしまう。

出力に入れた抵抗はTKDの少し大きめのヤツだけど、気になる。ってか、抵抗挟んでこれなら大したもんだ。

 

 

出力に直列な抵抗を外してプリの出力インピーダンス(Zout)を上げれないか。

まずはOPTを20kから10kに変更。これでZoutは130Ωから400Ωに上がった。

以前はもう少し上がったと思ったけど・・・。

5687のカソード抵抗Rkを200Ωから470Ωにする。これでZoutが400Ωから500Ω位になった。

もう少し上げたい。

Rkを850Ωに・・・って、これって前の定数じゃないか。

まあいい。

電圧を調整して、NFBを計算、77kΩの抵抗で0.7dB程になり、これで600Ωになるはず。

手持ちの低抵抗からNFB1dB程、ZoutはRch522~Lch516Ω程になった。

 

鳴らしてみると、少し貧相になった。まあ、想像はしてたが。

でも聴けないわけじゃない。

F特も少々がっかりだ。

 

 

 

もし真空管の内部抵抗rpをもう少し高いものに換えたら?(おお、設計らしくなってきた?)

なにを今更。まあ、これは将来に取っておこう。

 

OPTを昇圧比の小さいものに換えたら?

TSM(5k:600)で少し前にやった。低音が痩せてしまったのだったっけ。

それに過負荷になる。

・・・そいやカフカってナニ?どんななるの?

解らないのでネットで調べたら、電流が暴走するらしい。

このプリは10V位は出るけど、もっと上げるの?そういえば前にやったけど、出力が上がらなくなったんだっけ。

もしかして暴走してたのかな、コワいコワい。

OPTの両端電圧を測りながら入力信号上げてったけど、10V位までは上がったな。

コワくてすぐ止めたけど、140Vなんて出るのかな?

 

20210616

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鳴らしている。

2021-06-17 00:03:34 | システム

プリもパワーもだいぶ弄った。

今はパワーは初段12AU7のRgを82kΩとし、終端抵抗としての可変抵抗器を23kΩに合わせた。

 

プリはOPT20kΩタップで出力に510Ω抵抗。NFBは4.5dBほど。

キツい音の原因かと思いデカップコンデンサーを変えて音が変わった。今のところその症状は出てないな。過去に電源も含めてここのコンデンサーで音が変わった記憶がない。中域はほんの少し薄くなった気もするが、こちらに飛んでくるようになった。ドライコンデンサー特有の音。かな。

電解の音はもう少し肉感が有った。オイルコンもそんなイメージだ。

低域なんて深くなった。恐ろしいような、不安になるような低音。

ただ、やはり若干だが、抜けが悪い気がする。TKDとはいえ、出力に直列についている。むしろこんなの付けててこの音だというのが凄いと思う。

 

プリのOPTは20kが良い。

NFBは今ので問題無い。が、30kのATTを使うとするともう少しゲインを下げても良いかも。

それでパワーの初段Rgだ。5kΩだと低域が薄い感じがする。

高抵抗だと抜けが悪い気がする。

もうこの辺はクオリティの問題ではなく音作りだと思う。

好みに仕上げる。

 

今回思ったのは、声を浮き上がらせるのは無理かもしれない。

このスピーカーは空間に漂う声、なのだと思う。

ホーンスピーカーのように「生首」のようなものは求めるべきではない。

そういえばあちらは空間情報がごっそり削げ落ちてたように思う。

DS‐3000なりの鳴らし方でいいでは無いか。

 

20210613

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また出たキツい音

2021-06-16 00:04:12 | キツい音を取りたい

ジョン・ウィリアムズのサントラ集を掛けながらうつらうつらした。

なんか音が歪んでたような・・・。

起きてから再度掛けてみた。

気のせいでは無かった。

 

トランスのハムが原因かと思ってたが、違かった。

 

特定のCDの特定の音域で出たのだが、ほかのCDでも出るようになった。

ああ、落ち着いたと思ってたのに。最後に気が付いたのは5/29辺りだから2週間か。

OPTに抵抗を付けたからか。抵抗一本でそんなことあるか?NFBが増えたから?

トランス外して休ますか?

そもそもトランスなの?

 

 

試しにパワーに直接DAPを繋いでみた。

なんと、歪む片鱗がある。

パワーが原因か。

そういえば以前ノイズが出て初段のデカップコンを一個交換した。

ブラックゲートのコンデンサーだ。

まずはこいつを交換してみるか。

代替有ったっけ?

あったあった。サンオーディオのメタライズドフィルム。

なんか無駄に長いんだよな、って思ってたが、もしかしたら電解液が入ってないのかも。そしてタムラのトランスの高さに合わせてあるので逆さにしても安定してる。傾かない。

良く考えてるな。

交換は割とすぐ終わった。

念のため電圧測定。

そういえば、カップリングコンデンサーも怪しいとコメントいただいてたが、ASCのコンデンサーに限ってそんなことあるか?思ってた。

コンデンサー出口のDC電圧を測定すると48.9mVほど出た。

240kΩのグリッド抵抗に204μAほど流れる。

公称0.1μFだが容量は95nFほど。

反対のLchは14.5mV程だった。60.4μAとなる。

大きいのか小さいのか分からないが、大きいように思う。

外したBGコンデンサーの容量は58~59μF程に増えてた。容量抜けは聞くが増えるの?

抵抗値はすべてO.L.になった。

 

もしかしたらASCのC.C.がダメなの?

虎の子の、と言ってもGUDEMANだがオイルコンにしてみるか。

セロテープみたいなのが巻いてあったが剥がして熱収縮チューブを巻いた。リード線の引き出し部は捥げそうなので金属用の接着剤を流した。やってから短絡の可能性?っと思ったがもう遅い。DMMで測ってもO.L.だから大丈夫だろう。品質表示も変性アクリル樹脂となってるし。

 

ネットで検索してたら面白い記事が有った。

古いコンデンサーの容量が多いものは大体絶縁が悪くなっている。

なんと、そんなことが有るの?この方は絶縁測定(メガ?)用の機器でやってた。へえ。

こうなるとBGが怪しくなる。

いつも急いて二つの事を一緒にやってどっちか分からない、となるので落ち着いて、C.C.は後回しにした。

音はなんと、元に戻ったようだ。

少し危なっかしい気もするが、まだ慣れてないのかもしれない。

もうしばらく様子見る。また時間が来てから出るかもしれないし。

 

20210613

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プリをラジ技誌で検討

2021-06-15 00:04:13 | LfD-1

ここまでプリの出力に抵抗を付けて測定してきたが、これは元になったラジ技誌の回路を再現してみたものだった。

で、一個解らないことが有った。

上画像の右の辺に270Ωの抵抗がOPTにパラになっている。

この抵抗は、終端抵抗と思う。

しかしこの抵抗の説明が無い。

 

 

 

 

記事の冒頭のこのアンプの説明(考え方?)として、

OPTのNP‐206は二次側をパラにして150Ωとして使う。

想定してる負荷(ネットワーク)は高域で約500Ω。

出力部にrp=5kΩのものをPPで使うとその二倍の10kΩが一次PP間(20kΩ)に接続されるので、二次10Ω端子を見たインピーダンスは75Ωとなる。

これにNFBを10dB程掛けると1/3の25Ωとなる・・・

とある。そして

出力に51Ωを付けると出力インピーダンスが76Ωになる。

との事。上記の二次10Ω端子というのは二次150Ω端子の間違いと思う。

 

 

 

完成後のアンプの測定で、出力インピーダンスが中域で実測(ON‐OFF法)74Ωとなった

とのこと。

負荷RLは高いと正確な測定が出来ず低すぎるとアンプが過負荷になるので270Ωとした。

これはプリの出力にある270Ωの事と考え、終端抵抗ではないと考える。

rpは計算で3.6kになるらしい。(真空管5687の動作:250V7mA)

OPT一次側は上の図のように10kで計算すると電圧が高すぎるようなので、P-PではなくB-Pとして考えて半分ずつとする。

インピーダンス比を算出するOPT一次側の電圧は、出力インピーダンス74Ωという条件に合わせるには10.22Vとなり、条件は違うが私の実測(6.76V)より大幅に高い。

 

 

 

終端抵抗を入れて実際の計算してみる。

OPT二次側に出たインピーダンスと終端抵抗270Ωを並列合成した。

NFBによるインピーダンス1/3とすると正味のインピーダンスは23Ωとなる。

これだと各インピーダンスは上の計算の終端抵抗が無い場合に近い。しかし5687の出力電圧は下がり、これまた条件は違うが私が測定したときの結果(6.76V)に近くなった。

終端抵抗は有っても無くても出力インピーダンスは74Ωになりえる。

ただし負荷が下がるため5687の電圧が上がるのか。

270ΩというのはOPT二次側のインピーダンスをほとんど変えないで負荷を下げる?

 

負荷RLは高いと正確な測定が出来ず低すぎるとアンプが過負荷になる、事を考慮した良い塩梅な値だという事と、想定してた負荷は高域で500Ωと言ってたが低いところで270Ωとなるのだろう。

 

 

 

それから出力に付けた51Ωの抵抗だが、これは安全のためであり、トランス入力のパワーアンプと組合わせるときはその入力インピーダンスZinに合わせた方が好ましく、本機の正味の出力インピーダンスをroutとすると直列に挿入する抵抗はZin-outとなります。

との事だ。とすると那須氏は負荷は75Ω位で考えてることになる。

RLを270Ωとして75Ωにしなかった理由は何だろう。

実際は250Ω位の負荷で、低めOKくらいで考えてたのかな。

まあ、私の場合は負荷はネットワークではなく600Ωパワーアンプなので追々考えていこう。

今は真空管5687から見た負荷抵抗が軽すぎる(だから5687の出力電圧が高くなる)ので重くしてる。位しか思い浮かばない。

 

20210610

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