analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その10/10 自作フォノイコで鳴らす

2021-09-04 00:01:46 | MC昇圧トランスの組み合わせ

市販の方のLCRフォノイコで鳴らしたEMINENT、SYNERGYの音は、今思うと衝撃だった。

あの澄み切った空間に浮かび上がる音。

段間トランスを使わないと、こうまでも空気が澄むのか。

 

自作フォノイコで聴き劣りしないか、少し心配になった。

フォノイコのの入力抵抗に昇圧トランスのstage202から外した18kの抵抗を取り付け、入力抵抗値を47kΩから13kΩとした。これでカートリッジの負荷が82Ωとなるようにした。

推奨負荷の上限50Ωは少し超えてしまうがSYNERGYを鳴らしてみた。

市販のフォノイコよりは澄んだ空間が退化してしまったが、思ってたほどではない。けどやはり少し残念。

だが声の実在感、低音のバランスが良い。

市販は透明感のために犠牲になったものがある、こちらはほぼまともだ。と、言い聞かせる。

音全体が手前に来た。

エネルギッシュ、にはもう少しだな。

 

 

では本命のEMINENTを鳴らした。

SYNERGYとあまり変わらない、か。

声はさらにリアルになった。

あれ?聴き始めより声が良い。だんだん良くなっている。

以前オーディオユニオンで聴いた美空ひばりを思い出した。多分TADのスピーカーで、「こりゃホーンじゃないと出ない凄さだ」と思った。

その片鱗が出てる。

昇圧トランスを弄っただけで、システムが目を覚ましたようだ。

 

 

エネルギッシュな音、という評価がやっと分かった。

部屋を揺るがすような暴力的な音を出すと思ってたが、「凄み」だ。

うちではそう鳴っている

確か2004年にこのカートリッジを買った。17年か。

 

20210821

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれがよいか? その9/10 入力抵抗を変える その2

2021-09-03 00:03:15 | MC昇圧トランスの組み合わせ

もう少し詳細に鳴らしてみる。

 

EMINENT stage202 で

フォノ入力抵抗を13kΩ 負荷(トランス一次側)82Ω

         15kΩ            94Ω 

         17kΩ           107Ω 

         20kΩ           126Ω 

        10kΩ            63Ω

 

 

SYNERGY stage202 で

フォノ入力抵抗13kΩ 負荷82Ω

         8kΩ   50Ω 

 

 

SYNERGY MC千 で

フォノ入力47kΩ 負荷47Ω

      13kΩ   13Ω 

       20kΩ   20Ω  

 

フォノの入力抵抗値の変化による音の違いは思ったより少ない。

どれも問題は無い様だ。

 

 

この辺が、トランスのインピーダンスはあまり関係無い、と言われる所以かと思うのだが。

ではOPT5k:8(25倍)を昇圧トランスに使えるか?

MC千の3Ωポジションは31.7倍、40Ωポジションは10倍だ。

例えば10倍の場合、これは一次と二次の巻数が、

10 :100でも10倍

100 :1000でも10倍

なんだな。

この辺がインピーダンスと言ってる理由だと思うのだが、これからの課題だ。

 

 

上記は基本的にカートリッジの推奨負荷抵抗を中心に変化させたものだ。

 

真空管システムでDS‐3000を鳴らす。タンテはトーレンス。LCRフォノ(市販)。

 

全体に中域がかなり透明で低音の量感が無い。これはフォノアンプの音だと思う。

その中で昇圧トランスのキャラクターがある。

stage202は中音がクリア。

MC千は像が少し濃いめ。

この二つの差が凄い。圧倒的にstage202が良い。

stage202は22dB、MC千は30dB。

 

こうなると昇圧比が小さい方が音が良い。これはザイカのA‐81の音にそっくりだ。

 

メインの自作LCRフォノイコでどう鳴るか、心配になってきた。

 

20210820

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれがよいか? その8/10 入力抵抗を変える

2021-09-02 00:01:43 | MC昇圧トランスの組み合わせ

マイソニックの昇圧トランスstage202のターミネート抵抗を外して鳴らした。

涼しいので真空管のプリとパワーを持ってきた。

フォノイコは市販のLCRフォノイコなのだが、これの入力抵抗は47kΩとなっている。

これをデテント100kΩの可変抵抗にした。

最初に各クリックで抵抗値を測っておいた。

 

 

まずDL103FLで試す。

これでトランスをMC千の40Ωポジションとした。入力抵抗は47kΩとした。

結構良い感じ。低音が無いが、これは103FLの特徴か。

このフォノイコとの相性は自作LCRより良いと思う。

 

 

次に入力抵抗を100kΩにした。

透けて見えるような感じは収まったが、広がりが少し減ったかも?

なるほど入力抵抗を変えることも有りかと思う。

ただ100kはやりすぎかも。あとで70k近辺で探ってみよう。

 

 

昇圧トランスをマイソニックのstage202にし、入力抵抗を47kΩとした。

これを聴くとMC千は煌びやか過ぎに思えた。ただしマッチング・性能の差は感じられない。

 

 

そして本命の、カートリッジをEMINENTにした。

入力抵抗は13kΩとした。ターミネート抵抗を外したので計算上条件を揃えるためだ。

これが予想外で思ったほど良くない。期待しすぎだった。

ただ、壁に一列に並んだCDの様な音は無くなり、トランスらしくなった。

性能・マッチングは悪くない。でも103FLもMC千もそんなに差は無いな、と言う感じ。

不満は全くない。むしろ満足。

 

 

実感は余り無いが、マッチングの問題はほぼ解消してると考える。

今は市販のLCRフォノイコなので、この性格・音が支配してると思う。

自作のLCRフォノイコは左右別なので入力抵抗の切り替えが面倒だ。

 

 

今回の試聴で103FLの良さがやっと出たような気がする。

前回のTA‐FA7ESの石のヘッドアンプ?でも良いところに来た感じだったが、今回はやっと103FLが「良い」と思えるような気がした。

今までも「良くなった」と何度も書いてきたが、価格なりのもので、EMINENT・SYNERGYより格下と位置づけしてた。

その位置での評価だが、今回EMINENT・SYNERGYと並ぶことが出来た。

世の103の評価が高いのに疑問だったが私の使いこなしが未熟だったわけだ。

 

 

 

 

もう少し入力抵抗を微調整して当りを付けてから自作LCRフォノイコに移行しようと思う。

 

20210818

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれがよいか? その7/10 ターミネート抵抗

2021-09-01 00:04:38 | MC昇圧トランスの組み合わせ

マイソニックのstage202について、前から思っていることがある。

EMINENTの視聴記で「エネルギッシュ」というのがあり、気になっていた。

SYNERGYと比べてだが、EMINENTと組み合わせた音はフラットで面白みが無い。もう少し良くなるのではないか?

まあ、フラットというのは松平さんが求めた音かもしれないし、悪いわけではないがCDのような感じになる。

 

一つ気になっているのがstage202に付いているターミネート抵抗。

これの影響が大きいのではないか?

影響が大きいからビシェイなんてのを使っているのだろうが・・・。

 

 

パワーアンプの入力トランスでターミネート抵抗を取ったり付けたりした。

付いてる場合の音の影響が大きい。

stage202のものを取ってしまうか?

負荷インピーダンスは?

82Ωになるようフォノイコの入力抵抗を変える。

47kΩを13kΩにする。13kとは中途半端だが、TKDに有りそうだ。

 

取り敢えず外してみた。

取説ではS102Kとなっていいるが、現物はZ201だ。

これでカートリッジの負荷が287Ωとなるはず。

470Ωの半分くらいなので、DL103FLでならしてみた。

これが参った。今までなら分からなかったかもしれないが・・・

空間の透明性が上がった。

抵抗一個でこんなに影響があった。

なんかもったいない。

そして103FLとの相性は良いと思うが、今のフォノイコは市販のLCR機だ。

中高音が広がるが、低音がすごく少ない。像も薄いというか透けて見える感じ。

今回の薄いというのは今まで言ってたミスマッチの薄いでは無くて、インピーダンスのマッチングは良いと思う。

 

 

・・・これって聞いたことあるな。

電圧増幅のプリで電流増幅のパワーを鳴らした時だ。

負荷が重い。そういえば音量も小さくなった気がする。

そうか、フォノの入力抵抗を上げる。

時々聞くこの操作はこういうことか。

私も以前やったが意味も分からずやってもそれが良いのか分からないな。

 

20210817

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その6/10 現状組み合わせ

2021-08-31 00:03:09 | MC昇圧トランスの組み合わせ

我が家でのカートリッジと昇圧トランスの今のベストな組み合わせ。

 

マイソニック EMINENT は stage202(負荷インピーダンスは82Ω)           

オルトホン エスピーユー SYNERGY と SL15E は マンラツ MC千の3Ω(47Ω)

デンオン DL‐103FL は TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)             

このような結果になった。

 

マイソニックは純正。メーカーで多分良いところにチューニングしてんだな。

マンラツはエスピーユーをターゲットにしてると何かで読んだことがある。実際SYNERGYは良く鳴っている。

103FLはトランスではなんか頼りない。ヘッドアンプだと 「これがデンオンの求めてた音か」 と納得できる感じに鳴る。

真空管にしたら、電池のヘッドアンプを鳴らしてみよう。

 

 

 

 

イマイチしっくりこないことは、昇圧トランスの表示だ。

MC千は、3Ωと40Ωと有る。

こいつはカートリッジの内部インピーダンスであり、負荷抵抗値ではない。なるほど。

このトランス二次側が47kΩの時、負荷抵抗は47Ω、470Ωとなる。

なのだがMC千にもある3Ωをカバーしてるstage202の表示は1~6Ωとなり、負荷抵抗は82Ωと倍近くになる。

普通のカートリッジは~Ω以上となっているのだが、不幸にもSYNERGYは10~50Ωと上限を決めている。

なのでstage202とは音を聴いてもイマイチ合わない。

 

 

それから昇圧トランスの連結使用はどれも上手く行かなかった。

(↑今回のシリーズの主要目的。この後脱線で、もう少し続きます)

昇圧トランスには、インダクタンスが信号の妨げになる、と言うのが有るらしい。

昇圧トランスお互いのインダクタンスが影響してる、と考えると納得できないことも無い。

なかなか難しいね。

 

20210816

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その5/10 追試~とあるhpより

2021-08-30 00:03:20 | MC昇圧トランスの組み合わせ

DL103FL(推奨負荷30Ω)を、

TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)にA‐81を繋ぎ31Ωで受ける。

または

TA‐FA7ESのMMポジションで40Ωではなく3Ω端子を使うと47Ωで受けることになるのでどうか?

 

 

SYNERGY(推奨負荷10~50Ω)を、

TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)にA‐81を繋ぎ31Ωでも良いかもしれない。

または

TA‐FA7ESのMMポジションにA‐81とstage202(アンプ側)で25Ω程になるので、これも行けるかもしれない。

 

 

それからstage202とMC千の40Ω(アンプ側)

で負荷が3.1Ωになる。

 

 

 

結果は惨敗。

 

SL15Eから103FLで試してみてやめた。EMINENTとSYNERGYはやらなかった。

表示通りの使い方が一番良い。

MCポジションにトランスはダメだ。

推奨負荷インピーダンスに合わせようとすると、大体音が死ぬかコジンマリしてしまう。

 

小音量では良いが、通常の音量に上げるとダメになる。

 

インピーダンスの計算が間違っているのか。

 

 

 

カートリッジの最適負荷で検索を掛けていたらとある hp に遭遇した。

ノスタルジ◯ーとか。

同じことを考えてる方がいらっしゃるものだ、と拝見させていただいた。

 

 

(※一般にトランスの二次側は47kΩで繋ぐのが基準とされている。)

 

最低指定負荷抵抗値 ≦ 最適負荷抵抗値 ≦ 内部抵抗値×10 最低指定負荷抵抗値

これは納得できるが、そもそも指定最低負荷抵抗値が解らない。

そして、

電磁制動は有害 です

むむっ。

どうやらトランスのインダクタンスによる抵抗と解釈した。

ダンピングに関わるのか?

カートリッジが低インピーダンスであればインダクタンスが無くなり、電磁制動の影響を受け無くなる。

この影響を排除するためには、内部インピーダンスを下げるか、昇圧トランスの昇圧比を下げる。

誰かが言った「昇圧比は低いほどいい」。これか。

 

それから古いエスピーユーGEは2Ωと6Ωが有るとか。

私も見て、「あれ?」とは思ったが、見間違いかとそのままにしておいた。

古い規格1cm/secだと2Ωで、5cm/secになると6Ωになるとか。

よく見てるなぁ。

 

で、この人の結論では、インピーダンスはマッチングには関係なく、昇圧比が関係する、っと言ってると解釈した。

 

私も最初は疑ったが、0.3mV出力のカートリッジが常時0.3mV出してるとは考えづらいんだけど。

そしてこの人もSYNERGYを持っているが、キツい音だって言ってた。

私のはそんなことは無い。

30dBのトランスで良く鳴っている。

サウンドハイツで教えてもらったSYNERGYの推奨トランスはVERTO(ベルトと読むらしい)は切替付きでMC千と同じ30dBだ。

負荷インピーダンスは47dBとなり、SYNERGYの推奨負荷内に入る。

これからすると、stage202ではマッチングしない。

という事で、最適負荷には電磁制動が絡んでいると予想してるのだが。

 

20210814

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その4/10 仕様

2021-08-29 00:03:09 | MC昇圧トランスの組み合わせ

各カートリッジの仕様を確認した。

トランスの場合、

103(無印・内部インピーダンス40Ω)も103FL(30Ω)も推奨負荷は40Ωとなっている。

ラックスマンのカートリッジLMC‐5は内部インピーダンスが4.7Ωで推奨負荷が2.5~10Ω。

オーディオクラフトのカートリッジAC‐03は内部インピーダンスが3Ωで推奨負荷が1~10Ω。

フィデリティリサーチのカートリッジFR‐7fは内部インピーダンスが2Ωで推奨負荷が3Ω。

SL15Eと同じく負荷抵抗を数倍ではなく同程度の値とするようだ。

 

しかし、オルトホンのカートリッジSYNERGYは内部インピーダンスが2Ωで推奨負荷が10~50Ωとなっている。

EMINENTは分からなかった。

内部インピーダンス1.8Ωに82Ω負荷なら46倍ほどになる。

 

 

 

昇圧トランスの仕様も確認した。負荷(プリアンプのフォノMMポジション)が47kΩとして、

 

●マンラツ MC千 40Ω端子では470Ω受けとなり、30Ωの15.7倍となる。

☛DL103FLが薄っぺらい感じになるのはこの値が大きすぎるのか?推奨負荷の30ΩにするにはヤマハAX‐1200のMCポジション(200Ω)にA‐81を繋ぎ50Ωで受けるか、もしかしたら40Ωではなく3Ω端子を使うと47Ωで受けることになるのでどうか?

 

●マンラツ MC千 の3Ω端子では47Ωとなり2Ωの23.5倍。

☛SYNERGYにはベストマッチ。推奨負荷の10~50Ωに入る。TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)にA‐81を繋ぎ25Ωでも良いかもしれない。stage202と近いのでこれを繋いだが、イマイチなんだ。ターミネート抵抗と巻き数がちがうというのも有るが、EMINENTとSYNERGYは似て非なるものと思っている。stage202とA‐81で20Ω程になるので、これも行けるかもしれない。

 

●ザイカ A‐81は11.8kΩ。

ベストマッチとは言い難いが、この独特の音色を聴くには良い。どんなカートリッジも鳴らせる。

 

●マイソニックラボ stage202はターミネート抵抗が有り一次側が82ΩとなりEMINENT1.8Ωの46倍。

☛この組み合わせもマッチングが取れている。が、EMINENTの最適負荷抵抗が解らないので何とも言えない。

 

 

ここで、少し考える。

ザイカ A‐81と マンラツ MC千 40Ωを接続すると、154Ωとなる。

これだと一番高い103FLでも5倍で推奨を外れる。

 

マイソニックラボ stage202と マンラツ MC千 40Ωを接続すると、0.8Ωとなる。

これだと一番低いEMINENTにしてみても半分以下になってしまい低過ぎかと思う。

stage202とMC千を前後入替えると3Ω程になる。

 

 

先のstage202とA‐81なら良いかもしれない。

 

20210812

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その3/10 トラブル・問題

2021-08-28 00:01:51 | MC昇圧トランスの組み合わせ

組み合わせを変えていたらおかしなことがいくつかあった。

数日前は出来たと思うのだが、アンプをMCポジションにしてトランスを噛ますと音が小さくなってしまう。

又はLchが大きくなってRchが小さくなったという事もあった。

30Ωのカートリッジに1Ωの負荷、のように多分過負荷で音が出ないのか

 

 

今までは気が付かなかったが、今回気が付いた事。

A‐81とMC千は中高域:声に歪のような、針にゴミが付いてるような感じのビビりみたいなものが微かにある。

マイソニックはそれが無く、声が滑らか。これはターミネート抵抗が付いてるからかもしれない。その代わり音が死ぬ。

好みとしてはザイカとマンラツの音だ。ビビりみたいなものはレコードの溝の傷かもしれない。

DL103FLもSYNERGYも中高音 : 声の少し高い部分でビビり音が有る。これは針が減ってるのだと思う。

が、もしかしてMC千の高域共振か?などとも思う。

STAGE202ではこれがごく少ないんだよな。

 

 

回転シェルを使ってて感じた事。

103FL(MC)だとなんかミスマッチ感が有る。

もっと厚くなっても良いと思うのだが。

ヤマハAX‐1200で鳴らす103FLはどうも薄く力が無い。これだったらMMのアーピスの方が良い。

セレクターの接触が悪く右の音が小音量では途切れ試聴どこではないのでアンプを変える。

ソニーのTA‐FA7ESにした。

ここで念のためカートリッジをMMにしてみた。

DL109Dにしたのだが、ダイナミックで厚い。

これはフォノイコのMCがイマイチのような気がしたが、回転シェルを止めセイシンのシェルにしてみた。

これだ。MMとの性能差はほぼ無く、103FLの方が細いというか鋭い感じだ。

なるほどこの差なら納得できる。

回転シェル、なんかおかしいかも?

 

 

トランスを切り替えると右に音が寄ったり左に寄ったり、左右出なかったりもした。

ヤマハのAX‐1200で鳴らしてたのだが、聴くに堪えなかったのでプリにソニーのTA‐FA7ESを使い、AX‐1200はパワーだけの使用とした。

ヤマハのエレガントさやソニーのがっしり感は薄れてしまったが、ソニーのフォノの相性が良くヤマハの駆動力が良い、と試聴には良い感じになった。

・・・結局は昇圧トランスのジャックの接触不良だった。

 

 

測定の際、0.001Vと1mVを勘違いしてしまい、stage202の入力に1Ωの抵抗を介してだが1V以上かけてしまった。その後に上記の接触不良が起きたので「トランス焼き切った?」っと焦ったが、大丈夫のようだ。

A‐81をくれた人はライントランスとして使ってたらしいが、ラインは最大2V(CD)掛かるはずなのでどう丈夫なはず。

A‐8713も二次側(?)は40Vなんて有ったので大丈夫と言うのは少し思ってた。

 

20210812

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その2/10 昇圧トランス測定

2021-08-27 00:02:21 | MC昇圧トランスの組み合わせ

昇圧トランスを単体で測って見た。

一次側は端子両方に1Ωの固定抵抗(手持ちがないので2Ωパラ)をそれぞれ介して発振器で信号を入れ、電圧も測る。

二次側は47kΩの固定抵抗を短絡する要領で接続し、その両端の電圧を測定。

うちの発振器は0まで絞り切るのことは出来ないので最小0.52mVで測定した。

右半分は定格値、左半分が測定値。

   

40Ωは本来一次側に20Ωの抵抗をそれぞれ繋ぐのが正しいはずだが1Ωでやってしまった。

3ΩとSTAGE202は定格と若干差が有るが、DMMのACレンジの測定下限なので誤差が有ると思い発信機信号電圧・抵抗の少し値を動かしてみたが変わらなかった。

 

これでA‐81を見て見ると、なんと26dBとなった。

結構大きい。ケタ間違いかと思ったが、画像で撮ってあった。

昨日の試聴で良いと思ったのは、50kΩ÷400で125Ω・・・

良いところだったのかもしれない。

でもボリュームの位置がかなり上なんだよな。

音量も小さい。

再度測定した。

トランス二次側はDMMではなくオーディオ測定器を使った。


結果は昇圧比が1.8程になった。

ミスのようだ。

こうなるとA‐81の本体の書き込みが昇圧比だと確信した。

 

 

トランス二次側の抵抗は47kΩだが、試しに二個パラで23.5kΩにして電圧を測って見たがあまり変わらなかった。

 

一次側抵抗を2Ωから4Ωにしてみたが。此方もあまり変わらず。

 

20210811

コメント

昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その1/10

2021-08-26 00:05:52 | MC昇圧トランスの組み合わせ

SL15Eを鳴らす際、昇圧トランスをマンラツのMC千とZAIKAのA‐81の二段重ねで鳴らしたら殊の外よかった。

トランスを組み合わせて色々鳴らしてみよう。

 

アンプはヤマハAX‐1200、MCポジションは負荷が220Ω、MMは47kΩとなる。

タンテはトーレンスTD‐521、トーンアームはエスエムイー3012Rに回転シェル。

カートリッジはデンオンDL103FL(30Ω)を回転シェルに取り付け。

 

昇圧トランスは、

マンラツ MC千(40Ω or 3Ω)

ザイカ A‐81

マイソニックラボ stage202

 

カートリッジは

デンオンDL103FL

エスピーユーSYERGY

マイソニックラボEMINENT

オルトホンSL15E

 

それぞれ昇圧トランス単品と、A‐81とMC千(40Ω)、stage202とMC千(40Ω)の二段接続で、それぞれのカートリッジを鳴らしてみた。

夜中に小音量で鳴らした時と昼間に音量上げて鳴らした時では印象が違う。以下は昼の印象となる。

 

結果はそれぞれ最適と言われる組み合わせが良かった。

デンオンDL103FLはMC千(40Ω)

エスピーユーSYERGYはMC千(3Ω)

マイソニックラボEMINENTはstage202。

※MC千はデンオンとオルトホンで音決めしたとかどこかで聞いたような気がする。

 

A‐81はどのカートリッジとも合う。音がほんの少し薄くなるのだが、カラーTVを見てるよう。他の純正組み合わせはモノクロTVを見てる感じか。

リアルを求めず独自の世界を聴くには最高だ。

 

音量を上げて再度鳴らしたら、昇圧トランス二段重ねは低音が薄くなる。音場が上に広がらない。

なんかイマイチだった。

 

 

4種類の昇圧比を組み合わせてインピーダンスを合わせようとしたが少し無理が有り、フォノイコの入力抵抗を替えてみたくなった。

もちろんトランジスタアンプでは無理だ。

 

20210810

コメント