やっと動き出すEL34PPmonoアンプリニューアル。計画としては、
1.入力トランスをタムラTF-3から同じくタムラA8713にする。これについてはTF-3は1:1だがA8713は600:20kとなる。それによりA8713には負荷抵抗をつけ、動作点を換える。今回UA-3Sを使い、動作点の追及をしてみたいと思う。
2.初段のデカップリングコンデンサをプッシュとプル側で独立させる。これは雑誌で「独立させた方が良い」と。私もそう思った。デカップコンは信号が流れるとこであり、分けた方が良いと思う。今まではプッシュとプルで共通、これは逆位相なのでノイズを打ち消すので良いと思うが、電源整流にも使ってる?ので疑問ではあった。上杉さん、この辺は合理化を図ってると思う。
3.できれば内部配線材を変えたいのだが、今の所めぼしいのが無い。
4.EL34のカソードパスコンが左右で取付が違うので揃える。しかしこれはパーツの大きさからするとなかなかうまく取りつかない。
こんなところか。しかしいま、EL34PPstereoを鳴らしてるが、果たしてこれより良く鳴るのか?と言うほどstereoが良く鳴ってる。希望としてはmonoに使うOPT、これはバランス巻の某雑誌で配布したものだが、低域特性が良いのだとか。一般に比べて大きいらしい。実際stereoで使ってるアイエスオーFX-40-5より大きい。その辺が期待するところだが、UL接続には勝てない気がする。
おっと。出力に10kΩを繋ぐのを忘れてた。測定してみると案外悪い。
まず、50Hzだが、電圧が若干振れる。これはマツキンタイプのプリでも起こった事。もしかしたらUA-3Sの特性か、電源周波数が干渉してるか、か。
上は20kHzから落ちるが、聴感上は問題無い、と信じたい。まあ、実際聴いたがハイ落ちと言う感じは無い。
ちゃんと測って置く、と言う気は無かったのだが、結果としては良かった。実はこれ、これから計画してるパワーの入力トランスの負荷を決めるための準備であった。