analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

それではLPを掛ける。

2016-11-30 23:04:06 | AX‐1200

CDではつまらなく感じるようになり、音楽を聴きたいという欲望が減ってきた。なのでLPを掛けてみる。

トーレスンTD521にシュアTYPEⅤxMRを付けたままだったのでそのまま繋ぐことにした。アンプはWRのままである。

やはりというか、ツマン無いアナログに成ってしまった。ホーンで鳴らしてるような響きは出るが、それだけ。艶も滑らかさもない感じ。ただ鳴ってる。しかも音が左に寄る。

曲はモオツァルトの「レクイエム」。こ曲は名演と思われるクイケンのCDがあるが、リヒターのものだ。LPだから、というのもあるかもしれないが、危うい感じの演奏。しかしこれもA面の話で、B面になると安定。厚くはないしどちらかというとさらっとした演奏。うーん、良い曲なんだが入っていけない。やっぱり真空管のアンプにしよう。

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こんなん出てきた

2016-11-27 22:52:28 | ソフト

CDマガジン。CDが付いた雑誌なんて画期的だった。92年ころのもので、雑誌の文章では他人との共有化ができないと思っていたが、これで雑誌のインプレッションが実際に理解できる、と思った。各オーディオ機器の音をCDに個別に録音した。

しかし実際は甘かった。私のシステムではその違いが全く判らなかった。自分では結構いけてると思っていた音だったが、全くなっていなかった。今思えば浅はかだった。

当時私のスピーカーはDS3000のはずだったが、確かアンプはオンキョーのA7を使っていたと思う。いま、YAMAHAのAX1200をシングルで使っても今一なのに、それより非力なアンプのA7でなんて・・・。でも当時は良い音だと思ってたんだよなぁ。

雑誌の内容だが例えばK社KA5040R、S社AUα607MOSPREMIUM、A社VA50など。このCDで聴くとエネルギーバランス:中音が引っ込んでるとか、最低域が出てるとか、低域が広がるとか、が今なら判る。しかし、決定的に各機器ごとに優劣はついてないように思う。憧れのM社No26SL(Sは基盤がテフロン)なんかも有るが、「あれ、こんなもんか?」と思ってしまうほど普通。まあ、VA50は所有してたこともあったので、トロっとした音は確認できた。

もう一枚聴いてみた。

ちょっと私の集中力が落ちたが、DS1000Zが鳴った。Zが付いたシリーズは、音楽性とか言ってたので全体にモヤモヤ、だけど心地よいなんてイメージがある。なんかの雑誌で読んだのかもしれない。しかしここではイメージ的にかっちりした、音色の濃い音だった。面白い鳴り方をするんだー新発見。

今では雑誌にCDが付くのは結構ありだ。当時、ほかの人間ももしかしたら所有オーディオの完成度が低く、CDマガジンの内容が評価されなかったのか?なんて思う。

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アンプをトランジスタの物に替えてみた その4

2016-11-22 21:25:47 | AX‐1200

それではBTLに行こう。その前にバイアンプをもう一度聴く。良いと思う。ノーマルのモヤモヤよりは良い。この下のクラス、例えばナナキュッパの、どこか不満が有るのとは違う、鳴らし切ってる感じがする。もう良いじゃないか、とも思う。

しかしBTLは違った。かっちりくっきり、今までのが何なんだ?と云う感じで鳴る。別世界。音楽を聴くというよりも、オーディオ的に音を楽しむ。低音も出てきた。

やっぱウェストリバー、BTLは凄い。リファレンスにEL34PPを何とかしたくなる。また入力トランスの負荷抵抗の調整か?

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アンプをトランジスタの物に替えてみた その3

2016-11-21 22:37:37 | AX‐1200

折角なのでアンプを左右二台で使ってみるいわゆるバイアンプ、か。

各々右チャンネルだけ使う。

以前試したときはそれ程効果はなさそうだった。しかし今回は違う。一台でのノーマルの使用では、像が中央に集まって、なんかモノラルのようだったが、二台では像、というか定位:この場合各楽器の位置 が広がった。もちろんこちらの方が良い。しかし倍の価格でこれかよ、と思う反面一台使いではあの音は出ない。うーん悩むところか。

あとはウェストリバーのプリを持って来て、BTLで鳴らそう。

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アンプをトランジスタの物に替えてみた その2

2016-11-21 22:12:45 | AX‐1200

それではと、シャイ―指揮の春の祭典を掛けてみる。このCDは信号記録のアルミ部分が純金で録音がよい。冒頭から10分ほどで凄い低音が出る。が、今回は出なかった。いつもは家を揺さぶる低音のはずが今日は空振った。しかし本来低音はこのように鳴るもので、「ズンズン」「ドンドン」とは鳴らないと思う。地響きのようなものは少し聴こえたが、本来演奏会ではこのような音はしない。でも心地よいんだよなー。

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アンプをトランジスタの物に替えてみた

2016-11-20 22:02:34 | AX‐1200

どうも低音が出ないようなので、アンプをトランジスタのAX-1200にしてみた。一台使いのノーマル接続。

結果は、若干は出たがまだ少ない。バランス的には良いのかもしれない。しかしなんかこう、もう少し出てもいいのではないか?とも思う。

久しぶりだったためか、ヴォリュームがガリガリだ。部屋に入れたとたん湿気た。あまり環境は良くない。音出しの後は抜けはそんなに悪く感じないが、TWに耳を当てたらノイズっぽくじゃりじゃりな音だった。まあ、もう少し鳴らしてみよう。

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部屋の重要性3

2016-11-18 21:41:36 | セッティング

部屋を変更して良い事ばかりではない。ちょっと解析してみる。

まず良い事。中高音が軽やかで美しい。今、チァイコフスキーの弦楽セレナーデを聴いている。中音のヴァイオリンが美しい。実際はもっとガリガリした音かもしれないが、ホールトーンと考えるとこれも有りかもしれない。そして音場がスピーカーより後ろに広がる。これは良しとしない人もいるが、クラシックをメインに聴く私としてはこれがまた良い。

この原因は、此処の電源事情かもしれないと思う。ここの電源は綺麗なのではないか。

そして悪いところ。これは今まで良い事しか述べなくて、自分でも欠点として認識してない、というか認めたくない部分であるが、「低音が無い」。そのためにサブウーファーを入れたのであるが、今は繋いでない。アレを使うとどうも中音にかぶる。手放すことも考えたが、もしや、があるかもしれないので思いとどまった。

この原因は、やはり6CA7PPのパワーアンプではないか、と考える。どうも入力トランスでインピーダンスが合ってないように思える。この中音を出すために犠牲にしてるのではないか?と思えて仕方がない。プリを繋いでも音量が思うように上がら無いし。時間ができたら一度AX1200を引っ張り出して来ようと思う。もしくはテクニクスSU-V7Aを久しぶりに鳴らそうか。

まあ、CDで音楽鑑賞出来るというのは思わぬ収穫である。

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諏訪内晶子さんのCD

2016-11-15 21:58:58 | ソフト

CDだよCD。史上最年少でチャイコフスキーコンクールで優勝。衝撃だった。それまでは古いヴァイオリニスト、ハイフェッツ、オイストラフ、スターン、そしてメニューイン。諏訪内を聴く前には、この辺は古典的演奏に思える。ヴァイオリンの演奏法を考えるようになったのはこの頃からか。諏訪内はテクニックバリバリ。最初に聴いたのがこれだったので、他の演奏はおとなしく聴こえてしまう。クレーメルのチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲も聴いたが、色あせる。

90年チャイコフスキーコンクールガラコンサート・ライブ。いまこのCDを聴いている。

今まではぱっとしない録音のCDだと思っていたが違うようだ。部屋を変えてつまらなくはない、諏訪内の演奏が判るようになった。テクニックに走るばかりではない。きつい音色だと思っていたが、そんなことはない。ヴァイオリンらしい響き・音色がする。この後の演奏も聴いたが、この演奏が彼女の頂点だと思う。鬼気迫る、この時のために練習してきて最高の演奏、もしかして燃焼しきってしまったのではないか?とも思える。

のちに諏訪根自子のCDも買った。この人もえらい美人だ。国際的に活躍したらしい。演奏としてはテクニックには走らず、ドキッとした。なぜなら諏訪内がテクニックに走りすぎてるのではないか?コンクール用の演奏をしたのではないか?と思えた。まあ、でも今日のCD再生で「進化」と解釈しようと思う。演奏も素晴らしかったのを確認できた。


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部屋の重要性2

2016-11-14 22:40:37 | セッティング

今更ながら部屋の重要性に驚いている。今のDS3000は力も無く細々と鳴っているが、それは丁寧にていねいに鳴らしているようだ。CDなのだがこの上なく繊細。以前聴いた「湧き上がる」というのとは違う、そこに突然発生する、というような鳴り方。何故か懐かしい、遥か以前に聴いたようなこの鳴り方。ああ、思い出せない。

前の部屋では5年ほどかかった本領発揮。今回は一週間ほどだ。SACDが出たころ、雑誌内で、CDで十分・まだ性能を出し切ってない、という方が居た。何を時代遅れな、そう思っていた。まだまだ使い切っていなかった。CDでは音楽を聴く気になれない、そう思っていた。それがどうだ。アナログとはまた違う良さ。秋葉原のハイファイ堂で聴いたようなスピーカーからの音離れの良さ。決して柔らかい音ではなく、しっかりとした一音一音でふわっと鳴る。

先日ハードオフでINFINITY KAPPA8.2を聴いたら柔らかく心地よい鳴り方だった。以前サウンドトップスという雑誌でリファレンススピーカーをDS3000からINFINITY RENAISSANCE 90に替えたとき、「負けた」という思いがした。以降ずっと気になっていたが、今では成程、わからないではない。でもこちらはひ弱、という感じがする。

いま、DS3000の、

壁からの両サイドの空間:70cmほど

壁から後ろの空間:70cmほど

両スピーカーの間隔:170cmほど

リスニングポイントからの両スピーカーの距離:2mほど

やはり、いや、やはりではない。8畳の広さで鳴らしたい。以前8畳の部屋で鳴らしたときはひ弱で情報量の減った音に聴こえ止めてしまった。そのときはDS3000を鳴らし切ってなかったのだと思う。部屋の音を聴いていたのだろう。

このスピーカーに限ってかどうかは分からないが、DS3000は最低8畳の部屋で鳴らしてあげたい。箪笥の上に置いてる人、壁に寄せてる人、スピーカーの間に物を置いてる人、一度何もない部屋で壁から離して聴いてあげてほしい。実際はそんな置き方無理かもしれないが、一度そのような条件で鳴らしてあげてほしい。スピーカーの本領を出し切らないで評価されてしまうスピーカーは気の毒だ。



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部屋の重要性

2016-11-10 00:04:05 | セッティング

部屋を換えた。スピーカーの周りに50cmくらいの空間を持たせた。

今までで、一番効果があった。いや、この表現は良くない。効果はそれ程でもないが、機器のチューニングでは解決できない改良があった。横の壁の反射、これが音を濁していたのだ。雑誌ではよく言われていて「うーんそうなのか(なぁ)」と思っていたことが今回のことで実感できた。一音一音の純度が上がったとでも言おうか。雑音が取れたので細かい部分が良く分かる。素晴らしい。

尤も部屋をチューニングしようとするととてつもないお金がかかる。この部分は「スピーカーのチューニング」で何とかなると思っていた。それが今回無理と認識した。

このスピーカーDS3000は音場が凄いと聞く。いま、声が若干立体を持ったと思うが、まだまだこんなもんではないと思う。スピーカーキャビネット正面よりこちら側に定位した音場が左右のスピーカーの間に定位してる。これは後ろの壁の反射の影響が無くなったものと考える。

雑音:部屋の反射音は時として音を豊かにすると思う。それが無くなった今、音が貧弱だ。メインヴォーカル、コーラス、効果音(電子音)が機械っぽく感じなんか違う。しかし、その機械っぽさが本当に再現されたとき、とても心地よい。気持ち・感覚・記憶が当時にトリップしてしまう。上下は伸びてなく、スピーカーには電流をぶち込んでなくちろちろしか鳴らしてない。石のアンプのように「電流ぶちこんででます」感は無いがなにか、この繊細さ、細かいニュアンスはこの真空管アンプでないと出ないのではないか。ラジオ技術のOPT、高比率の入力トランスに抵抗を抱かせて使うのがミソではないか、そう思う。密かに佐久間アンプに近づいてるのではないか?なんて思ったりする。佐久間アンプは言い過ぎかもしれない。

今までは部屋を長手方向に使っていた。これは横の広がり感が短手方向より優れていたからで、リスニングポイントからスピーカーまでの距離が縮まったことは全く苦にならなかった。今思うとなんとなく濁りが取れたから長手方向に使ってたというのもあったかと思う。


 

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日本のアンプ

2016-11-03 01:50:52 | アンプ

プレーヤーを手放したとき、アンプを聴いてきた。アキへーズC-3850とM-6200でジェービーエルS3900を鳴らしていた。最初特徴のない音に感じた。そこで店の人に少し音量を上げてもらった。そしたら特徴が解った。どこまでも柔らかい音。うーん違うかも。表現が難しい。真空管アンプのような音色が柔らかいとはちと違う。フワーッと雰囲気が柔らかいとでも言おうか。しっかり鳴っているが、一個一個の音の輪郭が甘いというか無いというか。音場も前に広がる。スピーカーには優しいアンプに思えた。

先にDENON DP5000を買ったとき、実はレビンソンのNo532でNS1000Mを鳴らしていたのをきいてショックを受けた。スピーカーが能力を超えて鳴っていたようだった。スピーカーの違いもあるが、音場は「面」で鳴っているようで、ひずみ一歩手前のようなぎりぎりのところで鳴っているように聴こえた。「駆動力」がすごい。電流を使い切っている、そんな感じだ。オーディオ的には最高の音であろうと思えた。そしてなぜ海外のアンプが評価されるか、しかももっと高価なアンプはあるがなぜレビンソンが評価されるかが解った気がした。

その後、日本のアンプは?いま国産最高と思えるアキヘーズとはどんな差があるのか?気になっていた。それで今回聴けて納得。こちらは駆動力という言葉は気にならない。まあ、駆動力をつけることは可能かもしれないが、レビと同じものを作ってどうする?そんな感じか。

アキヘーズを聴くまではレビ欲しいと思っていたが、今は両方ともほしいとは思わなくなった。

 

 

 

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プレーヤーを手放した

2016-11-02 22:00:31 | アナログ

本日プレーヤーを手放してきた。千葉県の某店。DP3750とDP5300。

シェルは外した。付けてやってもよかったが、日本の基準ともいえるDENONのカートリッジは手元に置くことにした。ターンテーブルは価値がない。アームぐらいは買取できるとのことであったが、状態が悪い。DA307はダイナミックダンピングのダンパーがやれていてウェイトが垂れている。DA303は傷が多い。

あとはシェル。

SME S-2

オーディオテクニカ AT-LH18occ

オーディオクラフト AS-2P だったかな?

不明シェル

あとはインシュレータ。

TAOC     TITE-35S

同       TITE-46GP

山本音響工芸 QB-100

同      MGB-1

山本音響工芸は買い取り価格が低い。

結果、トータルでは買い取り価格は予想より若干良かったが、かけたお金の五分の一だ。(プレーヤーは除く)

まあ、こんなもんか。


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