analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

戦利品

2015-08-31 12:00:00 | CfD‐2 (TAC-1イミテーション)

ってほどでも無いが、抵抗を買ってきた。

VIHAYのVSR150kΩ。

これはプリのフィルター回路に使おうと思う。定数は150kΩだったがこのシリーズは最高150kΩまでしかない。アルファ抵抗もVARもここまでの抵抗値が無かったのでVSRとなった。若松通商で購入したが、店員さん有難う。

次に同じくVIHAYのこちらはVAR1kΩ。

Z201のスケルトンタイプとのことで、抵抗体は触らないようにした方が良いらしい。中身が一緒ならVSRでも良いと考える。幾ら音質が良いと言っても使いづらいのはどうかと思うように最近なった。まあ、一か所ぐらいは使ってみようと言う事だ。ホントはZ201やVSRと比較もしたいが、おいそれと買える価格ではない。でもこれはプリの信号を通る初段とカソホロの結合抵抗と思われるところに使うつもり。何故かどうでも良いような、ってもタクマン辺りだったと思うが、抵抗を使ってたので交換後は効果は出ると思っている。(もしかしたら効果無し?とも思うところが有るが)。

この抵抗VARは世界最高と思っている。パワーの入力抵抗に使ったが素晴らしい。全部この抵抗で、とも思うが、ちょっと無機質に成るようにも思えるところが有る。音色はDALEのシリコン無誘導巻線がいいが、抜けがVSRにかなり劣る。この辺は使い分けかとも思う。あと問題は高抵抗の物が無い・・・。

どうでもよいことだがアキバへ行く途中渋滞に何度もはまった。4時過ぎに家出て到着いたのは6時20分過ぎ。海神無線の閉店が6時30分だったので焦った。少々高価いが近くのパーキングへ。無事購入後、若松通商へ移動。こちらは8時までだったが近くのパーキングが一杯だった。もう少し時間の余裕が有ったら近くのラーメン屋に行きたかった。

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monoPOWER 左右アンバランス

2015-08-30 10:54:12 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

LcHを組み直す前に、簡単に出力が低い事をチェックすることにした。まず、以前、出力管のカソード電圧を計った時プッシュとプルで電圧が差が有ったので、此処をチェックする。カソード抵抗を測ったが問題無い。

599Ω。

まず、電圧計ると30V弱、やっぱ若干低い。RcHでは32Vほど出てた。

其れでは真空管の寿命か?この真空管、たしか西白井に居た時に使ってたのだから、10年以上?新品と交換して測定。

あんま変わんないや。とすると、なんだろ。負荷抵抗のOPTか?一応抵抗値を測ったが問題無い両端116Ω、片方58Ω。

それではここの供給電圧が低い?プレート電圧は問題無いのだけれど・・・RcHは初段の6SL7の負荷抵抗を200kΩの所を220kにしたのだった。これで終段の電圧が上がってた?この抵抗をLcHも220kにするなら、このままLcHも作り直そう。

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LCRフォノ、入力抵抗2

2015-08-29 07:08:14 | PhfD‐3.1(製作編)

EMINENTの最適負荷抵抗を探る。ああ、でもなんか今日は集中できない。こういう時は思いっきり音量を絞ってこちらから聴きに行く。頃会を見て音量を上げる。

1.まずは5/25ノッチ。多分47kΩぐらいではないか。これは広がりがあり心地良いが、低音が少ない、何か高音中音低音がちぐはぐ。統一感が無いかもしれない。

2.次に24/25ノッチ。多分100Ω位。低音は少し出る様になったが、中音が広がらず、押さえられた様な感じ。

3.そして3/25ノッチ。多分10kΩ位。この辺が良いバランスかもしれない。ただ、今日は疲れたのか集中すると眠ってしまう。明日にでももう一回確認しよう。

いま、Lchの音が小さい。前に出力段のカソード抵抗を測ったら確かばらつきが有った。それでPPのバランスが崩れて本来の出力が取れてないのではないか?まあ、真空管を交換したり、カソード、グリッド、またはプレート抵抗を測ってチェックしてみよう。

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LCRフォノ、入力抵抗?

2015-08-28 12:00:00 | PhfD‐3.1(製作編)

それでは本命、TD521+EMINENT。まあ、これはTYPEⅣを聴く前はあまり良くなかったので期待してなかったが、やっぱり駄目だった。音が薄く、もやーか、ほやーだった。でも前聴いた時より低音は出てる気がする。と、思ってるうちにいきなり広がった。なんだ?本領来たか?AX-1200みたいに「ぱーん」とは来なくて「ほわーん」と鳴る。これは此れで悪くない。

若干低音が弱く、高域優勢な感じだがこの声周りのエネルギー感は悪くない。では、VRを2ノッチ下げてみよう。バランスは良いが、頭を押さえつけられた様な感じになった。TYPEⅣでも感じたがこれは駄目だ。1ノッチ戻そう。高域と低域とのバランスはこれが一番だと思う。まあ、ほんの少し抜けが悪い気もするが、最初のもう1ノッチ戻したところはちょっと異常・やりすぎとも思う。サックスの音が若干歪っぽく聴こえるのでこの辺が良いところでは無いか。歪っぽくと言うのは、インピーダンスがミスマッチでエネルギーが削がれるとこの歪っぽさがマスキングされると思うからである。歪はもしかしたら針のゴミが原因かもしれないし。

明かりを消して聴き入ると、なんか広がらない。試しに2ノッチ上げたら右cHが小さくなった。あれ?接触不良?と思って2ノッチ戻したら音量が戻った。あっれれ?ノッチ数えたら18??何か勘違いしてた。探ってたらやっぱ5ノッチの辺が良いみたいだ。

なんでだろ?もしかして今、入力抵抗値が47kΩで無いのか?まあ、そこは明後日辺り計ってみようか。

昨日のEL34PPmonoを聴いてて飽きるのではなく、飽きるのはstereoタイプの間違いだった。いま、monoタイプは良く鳴ってる。

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インターバル

2015-08-27 12:00:00 | システム

AX-1200を暫く聴くつもりだったが、飽きてしまった。確かに広がりはある。低音もはっきりしている。中音は定位もはっきりしていてオーディオ的にはかなり良いところに居るのではないか。でも、でもだ、つまらない。EL34PPmonoが飽きてしまったのと同じ、音色か。何故か今は以前のように「こういう鳴り方も良いのでは無いか」と受け入れる余裕が無い。

そしてEMINENTでLCRフォノイコの入力抵抗値のチェックをしたいと思った。

やっぱり良い、が、AX-1200効いた後ではTYPEⅣでさえ低音不足に聴こえる。ああ、今まではなんてカタワな音を聴いてたのか。脳内補正?・・・いやいや、調整調整。

ところでLCRフォノイコが匂う。ヤニ、ではなくニスの匂いだ。これは最初からだが、ふと思いついた。E80F・12AU7のヒーターは0.3A、ECC99は0.8A、両cHで2.8A。電源トランスPMC100Mはヒーター用に6.3V2Aが3つ付いてるが、直列で使ってるので2A???ちょっと足りないのか?先日電源切るの忘れたらあっちっちでケースに触れなかった。

もう一つ、プリの結合抵抗1kΩ?、此処にVISHAYを使おう。それから入力のフィルター、これが無いとNFBが上手くかからないのではないか?ここにもVISHAYを使って復活させてみようか。でもここの抵抗150kは高価いんだよな。

あとはスピーカーの台。集成板をブチルで積層したが、以前の夏の暑さでずれてしまった。縦に置いてほぼ修正出来たので、ビロードを張ろうかと思う。

今のところこんなもんか。

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AX-1200のBTL

2015-08-26 22:14:58 | AX‐1200

AX-1200一台であんなに凄いならBTLではどうか?

低音は大人しくなってしまった。締まった、ともとれる。その代り中高音も締まりが出てかっちり感がでた。これだったらノーマルのが面白いとも思うが、このかっちり感は捨てられない。個性を取り払った録音状態そのもの、と言う感じ。

面白みが無くなったかも。

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AX-1200久しぶり

2015-08-25 22:00:38 | AX‐1200

其れでは6CA7PPmonoのLchを組み直す事にする。音の目途が付いたためゆっくりやるので代わりにAX-1200を持ち出した。

久しぶりなためか、耳が麻痺ってたのか、とんでもないスケール感で聴こえた。真空管アンプは「広がる感じに聴こえる」だったが、これは「広がりは此処まであるのが解かる」という鳴り方だ。しかも低音が凄い。DS3000のウーファーはここまで対応できるのかってくらいでる。なぜか地響きのような鳴り方ではなく空中に鳴る低音。それでいて部屋が共振しない。凄い。

このクラスが最低DS-3000を鳴らすクラスだと思う。どうもこれ以下では苦しい。しかもYAMAHAのアンプは非力なイメージが有るが、ヤマハのスピーカーは鳴らしづらいのだろう、力はある。ああ、ソニーのTA-F555ESXⅡと勝負してみたい。歴代でもESXⅡは最強と考える。

鳴らしたのは例のPERFUME。

鮮度感は無いが、エネルギーが凄い。こりゃ真空管には無理かな思った。と同時にmonoアンプはどこかおかしいと思う。インピーダンスマッチングとか。

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インピーダンス

2015-08-24 12:00:54 | PhfD‐3.2

SHUREのtypeⅣを掛けて低音も出ることが分かった。インピーダンスマッチングが取れたと考える。(意味はイマイチ理解してない)LCRフォノは47kΩに設定、typeⅣの内部抵抗は1380Ωらしい。推奨負荷は47kΩ。MCの一般的な抵抗は10kΩと聞いたことが有る。約10倍か。

マッチングを探るため、このLCRフォノの負荷抵抗を可変抵抗とする。手持ちに有ったのがアルプスの100kΩが2個。これを47kΩ固定抵抗と入れ替える。

試聴は最初、ボソボソのこじんまり。なんだこりゃ?何か間違えた?と思ってるうち、アルプス固定抵抗の特有のパサパサな音になった。オウオウ変わる変わる。そして抵抗を換える前のエネルギッシュな音になった。取り合えずほっ。

VRを弄ったが、最初はよく解からなかった。単に音が小さくなっただけに感じた。そのうち5ノッチ位のところが一番大きな音がするように思えた。早くEMINENTで試したかったがまてまて。もう少しⅣで聴いてみよう。

VR最高にすると音が消える。と言うのは0Ωで短絡してるからと判断。確かVR最低の位置で100kΩだったと思う。少し本気になって、片cHのVRを最大にして音を消し、反対のcHでどのVR位置が一番良いか判断する。VR最低で低音が薄い。VR最大より1ノッチ戻すと高音が少ない低域寄りになった。そこで高音低音のバランスが取れるところを探ったらやっぱり5ノッチだった。取り敢えず後でこの時の抵抗値を測ってⅣの最適的負荷抵抗としよう。さていくつになるか?50kΩ位なら面白いのに。EMINENTはもう少しⅣを聴いてからにしよう。このバランスが出たらなぁ。このⅣの音を頭に入ルためにこのままで聴いて、と言うよりもったいぶってる。

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現在の音4

2015-08-23 22:55:05 | システム

昨日のPERFUMEの低音と言い、EMINENTの低音と言い、なんかおかしい。異様に軽い。今思うとエネルギー感が薄いかもしれない。などと思いつつ、先日のSHURE TYPEⅣを聴きたくなった。プレーヤーを移動して鳴らしてみる。

なんてこった。こっちの方が低音が出る。これなら文句ない。地に根付いたという感じではいが、宙に浮いていてヴォーカルのちょっと下から聴こえる。これを聴くとCDやEMINENTはちとオカシイ。

インピーダンスのミスマッチかもしれない。SHURE(MM)は47kΩ。EMINENT+昇圧トランスで数10kΩとか聞いたことが有る。CDが10KΩとして負荷が軽すぎ?もしかしたらパワーのIPTの負荷抵抗50kΩでは重いかもしれない。ラジ技誌では22kΩ指定だ。それも有るが、LCRのフォノイコの負荷抵抗が47kΩ。これはMMの47kΩとマッチしてると考えると、MC用にはもっと軽くする様かもしれない。セレクターで切り替え?MONOだから左右に一個づつだぞ?まあ、折りを見てやってみよう。でも今は出来たばかりのmonoPOWERで堪能したい。もう少し経ってからにしよう。

しかしこの音は何だ!エネルギー感が凄い。歪一歩手前、と言うか歪んでる。いや、もしかして針がもう寿命かもしれない。VN45MR、いつ買ったんだっけ?確か初代は高校の頃、実家近くの店で取り寄せてもらって、カンチレバー残して針折って買い直したのがいつだったか、アキバのキムラ無線の様な気がする。それでかれこれ20年?それ以降はTYPEⅤに傾倒してたからⅣはあまり聴かなくなったんだよな。それでも純正針はもうこれしかない。貴重だ。あ、いやN97HEも純正だった。

とにかく後程インピーダンスマッチングを図ろう。

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monoパワー作り直し26

2015-08-22 23:13:10 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

さて、電圧を計ったが問題無い。ヒーターの電圧プルプルも治まった?。ヒーターのシャシーアースは昨日の事も有ったので繋いでないが不思議とハムは気にならない。

音出しには今日買ってきたPERFUMEのLEVEL3。ジャパニーズポップスかよ?いやいや、名古屋の中古屋HPで高音質録音と評価されてた物だわ。今時CD買うやつなんて思いながら買ってきた。まあ、ステージ感の様な物は感じるが、特徴の低音はさっぱりだ。なんかインピーダンスのミスマッチが有るように思う。これは昨日レコードを聴いてても感じてた。クラシックの様な物は良いかもしれないが、こういう打込み系?は駄目なんだ。と言っても聴くに堪えないものではなくもうちょっと何かすると良くなる感触はある。まあ、ひとまずRchは終了か。

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monoパワー作り直し25

2015-08-21 20:51:02 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

音は出てるのだが、初段のデカップコンを付けるついでに配線をやり直す。単線は太く、曲げの自由度が低いので束ね配線が綺麗に行かない。よって各々配線にした。なるべくクロス配線が無いようにした。

我ながらうまく行ったのではないか。

どれ、音出しでもいいが、落ち着いて電圧を計ってからにしよう。

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monoパワー作り直し24

2015-08-20 00:34:35 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

それではようやく試聴だ。まずは音が出た。ほっ。

なぜ、STEREOtypeのパワーだと聴く気にならないか、解かった。音の出方が違う。STEREOtypeは音の塊を「ほっ」とそこに置いたようなもの。対してこちらは空間から湧き出てくる音。多分昼間に聴き比べをしたら鳴ってるものは「同じ」ものに聞こえるだろう。しかしいま、この時間0:40に集中して聴くとSTEREOtypeとは全く違う。monotypeは心地よい。音の浸透感が違う。空気への溶け込みが違う。抑え込まれた音、リミッターがかかった(STEREOtype)音が解放された、解き放たれた感じだ。

今までのパワーアンプについて思い返してみよう。初代は6CA7singleだった。これはごくオーソドックスな回路で、トランスはPH100、チョークはLH150、OPTはU808だった。いずれもタンゴ。パーツをエポキシの中に埋め込んだら真空管のソケットのピンに流れ込んでしまい、真空管が挿さらなくなった。これでおじゃん。しかしドリルでエポキシを除去して無理矢理真空管を挿して鳴らしたら、その幽玄な音はプッシュプルには無い物だった。比べればシングルの方が好きな音だが何故か以降作るアンプはプッシュプルだった。思うにOPTに良いモノが無かった、上下のレンジはシングルには不可能と考え、中音のクリアさはパーツ交換で何とかなるだろうと考えてたからかもしれない。2台目はシングルの音の評価の為にプッシュプルを組んだ。これはパーツをケチったためか、何故か気に入らなかった。大きめのシャーシを二枚横に繋げて十分なスペースで組んだが配線が無駄に長くなってしまった。音はシングルと比べても劣っていた。この間延びしたシャーシは使いづらく、解体してノグチのお助けシャーシで組み直した。まとまりは良くなったが、配線材の所為か、クリーミーな音、言い換えれば抜けの悪い音になってしまった。ではと、これは折角中間タップ付のOPTが付いてるので、UL接続に改造した。この時ゲインが上がるというのを実感した。スケール感を出すのは出力だとも思った。後にこのOPT、16Ω端子もついていて、DIATONEのロクハンのインピーダンスが16Ωだという意味を知った。シングルコーンからエネルギッシュな音が出た。しかし悲しいかな対入力が小さく大音量には向かない。そしmonoパワーだが、最初は1:1の入力トランスを使った。これはトランスを使った割にはナロウに成らず、抜けも良かった。特にSTEREOtypeからグレードアップは感じられないが、音場感、広がり・定位が良くなった。以降モノラルシステムに傾倒していくことになる。そして以前から気になってた、入力トランスを600Ω:600Ωから600Ω:20kΩにした。これはラジ技誌通りの回路だ。「良い音のトランスの使い方」だそうだが、ここにきて雑誌のライターはさすが、と思うようになった。

ふと、今日組みあがったアンプを見ると、初段のデカップコンが一個無い。横に転がってる。

何と言うボケだ。しかも足指が右に写ってる。それでも音は出てる。問題無く。ヒーター配線を交換するとき外してそのまんまだった。

音が前に来るというのは後ろのふすまを戻してからだろうと判断、試しにカーテンをぶら下げてみた。ふすまに音が反射してしまい、こちらに向かってくると。おお、後ろに下がった。スピーカーの後ろまでは行かないが、前に来るのは落ち着いた。私はこちらに迫ってくる音より奥に雄大に広がる音が好きだ。最近こういう小技に反応するのが(全部ではないが)解かるようになった。カーテンは両サイド、スピーカーの後ろにぶら下げても以前は解からなかったのに。

 

 

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monoパワー作り直し23

2015-08-19 02:25:51 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

それでは音出し。スピーカーに接続してスイッチオン・・・・カチャン・・・しゅー・・・。んんん???なんだー?リレーが働いてる。PTから煙が出てるーーー。動揺が隠し切れない。トランスから煙ならシャシーの外側からだろーが。でもそのように見えた。実際はヒーターの配線からだった。真空管アンプから煙、初めてだった。

ヒーターの配線後これにクロスしてアース配線を行ったが、アースの配線時、半田の熱でシースが溶けたのだろう。実際凄く小さいがヒーターの配線に穴が有った。これで大電流が流れてリレーが働いたのだろう。よく見るとヒーターのシャシーアースが6CA7は6.3Vに、6SL7は0Vに配線してあった。ちぐはぐだがこれは問題は無さそうだ。何故ならこれで電圧測定をしてるからだ。だが念のため修正する。

電圧測定はおおざっぱだが問題なさそう。ただ、ヒーター電圧が0.2V程動く。以前はこんなこと無かったが。PT一次側を測って動いてればそれが原因だろうが、動いてなかったらどうしよう・・・。見るのが怖いというのも有るが、早く音出ししてみれば解かることだ。焦る。

今回は内部配線材にスピーカーケーブルを使った。これはシースが熱に弱い。シース部分の3mm程度の所で90度曲げてると、半田付けしたときシースの弾性で直線に戻ろうとする力でシースが裂ける。慌てて金属の棒等で修正すると、シースがへにょって汚くなる。

まあ、でもこの音には代えられない。

ああ、今回のこのアンプはトラブル続きだ。勉強にはなったが。音出しは後ほどだ。

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monoパワー作り直し22

2015-08-18 06:40:48 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

とかなんとか言ってるうちに組みあがった。右はLchで、最初に組んだもの。初段のデカップリングコンデンサが縦についている。左はRchでデカップコンは横にした。この方が配線が短く済みそうだ。

電源は束ねないでそれぞれ配線を引っ張り、チョーク周りは一か所に束ねて配線した。これが後程思わぬトラブルになるのだが。

では電圧測定を開始する。まずは真空管を何も刺さずに電源オン。ヒーターの巻線は、0V。はて、真空管を挿してないから電圧出てないのか?まあ、真空管を挿してみよう・・・ありゃ、電源スイッチが入ってないわ。これが今回のボケトラブルの始まりだったとは。

では真空管を挿して測定することにする。スイッチオン。ビーカチャン。んんー?リレーが落ちた??なんだー?あれ?PTの一次側の配線が100Vと95Vの所にしてあった。おっとっと。

焦っているはずなのに、画像ガゾウ・カメラっと。撮影してから配線修正し、もう一度電圧測定。

今度はうまく行った。今回初段6SL7のドロッパ抵抗は店に在庫が無かったので200kΩの所220kとした。それでも電圧降下は3~4Vで済んだ。他の所も特に問題ない。終段の6CA7のカソードバイアスも左右とも33V程度、意味が有るか分からないがカップリングコンデンサの電圧もAC/DCとも左右揃っていて安定してる。

ちょっと気になるのがB+の電圧。トランスの出側で777Vと10V程度いつもより低い。よって全体に電圧が若干低い。まあ、これは真空管に電流が多く行って(なぜかは不明)の電圧降下だろう。それから追加したチョークの電流値。計算上は130mAとなり定格ギリギリである。だがこれは6CA7に70mA/1本流れるとして140mA、これが電源の容量にほぼなると以前作ったSTEREOtypeのパワーアンプで知った。但し今回の追加したチョークは6CA7のラインには通らないので大丈夫なはずだが。

これでやっと音出しする準備ができた。

 

 

 

 

 

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Ⅳの実力?

2015-08-17 22:31:12 | カートリッジ

※右はpanasonic、左は瑞光。

EMINENTのシェルは312付属シェルに固定としたら、有用なシェルが2個ほど出てきた。一個は山本音響工芸のHS-6である。これはEMINENTが312に付くまでのメインであった。音色は濃くはないが、響きの美しい、柔らかい音だった。それでいてキレも有る。いつも思うが、「これで最後だな」と思いシェル漁りは止めていた。他にも光悦メタル、オルトホンの変な形の物は気になっていたが、手を出さずにいた。でもJELCOのウッドシェル、これは持ってみたい。光悦のウッドシェルとそっくりだが価格が下がった。ウッドと言ってもベースは金属で、それに木を乗せている。私もセイシンのシェルに薄い楓の板を乗せたが共振か、シェルが踊ってしまいやめた。

丁度SHUREのTYPEⅣがシェルから外れてたので、HS-6に組み込んでみた。あまり期待してなかったのでシェルリードワイヤはGシェルに付いていた安っぽいのをそのまま使った。

音だが、今までとは違って驚いた。Ⅳの評価が変わってしまう。今までのイメージではちょっと乾いた、パサついた感じがしてた。これは軽量シェルのSMEのS-2Rで聴いてたからであろう。フットワークが軽い感じがしてたがああ、こんなもんか、と言う感じだった。それが今ではEMINENTも凌駕してしまいそうな勢い。全体にオレンジ?茶色?のイメージの音色が載ってしまうが悪くは無い。低音が生き生きして、粘っこい。音階が解かる感じである。40年前、こんな音を出していたのかこのカートリッジは。高評価なのも解かる。

一音一音が押さえつけられず、ストレス無く出てくる。有機的、これは以前のパサついたという意味に対しての、な音になった。何分LCRのフォノイコのお蔭もあると思う。

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