analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

メインスピーカー

2014-01-31 12:28:37 | DS‐3000

メインスピーカー ダイヤトーンDS3000。1984年発売。詳しいデータは他H.P.にあるので割愛。H7.1.29池袋ダイナミックオーディオにて購入。かれこれ19年ほどになる。発売開始から30年。姉がCDプレーヤー ミュージカルフィデリティーCDTを買うのについていった。確かREVOXのCDPを比較に聴いたらカキカキの無機質に聴こえた。ちなみに姉はまだCDTを使っている。店内をぶらぶらと見渡していたら地下にダイヤトーン DS3000が・・・この時DIATONEが不振だったようでかなり安かった。片側ウーファーのセンターキャップがつぶれていたが測定では問題なしとの事。姉にお金を借りて持ち帰る。確かYAMAHA NS1000Xも似たような価格で出ていたが、もう気持ちは決まっていた。試聴無しで決めた。当時読んでいたサウンドトップスという雑誌でダブル誠評論家がリファレンスにして記事を書いていた。とても買えるとは思ってなかった。朝起きると姉の部屋の北側両角にDS3000があった・・・などという夢を何度か見た。それを思い出すと自分の部屋にDS3000があることが夢ではないか?思ってしまうことがある。しかしここにある。雑誌の読者紹介を見てるとほとんどが海外製品に行き着いた人ばかり。たまに国産を使ってる人を見るとかっこいいと思う。国産で海外機に対抗する音を出している。自分もそうなりたいと思った。

早速部屋で音出し。NS690Ⅲと大して違わない音だったと思う。それでも浮かれていたのかうれしかった。大音量が出たのは覚えてる。将来どんな音を出すのか?思いも付かない。ただ、無色透明のモニター系スピーカーなら使いこなしによって素晴らしい音を出すのではないか?TANNNOYよりも、JBLよりも・・・一度下の8畳の部屋で鳴らした。ストレス無いとこんなに良く鳴るのか?思った。目の前にバーンと音場が広がった。が、ここは私の部屋ではない。すぐに戻した。

marantzのSM700を持っていた。大学時代買ったものだ。もちろん中古だ。しかしこの頃の私は真空管アンプに傾倒していてまともなプリアンプをあてがわないでいた。自作真空管アンプ+SM700+DS3000。これは鳴らなかった。よく解からなかった。或る時プリにONKYO A-7をあてがった。A-7のPRE-OUT端子を使用した。なんかちぐはぐで力を出し切れてない。よく解からなかった。この頃は色々試した。A-7のSP端子にピンコードの片方をばらしたものを作り、それをSM700に繋いだ。なんという躍動感。ウキウキする。これがSM700の本質か?喜びもつかの間、掃除機をかける電源ON時のショックノイズで片チャン死んだ。メーターの明かりがつかない。8Aヒューズを交換してもダメ。ご臨終だった。良く鳴ったのほんのひと時、儚い。最初にこんなアンプを使うと、次は半端な物を使えなくなる。

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AX-1200

2014-01-29 11:04:23 | AX‐1200

ここでいきなりYAMAHA AX-1200の登場である。教えてにmain in,pre outとprosesser,accesery端子の違いを質問して火が付いてしまった。今までのSU-V7Aの外部端子はVRその他を通る。純粋にパワーアンプで使いたかったし、電源オン後VRを回すのが煩わしかった。何よりゲインを絞って使うのか全開にして使うのか解からず、余計な物を通ってるというのが精神衛生上良くなかった。別段SU-V7Aに不満があったわけでもなかった。寧ろこの価格でこの音、という痛快さがあった。気分的な物であったのある。購入前に、質問したわけではなかったが中古品を探すときは90年代の物とアドヴァイスを受けた。マッキントッシュが不調に悩ますものとの事、意外だった。となると意外にも絞られてしまう。探してるうち、いろいろ条件が出てきた。1980~90年代の物。余り古いものは故障が不安。でも以前使ってたONKYO A-7は良いかと思ってたが品物が出てこない。2.preouto、maininが付くこと。PIONEER A-717も±電源で良かったが、maininがプリを通ってしまう。YAMAHA AX-2000はmainin端子なし。その前のA-2000aは人気で価格が4~5万してしまう。3.バランスアンプで無いこと。パランスアンプでBTLをやると打ち消しちゃうような根拠のない不安がある。アキュフェーズ、山水は外す。いいアンプなんだけどなー。オーソドックスなアンプにする。4.2台購入予定なので価格は1万以内。こんなに条件を付けると余り無い。

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301V

2014-01-25 10:16:43 | スピーカー

ここでBOSEを引っ張り出す。何年振りだろうすごい埃。多分パーティクルボードにシート貼りという日本ではもう何年も前に廃れた仕様。CHINA製のアメリカ品。これで安いと取る高いと取るか。技術を買ったとすると安いが複雑な思い。以前雑誌で高評価だったが、私にはホームシアター用というイメージが有り「ホントかよ」と思っていた。アンプを色々換えたがどうも全体に厚めの音色が載る。クリーミーというより乾いた感じ、毛布?のイメージが有る。なんだそりゃ。

ブラケットもこれで結構した。鉄でプロ用と考えるなら解るが。商売が上手いと思う。ブラケット取付ネジはミリにしては大きいなと思ったらポジがジャストフィット。ポジ特有のネジ模様が無いのに。

ウーファーは思ったより大きい。でもNS690Ⅲの30cmとは比べるべくもなく。比較的柔らかいエッジで特殊バスレフポートを使ってればこの低音も納得。コーンは布?詳細不明。センターキャップとコーンの見た目の大きさのバランスが良い。

リア面を見るとがっかりする。貼り付けたシートには隙間、プラスチックの変色、スナップインスピーカー端子。だがポートはすべすべ。要所を押さえて高音質化を図る。ぜいたく品は901になると言う事なのか? ツイーターはマイカの様だが多分プラスチック。繊細というよりは太い感じの音。リアツイーターはリフレクティングツイーターと言うらしい。ディフューザーがちと違う。音もなんか、もあっとした感じ。フロント(ダイレクティングツイーターと言うらしい)と違う。

どちらかというと眠たい音のイメージなので、きりっとBTL。やっぱり眠たい。低音も超低いとこは空振る。音圧は最初低いかと思ったがそうでもない。

ウーファーからほとんどの帯域が出てると思ったが、ツイーターの影響も大きいことが分かった。天井に戻す際、内振りにしてたのを正面に向けた。鈍い感じが幾分カチッとなった。何たる事か。

フロントが位相逆だった。それでも包まれ感は最高。正位相に戻すとダイレクト感が増す。包まれ感は少し後退。あとでDVDをかけて影響出るか試してみる。音質は、細かい効果音の様な物がはっきり聴こえるようになった。包まれ感は後退した感じで、左右の音がはっきり分かれる感じがした。しかし声(セリフ)はもやーんと中心に集まらないのは前のまま。全体に引き締まった感じ。見飽きたDVDが楽しい。

 

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LCRフォノイコ試作16

2014-01-24 23:26:18 | PhfD‐3(試作)

正式に組むため増幅部のみ全バラ。

 

 

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LCRフォノイコ試作15

2014-01-24 23:18:48 | PhfD‐3(試作)

LCRを組み直す。その前に#7typeをもう一度聴く。あれほど良く聴こえたものがなんかツマラナイ。SHUREⅤの出方に似てる。空間にわっ、と広がる。ピアノの音色はシンセの様。なんか作りっぽい。機器の試聴評価は聴いて、一晩考える。一晩過ぎても良い物は良いが、評価が変わることがある。LCRはMCの様に中心から音が出てくるが、あまり広がらない。エネルギーとしては#7が音場に、LCRは音像にそれぞれ使った感じがある。エネルギーロスはどちらも感じない。音色はLCR。

このフォノイコは、故上杉氏が#7の回路をアレンジしたもの。管球王国にTAE-3で発表済。LCRを組む前はこれをしばらく使っていた。包みこまれるような広がり感が良かった。ゲインも私のシステムに合っていた。多少音色が薄くまぶしい感じである。なるほど世の「マランツセブン」の高評価が納得できる。

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LCRフォノイコ試作14

2014-01-24 23:02:29 | PhfD‐3(試作)

気になる所、それは2段目12AU7のプレート電圧が高い事。今はトランスの直流抵抗が高いのでは?としか言えない。MJ誌発表では200V程だが、240V程出てる。2割はちとでかい。使用したA-8713のDCRが小さいのか?

そして問題のトランス。ハシモトは一次1.3k。タムラは1.1k。この差で2段目12AU7の電圧が変わったのか?12AU7のプレート電圧を計っておかば良かったが狭くてプローブが入らなかったしもうばらしてしまった。

LCR、マニア心をくすぐる。#7ではないLCR。最初フォノイコはLCRで組んだとか。それがコンパクトに、シンプルにとマッキン・マランツタイプが出たのではないか?マランツではない「LCR」。これはマランツに勝った様な気がする。実に良い。

popsを聴くと、コーラスが良い。NFはなんとなく歌ってるけど心地良い~だが、LCRはここでなんとなく雰囲気が解かり心地良い。詳細が解かるが実在感までは出ない。これはNFBを入れてないからだ!と思ったがトランス2次より初段に戻してる。しかしNF特有の位相ずれ感は無い。変な加工せずそのままの音。昨日NFを聴き直したが、もはや戻れない。だが問題もある。SHUREには合わない。全然ごちゃごちゃしてる。いいものはすべてに良い、と思ってるが、それが当てはまらない。まあ、ちゃんと組み直せばどうだか。SHUREの反動も有ってか、SPUを繋いでみる。まあ、充分に鳴る。音作りが濃い。以前の生き生きとしたところは減った。音楽を聴く人は良いかもしれないが、アンプづくりをしている人にとっては????次にDL103FL.最初「高域落ち」と思ったが、まあ出てる。よく聴くとさわやかで切れが良い。以前のイメージとは違う。時にはこういう音も聴きたくなる。まあ、10万超えの中にあって健闘してる。無印やRなら103使ってる、と胸を張れるのだが。以前使ってたLCⅡも良い音だった。しかし針も減っていたため整理してしまった。FLもセラミックボディの為かさわやかで良いのだが、異端な感じがする。あの柔らかい樹脂のボディが良いのだけれど。

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オアソビ2

2014-01-24 22:39:41 | ケーブル

オーディオ用スピーカーケーブルなんて必要ないという人がいる。いくつかあるスピーカー用と、じゃあ試しにという事で買ってみた。

VCT-FK。聴いてる最中はいい。何の飾りつけもなく音をそのまま出す。が、後で思い出すイメージはなんか物足りない。試に6NSX-230Mに戻したら「芳醇」な音も出た。やっぱり私はマニア。何となくほっとする。十分行ける。7N-S1010Ⅲが欲しかったがなんか無駄に思えてきた。気分的に「expensive」な物を使わないと気が済まなかったが、こんな事初めて、と言うかやっとたどり着いた感じ。ただこの奴は胴体に被覆のかすみたいな物が付いてるのでもうちょっと程度の良い物を探す。こんなのでもまともに聴けるのは、機器の反応が悪くなったor超越してしまった?ケーブルの差は信じてたのに、オーディオの楽しみが一つ減った。でも悪い事じゃない。

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6NSX-230M

2014-01-24 22:34:05 | ケーブル

確かこんな型番だったと思う。

かれこれ20年位になる。音が堅くて使う気になれなかったのはシステムに問題が有ったのか?高域のちゃりちゃり感は思い出した。中域はちょっと薄いがうワッと広がり私好み。短いのが良いのか?

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LP※

2014-01-20 11:31:34 | ソフト

・・・最近は物忘れがひどく、google検索した。

だいぶ前、姉が「パヴァーヌって綺麗な曲だよ」って言っていたのでフォーレのを探して姉に「此れか?」、姉「・・・」。ラヴェルのだったらしい。最初のフォーレは小澤。何故かネヴィル・マリナー、アカデミー室内管弦楽団(画像)のも後に買った。これの中のマスクとベルガマスクのパストラルを好んで良く聴いた。パストラル・・・以前演った保科洋のパストラーレ・・・両方とも牧歌なんだへぇーと思った。この懐かしく寂しく不安になる曲がとても好きだった。

有る時この序曲、この曲冒頭から41秒のとこ、ヴァイオリンの高いパッセージで音が歪んだ(タイトルに付けてきた※)。丁度オーディオ弄りに一段落したとこで、他の音楽は心地よく聴けていた。部屋の共振?私の耳の大きさからくる共振?最初はそこまでのエネルギーが出て来るようになった、と喜んでいた。でもしばらくして、なんか心地良くない。フルートは良いのにヴァイオリンが・・・?同じアルバムでCDを持っていたので聴いてみる。問題無い?まあ、音はなまってるが、キツくない。このLP、何回も聴いていたのですり減ったかな?と中古でもう一枚探してきた(あほだ)。同じくキツイ・・・アナログに問題あるのか?と、以降フォノイコやらタンテやらスピーカーやら見直すことになった。

このマリナーという指揮者のLPは好んで集めてる。以前はベルギー出身だと思っていたが、U.K.らしい。スケールが大きい演奏をするわけではなく、柔らかい聴いてて脱力する(眠っちゃう)ような演奏と思う。U.K.、フランスの方の演奏が多いと思う。ベストではないがこういう演奏も有ると言う事でバッハなども良い。今は89才、画像を見ると年取ったなーって感じ。

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TRアンプ3

2014-01-20 00:00:50 | アンプ

テクニクスSU-V7A。プリアウトとメインインが付いてるが、珍しくメインインに繋いでもVR、TONECONTが有効。なんじゃこりゃ。・・・W.R.WRCα1FBALとE305をバランス接続するのにラインインを使うとVRを通るのが気に入らなかった。WRアンプとの接続はメインインに。一台につき方チャンネル。(BTLのはずなんだが。)このアンプ、セパレートにできると思ってもう一台購入、繋いだが、なんとVRとトーンコン等を通ってしまう。

この接続先だが、外部接続とある。純粋なプリとメインに分けれない。それでもこの音。よってちゃんとしたい訳だが、この時狙ってたのがソニーの333か555。

SU-V7A。’82、8Ω100W×2、10kg、¥64,800-。プリメインとしては上下はそんなに伸びてないが充分、クリアネスではないがクリア感はある、パネルに似たクリーミーな感じ。古いスピーカーサンスイSP50とよく合う。10年ほど前水戸のサイクルヒットで購入。一言で言うとエネルギッシュ。個性が無くなりDS3000を鳴らし切る。バランスプリは必要だがこのクラスのパワーとしては最高と思う。マランツSM700も凄く良く鳴ったがそれ以上と思う。おっと私のプリの場合バランスなんでBTLになるらしい。TRアンプはオーディオ的に聞くデバイスを積む。冷たく硬いが低域までも空気感のようなものを表現。

真空管アンプはHiFiとは言い難いが音楽を聴いてる時の心地よさが有る。解像度周波数特性ダイナミックレンジ・・・用語の物は劣るようだ。TRアンプは、音を聞く。機器の調整等を行ってから音出しすると変化の度合いが分かって楽しい。CDに向く。しかし音楽を聴くとなると真空管アンプになる。レコードに向く。WR アンプに繋いであるTechnics SU-V7Aこれが相性良い。SANSUI AU- α907iのラインバランス入力、Accuphase E305のメインインへアンバランス入力よりも。普通のライン入力と変わらないのに。

 

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TRアンプ2

2014-01-20 00:00:05 | アンプ

丁度姉に借りてたアキュフェーズE305があった。これはMOSFETの為かほんのり音色がのる。α907iほどキツくなく、陰りが有り落ち着ける感じか。これも駆動力はちと物足りない。一度ビクターSX-511を鳴らしたが、音場の高い所から音が降ってくる感じがして驚いた。

奇しくもα907iもE305もバランスアンプ。値段の差はあるが良い勝負だと思った。両機種ともMAIN-INが有る。しかしウェストリバー(WR)アンプは、バランスでRCAを使うとすると+-が有るのでバランスで接続できない。よって両機種ともキャノン端子でCD入力を使う。そうするとメインボリュームを通ってしまう。気分的に、だがなんかスッキリしない。

 

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TRアンプ

2014-01-20 00:00:00 | アンプ

真空管アンプを使っていると、時々力でねじ伏せるような鳴らし方をしたくなる。

中心に有るアンプはウェストリバーWRCα1FBAL。以前真空管フォノEQアンプの、市販リファレンスが欲しいと思いラックスE200辺りを検討してたが、店にこの機種を薦められた。

幸い私の真空管アンプはP.P.だったので、ウェストリバーに問い合わせ真空管アンプを改造しキャノンで接続出来るようにした。この接続では大してグレードアップにはならなかった。

次にサンスイAU-α907iのMAIN-INを使い鳴らしてみる。何も余計な物を取り去り薄い音。痛烈な鋭い音。ぬくもりと・なめらかさは無い。驚いたのは空間感が出たこと。これは真空管では無理だと思った。ただこのストイックな音はメインにはなれないと思った。スピーカーを駆動し切れても無いように思う。

このアンプ、高校の頃Dシリーズからαになり結構雑誌の評価が高く憧れた。もっと柔らかくふわっとしたイメージが有ったが全然逆だった。フロントパネルもピアノフィニッシュと独特でインパクトが有った。このパネル、カメラで撮ると反射してしまい中々うまく撮れなかった。機器が増えて手放してしまったが、手元に置いとけば良かったと時々思う。

 

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6CA7PP

2014-01-13 00:15:18 | アンプ

プッシュプルを聴かずシングルを語れまい・・・今ならそんなことを言うかもしれないが、その時はP.P.が気になって仕方がない、そんな気持ちだった。

会社が倒産して、保安要員として3か月残ることになった。皮肉にも正規の時より給料が良かった。その為か「アンプを作っちゃえ」となった。

これは部品に難儀した。千葉に居るころはアキバまでよく行ったが、実家に帰ってそれも覚束なくなる。プリは妥協しなかったのに、このアンプはいい加減だった。電源ケーブルは外国の8N、電源のコンデンサは無名の物、ジャックは安物・・・今思えば要所は押さえてありそこそこでは?電源トランスはタンゴのMS330Dが見つからず、ノグチトランスを物色してたら「S-2017」というのが有った。MS-330Dの代替え。偶然だった。出力トランスは同FX-40-5これはすぐ入手できた。しかしチョークの1H400というのが見つからない。ラジ技に電話などもし、もう少し小さいのを左右別で使う、などとアドバイスを貰った。親切に教えてもらったが当時の私には難しかった。そこだけタムラになったがA4004というのを使った。

シングルが「像」、P.P.が「場」という感じか。シングルは声がぽっと浮き上がる。低音は不足気味。P.P.は声は自己主張しないが、高音から低音までバランス良くなる。たぶん空気感が出るのはP.P.なのかもしれない。

其れまではパーツを替えて一喜一憂してたが、回路による違いに興味が湧いてくる。

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初の真空管パワーアンプ

2014-01-13 00:09:44 | アンプ

私が最初に作ったアンプ6CA7シングル。6CA7は当時の会社の人に貰った。直熱管の300B、傍熱管の6CA7位しか知識がなく、たまたま縁あって入手したのが6CA7だった。以来パワーアンプは6CA7のみ。

パワートランスはLH150、チョークは3H250、出力トランスはU-808、初段6SL7。訳が分からずほぼ、雑誌記事のそのまま作った。

高音・低音を捨て、中音の佇まいだけで勝負する。TRアンプが作り物の虚像に思える。しかしこの時点でTRアンプがメインに成ることはないだろうと思った。

途中内部パーツをエポキシ漬けにしたら真空管のソケットの端子部分に浸み込んでしまい真空管が差せなくなった。ドリルで掘ったが端子はボロボロ。それでもしばらく聴いていたがあるとき接触不良を起こしてしまってから使うのを止めた。部品外して復活させたいが、記念すべき一号機なので・・・。エポキシ漬けの効果は安定感。音の輪郭など或る意味プッシュプルよりしっかり出る。部品をしょっちゅう交換する私には向かないので最終手段となる。

音は、陽炎、朧・・・幽霊のごとく浮き上がる。これ以上なく純粋な音、という感じで大変好ましかった。メインは此れだと思いつつも、以降作るものはプッシュプルになる。シングルではやはりDS3000のウーファーを鳴らせない(当時はエッジの軟化を知らない)、なぜか市場ではP.P.の出力トランスが入手しやすい。4212など力のあるものならシングルでも良いと思うが私には無理。

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NS690Ⅲその2

2014-01-13 00:00:45 | NS‐690Ⅲ

二代目は会社の人の物を頂いてきた。その為今回は全くの手入れなし。だったが2年ほど前、自分でエッジ交換と、アッテネーターの掃除のみ行う。このスピーカーはアンプの選り好みが酷い。一番鳴ったのは同メーカーのヤマハAX-1200。鳴りきったという満足感がある。そして今は無き同C-4&B-4。C-4はなぜこれにしたか良く覚えてないが、多分手頃な値段で有ったから。移転してしまったが精進商会で購入。その後、友人にヤフオクでB-4を落としてもらったが、触れないほど熱くなり使うのをやめた。音は良さそうな気配が有ったので、今度はハイファイ堂秋葉原店で購入。迫力は少ないが、ヤマハらしい音で鳴ってたと思う。アキュフェーズE305、サンスイAUα907i他もろもろとも組み合わせたがイマイチだった。

ここで偶然見つけたセッティング方法を。一枚板に左右スピーカーを乗せる。左右が干渉しそうでいけないと思うが、スピーカーの立ち位置が決まるのか、音が生きてくる。高さ前後が揃うというのも有ると思うが、スピーカーより放射する音の角度が一致するのかと思う。当時は2mの一枚板なんて入手不可だったのでNSでしかやらなかったが、メインを超えてしまっていた。

このスピーカーでSX511に対抗するのは無意味な事と思う。ほっこり、というか、エネルギッシュな迫力(ある程度は出る)というより独特の中音で鳴らすものと思う。その、ヤマハ独特の個性により同メーカー以外では良い音では鳴らないと思う。

しかしヤマハというメーカー、商品を纏めるというのが非常に優れていると思う。一番、というのを狙うでなく、その個性の表現の仕方。

20年後、サスガ、と思われるような音で鳴らしてたい。

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