analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ヘッドアンプその3

2018-01-30 13:55:56 | アナログ

またまたDL-103FLを一石ヘッドアンプで聴いている。

作られた感じが全く無く、ストレスなく音が出る。こんな音で鳴られたらDL-103(FL)を好きだということも理解できる。ただ、これはオーディオ的にであって、音楽が楽しいかはちょっと別だ。今はちょっと気分が乗らない。

 

片chが調子悪い。シェルリードかアーム内部配線の、RCA端子の部分か。あとでチェックして再半田か。ちとめんどくさい。

 

こうなるとヘッドアンプでEMINENTやSYNERGYがどう鳴るかが気になる。気になるのだが、今更良く鳴られても困る。高い金出して買った昇圧トランスはどうなるんだ?ヘッドアンプは変な音色、歪みっぽいと判断したのは間違いだったのか?以前ヤマハのC-4や、サンスイAU-α907i、アキュフェーズE305などのMCポジションで試して、ダメだったんだが。

 

いま、ポートレートインジャズを掛けている。ピアノの裏で「トロトロトロトロ・・・」と鳴っていた。こんな音が入っていたんだ。バッテリー駆動の単純なヘッドアンプ、もしかして凄いのか?

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ヘッドアンプその2

2018-01-29 00:00:24 | アナログ

もともとはこのヘッドアンプ、DL-103用のものだったと思う。

なのでこのヘッドアンプを引っ張り出してきた本来の目的、DL-103FLを鳴らしてみる。

声が張り出す、というか、周りが引っ込んだ感じ。前のSYNERGYの時は全体に付帯音のようなものが有って、それらを取り除いた音がDL-103FL、という感じか。針がもう古いのか、声がビビるが、ま、致し方ない。それにしてもソリッドな音。「音だけを拾う」音なんだろうが、ちと疲れそうな音だ。シェルがチタンで合わないのかもしれない。デンオンの軽いシェルがふと思い出されたが、回転シェルならいいのかも知れない。コーラスは感覚的に「心地よい」音とは少し違く、ちゃんと聞こえる満足感がある。そしてポップスだがLPを色々聴いてるが、主に声、「こんなのが入っていたのか、という新しい発見が多々あった。



思えば某メーカーの真空管プリメインアンプにヘッドアンプが乗っていた。「なんで真空管ヘッドアンプにしないんだろう」とずっと思っていた。FETと真空管は相性が良いんだ。


回転シェルにした。片chの音が出なくて苦労したが、鳴らしてみた。一聴、端正。癖らしい癖が見当たらない。これがDL-103(FL)の実力だ。こうなるとチタンシェルは個性が強すぎだ。回転シェルは面白みも何にも無い、ただ鳴っている。しかし不足も無く出るものはすべて出ている。若干、ほんのちょっとふっくらしたかもしれない。ヘッドアンプにして漸くDL-103FLの実力が発揮された感じ。インピーダンスのミスマッチのようなものは感じられない。これしか聴いてなかったらメインになるんだろうけど、私はEMINENTを聴いてしまっている。何か物足りない。凄み?まあ、システムを追い込んでいくのにDL-103という手は有るのかもしれない。

DL-103FLと合うトランスはあるのか?こいつは30Ωで他のイチマルサンの40Ωとは若干違うとみている。DL-103LCⅡは13Ωと特異なイチマルサンだった。この辺に無印イチマルサンのトランスをつなげても本領は発揮しまい。昔使ってた当時は薄くて上下両端をうっすらフェードアウトしてるような気もしてたが、インピーダンスのミスマッチは感じなかった。まあ、そのようなことに無頓着で、分からなかったのだとおもう。今なら分かる。マラツンのMC千は40Ωポジションがある。これはDL-103を基準に決めたものと何かで読んだ。それがFLの30Ωにすると途端に力が無くなる。世の中には適用範囲1~6Ωや、10~40Ωなんて昇圧トランスがある。AU-103なんて言うのは3~40Ωだ。昇圧トランスはマッチするインピーダンスは一か所しかないと考える。百万超える昇圧トランスが有りそれはカートリッジに完全にマッチさせるという。その音は次元が違うとか。そういう訳で、本来インピーダンスに範囲が有るのはおかしいのではないか。ネットを見てると、皆さんインピーダンスにはそう気にして無い様で不思議である。

STAGE202:1~6Ω。EMINENTとは合うが、SYNERGYにはちと薄い音になる。インピーダンス的には有ってるはずだが、最近知ったことでこの昇圧トランスは音を薄くする方向だ。DL-103FLでも音が薄くなる。

MC千:SYNERGYには3Ωポジションでベストマッチと考える。DL-103FLには40Ωポジションでもちと力が無くなる。

DL-103FLにはフォノイコダイレクトか、ヘッドアンプが合う。

現在30Ωのトランスはちと見つからない。以前使ってたDL-103LCⅡにはオーディオテクニカやシェルターの11~13Ωのトランスが合うのではないか、と考えているのだが。30Ωに合う昇圧トランスを探すのも一興かも。


唯一の「ジュリーロンドン」を掛けた。驚いた。古い録音のはずなのに雰囲気タップリに音がでた。調べたら’58だ。DL-103の評価はこの辺から来るのか。それらしく古く、しかし出す音はすべてだす。そして古臭さ過ぎな音。こりゃたまらんわ。比較的最近のポップスも悪くないが、この辺の時代が合うのか。さっきはちょっとDL-103FLの存在意義を見失ったが、これなんだ。ホッとした。

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ヘッドアンプ

2018-01-28 18:48:43 | アナログ

LCRフォノイコⅡ型がしばらく休みになりそうなので、ヘッドアンプを出してみた。そいやそんなの有ったなと、しばらく忘れていたものだ。

確かラジオ技術誌に載っていたもので、一石の簡単な物だ。その頃は真空管にどっぷりだったが、何故かトランジスタの物を組んだ。2SK117にタンタルコンデンサ、デールや、福島双葉のスケルトン抵抗、6N-AWG18と今でも(私の中で)通用するパーツを使っている。ただ、ケースや電池電源の配線、ピンジャックは安物だが、これらは音質低下にあまり寄与したことが無い。

いま、このアンプをマラツンのMCトランスと入れ替えたシステムで凄い音を出している。スピーカーは山水SP-50だ。

クリアさはさほどないが、解像度、一音一音のニュアンスが凄い分かる。奥行きはあまり感じられないが、正面斜め上を見上げるような音場がスピーカーの間隔を超えて広がる。低音は下まで伸びてないが軽い量感が有り、バランスが取れている。何じゃこりゃ。纏まり・解像度で言ったらDS-3000より上だ。やっぱりDS-3000のまとめ方は間違っている。



このヘッドアンプは今までどうしても良く鳴らなかった。インピーダンスのマッチングどころの話でない、PHONOにCDを繋いだ?ようなおかしな音だと思ってた。でも邪魔にならないし、捨てずにいた。トランジスタのアンプに繋ごうとも思ったが、CRタイプのフォノイコでナイスマッチングだ。シンプルイズベストが実感できた音。



そしてあらためてSP-50を見直した。1967年発売開始のスピーカーだからもう50歳。とんでもねー。当時は真空管アンプが全盛だから、今のEL34PPmonoのシステムで本領発揮なんだ。どうりでトランジスタのアンプではいまいちだったんだ。いま、LCRフォノⅡ型のコンデンサを探してるのだが、確かこのスピーカー、ツイーターをコンデンサで切ってるだけだと思ったので、さすがに交換してやろうかなんて考えたが、必要無しだ。

定位が独特だ。各楽器一個一個の配置は前後感を感じさせないが、その一個一個の楽器の前後感というか立体感を感じさせる。シンプルなスピーカーの纏めの所為か、混濁感が無く、位相ずれのようなものが良く分かる。古い音色は致し方ないが、シンセサイザーなどの楽器もそれらしく鳴る。ユニットがフルレンジに近いからか、不自然さが全くない。この帯域がへっこんでるとか、余韻が出ないとか、そういうのが無く、すべて出し切ってる感じだ。スタンドやその上に乗せる方法、位置などガタが有りいい加減だが、この空間感はスピーカーの周りが空いてるからかもしれない。



メインシステムでもよい。凄い。

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相性

2018-01-27 00:58:28 | システム

SP-50を引っ張り出したついでに少し機器を整理した。この時スピーカーのヤマハNS-690ⅢにプリメインアンプのソニーのTA-FA7ESをあてがった。DS-3000だと透明感で不満になるが、やはりこのアンプはNS-690Ⅲに合う。上から下の周波数までバランスよくなり、中音もこちらへ飛んでくる。透明感があるわけでもないが、不満はない。同じヤマハのプリメインアンプAX-1200だとエレガントななり方だがちょっと薄い感じだ。今はNS-690Ⅲを鳴らすのはTA-FA7ESがベストだ。

組み合わせの妙。

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SP-50

2018-01-26 00:27:29 | SP‐50

LCRフォノⅡ型が行き詰った。もう手が無い。こういう時にはシステムを代える。

 

 

うちにはいくつかスピーカーがある。

P―610AJ   DIATONE

DS-3000   DIATONE

DS-W461   DIATONE

301V      BOSE

161       BOSE

NS-690Ⅲ  YAMAHA

NS-10MM YAMAHA

YST-SW45 YAMAHA

AR-4X     ACCOUSTIC RESEARCH

D-200Ⅱ   ONKYO

そして サンスイ SP-50。メインのDS-3000と正反対の音。実家の近所の人がくれたと父親が言っていた。いいスピーカーだと持ち主が言ってたと。最初はオーディオとはかけ離れた、何かの付属スピーカーと思っていたが、一応サンスイのメインシリーズだった模様。ユニットはテクニクスの2ウェイ。格子のガードが付き、少々窶れているがツキ板のキャビ。音色に少々個性があるが、良く鳴ると心地よい。

これをDS-3000と入れ替えた。

解放された、スピーカーから音離れが良い。これを聴くとDS-3000はちょっと間違ってる。こんな鳴らし方ではダメなんじゃ、と思う。DS-3000も音離れが良いと思ってたが、SP-50のほうが良い。ただ、低音がバッサリ切られてるようだ。アンプまでのこのシステム、やはり低音がない。なんか間違っている。

 

某HPを見た。アースの取り方が載っていた。

LCRフォノⅡ型で勘違いがあった。

増幅段のデカップリングコンデンサを電源のデカップリングコンデンサと間違い、アースをこちゃこちゃと引きずってた。このコンデンサは本来カソードバイアス抵抗からプレート抵抗に戻すものらしい。信号が通るため、上質なものを使いたい。赤丸の部分だ。

 

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LCRフォノイコ 仕上げ2

2018-01-25 00:32:49 | PhfD‐3.2

LCRフォノイコのアースを見直す。

信号の流れに沿って配線していくと、3段目ECC99のところがあっちゃこっちゃになっていたので修正。

電源のチョークの配線は赤側を上流にする。

まあ、後見栄えの問題で段間トランスのA-8713のアース線の引き直し。

シャシに光って見づらくなったが、小変更。



いま、CRフォノでエスピーユーを聴いている。最初だいぶ高音が落ちててなんだ?と思ったが、こなれてきた。


オーディオ的に「リファレンス」というとこの音なのだが、LCRフォノイコは何か作られた音のようにも感じるようになった。最近は「原音に忠実」ではなく、「聴いてて心地よい音」に向くようになった。

そしてLCRフォノイコを鳴らしてみる。パーンと広がり、解像度が上がる。なんというか、高価なケーブルに替えたような、が一番近い表現かも。ただ、聴いてて心地よいのはCR型だ。LCRフォノイコはオーディオ的な良さ。ハムは減ってない。プリのボリュームを上げるとハムも大きくなるので、プリより上部の機器だと思うが、昇圧トランス廻りを触るとハムが変わるのでこの辺の確認も必要かと思う。昨日まではぱりぱりと鳴っていたLCRフォノイコも、今日は大分滑らかになって来た。以前聴いた、腫れ物を触るようなクリアさはだいぶ減っているが、これは低音のバランスを取ったためと、フォノイコにトランスを多用してるためかもしれない。ただ、CRタイプはトランスを使っても居ないのに抜けはあまり良くない。広がりは特段広いとも思わないが、十分だ。スピーカーからの音離れが良いせいか、横幅の制限みたいなものは感じられない。むしろ横だけ広いとか頭が抑えられたような、という感じが無く自然にまあるい音場が広がっている。声も真正面で下から聴こえるわけでなく良い感じだ。

しかし何なんだろう、やっぱりこの、CRタイプとLCRタイプの音の差は回路の違いなんだろうな。部品も全く違うがそれだけでは無い。部品の違いは全体の質を上げてくれるが、回路の違いは全体の鳴り方、佇まいまで変えてしまう。性格が全く違ってしまう。LCRタイプは部品が高価い、CRタイプで充分と言われてるが、この違いはもうCRタイプには戻れない。

不満も無い訳ではない。もう少し情報量が増えてくれないか?とも思う。CRタイプよりなにか削除されたものが有る気がする。まあ、トランスの性質を思うと仕方の無いことかもしれない。

一時は失敗かと思ったLCRフォノイコだが、良くまとまったものだ。

次はEL34PPstereoだ。

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LCRフォノイコ 仕上げ

2018-01-24 00:45:34 | PhfD‐3.2

海神無線に続き本日、桜屋電機からパーツが届いた。大部分はEL34PPstereoのパーツだが、LCRフォノイコの電源に使う5W33.3kΩだ。これは5Wの抵抗は3.3kΩが手に入らなかったのでオーマイトにした。

手書き感いっぱいの封筒で来た。これで良いと思う。

入力抵抗を可変抵抗から固定抵抗の47kΩにし、

カソードパスコンを2か所、本付けし、

電源の抵抗33kΩと3.3kΩを交換した。



いま、CRタイプを聴いてるので試聴は後程。

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現在の音33

2018-01-23 00:08:30 | システム

昨日メインシステムを揃えた。思ってたより違った音になった。まあ、良い方向と悪い方向。

今じっくり聴いている。エスピーユーのシステムはアナログっぽい音で心地良い。

メインのEMINENTのシステムはパリッとしていてCDに近い。一見EMINENTのシステムの方が音楽的に劣ってるような気もするが、実は昔を思い出させる音はこちらなのだ。なぜだろう。

大体プリからスピーカーまで一緒でさらに部屋も一緒なのだから同じ音ではないか、とも思うが、此処までキャラが違うと思わなかった。しかもそのキャラが自分で納得できる。

前と違うとすればパワーアンプ以外の電源にCSEの電源を使ってることだ。

これでLCRフォノを仕上げる気が起きる。

RcHの入力ボリュームを固定抵抗に戻し、電源の抵抗をDALEに変更する。それで完成か。出来たらアース端子を金のものに。

良い感じじゃん。

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レイアウト2

2018-01-22 00:54:48 | セッティング

今朝、ちょっと聴きだが、LCRフォノの方が良い事を確認した。線が太く、しっかりした音。

今回敢えてケーブルに8N-A2080を使わなかった。これで良かったら8Nにしたとき、さらなる音質向上が・・・と嫌らしい考えに基づいた。

ケーブルを(私の中で)最強にする。っと、この配置ではケーブルが届かないんじゃないの?

という訳で、配置変更。配置まで考えてピンジャックの位置を決めてないので、何も考えないで配置をするとケーブルが届かなくなるようになる。そして変更。

これなら何とかつなげれた。

試聴。やっぱりまるっきり違う。

エスピーユーシステムは良い意味でアナログな音。もさっとしているが心地よい。これがエスピーユーの音か?と言われるとちょっと?だが、まあ、良いのだろう。

そしてEMINENTシステムの音。これはオーディオ的に良くなった。パリッと乾いた音になったが、ぱぁーっと見晴らしがよくなり、一音一音が浮き上がる。声が若くなった。これが本来の音だろう。CDに似た音だが、求めたチューニングで結果的にこうなってしまった。これならCDを聴いたら?なんて声も聞こえそうだが、どうだろう。この次の音が見えなくなってしまった。もう少しエスピーユーの音に近い、肉感を付ける方向か?なんて思うが、どうしたらよいのか。

もう少し鳴らしたらほぐれるかも知れない。様子見だ。

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メインシステムで

2018-01-21 05:43:49 | システム

DENON DP-80、SME312にMYSONIC EMINENTを繋いでメインシステムとした。一聴、ばーんと音が出た。サブのTD-521とは雲泥の差。・・・寝ぼけてるのか?今日はもう眠い。早めに寝てしまおう。

細かいところで言うと、このラック、ガタがある。

スピーカーケーブルはパイオニアの普及品。

LCRフォノイコからハムが出てる。

などなど、もう少し手を入れるとこがある。



昨日、秋葉原の海神無線より部品が届いた。これでステレオタイプのEL34PPアンプが始められる。

やることが増えてきた。


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メインシステムちょっと手前

2018-01-20 05:23:10 | システム

昨日、フォノイコをLCRにしてみた。そうしたらLchの音が出ない。配線を入れ替え確認したらやっぱりLCRフォノイコらしい。眠かったので昨日はここまでにした。今日、フォノイコを開いて確認。仮付けのカソードパスコンはシャシに当たってないようだ。何だろ。逆さにして底板を取付けたとき、真空管が斜めってソケットから少し外れた?外れかけたアース端子を締め直し、カソードパスコンを本付けし、入力の可変抵抗器を本設の47kΩに戻した。

音出し。OK.オッケー。

やっぱりLCRフォノは違う。各音の立体感とでもいう有ったらか、佇まいが立体的。

音色は心地よいとか、乾いたとか無い。評価がしづらい。

裏の方で鳴ってるような音が前へ出てくる。

これだからLCRフォノイコはやめられない。しかし、私の評価で大切にすること、後味は良くない。後で思い出すとナローな、抜けが悪い感じで有り、いつも疑問というか、「こんなはずじゃない」と思っていた。まだじっくり聞いてないが、なかなか良さげだ。




カートリッジ:エスピーユー。私のイメージとは違うエスピーユー。刺激的な音は出さない、と、滑らかな音はこの機種の特徴と思う。

トーンアーム:SME3012R。時代遅れのアームで、これより優れたアームはいくつかあるが、手放せない。音作りが絶妙。特にエスピーユーとの組み合わせではこれ以上無いと思わせる音を出す。

タンテ。TD-521.かつてはメインにしようとわざわざ気仙沼まで行った。これで完結してしまっていて、手が入れよう無い。これも上記機器との相性が良い。ロクサン等、比べると気になる機種も有るが、これで良い。

昇圧トランス:MYSONIC STAGE202。エスピーユーとは合わないと思ってたらこなれた。低音も出てきた。今使ってみて思ったが、カートリッジは昇圧トランスによって音がかなり支配される。このトランスはアナログというよりもCDっぽい。

LCRフォノイコ:ナローで低音でないイメージが付いてしまったが、音の出方がトランス的?CRフォノも基準的な音、リファレンスっぽくて良いが、これを聴くと面白みが無い。

プリ:自作の一段増幅+カソホロだが不満は無い。モノにしようかとか、電源をシンプルにしようとか入力のCRが気になるとかあるが、これは弄り回したので、もうこれ以上手を入れるのはあるのか?という所まで来ている。

パワー:EL34PPmono。これは近々組み直す予定。回路はこのままで配置を変える。

スピーカー:DS3000。スピーカーだけは自作でメーカー製を超えるのは無理と思う。この大きさのキャビネットでこの重量、ハイテクの振動板。こんなの自作では無理だ。ただ、ネットワークは変えた。定数はそのままオイルコンと箔のコイル。これで良くなったのか?と試聴では変化が感じられないが、今の音はこのネットワークの所為だと思う。



それではメインのマイソニックを繋げるか。

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トランスは分からない

2018-01-19 03:33:22 | アナログ

SYNERGYの昇圧トランスをマラツンのMC千からMYSONICのSTAGE-202にしてみた。これは入力低インピーダンス1~6Ωなので、SYNERGYの2Ωに対応する。

掛けてみると、薄い。最初の印象だ。低音も無い。中音は平面だが、CDのような細かい粒子の塊のような音を出す。これは以前オンキョーのショールームで聴いたオルトホンMC3000の音に近い。考えてみれば納得もいく。低インピーダンスは同じである。もしかしたらトランスも似たようなものかもしれない。イメージ的にオルトホンはもう少し粒子のぶつぶつ感があったかもしれない。

低音が無いという事で、試しにナッツクラッカーを掛けてみた。最後の曲の「ズン」が出るか?結果はうーん微妙。鳴ってるのは分かるが、量感が少ない。微かに鳴ってるな、程度。MC千ではこれ以上何が必要か?と思えるバランスだが、これでは聴く気になれない。


トランスについては良く分からないものがある。

まず、EL34PPmonoに付けた入力トランス。600Ω:20kΩでは低音が無くなった。トランスの周波数特性によるものと、今は考えている。以前ヒノオーディオで聞いた「トランスを使うと周波数レンジが狭くなる」というのを実感したわけだ。今はTD-2に替えている。これは10kΩ:600Ωで、それでも周波数特性は30~20kHzだ。今はこれで満足な音を出している。

LCRフォノイコは、RIAA回路にインダクタ。段間にインピーダンス整合用のトランス(これはEL34PPmonoに付けていたA-8713を移植)を使用している。こいつも最初は低音が無かった。こんな周波数特性の悪いトランスを噛ませたら・・・とも思うが、一次側並列で、20kではなく5kで使っているので大丈夫と思う。いまはカソードパスコンを追加して低音を増強してまあ、満足な音ではあるが、もう少し何とかならないか、とも考えてる。CRタイプと比べると、どうも抑え付けられた、のびのび歌ってないような感じだ。一応パスコンで対応したが、周波数特性計算し大丈夫なはずだが設計から外れてるわけだ。そしてフィードバックを切るためゲインが上がる。そのせいか、ハムも大きくなってしまった。以前、出力トランス付のプリも作ったが、これはひどく捻じ曲げられた、ごちゃごちゃな音だったのですぐ解体した。残骸は手元にあるのだが。


こんなわけでえらい苦労してるのだが、トランスはやめられない。「ズン」な低音が無ければこのDS3000を使っている意味が無い、そう思うがこの中音、なにか、絹で漉したような純な、ピュアな音、これがやめられない。定かではないが、館山の店主もこんな考えなのではないか、そう、想像しながらやっている。おじさん、もういい年なのだが元気だろうか。

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現在の音32

2018-01-18 02:15:48 | システム

スピーカーの間隔を広げたら音がガラッと変わった。アンプをちまちま?やってたのを一掃してしまうくらいの変化だ。

昨日の画像はピンボケだった。再度掲載する。

スピーカーの間に音場が広がる。レコードをいくつか掛けたが、間違いない。

今までのは何だったんだろう。やっぱり部屋だ。

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レイアウト

2018-01-17 09:25:04 | セッティング

今の今までレイアウトは幾度となく変えてきた。最初は実家の自分の7.5畳の部屋。縦方向で使ってみたが、横方向の方が広がりが出たのを知った。おかげでスピーカーには近くなったが、ニアフィールドリスニングの考えも知った。スピーカーと試聴位置が正三角形になるよりもスピーカーに近付くと、情報量が増える。ヘッドフォンで聴いてるのと似てるように感じるが、定位がどうも気に入らない。平面で奥行きが感じられない。

千葉に居る時は6畳の部屋でも縦横やった。定在波の問題があったわけでもないが、壁との並行位置から少しずらしたりもした。思ったほど効果は無く、人間的にどうも落ち着かない。やめた。10畳の広い洋室にも持って行ってみたが、部屋と合わないのか、すぐに戻した。元気のある音で良かったのだが。

現在の部屋。8畳和室。天井は多分2.4m。今までスピーカーの間隔は1.5mほどだった。これを2m弱に広げた。そうしたら、音場が変わった。私の中では激変だ。スピーカーとスピーカーのあいだに音場が浮き上がる。この感覚はB&WやMONITOR AUDIOのスピーカーで経験した。この音場が出ればいいな、と思っていた。しかしこれは最近のスピーカーでしか出ないものと勝手に思い込んでいた。

きっかけはフォノイコだった。

CRタイプのを今鳴らしてるが、これがこの上なく良い音だ。トーレンスとSME、オルトホンの組み合わせが良い。故高城氏がフォノイコはCRタイプに限ると言ったとか言わなかったとかを思い出した。

そんなわけで、LCRフォノイコをこれよりいい音に纏めよう、横にタンテを2台並べたら比較も楽かな、と考えたことだ。

思わぬ収穫。

しかし最適間隔が2mのスピーカーってどうよ。ほとんどの人がこのスピーカーの良さを引き出せないのでは、と考えてしまう。

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SYNERGY

2018-01-16 03:15:44 | カートリッジ

エスピーユーSYNERGYが調子良くなった。エンジンだけSME312に付けてたが、もやっとしたところはあまり変わらなかった。

やっぱ専用シェルに戻す。この時やったのは、シェルリードの端子を少し鉸め、エンジン端子にきゅっと吸い付くようにした。外した時少し緩い感じがしてたので。

それから腹のカバーは付けなかった。エポキシで固めた分重量が増え、SME3012Rのメインウェイトだけではゼロバランスが取れなかったからだ。共振してるかもしれないのでそれを取り除く、という目論見もある。

トーレンスTD-521+SME3012Rに付けて鳴らす。そしたらどうしたことか、DL-103FLがヒステリックに聴こえるようになった。それ程太く、木管の感じが出て、微妙なニュアンスが出るようになった。なぜだ?

端子が緩かった?これについてはSME312で鳴らしたときはアクロリンクのシェルリードだったが、これも緩かったのかもしれない。

腹のカバー?SME312の時も付いてない。

しかし心地よい音だ。アルミシェルのキンッというかギリッとというか、あれが私の中のエスピーユーの音なんだが、このSYNERGYの、樹脂成型のシェルの音もエスピーユーの音だ。

こうなると初期型のベークライトのシェルも聴いてみたくなる。アルミのシェルは買っとくか、位の軽い気持ちだったがよく考えればよかったとも思う。いま、ブナ材、樹脂成型、アルミ、ベークと種類があるらしいのでベークを買っておけばよかったなと。でもアルミで後悔はしてない。

このピアノ塗装みたいな黒の撮影、難しいんだよな。

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