analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

TA‐F555ESXⅡ 音

2020-10-31 00:02:42 | TA‐F555ESXⅡ

このアンプを鳴らして10日程になる。

ツェナーを換えてからだ。

もう交換したトランジスタも慣れてきてるだろう。

今までは良い面ばかり述べてきたが、この辺で不満な点も合わせてみようと思う。

 

まずは良い点。

スピーカーの駆動力。

スピーカーの能力を発揮させてると思う。

カートリッジのマッチングを間違えた昇圧トランスで鳴らしたような欲求不満的なものは全く感じられない。

これはソニーの共通する点だと思う。

FA7ESでも最初聴いたとき感じた。

しかしF555ESXⅡはそれをも凌ぐ。

昔オンキョーのM‐506を聴いた時の低音に近い。

空振ったようなところが無い。ウーファーが全面で空気を押してる感じがする。

 

あとは音色か。

低音はブルンブルン、という感じが出てる。

そして中音はトランジスタの中だが多彩だ。

つるんとしたところが無い。

なのでいつまでも聴いてられる。

 

 

そして不満点。

これはダメだ、というところまでは行かなくて、もう少しこうであればなぁ、という事

一番は中音の抜け。

定位が曖昧なんだ。声がどこにいるか分かりづらい。

空気感も出にくい。ステージの広さとかが分かりにくく、天井方向が低い。

これ等に依り、ヴァイオリンソロがあまり良く聴こえない。

主に聴くのは大編成の曲。弦バスがブンブン言うやつを主に聴くようになる。

あとは低音の身が薄いというか、二次元で鳴る。奥行きが無い?

ズンという超低域はそこそこ良い感じだが、ドンという量感が出ず、薄い板のバンという響きに聴こえる。

これを求めるのは酷なことで、今のこの音でも一般には出ない。

音量を上げても凄みは出るが、部屋を揺るがすようなエネルギーは無い。

大音量にしても迫力が少し乏しい。

 

 

良いのか悪いのか分からないのがヴァイオリンの響き。

結構きつめで飛んでくる。

普通の石アンプなら聴けたもんじゃないのが、このきつめの響きが心地よい。

ただ、どんなヴァイオリン・奏者の音もこれ一色でまとめてしまう気がする。

もう少し潤ってほしい気もするが、本来ヴァイオリンってこんな音なのかな?なんて思ったりもする。

 

 

とか言いながらもう10日も鳴らしている。

悪くない証拠だ。真空管を鳴らそうという気が起きない。

もう一個、良いところを思い出した。

フォノイコだ。

大体のプリメインに付いているフォノイコは、CDより落ちる。

一回りこじんまりしてしまう。それが不満だった。

F555ESXⅡはCDと対等な音が出る。

今シュアのVxMRで聴いているのだが、不満無く行ける。

2SK147、プラスマイナス電源、OPアンプなのだが、使ってるパーツが良いのか?

ただ、ジャズだけは、なんか違う。

いづれにしてもBEST TRANSISTER AMPになった。

トランジスタアンプの認識が変わった。

 

20201027

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駆動力 D.F.

2020-10-30 00:02:51 | アンプ

なぜTA‐F555ESXⅡは音が良いのか。

いま、こいつが良い音で鳴っている。

 

 

TA‐FA7ESより駆動力が有る。

これって真空管アンプで出力インピーダンスを下げたときに似てる。

もしかしてダンピングファクター(D.F.)の違いじゃないの?

たしかパワーアンプ(MfD‐3)の出力インピーダンスは4Ω位だった。

D.F. = スピーカーのインピーダンス ÷ 内部インピーダンス

内部インピーダンスってOPTの一次側までと思ってたが、それだとD.F.がむちゃくちゃ小さくなってしまうので、変だなーっと思ってた。これを二次側(4Ω)で考えると、D.F.が2ほどになる。

カタログよりF555ESXⅡのD.F.は100。

FA7ESは不明だった)

これからすると、F555ESXⅡの内部インピーダンスは0.08Ω。うっひゃー低い。

FA7ESは、このD.F.が小さいのではないか。

真空管アンプの2 と トランジスタアンプの100 は比べるまでもないが、その違いについて、何となくイメージが湧く。

FETアンプのD.F.が見つけられなかったが、公表しないという事はあまり良くないという事ではないか。よくSTEREO誌の宗教家たちが、FETの扱いが上手くなったとか言ってたのは、その辺の事なのか。

真空管アンプのD.F.もっと上げるため、OPTの変圧比をもっと大きいものにすれば・・・・これはラインアンプでさんざん検討した事だった。

真空管とOPTのインピーダンスを合わせるより、少し大きめの負荷にする。

 

以前パワーアンプのOPTを6Ωで使ったら、音が良くなった。

アンプとスピーカーのマッチングが取れたと思ってたが、単に出力インピーダンスが下がっただけか?

D.F.が大きくなったからか?

 

・ ・

・ ・ ・

もう一つ、F555ESXⅡの良いところは、電源トランスが二個。

これが気になってた。

A‐Class段とB‐Class段を分けることは、電源の変動を分離することと思う。

真空管アンプで苦労したところではないか。

電圧と電流容量を両立する電源トランスって結構無い。いつもギリギリになってしまう。

ここを余裕持たせると、電圧が高くなり抵抗で落とす羽目になる。

なるほどそれで電源トランスは特注にするのか。

なら、電圧増幅段と電力増幅段を別電源に・・・

こりゃ大変だ。チョークも整流管も二個。

でも次組むとしたら、これに挑戦したい。

以前ラジ技誌で見た電源独立アンプ。

電源トランスが16個だったかな。各段と左右でトランスを独立。

ここまではしなくても、「聴いて見たい、やってみたい」ずっと思ってた。

 

 

トランジスタアンプは音色がつるんとして気に入らなかった。

しかしF555ESXⅡの音を聴いて少し考えが変わった。

入力周り、トーンコンなどいらない物は省いて、シンプルに組めないだろうか。

幸いトランジスタ類は多めに買ってある。

可能なら、OPTを積む。直流を流さないOPTの音はどうなんだろう。

 

 

よもや私がトランジスタアンプに興味を持つとは。

心残りなのは若いころ、マンラツのSM700を壊してしまったこと。

今聴いたらどんなふうに鳴るだろう。

 

20201025

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プリメインアンプ 色々鳴らしてみた。

2020-10-29 00:01:30 | アンプ

今日もTA‐F555ESXⅡを4時間くらい鳴らした。

問題無いようなので外装を組み上げた。

その間TA‐FA7ESを鳴らしてみた。

これは予想外。なんじゃこりゃな音だ。

中音がぽっと浮くのだが、低音が無い。フルレンジスピーカーの音だ。

 

早々に次に行く。

ヤマハのAX‐1200。

鳴らす前に蓋を開けてびっくり、F555ESXⅡと同じトランジスタだ。

2SA1492、2SC3856。

埃を少し飛ばして復旧し、音出し。

此方はFA7ESとF555ESXⅡの中間の音。

中音が浮き上がるが、低音もそこそこ量感が有る。

けど、なんか人工的な音なんだな。

しばらく鳴らさないとだめなのかな。

 

こうなるとF555ESXⅡの音は別格だ。

多分20~30万のパワーアンプに匹敵するんじゃないか。

ま、高音は伸びてないけど。

そしてあの音はトランジスタの所為かとも思ったがそうではないらしい。

 

もうF555ESXⅡ一台あれば良いかもしれない。

 

20201023

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釣行33 リベンジ成功

2020-10-28 23:15:28 | 釣り

前回ばらした翌日も行ったのだが、サツマイモを持っていくのを忘れた。

仕方ないので練り餌だけでやったが駄目だった。

昼から二時間くらいだったが釣れる気がしなかった。

 

一日休んで翌日、チャレンジ。

到着早々、バチャンと跳ねた。大きそうだ。

すぐに上流でも跳ねた。

これは期待できる。

 

ふと、鯛竿に当たりが有る。

巻こうとしたらラインが弛んでる。

普通鯉はラインを張るように逃げるのだが、おかしいな。

巻いて見ると、獲物は下りてきてまた反対の草むらに潜ったようだ。

手応えは有る。

っと、もう一本のバスロッドの仕掛けの辺で鯉が跳ねた。

バスロッドにもヒットか!鈴が鳴っている!!

変だな。二本とも竿の手ごたえが無い。

バスロッドの方を上げてみたら鯛竿の仕掛けが絡まってた。

両方仕掛けを外して巻いたが、鯛竿の方はチチワだけなのに引っかかって抜けない。

 

上流20m位のとこに投げた鯛竿の仕掛けに掛かった獲物が、下流のバスロッドをくぐってさらに下がり対岸の葦の何かに絡まって上流に戻り、バスロッドの仕掛けに絡まり驚いて跳ねたらバレた。

そんな予想。

 

 

場所を荒らしたかなと思ったが、もう一度アタックした。

鯛竿は上流20m位のところ。川幅の中ほど。駆け上がりかな?

発泡一本針。スナップに8号のナス錘を付けている。

サツマイモを練り餌で包んで5cmほどの球にした。

 

バスロッドは発泡二本針。

カメの10号遊動錘。。最近錘の大きさには適正なものが有ると知った。大きいと餌が外れやすい。小さいと流される。第一目標に飛んで行かない。

餌はサツマイモに練り餌を軽く握り、二つを合体させる。

これは対岸に寄せておいた。前に落とした練り餌が白く沈んでるのが見える。

魚影はある。

 

 

15:30頃、そろそろ帰ろうか、と思ったら当たりが有った!

見落とすといけないので、竿を車の脇に持ってきた。(車内に待機してる)

5分ほどでまた当たった。

少し後、竿がしなった!これは来た。

巻いたが手応えが有る。

上流へ更に上って右へ左へ岸際に逃げようとする。

やっと下りてきた。

結構引いたので期待したが、65cmだった。

目が口に近くてかわいい。野鯉かと思ったが肩が出張ってるんだな。黄色味の強い魚体だ。

塩田川のは目が後ろに有って気持ち悪い顔だ。

まあ、6月に釣ってから上がってなかったので嬉しい

上がる時は上がるようなので、ピンポイントの釣れる時期が有るような気がしてきた。

夜は肌寒く昼は暖かい時季が良いのかな。

 

最近知ったのだが、餌の 龍王 暁 は、こねちゃダメなんだ。割れやすくなる。

水を混ぜたらかき回す。

針を仕込んでダンゴにするときに固く握る。

おかげで最近はストレスなく投げられる。以前は半数は餌だけ違う方に飛んで行ってた。

そして仕掛けを投げたら残りの仕掛けで餌を付けて握っておく。時間を置いたら固まらない。

高橋氏のYOUTUBEを見てまねてみた。

 

仕掛けは一本針が良いようだ。二本あると警戒するのかな?吸い込みなんて当たったためしがない。

 

以上はhANAZONo川での話。

 

それにしても安堵。

20201028

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TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦44 まとめ2 (importance)

2020-10-28 00:01:29 | TA‐F555ESXⅡ

一度まとめておきながら性懲りもなくもう一度まとめる。

TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦34 まとめ - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

 

 

今回の異常の原因はA‐Class段基板のヒューズ抵抗が幾つかおかしかった事。

そしてQ402、Q403のB-E間のツェナー。

こいつがおかしかった。これの交換でオフセットが安定してきた。

Rchの2AS985、2SC2275も確かではないが、飛んでたかもしれない。

バイアス・オフセットの半固定抵抗は軒並みダメ。

他のトランジスタ、スピーカーリレー、電解コンデンサーは交換しなくても音は出たと思う。

ただ、これらを交換したことによって音質はかなりリフレッシュした。

FA7ESらと比べても、鮮度感は落ちてない。

外観も結構整備して、なかなかの仕上がりとなった。

なんといってもいじる前の、元の状態が良かった。

ボリュームなどは綺麗だし、へたな完動品よりは状態は良い。

修理をおえて、低音も深いし変なきつさも無くなった。

トランジスタをこんなに長く鳴らしたのは初めてではないか?

いつも2~3日で飽きるが、このアンプは心地よい。

ダイヤトーンとも合う。

合間見て、外観を組み上げよう。

 

今回交換した抵抗類。

そしてコンデンサー類。

トランジスタ―類。

電解コンデンサーは交換した方が良い。容量・絶縁が有っても何かおかしい。ハンダ付けかもしれないが、交換後は電圧を見ててなんか状態が良くなった感じがする。

抵抗はまあ、大丈夫だろう。

トランジスタも変なことをやって無ければ大丈夫だろう。

出力のリレーは最悪掃除でもよかった

今回は手抜き無しのほぼREPAIRE COMPLETE。

 

 

実際に掛かった金額は諭吉さん6人分か。

悪いとこだけの交換だったら一万も行かない。どれだけストックを持ってるか。今は部品代が上がってしまって都度注文ではやっていけない。

そして工賃。

修理というのはやはりそれなりに掛かってしまう。

どこまでやるか。それも問題。

そしてアフター。これが一番問題。

私の性格上、ちゃんと動いているか気になってしまう。

 

他のサイトもかなり参考にしたが、「こんなのも交換するの?」というのがかなりあった。

商売でやってたんちやうか?

なんて勘ぐったりもしたが、どれも間違いはなかった。

それでもダイオードの交換は無かったなぁ。

 

 

正直トランジスタアンプは私のシステムのメインには成りえない。

どうしても音色がつるんとしてしまう。

よって二日も聴くと飽きてしまう。

けど今回F555ESXⅡを聴いて、少し変わった。

相変わらずメインにはしないが、前ほどすぐ飽きるというのが無い。

内部が見えてきた、愛着がある、というのもあるかもしれない。

 

20201022

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TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦43 仕上げ3

2020-10-27 00:04:22 | TA‐F555ESXⅡ

しばらく鳴らしているが、問題無さそう。

オフセットが少し揺れるが良いのかな。

音楽を掛けてて、音量が上がると50mVとか、あるいはそれ以上出てる。

もしかしたらACを読んでるのかも?

ACで読むと600mV位出てる。これで大体0.05W。

こんなもんだろう。

 

先週の金曜に入金した分のパーツが珍しく来ないので、木曜にメールで確認したら、翌日到着してた。

若松通商、廃業したかと焦った。

 

早速取り付け。

A‐Class段基板の100V22μFと1μFのコンデンサーをそれぞれ一個ずつ、左右チャンネル交換した。

これでこの基板のコンデンサーは全数交換になる。

残るは抵抗だが、こいつらは大丈夫だろう。

 

 

 

はやる気持ちを抑え、電圧測定をする。

オフセットは問題ない。

今回交換したコンデンサーの一つ、C403(100V1μF)はQ402・Q403の2SC945のカスコード接続の物で、ベース電圧を安定させる為の物と思う。コンデンサーのプラス側が+7.4Vになるはずで、測定してみるとRchが7.92V、Lchが7.72Vとなった。

 

もう一つのC408(100V22μF)はマイナスがオフセット電圧でプラスはアースに落ちているから、オフセットが出たときのフィルターかなと思う。

測っても仕方ないのでQ408の2SC3514のエミッタ電圧を測ってみた。

設計ではー7.8VのところRchはー7.87V、Lchはー7.78V。

こんなもんだろう。

ツェナーダイオードは細かくVzが分かれてるので、もっと精度が出るのかもしれない。

Rchはオフセットが安定してたので手を入れなかったが、ツェナーを交換した方が良かったのだと思う

でもLchが良くなるまでいじらないことにしてたのだった。

 

 

ここでオフセットを測定しながら音楽を掛けている。

驚いたことにオフセットの揺れが減った。

無信号時で1mV以下、音楽が鳴っても3mV以上振れない

最後に換えた100Vのコンデンサー、これって劣化してたのかもしれない。

 

これで思い残すことは無くなった。(ほんとか?)

 

20201022

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TA‐F555ESXⅡ スピーカーケーブル換えてみる

2020-10-26 00:04:46 | TA‐F555ESXⅡ

中域がきつい。

悪くは無いのだが、もう少し何とかならないかな。

スピーカーケーブルを7N‐S1040Ⅲにしてみた。

キツさは取れたのだが、音像が奥にずらっと並んだ。

これってEMINENTがイマイチの時の音だ。

 

もしかしたら普通の電線:キャブタイヤが良かったりして。

でもうちのはバナナ端子にしちゃったんだよな。

近くに有るのはエクシーマ、これもバナナ。

あと、物置になんか有ったかな?

 

 

今まではベルデン497(Ⅱ?)を使っていた。

これって侮れない?

なぜかタノンイのスピーカーを使ってる人はこのケーブルのようである。

何となく解る気がする。

 

一時偽物の話が有った。

その時私の持ってるものは偽物、と判断した。

しかし、このケーブルは世界中で製造されていて、その国により微妙に仕様が違うらしい。

なるほど。

でも撚り方が反対なのはどうなの?

磁界の発生の方向が変わるんじゃ・・・

 

物置から探してきた。

オーディオテクニカ AT6S33

これ、買った記憶が全くない。

そもそもオーテクのケーブル買わない。

あそこのケーブル、音が乾く。カサカサになる。

でも試しに・・・

1040Ⅲよりはいいかも?

音場が広がるけど、向こうにずらっと並ばない。

少し浮き上がる。粒立ちが良い?

ベルデンとアクロリンクの中間少しかさつく。

一日鳴らしてたら落ち着いた。

さらっとしてるが良い感じ。メリハリは無く、落ち着いた音楽を掛けるのには良い。

 

 

トランジスタと真空管のアンプでは、電線の評価が変わる。

何故かな。

電流増幅(石)と電圧増幅(球)と思ってたが、そもそもこの解釈が違ってたかもしれない。

真空管は入力信号電圧を上げると真空管に流れる電流が増える。

トランジスタはどうなんだ?やった(測った)こと無いから分からん。

 

オーテクは結構鳴らしてこなれてきた。あっさりした感じはだいぶ後退した。

フラットで無難な音。

なんかもう少し面白い組み合わせが有るかと思い、漁ってみた。

ローカルメールオーダーの8Nケーブル。

ちょっと長い(4m)なので、1mのオーテクより劣るかなと思ったが、こちらが良い。

全体を消化して枠内で鳴らす。

なんのこっちゃ。

ベルデンは横の枠が分からない、ステージに寄って聴いてる感じ。

8Nは全体をデフォルメしてすべて鳴らす。

薄く、まとまりの良い音。少し生き生きとした、弾力のある音。

これは私が今まで聴いてきた、慣れた音だが、これを聴くとベルデンのあの迫力も気になる。後でまた換えてみよう。

 

20201022

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釣行32 ばらした

2020-10-25 19:23:17 | 釣り

結構釣りに行ってるのだが全く釣れない。釣れてもモクズガニだ。

ここで3匹上げたのでもうだめかと思っている。

前々回、竿を置きっぱなしにして場を離れた。

戻ってきたときには2mほど離れた向こう岸の葦に根掛かり?

はて、カニか?

対岸正面の草の張り出しより下流ではカニが掛かる。深くて川底が見えないが、その上流は浅場になってて川底が見える。

 

 

 

前回は久しぶりに鯉の姿を見た。

泥の変色か?としばらく見ていたら深場へ移動した。

居るんだ。

 

 

本日もう一度チャレンジ。

5時15分から川で準備し、投入したら薄明るくなっていた。

全く当たりが無く8時過ぎにひと眠りした。

なんか竿の位置が違うなーそういえばドラグ緩めてないなー、とうつらうつらした。

起きたら9時15分。もう帰ろうと。竿を引き上げに行った。

仕掛けの位置が上流へ30mほど移動してる。

ん?カニか?

少し寝ぼけてる。

巻き上げると引きずる感じが有る。

っと、不意に引かれた。

掛かってる!が、川に沈んだ竹に絡まってる。

ダメかな?

カメラを確認したら、竿が思いっきり引かれてる。

こりゃ掛かってるわ。

巻いてる途中、別の鯉が見えた。影ではなくひれも見えたから間違いない。

ここの鯉は警戒心が強いので、野鯉が濃いように思う。

少し強めに引いたら外れてしまった。

 

 

仕掛けは吸い込みをやめて発泡二本針。

餌はサツマイモを食わせにして、龍王・大ごい・鯉武蔵・パン粉を混ぜたもので練って食わせを包む。8cmくらいのボールにする

竿はバス用インターライン。

ハリは伊勢尼14号。

ラインは8号、ハリスはケブラー4.5号。

今までは目印にウキを付けてたが、今日は外した。ぶっこみだ。

それと駆け上がりを狙ってたが、少し飛び過ぎて対岸近くだった。底の見える浅場。

掛かった時刻は8:30。朝マズメは寒い。気温6℃?

カメラを見るとヒットしたのは朝日が川に差した後だった。

  

 

何とか希望が見えてきた。

今日は竿を投入したとこから近くにセットした。ラインを弛ませると良くない気がしたが、待機場所から遠くて当たりが分からない。

この次は近くに竿を持って来よう。

そのために切れて短くなったラインを巻き直そう。

20201025

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TU‐878CD 不動

2020-10-25 00:09:44 | その他

F555ESXⅡを鳴らすためTU‐878CDを持ってきたが動かなかった。

電源が入らないから多分ヒューズだ。

経年劣化だと良いが。

ミゼットの1Aがちょうど有ったので交換した。

久しぶりに内部を見たが、こんなだっけ?基板の材質が良さそうだ。

放熱器の付いたFETが一個しか無い?

ああ、レギュレーターかダイオードかな。その左隣にFETが二つある。

いつ買ったんだっけな。

結構経つ。

サトームセンの閉店セールで買ったのだが、調べたら2008年に事業停止だった。ヤマダ電機に吸収された模様。

12年か。それくらい経つな。

液晶なんかも怪しくなっている。

1年位でピックアップを交換してもらってそれ以来。一時期2~3年位使わなかったが良く持ってるな。

手軽に音出しするときに使用する。

さすがにソニーのプレーヤーよりは劣るが、これなりの良さもある。

あちらは音全体が一色だが、こちらは声の像が異色。これだけモノクロっぽい。他はカラーだ。

横の広がりというか響きというかなにか痩せてる感じがする。

でも言ってるほど違いはない。価格差10倍ほどあるが、ダメではない。気分で使い分ける感じか。

あと何年位使えるかな。

機械が壊れるのは久しぶりだ。

 

20201020

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TA‐F555ESXⅡレコードを鳴らす。MM

2020-10-24 00:02:31 | TA‐F555ESXⅡ

前回SYNERGYで鳴らしたレコードが結構良く鳴ってた。

若いころにこのアンプで聴いたアナログの音はもっとブリブリしてたような記憶がある。

あの時はMMカートリッジだったハズなので、今手元にあるデンオンのDL‐8に交換してみた。

悪くは無いのだが、おもちゃみたいな音。

DL‐8のおもちゃみたいな音をF555ESXⅡで目一杯引き出してる、そんな感じ。サブだから、と割り切ってなら聴ける。

メインではちと・・・。

 

 

でも真空管で鳴らした時ほどは乾いてない。

金属的な音で生き生きしてる。

だから聴いてられる。

切れもあり中低音:チェロの辺りが解像良く聴こえる。

SYNERGY程横に行かないが、少し中央に寄って鳴っている。

 

あーこれも良いじゃん。

声の周りにラッパを低い音で鳴らしたような効果音が聴こえる。

今まで聴こえなかった音。

よくよく聴くと中音:声の周りの解像度が高い。

 

 

もう一つ聴いておこう。

シュアのⅤxMR。

きつい音を出すかと思いきや、うわっ、っと余裕綽々で出てきた。

もはやこのカートリッジというかスタイラスのきついというイメージは無いな。

フラットでワイド。

詰まらない?

うーん、個性が欲しいかも?

贅沢だ。

ならザイカのA‐81を噛ましてみるか。

最初は詰まんない音、と思ったが、音量上げたら化けた。

音像は痩せたが、その分響きが出てきた。大層心地よい。

このトランスは本来増幅で使うらしいが、それこそつまらない感じになる。

そこで逆に減衰で繋いでみるとワイドレンジになる。

出力×周波数がこのトランスのエネルギー(不変)なのではないかと思う。

 

 

以下は妄想。

この86年ごろまでは、オーディオをまじめに作ってたが、メーカーは行き詰ってしまったのではないか。

こんな良いものを作ってしまったら次どうする?

音(デバイス)を変えるか。

これがオーディオ衰退につながった?

コスト度外視で作ってたが、利益を出せと言われるようになった?

良いものを安く作ろうとしたが、受け入れられなかったのではないか。

売れたものはやはり良い。

「好みの問題だ」と一風変わったものを求めてきたが、本筋を聴いてしまうとやはり良いものは良い。

 

「売れるものは利益が上がらない 安価に作れたものは売れない」

製造販売のジレンマ?

まだ日本は利益度外視の商品が魅力的のようである。

 

20201020

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TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦42 仕上げ2

2020-10-23 16:18:00 | TA‐F555ESXⅡ

ノブを塗装してみた。

錆びが出てたので布やすりで軽く落とし、ダークグレーメタリックで吹いた。

やってよかった。

艶塗装は変に浮き上がって見えるのでどうかと思ったが、フロントマスクが締まって見えるようになった。

先日こすった天板は、少し錆が残っているが、このままでいこうと思う。

 

20201020

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TA‐F555ESXⅡ レコードを鳴らす。

2020-10-22 00:03:24 | TA‐F555ESXⅡ

スライダックにはアンメーターを付けてあるので、100Vのまま本体の電源スイッチを入れてみた。

フルスケール5Aなのだが、振り切ってからすぐに戻ってきた。

前は振り切ってほんの少し溜めが有った。

整流後で61.3V程になった。

スライダックを外しコンセントダイレクトで電源入れてみたが、特に壊れる様子はない。

整流後で60.8V。

どこかのHPでも修理後整流後で61V言ってたので、これで普通なのかもしれないと思う。

 

CDはさんざん鳴らしたので今度はLP。

クラシック、ジャズと鳴らした。

この質感が良い。

真空管とまでは行かないが、パリッと乾かない。

つるんとしない。

少し高域が伸びてない気もするが、最近私の耳は高域が聞き取れないので問題無い。

MCだと少しそれらが感じられるが、昇圧トランス噛ますといい感じになる。

色々なところでプリメインでLP聴いてきたが、どこもなんか力を出し切って無い感じだった。

インピーダンスのミスマッチのような。

でもここではそれが無い。

エネルギー的にはCDと同等。(カートリッジはSYNERGY)

これなら視聴に耐えるかな。

高校の時に聴いた、このアンプのLP掛けたときの音を彷彿させる。

あの時はもっとブリブリ鳴ってたと思うけど。

おお、今まででベストなトランジスタアンプだ。

 

中古で修理しようと思ったけど、JUNKで二万。

他にも修理する人結構居るんだな。

 

20201020

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TA‐F555ESXⅡ 鳴らしている。

2020-10-21 00:00:46 | TA‐F555ESXⅡ

昨日からトータル10時間弱鳴らしている。

先ほどから少し輪郭が出てきた。

トランジスタが馴染んできたように思う。

 

最高域は伸びてる感じが薄いが、全体にかっちり、フラットなイメージ。

中域はFA7ESと比べると濃い。他のアンプより濃いかと言われるとそんなことはない。FA7ESは向こうが透けて見える感じで、セル画の様。此方は透けて見えない分抜けが悪いように聞こえるがそれもない。

極めて真面目な音。FA7ESと比べられてしまうとあちらは明るい音、こちらは根暗な音。どうしても否定的になる。

でも身の詰まった音はじっくり聞くと良さが分かるはず。

玄人好み?

内部を見てしまったせいか、もう少し抜けを良くする方法があると思う。

何度も言ってるが、ジャンパー線の使い方。セレクター等信号経路に結構使ってる。

使用部品は、電解コンは結構良いものを使っている。

フィルムコンもマイカにしている。

抵抗はカーボンだ。

しかし、大電力部に2Wセメント抵抗、A‐Class段基板などにヒューズ抵抗を使っている。

可変抵抗などはそこそこ良いものだ。

 

音だった。

この音は何だろう。

出力段トランジスタは2SA1492・2SC3856になる。(多分555ESXも)

これがキモか?

確かではないが、555ESR(多分555ESGも)はA1186・C2837

555ESL・555ESA・555ESJはK1529・J200(FET)

FA7ESはk1530・J201(FET)。

になる。

(私の中ではもしかしたら、FET=薄い音というイメージかもしれない。)

驚いたのが、上の価格帯のヤマハのAX‐2000。こいつはXⅡと互換のあるA1491・C3855を使っている。

ならばAX‐1200は?情報が無かった。多分出力が違うので違う石と思う。

持ってんだから、あとで見てみよう。

 

 

話がそれた。

空間感はあまり無い。広がりもそこそこ。

スピーカーより前に広がるというか、前に音が飛んでくる。

筋肉質というか、岩石的な音?かっちり。

余裕みたいなものはあまり感じない。

横の広がりは、響きが広がりを作ってるのではなく、楽器の定位が横いっぱいだ。

広がらなくって凝り固まる、って、私の嫌いな音じゃね?

自分で弄ったアンプだからひいき目に見てる。

もしかしたら真空管アンプの方向性もこちらに行くかもしれない。

そういえば、濃いめの音を目指す、なんて思ってたな。

音の構成が他のアンプと違う。

濃いめの音=充実した音。

これだ。

どちらかというと寒色系の音。ヒーンと響くが、真空管アンプの様に嫌味にならない。

うるおいとか柔らかさはあまり感じられない。この辺はトランジスタアンプの範疇を出ない。

 

 

ラックスのL570と鳴き合わせてみたい。

ってかL570聴いてみたいなぁ。

 

20201019

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TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦41 仕上げ

2020-10-20 00:02:11 | TA‐F555ESXⅡ

昨晩ダイオードを交換してから4時間ほど鳴らした。

オフセットは2mV程増加し、バイアスは20mVから17mVに下がった。

これなら使用に耐える感じだと思う。

 

今朝も3時間ほど鳴らした。昨日とほぼ変わらない。

バイアスを少し調整した。

A‐Class段基板の100Vの電解コンデンサーが4個残ってるが、これは部品が到着してからになる。

そしてD401のダイオードHZ6C3LをNZX6V2Dに交換しておいた。

下画像右の丸がNZX6V2D、左が前回のNZX7V5Bになる。

電圧は8mV(設計は7.8mV)、昨日交換したところは7.7mV(同7.4mV)となった。

これで1時間ほど鳴らした。

バイアスは両方14.7mV。

整流後電圧は58V。

AC電源94V・0.8A。

ヒートシンク温度34℃くらい。

 

電源オフでも「ボッ」っと言わなくなった。

AC電源30V程でパイロットランプが緑になり、60V程でリレーが入る。

電源投入直後は右の音が小さいが、

10分ほどで左右同じになる。

中音:声に少し突き刺さるようなきつい感じがある。これはDIRECTポジションにすると落ち着く。

 

現状はこんな感じ。

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TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦40 来た。キター。

2020-10-19 00:05:13 | TA‐F555ESXⅡ

TA‐F555ESXⅡの各部の電圧を測っている。

おかしいのは2SC945のベース電圧。ここは7.4Vのはずだが1.8V程でハンチングしている。

もう一つ、2SK246ののドレイン電圧が4.6Vのところー7V程でハンチングしている。

トランジスタ、ダイオードは、ベース・ゲート電圧をツェナーで固定するらしいので、このツェナーがおかしいのかと思う。

あとは中点や元電圧(±58V近辺)、各部品の電圧を測ろうとするとリレーが切れる。

 

ネットで「オフセット電圧」について色々見たが、異状な時はA‐Class段基板のヒューズ抵抗、これが定番で、ダイオードについての記述は見当たらなかった。

そういやダイオードの劣化って聞いたことないもんな。

 

 

 

マウザーエレクトリクスに注文してた部品が来た。

予定は明日だったが一日早く着いた。

国内と同じく輸送状況も分かって親切だ。

私は留守だったが、家にはヤマト運輸が来たとのこと。

 

到着した品物も間違いなさそう。

本体には7とV5Bと有る。メーカーが分かればこれで規格が分かる。

メーカーが分かればだが。

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早速取り付けた。

まずはツェナーのNZX7V5B Vz=7.4V。

上の画像はRchだが、Lchのツェナーダイオード(黄色い矢印)。

元の部品を外して基板拭いて取り付けるだけ。すぐに終わったので早速電圧を掛けてみた。

Lchのオフセット、バイアス及び電源整流後にテスターをセット。

 

今まではスライダックで早めに60V程に上げないとオフセット電圧が電源電圧で出ててリレーが切れない。

スライダックで60V = 整流後40V 位まではオフセット電圧は40Vほど出てて、それからスライダックを上げるほどにオフセット電圧が下がる。調子悪いと下がってこない。そうするとリレーが入らない。

 

大丈夫だと思うのだがツェナーを取り扱ったのは今回が二回目。

上手く行くかは分からない。

よってスライダックをゆっくり上げていった。

そうすると、低電圧(スライダックで20V程)でオフセットが出なくなり、バイアスも少し(3mV程)出てきた。

 

これはやったかも。

もうスライダック50V行かないうちにリレーが入った。

来た来た。

 

スライダックで92Vのとき、電源電圧57.4V(ビビりなので58Vには上げれない)。

2SC245のベース電圧は7.7Vとなった。少し高いな。

オフセットは42mV±0.3mVほどの揺れしかない。ハンチングというほど早くなく、ゆっくりだ。

 

やった。いやいや、待て待て。

時間が経っても安定してるかだ。

電圧測定しながら音楽を掛ける。

一息ついたらオフセットを0.0mV、バイアスを14.1mVに合わせた。

ヒートシンクも触れるほどで熱くならない。

 

ついに来たかも。

もう二カ月くらい掛かったな。

何回諦めようと思ったことか。

回路図が無かったらとても私には無理だった。

 

ただもう一個残っているテスト。

今まではスライダックでゆっくり電源を上げたが、直で電源スイッチを入れても大丈夫か。

一回スライダックで電源を合わせておいてアンプ本体の電源を入れたら5A振り切ったんだよな。

そして電源電圧が何ボルトになるか

60V超えるんじゃないかと思ってる。

それらをやってまた壊したら遣る瀬無いので今のうちに色々音楽を掛けている。

なぜかアンプの発売時期に近い音楽ばかり聴いている。

アンプは今のところ順調だ。

 

20201018

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