analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

現在の音13

2017-03-27 18:33:37 | システム

ちょっと空いてしまった。音は良いのだが、何か聴く気にならなかった。音色とかは良いのだが、広がりが無い。包み込まれるような空間感が無い。音量を上げれば広がりは出るが、小音量ではツマラナくなってしまう。そこでDS-3000の純正スタンドDK-5を使うこととする。

やっぱりこの音だ。前は中央集中型であったが、今は空間に漂う感じが出た。低音はやっぱり減るが、仕方なし。

このスタンドを使わなくなったのは、ある考えのもと。それは、スピーカーは前後に動いてはならない、ということ。振動板が前後に動く反作用を殺す、というか振動板の支点が動いては音が成り立たないという考え。その為に集成材の板をブチルで挟んだ台を作った。べた置きにして振動板の前後の反動を無くす。これは低音が良く出てたと思うが、それは床に近いから、だったかもしれない。今はスピーカーの底板が鳴ってるようで、地鳴りのような低音は無いが、軽いふわっとした低音のような気がする。これの方が良い。

ほんとは集成材の台をもっと背丈の高いものにすればよかったが、そこまで気力が無かった。

いま、良い音で鳴っている。これなら聴きあきることも無いと思う。そしてこのパワーアンプ、EL34PPmonoパワーが良い音だ。こういういじった、変わったものは最初は良いが、だんだん飽きてしまうものである。そんなわけで、至極まっとうな、サブシステムを組んで対決、ほんとは今のメインシステムが「やっぱりよかった」と確認できる自己満足のためなんだが、をしようと思う。

それから、パワーアンプでスピーカーを鳴らし切れば、ソース(CD、LP)は安物で良い、を実践するため、安物のアナログプレーヤーを物色して来よう。ハードオフにREGAの白いプレーヤーが有るけど、音良さそうなんだよな。もっとこう、父親が使ってたTRIOのKP-R404みたいなプラスチッキーのやつ、JUNK可、なんて狙ってる。

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現在の音12

2017-03-23 02:26:08 | システム

フォノイコを自作にしてみた。まず、トランスを元に戻す。

そして音出し。こちらはトランスや増幅段は余計にあったりしたけど、抜けは良くなくない。真ん中にこちゃっと集まって広がらない。なんだ、ダメダメじゃん。

しかし、オーディオ的に、というか、なんか一音一音のニュアンスが出てる気がする。音色はもっと濃かったはずだが、そうでもない。久しぶりに鳴らしてたから元の音が出るのに時間がかかるかもしれない。内部の水分が飛ばないと調子が上がらない気がする。やはり部品の差か、こちらのほうが好きだ。

パワーの方もいい感じだ。音量を上げるとエネルギーを感じる。この場合、音像ではなく音場にエネルギーが行く感じだ。


ぼちぼちフォノイコの組直し、始めるか。







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HATTのフォノイコ

2017-03-21 22:18:30 | フォノイコ

昨日HATTのフォノイコの負荷抵抗を10kΩにしたら調子が良くなった。今日は50kΩにしてみた。

結果はいまいち。低音がぼやけどこかに行ってしまった。高音も出てるんだか出て無いんだか分んなくなった。これはいかん。


やっぱりインピーダンスというのは厄介なのかも。


そろそろ自作のLCRフォノイコを戻そうか。

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現在の音11

2017-03-20 20:44:05 | システム

今日も聴いてみた。イメージは昨日とほぼ変わらない。時間のせいか、音がごちゃっとして力がない。電源が汚れているのかも。


音色に関しては過不足無い、というかリアル。濃い。ナチュラルというのとはちと違う気がする。低音も数日前よりは出てる気がする。


広がりは無いに等しい。スピーカーの上には広がらない。今の課題はこれだ。・・・これはインピーダンスのミスマッチ?プリのNFBを下げて前の低音がない音にすれば広がるのではないか。そう考えた。


もしかして、ハットLCRフォノに切り替えがあったはずだ。取説によると負荷インピーダンスに合わせて50k、10k、600Ωがある。音が大きいというだけで600Ωにしてたが、10kΩにしてみた。

そうしたら広がった。あっけなく解決。ただ、音色が少し薄くなったかも。これは覚悟していた。


STEREOタイプと比較して良くなったか確認したい。(今回は良くなってると思う)それからインピーダンスでこんだけ変わるなら、自作のLCRフォノもチューニングしないと。

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現在の音10

2017-03-19 21:30:09 | システム

EL34PPmonoはひとまず完成としたい。なので色々掛けてみた。

解像度、透明感はやはりいまいちだ。だけどこの「浸透感」はなんだ?LPを掛ける。あれは?これは?といろいろ掛けたくなる。心地よい、というのは無いが、なぜか止まらない。もしかしたら「新しい」音、今まで聴いたことがない音色なのかもしれない。その所為か、一晩たっても記憶が無い。

とにかくオーディオ的な音ではない。目指した音ではない。しかしこの音に巡り合えたのはまぐれか偶然か。もう少しこのまま聴いてみよう。

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水平

2017-03-18 21:37:45 | アナログ

EL34PPmonoが一段落したのでタンテを調整しようと思う。雑誌を読んだら評論家諸氏が「水平」について結構気を使ってることが分かった。当たり前と言っちゃ当たり前なんだが。

ガラス板2枚をブチルでサンドしたものをタンテの下に置く。ここで、台の上に楓キューブを挟んで置く。そしてその楓キューブの上に皮シートを何枚か挟み、水平を取る。そしてTD-521を置き、TD-521のサブシャーシの水平を取る。画像は水準器をサブシャーシの上に置いているがタンテ上で水平を取った。

そしてアームのオーバーハングも合わせた。有効長307.3mm、実行長294.1よりオーバーハングを13mmとする。いつもは有効長・実行長で合わせるのだが、今回はこのカートリッジがメインではないのでオーバーハングのみとした。若干カートリッジの水平も修正した。


出てきた音は・・・。カートリッジにシュアV-15TYPRⅤxMRにJICOのノーマルタイプのスタイラスをつけているのだが、今まできつい、歪みっぽい音がしてたのは気のせいのようだ。MCには敵わない、などと思っていたが、なんのなんの、充分に鳴る。ホーンタイプのデリケートな音、それが今出ている。そんなことを言うとホーンを使ってる人は怒るかもしれない。でもいま、そんな感じの音が出てる。


解像度、透明感、広がり、エネルギーを重視してチューニングをしてきた。しかし、今、一番大事な鳴らし方、音を何のストレスもなく出す、とでも言おうか、それが今出来たのではないか。「いい音だー」という実感は無いが、もしかして凄いことになってるんじゃないか、という気がしてならない。


じっくり聴いてみよう。


ガラス2枚で反ったレコードを挟み、ファンヒーターの前で暖めた。加熱が弱かったか、完全には直らないがいい感じ。ディスクフラッタ、要らないかも。

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EL34PPmonoの入力トランスその15

2017-03-17 20:50:33 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

初段6SL7の負荷抵抗を100kΩに戻す。

そして試聴前に歪を計る。250kΩの時は17Wで10%ほど(前回のブログで10Wの時10%というのは間違い)だったが、今回は10Wで10%ほどだった。悪くなっている。

それでは音出し。おお、出た。まともな音。過去最高かと言ったらそんなことはない。透明感、空気感がいまいち。だが、音の出方が違う。音の実在感というか存在感がすごい。「作り物の音(録音された原音)を出してる」という感じだったが、「作り物の音がそのまま出てる」とでもいおうか。解像感が良い。加工されてない音がそこから出てる。いい。

 

250kΩの時はきつい、厳しい音だった。音は突き詰めると固くなり、そこを超えると厳しい音の中に柔らかい雰囲気が出るものと思っていた。硬い音を柔らかく聞かすのが音を突き詰めた結果かと思っていた。しかしキツい・硬い音はだめだ。聞くに堪えない。そんな音が昨日までの音だ。そんな訳で抵抗に東京光音のRN型を使った。デールの金皮は解像感はいいが、どうも音が固くなる。その点東京光音は癖がなくいい抵抗だ。

 

やはり真空管には使っていくうえで「いいところ」があるらしい。何が何でも、限界ギリギリで使うのも良いものではない時がある、そう思うようになった。真空管の寿命を考えて軽い動作をさせる、なんていうようなことを聞いたことがあるが、動作点だけの問題では無いらしい。

 

CDを鳴らすといいバランスで低音も出る。これなら充分だ。STEREO TYPEではもう少し量感があったが、そちらは中音にかぶってもいたので今のEL34PPmonoのバランスで良しとしよう。

 

一時はどうなるか?「パワー組直しか?」などと考えたが良かった。

 

でも今考えると、結局元の定数に戻っただけだ。入力インピーダンスを読み違えて堂々巡りをしてしまったようだ。それでも得たものは大きい。

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EL34PPmonoの入力トランスその14

2017-03-14 21:33:17 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

そろそろこなれてきたころと思う。LPを聴く。時折鋭い切れ込みのような音を発するが、それまで。良いとこといえばそれくらい。広がらず、エネルギーも感じない。聴いた後に思い出すと、心地良いイメージがない。迫力も無い。

 

ここでCDを聴く。おお、LPとは全く違う。こんだけ鳴れば良いじゃないか。もしかしたらHATT LCRフォノイコがおかしいかも。シュアの針もいまいちかも知れない。とりあえずはアナログを追い込もう。シュアは一般には評価も高いのでこんな感じじゃないかもしれない。

 

 

ただし、やっぱりEL34PPmonoの初段、6SL7の負荷抵抗を100kΩに戻したい。昨日ひずみ率を計ったが、10%で10W程だった。これをやると、このアンプは10W以上出すのに抵抗が出てしまう。

参考に我が愛しのカメラ、ソニーα7とオリンパスE-520。

 

 

 

 

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EL34PPmonoの入力トランスその13

2017-03-13 20:09:11 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

先日入力トランスの抱き合わせの抵抗の画像が壊れたかと思っていたが、復活したのでUPしとく。

東京から帰る前にもう一度AKBに寄った。初段6SL7の負荷抵抗を本に載ってる通り250kΩにするため、抵抗を買った。合わせてプリのNFBの抵抗も買った。今ついてる1Mに足す500kΩと、ちょうど有った1.2MΩ。それから2本だけ買っていたロシアのハーメチックオイルコン。

終段6CA7の動作点を変えようと、電源のドロップ抵抗を100Ωから75Ωに変えた。412Vから421Vに上がった。

初段6SL7の負荷抵抗も替えた。100kから250kΩ。150Vちょいから180V前後に上がった。

Lch

Rch-変更前-変更後

音だし。中音が鋭い。こちらに来る。でもなんか固い。なんかいまいちのような気がする。ひずみを計って100kΩに戻すような気がする。

 

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EL34PPmonoの入力トランスその12

2017-03-12 22:07:59 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

昨日抵抗を替え、少しじっくり聴いてみた。今日はレコードを掛けてみる。やっぱり前のような上に広がるのはなりを潜めた。低音もやっぱり少ない。がしかし、この中音がこちらに迫ってくる。ホーンの鳴り方ともちと違う。ダイレクトラジエーションでこの音が出ればホーンは要らないとも思ってしまう。

 

夕方前のまだ明るい時間、音量を上げてみた。出た。エネルギーでキリキリとは行かないが、うわっと広がった。一音一音にエネルギーが行くのではなく、音場にエネルギーが行ったのだ。

やった。

凄い。

これだ。

エネルギーでキリキリというのは、アキバで聴いたヤマハNS-1000MとマークレビンソンのNo532だ。あれはあれで凄いし記憶に残ってるが、音場というか空気感が薄かったかもしれない。どちらかというと市原で聴いたアキュのアンプの音に似てるが、あの時はインピーダンスのミスマッチというか、エネルギーが出し切れてないような感じだった。

 

一時期入力トランスで迷い込んだが、やっと出れた。館山のサクマさんの音には離れてしまったかもしれない。でも良い。目標とする音は、「出すべきものは出す」。今はこれに尽きる。柔らかい硬いとかいう音は、これをある程度達してからだ。

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EL34PPmonoの入力トランスその11

2017-03-11 00:11:58 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

EL34PPmonoの入力抵抗をDALEの金皮からアルファのアルミ箔に交換した。たぶんこれで決定だから丁寧にはんだ付け。早速音出し。ん?Rchが出ない。入力のケーブル入れ替えても出ない。配線間違ったか?中を見た。

二個目のチョーク、配線ミス。初段に給電されてない。早速手直し。

おお、出た出た。音がなじむまで、ながら聞き。

横向いて聴いてるが、やっぱり上には広がらない。でもstereoタイプよりはくぐもって無い。しかし、しかしだ。なんだこの浸透力。音が浸透するように鳴る。声の実在感がある。なんというか、ねっとりこちらに音が伸びる。うーん何だこの表現。パキパキとは鳴らない。もうトランジスタではこの音は無理だろう。

低音も出てる。欲を言えばもう少しほしいが、真空管では無理かもしれない。

それからもう少しエネルギーをぶっこんでやりたい。電源のドロップ抵抗を下げて出力段の電圧を上げる、初段の負荷抵抗を250kΩにする。これで出力というかゲインが上がるだろう。ん?ゲインと出力は違うのか?たぶん似たようなもんだろ。

そうやって仕上げていこう。

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久しぶりのAKB

2017-03-10 02:54:25 | パワーアンプ


と言っても6ヶ月振りか。

青い抵抗はアルファ82KΩ。これはEL34PPmomoの入力トランスに抱かすやつ。今はデールの酸金を使っているが、国産の最高と思われる抵抗を使ってみることにした。アルミの皮膜とかなんとか。前に一度使ったが、特徴は掴めずにいた。薄くて小さく迫力の無いパーツだ。今回若松通商で購入、店が新ラジオ会館に移ってたけど、以前の棚とか使ってたので何かほっとした。27年位前からお世話になってるが、品揃えは変わってないように思う。満足だ。そいや前居たおじさんたちは健在なのか。店のおばちゃんも27年前と印象が変わらない年齢不詳。

黒い抵抗は東京高音電波製の100kΩで、電圧増幅段の負荷抵抗に使う予定。海神無線で購入。今思えば250kΩにしておけば良かった。ここもアルファの抵抗を使いたかったが、あれは足が短いので細工をしなければならない。よって店長いわくビシェイに次ぐ解像度の抵抗とのことで使ってみることにした。以前使ったことが有ったが、特別な印象はなかった。もっともプリの初段カソードのとこにカーボン抵抗と直列で使ったからかもしれない。

金色の抵抗はデールのアルミクラッド抵抗だ。デールは彗星のごとく現れた印象で最初使ったときはショックだった。カーボン抵抗は音色が乗っているのを知らしめた。音は原音に近く生きている。さすがに解像度はビシェイだが、ビシェイは音色が薄い感じかも。ビシェイは高容量がなく、デールは高抵抗が無いので使い分けている。電源のドロップ抵抗をこれに替え、出力段の電圧を上げてみようと思う。

今回は抵抗だけだが、随分値段が上がったものだ。抵抗にこの値段?とも思うがこの辺なら「オーディオ用を使ってる」という満足感がある。これ以上高価いと厳しいが・・・またオーディオに厳しい時代になったのを実感。
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EL34PPmonoの入力トランスその10

2017-03-03 20:49:20 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

落ち着いて聴いてみた。

それでも低音は若干少ないが、「真空管アンプ」の低音だと思う。以前の中音はなりを潜め、普通の中音になってしまった。普通の真空管アンプがちょっとクリアな音、そんな音だ。前の上に広がる中音も捨てがたいが、あれはカタワな音だ。NFBの抵抗値は前回が2MΩだったので1.5MΩにしたらどうか、などと考える。

右と左で電源部が違うので揃えよう。部品を調達しなければ。

 

 

 

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EL34PPmonoの入力トランスその9

2017-03-02 22:47:29 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

EL34PPmonoアンプの低音が出ない件、もう手が尽きた。どうしたものか。来週は東京へ行くのでそれまでに何とかしたかった。

やけくそで以前マラツンのSM-700にオンキョーのA-7というプリメインアンププリアンプとして鳴らした音が頭にあって、それをもう一度試そうと思った。ヤマハのRX-SL80のスピーカー出力にプラグを片方ちょん切ってバラにしたピンケーブルのバラの方を繋ぎ、ピンプラグの方をEL34PPmonoに繋いだ。

そうしたらどうしたことか、低音が出てきた。BASSを上げると部屋を揺るがすほどではないが、「ブオーン」と言う低音が出てきた。??あれ?出てるということは、出てるんか?・・・低域が伸びてる?プリメインをプリで使ってるからか?それだけではないだろう?8Ω出力?なんでロー出しハイ受けが成り立った?

ということは、プリアンプのTAC-1型イミテーションの出力インピーダンスが高い?もしかしてNFBの抵抗を本来1MΩの所を2MΩにしたからか?

 

早速交換し音出し。

・・・   。。。   ...

 

低音出てきたような。。。

もう少しちゃんと聴こう。

なんてこった。

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EL34PPmonoの入力トランスその8

2017-03-01 22:34:33 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

前回はその6でなく7だった。

ちょっと冷静に聴いてみた。A-8713の方は低音がの伸びがほしい。NP-126の方は若干低音は大きい気がするがSTEREO版のように中音が低い。上に広がらない。がしかし何か聴きなれたCDから、聴いたことがない音が出てきた。なんだこりゃ。A-8713版にしたら聴きにくい。うーんやっぱりA-8713版はなんか欠陥の気がする。前は良いかと思っていた電源のコンデンサは出力管の近くで高温が気になるようになった。

 

 

 

 

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