analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノ ハム退治その2

2015-10-30 02:30:12 | PhfD‐3.2

どうもハムが気になるので、もうちょっと何とかしようと思う。ヒーター配線をちょっと変えてみた。

ワイヤリングでECC99に給電してたが、隣の12AT7からアムトランスの単芯のワイヤで引っ張った。そうしたら結構ハムが小さくなった。おおこりゃ行ける。以前から真空管のソケットの端子は隣と近すぎないか?と思っていた。それを離すためにヒーター配線を真上に立ち上げた。良く成ったがまだ少しRchからぶーと聴こえる。

あとは電源を増幅部から少し離すか。

しかしハムが減っただけではないだろうに、いま、過去最高をまた更新した。段々S/Nが上がってきた感じだ。「腫れ物を触るような」まではもう少しだ。それに音の輪郭がしっかりし、鋭さとコーラスの柔らかさが出る。いいね!

あとは音質向上に、プリの入力抵抗をVRから固定抵抗にする。出来ればVISHAYかALFAにしたい。

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E80Fと言う真空管

2015-10-29 23:12:48 | PhfD‐3.2

LCRフォノイコの電圧増幅5極管のばらつきが酷いのでちょっとペアを探してみた。設計はプレート69Vに対しカソード0.98V。

まず最初に左右のプレート電圧をそろえる為、ドロッパ抵抗をそろえた。

一個目の真空管はプレート62.9Vに対しカソード0.91V。ちょっと疲れ気味。プレート電圧上げてやればいいかも。

二個目の真空管はプレート56.7Vに対しカソード0.971V。プレート下がりすぎ。一番元気かも。

三個目の真空管はプレート74.1Vに対しカソード0.815V。これは疲れすぎ。

四個目の真空管はプレート63.6Vに対しカソード0.895V。プレート電圧上げてやればいいかも。

なんじゃこりゃって位ばらつく。まあ、一個目と四個目か。

流石にこんなに違うと左右で音量が違うのが解かる。今はそろえたので左右は大丈夫だ。

 

 

 

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LCRフォノ、各部調整その6

2015-10-27 00:08:48 | PhfD‐3.1(製作編)

フォノイコの電圧がおかしい。E80Fの設計電圧に対して測定すると

片やプレート電圧が74.9Vでカソード電圧が0.83V。

片やプレート電圧が67.1Vカソード電圧が0.957V。結構ばらつきが有る。

真空管を左右入れ替えたが各電圧値はか変わらない。抵抗・コンデンサがおかしいか?とE80Fの周りをすべて外して測定するも問題無し。はて、困った。なんでだ?未使用の真空管を取付けてみるとこれも変な値。変な値?もう一度真空管を左右入れ替えた。おお、今度は電圧値が入れ替わった。さっきは何だったんだ?見間違いか?

ついでにヒーターの電圧を計ると左右合っている。

此処でネットで調べた。E80Fと言うかこういう5極電圧増幅管はばらつきが大きいらしい。私の持ってるものはテレフンケンだが、ダイヤマークが無いのでOEMらしい。結構な値段した記憶が有るが、そんな価値は無いので購入時は注意しろと。と言ってもこの真空管、中々出物が無いので苦労する。いっそ、他の真空管に換えようかとも思うが、規格とか結構大変だ。まあ、一本一本挿して測定して、ペアを組もう。幸い少し多めに買ったはずだ。

 

 

 

 

 

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LCRフォノ ハム退治

2015-10-26 00:57:43 | PhfD‐3.1(製作編)

今日秋葉原でmogamiの電線を買ってきた。ヒーターの配線を引き直すためだ。ちょっと強めに撚って、アースをコンデンサのマイナスに繋いでたのをシャーシーに直接落とした。

さて、音出しは、ハムはあまり変わらない。ここは違う。

それにしてもLCRは音が違う。CRはのっぺり大人しく鳴っていたが、これは音が生きている。なんか、もう他のフォノは聴く気になれなくなった。

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CRタイプフォノイコ

2015-10-25 12:28:07 | アナログ

CRフォノイコの、そろそろハム退治をしようかと代わりにCRタイプのフォノイコを出してきた。画像右上のもの。

音は結構LCRににてるが、大人しい。素直。しかしこちらには決定的な欠点が、それは音量が小さい。プリをフルボリュームにしてやや大きい、位の音量しか出ない。電圧を上げて増幅率を・・・やめとこう。このアンプ、特に拘ったパーツを使ったわけではないのになんかまとまりが良い。

無難な音。LCRを知らない人は此れが良いんだなー、なんて思う。

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スピーカーケーブル PF―1その2

2015-10-24 12:17:48 | ケーブル

夕べはCDを一枚掛け、そのまま一晩電源を入れっぱなしにした。今日の午前中はがさがさで駄目な音だった。多分電源の所為だと思う。昼頃になって落ち着いてきた。皆んな昼ごはんか。いたって普通の、何の特徴も無い音。これならSP-1の方が良かったか?いやいや、半田付けはダメだろうて。じゃあ、先端だけに半田部を残して切っちゃえば・・・・いかんまた欲しくなる。ま、でも単芯は音像のにじみが無い。きりっとまでは行かないが、輪郭のモヤモヤは無い。

まあ、もう少し聴くことにしよう。しかし単芯はハンドリングが難しい。

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スピーカーケーブル PF―1

2015-10-23 23:50:07 | ケーブル

前々回はホントのスピーカーケーブルをPF―1と書いてしまった。正しくはSP-1である。そしてウソのスピーカーケーブル、PF―1は、正しくは屋内配線ケーブルであり、スピーカーケーブルにも使える、という事である。

そして今日、このケーブルに交換することにした。単芯なので柔軟性が無く、OPTに直接半田付けすると端子に荷重が掛るので、元有ったスピーカーケーブル端子に通して固定することにした。

割とうまく行ったのではないか。早速音出し。うん。普通の音。ちょっと濁って抜けなくて、低音がどこにいるか分からず高音もチャキチャキ・・・ダメじゃん最低じゃん。いやいや、そんなに悪くない。思うにホームセンターに売ってるやっすーいスピーカーケーブルみたいな音。まだ単芯の電線のが良い音するって。まあ、三菱HPの読者の声を読むと馴染むのに時間がかかるって言うので風呂に入ることにした。

さて、その音は、特徴の無い音。SP-1は何か、音が張り出すというかちょっと表面が荒れた感じの肌触りと言うか、今この音を聴いて思った。この音は、「ぽわっ」って感じで、SP-1は「さー」って感じか。いやはや表現が難しい。そしてこの音はアクロリンクの7N-S1040Ⅲに似ている。でもあちらより音像が集中してて、リファレンスって感じ。そしてSP-1の音は端末処理の半田の音、と思う。あの芯線7本ではバラけてしまい、仕方の無かったことなのだろう。

ちょっと物足りないが、まあ、リファレンスだ、と思いもう少し聴いてみよう。芯線は同じ材質なはずなのに、アクロより音が劣って聴こえてしまう。プラシーボ。ああ、言葉の魔術にやられるんだ私。

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MASQUES ET BERGAMASQUE

2015-10-22 15:00:00 | ソフト

フォーレ、一時期嵌まったこのフランスの作曲家。エネルギーとか力強さは無いが、とてつもなく美しいメロディー。確かパヴァーヌから聴き始めたと思う。当時はもっと派手な曲に興味が有り、こんなんも有る、程度だった。マスクとベルガマスクはどこで買ったか忘れたが、最後の「パストラル」に嵌まった。この頃は吹奏楽で「パストラーレ」を演奏したころだったと思う。当時の市吹ではいちばんきれいな曲だったと思う。

この曲の序曲、ヴァイオリンが高域で響かせるところが有る。これはNFタイプのフォノイコでは良く鳴っていた。実は鳴りすぎで少しビビってたが、それもソースの音、として聴いていて、大層心地よく、この出方をアンプの出来の基準にしていた。それがいま、このフォノイコではエネルギーが少し削がれる。ちょっと残念だが致仕方あるまい。それでも音量を絞って聴くと、各楽器が埋もれず、ぽこっと浮き上がって聴こえる。SNの高さだけではないと思われ、コイルによる解像度・トランジェントが良いからだと思っている。特に中低音が良い。ティンパニ、チェロ辺りが今まではモヤモヤだったのが音階が解かるほど鳴っている。しかも中高音に比べて異質では無く同じ音色で、だ。SWを鳴らしてるにも関わらず、つながりが良い。

ああ、良い音だ。もうちょっと抜けを良くし、空気感が出てくれれば、と思うが、単芯のスピーカーケーブルに委ねよう。今はエクシーマを使っている。時々忘れるが、普通よりちょっと良い位のグレードのはずなので、ケーブル交換後は良くなるはずだ。

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スピーカーケーブル三菱電線PF―1

2015-10-21 18:00:00 | ケーブル

三菱電線のPF―1がかなり良かった。これはプラスマイナスが各2本なので、ばらしてパワーアンプの内部配線に使った。ほんとはいけない。注意書きにもある。実際シースは半田の熱で溶けるので所々熱収縮チューブで補強した。もうワンセット買うつもりだったが同じのを買うのも芸が無く、単芯を使ってみたかったので屋内配線用のPF―1を6m購入した。シースを剥こうとして驚いた。6Nと書いてある。軽くショック。早速HPを調べたら7Nとはどこにも書いてない。写真には6Nの6が縦半分に切れて写っている。7Nクラスだ。7Nクラスの6Nなんだ。SP-1も調べたら同じような表記だ。アクロリンクは7Nとしっかり書いてある。あちらのが上か?いやいや、音を聴いた限りでは遜色なかった。むしろシースや芯線の太さ・数の違いと思う。ってな訳で6Nよりは良いことを望む。

まあ、急に萎えた。良かったら儲け、位に考えよう。

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LCRフォノ、各部調整その5

2015-10-20 22:30:47 | PhfD‐3.1(製作編)

昨日聴いたパワー以外アイソトランスを通した音はどうもつるんとしていけない。先程CDとプレーヤーを接続してフォノイコとプリは元に戻した。肉感が戻ってきた。一昨日聴いたあのニュアンスは出てないが、アンプがあったまってないからかもしれない。

昨日あのあとアース線を左右のフォノ増幅部にそれぞれ接続したが、ハムは変わらなかった。音の為には多少のハムは気にしない、みたいなことを書いたが、音量を上げて聴くとさすがに曲が終わって「ブーン」と言うのが気になった。ハムバランサ付けたら変わるかな?今回交流点火を試したのは一つに某真空管アンプ雑誌に300Bの点火方法の実験特集が有って、交流点火が好ましい結果だったからだ。直流点火と定電圧電源点火も有ったが交流が一番良さげに思えたから気になっていた。もちろん(でもないか)monoパワーは交流点火であり、音が良いのはこの所為かも?と思っている。

余り期待は出来ないが、交流点火のハム退治、探してみよう。そろそろアンプが暖まってきたか、良い音になってきた。こないだほどではないが、良く成った。戻って良かった。

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LCRフォノ、各部調整その4

2015-10-19 22:17:01 | PhfD‐3.1(製作編)

昨日の音が非常に良かったので欲をかいた。

タンテとLCRフォノイコ、プリをアイソレーショントランスIP-2000に繋いだ。元気が無くなった。こりゃだめかも。ピアノのピーンという音は突き刺さるように鳴るが、他はのっぺり。暫く使ってなかったのでトランスが暖まってくるのを待とうかと風呂に入ったが回復せず、なんか違うかも。

もしこれでダメだったら、IP-2000はソース用:タンテとCD用にしようと思う。

いま、やりたい事、スピーカーケーブルの交換、プリのヒーター電源の交流化。あと電源の極性合わせ。LCRフォノイコの増幅部はモノラルなのでアースを昇圧トランスから2つに分けてそれぞれに接続。このアース線、今は電線レベルだが、もしかしてもっと良いケーブルをあてがってやると良いのかもしれない。今まではヒーターは信号が流れないのだからとろくな物をあてがってなかった。このヒーター交流化でその考えが変わった。

ネットでヒーターの交流化を少し調べた。多少偏見も入るが、メーカーは直流、自作派は交流のように分かれてるように感じる。メーカーは多少音質が悪くても壊れないものを選ぶ。アンプが壊れたらお客さんに迷惑がかかるだろうと。アンプが壊れて巻き添え食ってスピーカーが壊れた、なんて事に成ったらそりゃ大変だが、自作やってる人は自作やってる以上多少は覚悟はしてると思う。スピーカー保護のためにあらゆる保護回路、万人向けのその回路が時として私には不要で無駄な場合が有る。それが嫌で私は自作をしている。そして演奏中は聴こえないハムの為にこの交流点火の音を諦めるという判断。私には許せない。演奏が終わった後の無音部分で「ブーン」。確かに興ざめかもしれない。しかし自作を続けてこのハム対策に苦労を重ねると、多少は仕方ない、此れのお蔭でこの音が手に入る、となれば多少のハムも我慢する。これは作ってもらった食事には「その苦労が解からず」おいしくない、まずいと不平を言う。自分で料理をするようになってまあ、多少は目をつぶろう、となってきた。それに近いと思う。

段々システムの調子が上がってきたようだ。押さえつけられた様な感じは減ってきた。でも昨日の「肉感」はまだちょっと足りない。

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LCRフォノ、各部調整その3

2015-10-18 18:50:37 | PhfD‐3.1(製作編)

LCRフォノイコのAC点火が思いのほか良かったが、「あれは夢か?」次の日聴くと全くだめという事があり、検証してみた。

大丈夫。良い。良かった。しかしなぜ巷ではAC点火がやられてないのか。多少のノイズが有ってもこの音を聴くと戻れない。音が生きている。若干SNは悪く、広がりももう少し有ってもいいと思うがそこはトランス・チョークを使ってる為か、仕方ない。

これならDL103FLでも行けるか?

お気に入りのプーランクの合唱を掛けてみた。いやはや、この103FLの無個性は声で生きるのか。SYNERGYが一音一音の質感で来るなら103FLは全体の響き、か。これなら鑑賞に堪える。良かった。

 

 

 

さる方のブログを読んだ。高齢の方のシステムを聴いて、スピーカーがアンプたちに負けてるという。それも二人で訪れて聴いて、その方の家を出てから話した感想だそうだ。感想は良いが、その人が気に入ってそういう組み合わせで聴いているのにつべこべ言う必要はないと思う。他人からすればどってことない音が、当人にはかけがえのない音かもしれない。(もっとも本当に当人が気付いてない=二人の意見が尤もなのかもしれないが。)

何故こんなことを言うかというと、もし他人に私のシステムについて意見されたら私は多分不愉快になると思う。もちろん感想は聴きたいが意見は聴かないと思う。この音・自分のシステムの音は、音もそうだが気に入っているバックグラウンドが有る。スピーカーのDS3000は、若い頃、サウンドトップスという雑誌でリファレンススピーカーに使われていた事。当時はリファレンススピーカーとはそんなにびっくりするような高価な物では無かったように思う。しかも評論家たちは自分のシステムで試聴を行っていたことが大部分であったように記憶する。そしてその雑誌ではスピーカーケーブルにモニターPCのPC-10Sと言うのを使っており、随分後になるがわたしも真似をした。有るとき夢を見た。何故か姉の部屋で寝ていて、起きたらDS3000が鎮座していた。夢とも疑わず、眺めていた。やっと手に入れたよ、と思っていた。・・・当時は3ウェイが主流でそこから一歩抜きんでてるものとして4ウェイに興味が有った。(今であったら多分2ウェイを選ぶ。)他にコーラルDX-Ⅺ、ヤマハNS-890このへん辺りしかなかったが、あとは眼中になかった。そしてDS3000を入手してしばらく経って解かったが、この4ウェイのまとめ方は傑作だ。まるでフルレンジの様な鳴り方をする。個人的には、狙ってうまく行ったのではなくたまたまうまく行ったのではないかと思う。まあ、ダイヤトーンはDS505、DS5000、DSV5000、DSV9000などいくつか4ウェイが有るが、DS3000の成功で以降の4ウェイが続いたのだと思っている。デザインも気に入っている。この頃の一般的なユニットは、「フレーム」が有るが、DSシリーズはプレートに付くデザインで、キャビネットから浮き上がらず、一体感を感じるようになっている。

そういう訳で音だけでたとえばスピーカーを決めている訳でなく、「こういう音を出したいならこういうスピーカーを使うと良いですよ」と言われても、納得できないと思う。スピーカーだけではなく、アンプ、プレーヤー、セッティングに至ってもである。

 

 

今日現在の音だが、実に良い。声。声は「腫れ物を触るような」ピュアネスは無いが、十分クリアである。余計な物が無い。それでいて肉感が有り、響きがこちらに飛んでくる。若干ホーンの様な鳴り方である。エネルギー感が有り、ポップスのバックの効果音が浮き上がり、飛び回る。まあ、その分低音が無いが、そこはSWで補う。自分的にはSW無くても全く良いが、一般的に「カタワな音である」様な気がしてるので鳴らしている。

高音の伸びはもっと伸びた音を以前は出していたが、今は此れで充分である。上から降ってくるような音が好きだが、声の脇でシャンシャンやっている。まあ、無機質な音にならないだけいいだろう。広がりは特に感動するほどではないが、横幅が制限された感じが無いので不満は無い。NFタイプのフォノイコは今では位相ずれの様で聴く気になれなくなってしまった。

他人に聴かせた場合、特にフォノイコはNFでもLCRでも違いは判らないと思う。しかしこの微妙な違いが私には大事なのである。

ああ、過去最高の音、それが今ここに有る。一時期は「腫れ物を触るような」ピュアネスが無く戻ろうか迷ったが、この音を聴くと「此れで良かった」そう思う。

 

 

ストラヴィンスキーのMASS。じっくり聴いたことが無かったが、結構良い。ストラヴィンスキーらしい色気の無い曲だが、なんか懐かしい響きがする。この人、声も作曲するんだ。

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LCRフォノ、各部調整その2

2015-10-18 00:40:05 | PhfD‐3.1(製作編)

LCRフォノの音がイマイチ良くない。終段のECC99のプレート電圧が定格なのにカソード電圧が設計3.2Vの所3.88Vも出ている。それじゃあ電流値も設計0.5mV程の所17mVと出てもおかしくないわな。

もう片chを測ったら、パチッとやってしまった。どっかと短絡したが、どこかわからない。これはソケットが中古だったので接触不良だったのか?と思い急きょソケットの交換とした。交換した後は問題ないが、プレート電圧がおかしい。ドロッパ抵抗を22kΩだったのを15k→10kと5.6kΩまで下げたが、プレート電圧が上がらない。

うーんさすがにこれでは下げ過ぎだろう、と真空管を換えてみる。そうしたら今度は電圧がかなり上がった。真空管の寿命だったか。と納得し、調整に入る。

でもなんかおかしい。片方は上がるのにもう片方は上がらない。

抵抗値を下げてるのに電圧がリニアに上がらない気がする。試しにヒーター電圧をを測った。なんとこれだった。

定電圧回路を弄っても電圧が6.3Vまで上がらない。もしかして「パチッ」とやったのはてっきりプレートとグリッドの短絡かと思ってたが、ヒーターだったかもしれない。やっちまった。部品が無い。

実はヒーター回路はDCでやってるが、此れだとトランスが熱く成りすぎるし、整流器も熱い。夏場は触れないほどケースが熱くなる。これはきっとトランスの6.3V巻線を2つ直列で使っているのでE80Fが0.3A、12AU7が0.3A、ECC99が0.8Aで計1.4A/片chになり左右で2.8Aでは定格オーバーではないか!と思い雑誌を再度確認したがやっぱり定格オーバーで使ってるようだ。な訳でこれは試しにAC点火にしてみるつもりだった。パワーアンプはAC点火だろ、傍熱管だからACで大丈夫だろ。これが根拠で、どんなもんか一度やってみたかった。やってみて分かった事は、AC点火は電圧降下しない。DCでは電流が流れるのと一緒に電圧も下がる。DC点火はこういう訳で6.3Vでは無く18V位にしてくれると良いんだよなーとずっと思っていた。

実際に音出しした。ノイズは「ブーン」・・・。やっぱり出るか。っとアースを繋いだら結構治まった。これなら聴くに堪えなくはない。実際パワーも少しハム出るし。

それよりなにより、ナンダこの音は!ベールが剥がれてLCRの苦手と思っていた細かいニュアンスが出てきた。驚いた。カソードパスコンを取った時の様な音。そしてアキュレイトな音。これが出てしまってはもうNFタイプのフォノイコは聴けない。しかもアナログはSYNERGYとSME3012R、DP7000だ。EMINENTではないのだ。楽器がそれっぽく、ニュアンスが出る。こんな音出されたらエスピーユーファンは堪らないだろう。

 

 

 

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ちょっと寄り道

2015-10-16 07:47:49 | カートリッジ

LCRフォノイコのドック入りの為、今は似非#7タイプのフォノイコを使っている。DL103FLとの組み合わせはなんか全力を出し切ってない、なんか輪郭が消えかかってるような感じでもどかしい。そこで黄金の組合わせ(でもないか)SYNERGYを出して太さを狙ってみた。

結果は、103FLよりはいいが、まだ実力を出し切ってない感じだ。音が薄い。やっぱりNFタイプのフォノイコは位相ずれの音を感じる。両サイドに音が分かれてしまう。こうなるともうどうしようもなく音が悪く感じてしまう。数年前ではこの音で満足してたはずなのだが、LCRフォノを聴いてしまうとNFフォノの音がつまらない。昨日まで良い音で鳴っていたのだが、今日は打って変わってとても悪い音に感じてしまう。昨日とそんなに変わらない音のはずなんだが・・・。

良い音だと書いてた次の日に音が悪い、と書いてたのは、この為である。実際にはそんなに悪くはないが、今の私の精神状態も含めてそう感じたのだと思う。

早くLCRフォノを調整しなければ。いま、ECC99の動作点をネットで必死に調べてるが、出てこない。プレート電流が高すぎなのを調査せねば。

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LCRフォノ、各部調整

2015-10-15 19:24:59 | PhfD‐3.1(製作編)

ちょっと前、一週間ほど前だが、どうにも音が悪い時が有った。その時はCDかそこそこ鳴ってたのでフォノだ、と当たりを付けた。このLCRフォノは二段目の双三極真空管をパラで使い後段のトランスから見て5kΩになるようにしてある。確かこの真空管の電圧がいい加減だったような気がしたので、確認することにした。もしズレてたらインピーダンスのミスマッチであんな音になったと想像したのだが、測ってみると問題ない。ついでに測った初段と終段の方がずれてた。初段の方はプレート電圧が69Vのところ60V程しか無かったが、ここはドロップ抵抗で調整出来ると思う。問題は終段だ。プレート電圧がほぼ良いがカソード電圧が高い。こんなときはどうするのだろう?仮にヒーター電圧が間違ってたとして暖め過ぎ?後でヒーター電圧を確認する。それが原因でなかったとしてグリッドリーク抵抗か?見た感じ抵抗のカラーコードは合ってるのだけどなー。さて困った。終段のECC99はJJのオリジナル管で余り情報がない。

確認と冒険の為、電流値を測ってみることにした。段間のトランスの入口の配線を外しテスターを間に噛ませ、電源オン。電流値は15.6mVの所、17mV弱。10%弱だから良い所だろう。終段のECC99のカソード電流も測ってみる。5.2mVの所、16mV。やっぱり流れ過ぎだ。そういえばここは1本の真空管でSRPPを組んである。ここを何とかしよう。

 

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