analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

久しぶりのレコード購入

2024-07-06 00:03:03 | ソフト

もうしばらくレコードを買ってなかったが、なんとジョイフル山新で買ってきた。

ヘレンカーチスだったと思うがCM曲が入ったもの。

CDから落としたテープは有ったが、レコードを聴いてみたいな、っと最近思ったことが有った。

 

 

録音は普通だ。記憶を美化しすぎてた。

実はゼネラルトランスをパワーに付けてからDS‐3000で聴くのは初めてだ。

中高音が広がって低域が寂しい。

可変抵抗を5k+5kにしてたが、3k+3kにしてみた。

中高音が地味になった。そして低音が少し太くなった。

真空管5687の負荷は10kから8k位に下がったかな、っと思う。

あとで測定してみよう。

 

声だけが妙にクリアになった。

が、少し歪っぽくも感じる。これは針が減ってるからかも?

 

しかし良い音になった。

 

20240623

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CDとLPでは?

2023-04-01 00:01:07 | ソフト

CDとLPで差が出るか試してみた。

CDはビクターのXRCD

LPは・・・不明。多分輸入盤。

これが結構出た。

CDは電子楽器のよう。

LPは木の箱の音がする=アップライトピアノ?

これはCDを聴く気がなくなる。

そして奥行き感。LPからはこれが一番感じる。

おぉ、っとなる。

そしてミッドローの帯域の帯域の解像度。

言葉で書くとなんじゃこりゃなんだが、チェロが高い音から下がってくると途中でバイオリンとかに埋もれてしまうのだが、しっかり分離する。

 

音が出てこじんまりの時は、苦しい一生懸命ならしてる感じだが、

今は余裕で音が出て広がり、空間に溶けていく感じで消えていく。

マッチングが上手くいったようだ。

 

ただ、肉感が悪いというか、全体に細い感じが有ること。

聞いてる最中はあまり気にならないが、後から思い出すとそんな感じ。そこが惜しい。

解像度が高いから仕方がないと思うのだが、

プリに6DJ8ならいいのか?とか

パワー初段を6188にしたら?とか妄想してしまう。

なんでだろう?

それは12AX7では肉感が感じられたから。

でもそれは解像度を無視しているからとも思う。

5687の前に12AU7を足したら、とかも思ってしまう。

 

音は好みなんだけどな~

いやあ楽しい。

 

プリのトランスをルンダ・・・?

 

20230327

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GAYNE

2023-01-22 00:06:08 | ソフト

いま、ハチャトリアンを聴いている。

言わずと知れた剣の舞。

ずいぶん昔は「ただ早いだけ」の曲と思ってた。

この曲を確か吹奏楽でやった。

その時にレスギンカという曲も知った。

これもテンポの速い曲だった。

この曲をたいそう気に入った。

 

レスギンカをCDでも聴こうと何も考えずに輸入盤の安いものを買った。

OMEGAというメーカー。聞いたことない。

どこかの録音を盗んで自社販売、海賊版か?

失礼な。

SBMっとあるのでソニーのライセンスか?

 

だいぶ長い間「普通の録音・演奏」と思ってたがいやいや。

中々やるではないか。

そして指揮者。

アナトール・フィストラリという。

鮮やかで、少し鋭い感じの演奏をする。

そして響かせ方が私好み。

ああ、私はロシア系の音楽が好きなんだ。

ベルリンフィルの演奏も好きだが、私にはこういうのが来る。

 

なにか、システムが良くなると演奏が見えてくるものがある。

 

20230122

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アルルの女

2022-10-20 19:16:00 | ソフト

私の愛聴盤の一つにビゼー「アルルの女」がある。

小学校のころ、夢中で聴いてた。

姉が父親に買ってもらったものらしい。

ここ数年、アンプをいじった時に どう変わったか聴く。

決して良い録音ではないが、最近そうでもないことが分かってきた。

アンプが決まるとそれなりに鳴る。

 

先日とあるHPでこの盤の紹介があった。

こんな盤好きなのは私だけかと思ってた。

そういえば河合克敏の漫画にも紹介されてたっけ。

スメターチェック

クリュイタンス

デュトワ

オーマンディ

4枚持ってた。

 

スメターチェックは静的、

ほかの3枚は動的な演奏だと思う。

静的というのは力んだ感じがなく、でも力を秘めた演奏て感じ。

なにか悲しい。

小音量で聴きたい。

姉が買ったというのはこの盤。

私も中古で同じものを一枚、

ベーレンプラッテさんに頼んだものが一枚有る。さすがにこれは音がいい。

 

 

ほかの盤はというと、ちょっと違うんじゃないかな、って感じ。

鮮やかすぎる。元気すぎる。

カップリングがカルメンなためか、その流れで来た感じ。

スメターチェックはカップリングがグリーグの「春」だ。

 

この演奏は最初全く評価されず、12年後に有名になったらしい。

私は何回か聴かないと曲調がわからないので偉そうなことが言えないが、埋もれなくてよかったと思う。

POPSは直感で「良い悪い」がわかるんだけどな。

 

20221010

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国産スピーカーで鳴らす、弦の音。

2022-07-24 00:04:35 | ソフト

そろそろオーディオを再開しよう。

 

BBC絡みのスピーカーは、総じて弦が官能的だと思う。

これは一時期欲しいと思った。

DS‐3000で鳴らす弦はと言うと、最近、今年に入ってからか、聴けるようになったのではないか。

もちろんこれは好みと聴き方の問題で、私の場合で、である。

官能の方向が違う。

ハーベスなどは、上質な音楽を思い起こさせる。

対してDS‐3000では、オーディオ的な鳴りっぷりの快感だ。心地良い音ではない。

目的が違うだろ、っと言われそうだが、こういう鳴らし方もありではないか。

ヴァイオリンの弦が「ナイロン」でできてるような、光ファイバーを太とくした感じの、油絵よりは水墨画に近いけどもう少しカラフルな、

そんなイメージの音。

国産特有の「キツい感じ」は無くなったと思う。・・・まだ残ってるかな。言い訳が苦しい。

表面の心地よさではなく、音楽を抉り出すような?

私にはその音楽の内容を理解するほどには至ってないが。 

 

20220430

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キツい音が出た時のソフト

2021-10-13 00:02:17 | ソフト

鳴らしたレコードは、声のヤツ。

これのタイトルなんだ?

プーランク 黒い聖母像への連濤。

ガブリエル・フォーレ合唱団。

 

傷んだ針で掛けた覚えが有る。

他のソフトは?レコードではないな。

ああ、CDが有った。

WARNINGの声 と呼んでいる。

以前大音量で鳴らしたら声が割れた。今これを鳴らしたら大丈夫だ。

因みにタイトルは、

FAIRE、SWEET&CRUELL。

和訳は、甘くて悲しい(エリザベス朝の歌)

ソプラノはChristina Hogman。1956年生まれなので28歳の時だ。

 

 

 

真空管を全部新品入替えたらどうかとも思った。CDで大丈夫なので、問題はフォノイコまでの間だ。

 

20210926

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あまり聴かないレコードを掛けてみる。

2021-02-25 12:05:32 | ソフト

システムが仕上がった。

機器の調子が良いと、色々なレコードを聴きたくなる。

デンオンのPCM録音。これは響きに乏しく感じてあまり好みではない。

シューベルトのロザムンデのLPとヤナーチェクの弦楽四重奏曲のLP。

前者はプラハストリングカルテット、後者はスメタナ四重奏団。

どちらもホールの音とか無しで、楽器の音を直接録音してる感じ。

なので昔は詰まらない録音だ、という事で聴かなかったが、掛けてみた。

シューベルトは死と乙女のカップリングで聞いたこと有るが、ヤナーチェクは馴染みがない。

心地よさがなく、昔話を聞かされてる感じ?海外の童話の効果音みたいだ。

やっぱり今の私には魅力が感じない。

 

もう一枚バロック。

心地よいのだがなんか寄せ集めっぽくてこのアルバムは頭に残らないんだよな。

でもこんな(マイナー)LPが聴けるようになった。

 

先日、現在の音でいくつかの機器を例に挙げて私のシステムを比べてみた。

解像度、周波数特性、音色、広がりなどは問題無いが、一つ不満がある。

像の立体感。他の機器を思い出すと、これだけが私のシステムから出てない。

音像がぽっ、と浮き上がらない。

これからの目標はこれだ。

これはアンプのチューニングでは出ないと思う。

スピーカーのセッティングかもしれない。

 

20210117

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火の鳥

2020-11-04 00:03:26 | ソフト

私が中学校の時、姉が高校の先生からカセットテープに録音してもらったという曲。

ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団

ストラヴィンスキー 火の鳥

何回かこのブログで述べているが、この曲がクラシックの中で一番好きだ。

廃盤になっていて、現在は入手不能。中古のLPを手に入れた。

オーマンディ指揮のでなくてはならない。

他もアバド、ドラティ、バーンスタインなど聴いたがどれもイマイチ。

ジャケットの有名なブーレーズは残念ながら聴いてない。

上三人とオーマンディは曲想が全く違う。他の三人はどれも似たり寄ったり。

なので聴いたことのない物は探さなくなった。

それほどオーマンディのは突出している。

というか、変わっている。

多分楽譜通りには演奏して無い。演出過多だと思うが、私の好みに合っている。

一番気にするところは、魔王カスチェイの凶暴な踊り だ。

出だしのところは普通、バン、か、ダンなのだが、オーマンディはダンーに続いてヒューンっと吹け上がる。

ここが堪らない。多分楽譜にはない部分だが、それに惚れ込んだ。

そしてここの低音は、下まで伸びてなくてはならない。

多分古典なスピーカー、名機と言われるものはここが出ないと思う。

私が古典スピーカーに興味が無いのはこのためでもある。

そのためにこの変な声(マルチウェイスピーカーの出す声)を聴くのか?

と言われると困ってしまう。

やはり前提条件で、この低音が出てて、それでいて声が良くなっているもの、を探す。

・・・話がオーディオに行ってしまった。

 

 

火の鳥を時々鳴らしているが、ハマった時、じわっと汗が出て、鳥肌が立つ。

最近はもうこんなことは少なくなった。

綺麗な声を聴いててこのような経験は無い。

迫力に包み込まれている時がその時だ。

 

 

好きなクラシックはベートーヴェン、バッハ、モーツアルトでもない、ストラヴィンスキーなのである。

なので大っぴらには言ってない。

ここぞというときはこのLPを掛ける。

 

そんな訳で交響曲はあまり好きではなかった。

でも最近は聴くかな。

 

20201031

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リッカルド・シャイー

2020-06-10 00:04:13 | ソフト

最近とみにこの人の春の祭典を聴く。

このCDはGoldCDで、録音が素晴らしい。最初の出だしの音量が小さいので不安に思うが、強奏になった時、爆発的な音量を出す。しかもノイズも小さい。

シャイーは「つまらい」と思っていたが、最近は全然違う。アンプが変わると曲の評価も変わってしまう。まあ、私の場合たいていは良い方向に行く。

一言、「完璧」。

ミス・ズレなど無い。それを詰まらない、と思ってたが、最近はスリリングな演奏に思う。全体に金管を前に出さない演奏も好みである。

比べるのもアレだが、フルトウェングラーとは真逆。

このCDしか持ってないのでこの人の演奏スタイルが良く見えてないのもあるが、良く分からない。

きっとコンクールでは高得点なかんじか。

 

春の祭典という曲だが、この曲のイメージが「怖い」だ。プレッシャーのような、迫りくる何か、という感じ。何が祭典なんだろう?よくわからない。同じ怖いでもベルリオーズの幻想が有るが、あちらは怨念っぽい。多分に映画の影響だと思う。

 

 

 

 

 

 

20200520

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TINA

2018-12-18 00:00:26 | ソフト

TINAというソフトがある。真空管アンプ回路図の作成ソフトなのだが、各定数を入れると実際の電圧等表示してくれる。

今までは使い方が分からなかった。回路全部入れるのか?と思ってめんどくさかったが、今回TAC-1型の12AX7(単独で)の電圧がおかしい、ということで、簡単な回路で作ってみた。

取説も見ないで勝手に作ったのだが、上手くいったようだ。

やはりTAC-1Ⅱ型はEbb電圧が低いようだ。

これ(TINA)があると面倒な計算をしなくて済むのだが、動作点、歪とかも表示出来たらほんとに設計なんてしなくて済む。

のだが、それをやっちゃうと真空管アンプの設計の面白さが無くなる。

というのも今回のTAC-1型は、どうも標準の動作点を外してるようなのだ。なぜそんなことをしてるのだろう?

 

動作点、こりゃたまらん。

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東北のハードオフ2

2017-10-13 10:13:25 | ソフト

レコードを物色してきた。

スメターチェクのビゼー。これは持ってるのだが、ずいぶん聴いたので劣化具合を見ようと思った。掛けてみたら、やっぱり新鮮かもしれない。


オーマンディのベートーヴェン。オーマンディは、ベートーヴェンのようなものはあまり良くないと思う。まあ、これはフルトヴェングラーと言う指揮者が居るからで、比べるのは気の毒か。もっと派手な曲が良いと思う。まあ、シンフォニーNo4が好きなので聴いてみるか、と。ジャンクで安いし。

演奏は良いのだが、後味がいまいち。聴いた後思い出すと、軽い。予想はついてたのだけれども。CBSソニーの、このオーマンディのシリーズが揃っていく。


本命パーセル。ちょっと外した。コーラスの物を想像してたが、オペラのようなものだった。しかも、合唱ではなく「合奏団」と書いてある。合奏団が歌うのか?なんて思った。

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バッハ・無伴奏ヴァイオリンパルティータ第三番前奏曲、他

2017-04-15 15:08:36 | ソフト

オーディオが一段落したら、音楽を聴きたくなった。まずはバッハの無伴奏ヴァイオリン。バッハはあまり聴かないが、この曲は別。諏訪内晶子が好きで、彼女のクリスタルというアルバムを聴いてから好きになった。当時タイトル通り「CRYSTAL」な音色だと思っていた。

確か、チャイコフスキーコンクールで諏訪内晶子以外にだれがいるか調べてだったか、潮田益子というのを知ったと思う。ちょうど店で無伴奏ヴァイオリンを見つけ購入し聴いたが、眠たい、テクニックの少し劣る演奏と思っていた。最近のバイオリニストは聞かせる、過剰なテクニックと思っていて、ちょっと前のバイオリニストの演奏はつまらないと思っていた。しかし、今のシステムはそのテクニックを曝け出す、というより演奏に深く入っていける気がする。

今のシステムで聴くと、評価が変わってしまう。潮田はよく聴くと地味かもしれないが、テクニックはすごい。ちょっと古い、1900年初期頃の演奏に思える。実際には’71~72年の録音だ。広がりが無い分、奥で演奏してる処に吸い込まれるような気がする。諏訪内は「目映い」感じの演奏だが、こちらは若干暗い、懐かしい感じだ。

 

 

もう一つ、今度はレコード。こんなのを持っていたのを忘れてた。シゲティのもの。三番が聴きたくて買ったのに、なぜか三番がない。

まあ、この人の演奏はまだ余り印象に無い。凄さが解らない。録音はやはり詳細が分かるよう、至近距離で聴いてる感じだ。広がりはやはり無い。

 

 

最後に四季。二枚かと思ったら三枚あった。

X-8502。この曲は何となく知ってて、予備校の帰り水戸の駅ビルで買った。いい曲だ、と漠然と思っていたが、高校のセンセのタノインで聴いたら「煙のように漂う」感じですごいと思った。ただ、定位が悪く実在感が薄い気がした。久しぶりに聴いた。以前の派手さは薄くなったが良い音だ。

 

 

SFX-7507。同じ演奏の「オリジナル版か?」と思い入手したが、当時はよくわからなかった。録音年は上のものと一緒のようだ。記録には一年違うようだが、録り直しは時間費用の無駄だと思うし、演奏がそっくり。ただ、上の盤は明るい、アーヨが注目されるような中域重視のようだが、この盤若干暗い、中低音重視の録音のようだ。

 

 

もう一枚あった。これはオケとの演奏のようだが、アーヨが若干衰えたような感じがした。ネグリ指揮(この曲、指揮者居たんか?)で、ベルリン室内管弦楽団の演奏と知った。

 

 

CDだがこんなのも有った。NONOIZE CDだが、モノラル録音だ。歯切れのよい演奏で、当時はつまらない演奏と思っていたが今聴くと「オリジナル演奏」という感じでこれはこれで良い。X-8502が一番と思っていたのだが、演出過多なのかな?とも思う。MONOで、録音はイマイチ。ノイズと一緒に響きも取ってしまったようだ。

 

イムジチは3回四季を録音してるようだが、CDのやつが1回目の録音、X-8502とSFX-7507が2回目ならもう1枚あるのか?まあ、もうおなか一杯。

 

しかし私のシステム、ヴァイオリンの鳴り方が変わった。内向的な方向、というか、派手さがなくなった。以前の、その派手さは位相ずれだったのか?なんて思う。広がりのないMONOのような音は一見ツマラナいが、広がりは音量あげると出るし、演奏に没頭できる。もうちょっと何とかして抜けを良くすれば広がりも出る気がする。

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イッセルシュテット

2016-12-30 02:08:06 | ソフト

レコードを探してたらこんなの出てきた。

イッセルシュテットの第九。昔、AKBの石丸電気でソフトを買うと、店員が在庫を探してくると「・・・・をお買い上げのお客様~」と呼ばれた。その時あるお客がイッセルシュテットを注文し、指揮者名で呼ばれたのが記憶に残っていた。いつか聞いてみようと思い、たまたまハードオフで見つけ、安いので購入した。mono録音かも。

詳しくはないが、まあ、ドイツ的な振り方、思うに縦割りなリズム感というか、重厚さも感じる演奏だと思う。(s)サザーランド。こんな人聞いたことが無い。ちょっと弱いか、歌い方が。もっと響かせてほしい。(ms)ホーン。この人も聞いたことが無い。明瞭で鼻に詰まった歌い方をせず、好ましい。もしかしたら一番好きかも。

でもまあ、第九はやっぱりフルトヴェングラーが一番良い。



アンプが調子良い。音量が上がり、今はボリュームが9時半だ。このくらいだと使いやすい。フォーレが良く鳴っている。以前の心地よい音色はないが、オーディオ的に気持ち良い。gavotteでファゴット(ギャグではない)が「こんな吹いてたんか」てなのが判る。

部屋を変えて一か月半、少しこなれてきたのかも。もう最初から今までに無い鳴り方だったのでDS3000本領発揮!と勘違いしてたかな。やっと座ってきたかもしれない。DS3000は周りから離し部屋の影響を無くすとこんなにも音場感を出す。パストラーレではホルンが聴こえ、キレイに響いてる。エコー感、響きがほかの音と干渉せず、純粋に鳴り響く。まぶしい何か、昔見たことが有るような場所を思い出す。一音一音をていねいに鳴らしてる感じ。力感、躍動感は無いし、スピーカーを使い切ってるか、と言われればそうは思えないが、いま、過去最高な鳴り方ではないか。満足である。





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こんなん出てきた

2016-11-27 22:52:28 | ソフト

CDマガジン。CDが付いた雑誌なんて画期的だった。92年ころのもので、雑誌の文章では他人との共有化ができないと思っていたが、これで雑誌のインプレッションが実際に理解できる、と思った。各オーディオ機器の音をCDに個別に録音した。

しかし実際は甘かった。私のシステムではその違いが全く判らなかった。自分では結構いけてると思っていた音だったが、全くなっていなかった。今思えば浅はかだった。

当時私のスピーカーはDS3000のはずだったが、確かアンプはオンキョーのA7を使っていたと思う。いま、YAMAHAのAX1200をシングルで使っても今一なのに、それより非力なアンプのA7でなんて・・・。でも当時は良い音だと思ってたんだよなぁ。

雑誌の内容だが例えばK社KA5040R、S社AUα607MOSPREMIUM、A社VA50など。このCDで聴くとエネルギーバランス:中音が引っ込んでるとか、最低域が出てるとか、低域が広がるとか、が今なら判る。しかし、決定的に各機器ごとに優劣はついてないように思う。憧れのM社No26SL(Sは基盤がテフロン)なんかも有るが、「あれ、こんなもんか?」と思ってしまうほど普通。まあ、VA50は所有してたこともあったので、トロっとした音は確認できた。

もう一枚聴いてみた。

ちょっと私の集中力が落ちたが、DS1000Zが鳴った。Zが付いたシリーズは、音楽性とか言ってたので全体にモヤモヤ、だけど心地よいなんてイメージがある。なんかの雑誌で読んだのかもしれない。しかしここではイメージ的にかっちりした、音色の濃い音だった。面白い鳴り方をするんだー新発見。

今では雑誌にCDが付くのは結構ありだ。当時、ほかの人間ももしかしたら所有オーディオの完成度が低く、CDマガジンの内容が評価されなかったのか?なんて思う。

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諏訪内晶子さんのCD

2016-11-15 21:58:58 | ソフト

CDだよCD。史上最年少でチャイコフスキーコンクールで優勝。衝撃だった。それまでは古いヴァイオリニスト、ハイフェッツ、オイストラフ、スターン、そしてメニューイン。諏訪内を聴く前には、この辺は古典的演奏に思える。ヴァイオリンの演奏法を考えるようになったのはこの頃からか。諏訪内はテクニックバリバリ。最初に聴いたのがこれだったので、他の演奏はおとなしく聴こえてしまう。クレーメルのチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲も聴いたが、色あせる。

90年チャイコフスキーコンクールガラコンサート・ライブ。いまこのCDを聴いている。

今まではぱっとしない録音のCDだと思っていたが違うようだ。部屋を変えてつまらなくはない、諏訪内の演奏が判るようになった。テクニックに走るばかりではない。きつい音色だと思っていたが、そんなことはない。ヴァイオリンらしい響き・音色がする。この後の演奏も聴いたが、この演奏が彼女の頂点だと思う。鬼気迫る、この時のために練習してきて最高の演奏、もしかして燃焼しきってしまったのではないか?とも思える。

のちに諏訪根自子のCDも買った。この人もえらい美人だ。国際的に活躍したらしい。演奏としてはテクニックには走らず、ドキッとした。なぜなら諏訪内がテクニックに走りすぎてるのではないか?コンクール用の演奏をしたのではないか?と思えた。まあ、でも今日のCD再生で「進化」と解釈しようと思う。演奏も素晴らしかったのを確認できた。


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