analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

回転シェル復活4

2013-12-31 00:00:25 | アナログ

充分かと思っていたPCL7。内周でちょっとビビり。ここで回転シェルの出番となる。リュートのための古風な舞曲とアリアでは、小ぢんまりとした細部のくぐもった未熟な録音と思っていた。それがちょっと離れたところから繊細な響きまで録られている。派手さはないが、古風な、の雰囲気を出す優れた録音であった。103の為のといっても良い位の回転シェル。本領発揮である。これだけ聴くと他は不要と思える。103、EMINENTを超えろ、である。透明感が優れている訳でもない。レンジも伸びてる訳でもない。エネルギー感がある訳でもない。特に優れているものを持っている事はないが、抜群のバランス。可もなく不可もなく、が高次元で達成されている。ここにきてそれが解かった。以前は特徴の無いつまらないカートリッジと思っていた。SME3012Rをいじった時、心地よくふわっと空間に浮き上がった。このころから良さが解かってきた。今ではその時とは較べ物にならない。「ふーんこんなふうに鳴るのね」だった・・・・それが今では十分聴くに堪える。開発者はこの音を目指していたとしたら何とも渋い感覚。ちょい聴きでは良さが解からないだろう製品を良く作ってくれた。大方の人は一般の評価、それも腕のある少数の人の、で聴いてるだけではないか?とか勘ぐりながらも、40年のロングランはそんな事は無いと言っているみたい。まあ、だいぶ遠回りしたが「機器を使いこなす」事が出来て良かった。marantzMC1000トランスの効果もある。ただ、このシリーズが良いというだけで買っただけの。

ちょっと陶酔しすぎた感想になってしまった。

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回転シェル復活3

2013-12-31 00:00:10 | アナログ

回転シェルを聴く前に、デンオンのマグネシウムシェルPCL-7(多分)に取付けて聴く。並のイチマルサンよりは遥かにいい音を出してると思う。というのは言い過ぎかもしれないが、買った当初は「何でこんなのが良いの?typeⅤのが良いじゃん」と思ってたから。しかし今では、こんなぺなぺななシェルでも103FLの能力を引き出してると思う。ようやくここまで来たって感じ。103FLの音は、音色自体の透明感はそこそこ。実が詰まっているというか、ENINENTがゼリーなら103FLはカステラか。響きはよく出ていて心地いい。上も下も伸びてるか、というとそうでもなく、少し不満なところからフェードアウトしてる。

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SPU シェル破損

2013-12-21 00:00:01 | アナログ

一年以上前、なんか音が割れるのでおかしいなと針を見てみたらエンジンが曲がってる?触ってみたらぐらぐら・・・なんてこった。シェルリードを交換したときにエンジンベースを押さえるネジ穴が割れたと思う。材質は橅材微粉末 55% 入りの高ダンピングの性能、山中塗りの工芸品、とのこと。見ると粉末整形プラスチック?

思えば買った時から色々あった。最初から針圧が3.5gほどかけなければビビリ、一周間位で針が曲がった。音はなんか特徴が無くエネルギー感が感じられなかった。2Ω0.5mVはEMINENTを意識した、老舗の意地かと思ってた。

なんか片chの音が途切れる?と思ったらコネクタゆるゆるだった。

サブなんで思い切ってエポキシで固めてしまう。

ネックの増し締めをと・・・ガタが有る。以前この部分でイタイ目にあったので、この際固めてしまう。エポキシ・・・気温が低いと硬化しない?

 

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SPU Synergy

2013-12-20 11:34:14 | カートリッジ

なぜこのカートリッジを買ったか?一度SPUを使ってみたかった。EMINENTの1.8Ωに近いのでトランスSTAGE202が使える(後であまりいいマッチングではないと解る)、高出力(オルトフォンでは異例)、価格、雑誌の某カメラマンが推してた。ゴールド、ロイヤル、アニバーサリー等も有ったが、ちょっと変わった物を選んだと思っている。今ならGTE辺りを使ってみたい。

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回転シェル復活2

2013-12-19 22:20:55 | アナログ

本番前に純正シェルを聴いてみる。以前の重量アルミシェルでは何か抑制された感じがしたが、純正は流石と思わせるものが有る。鮮度・レンジ感・空気感とか特別すぐれた所は無いが、バランスが良い。過不足無く鳴るというか。

回転シェルを試みる。イマイチ。純正シェルは歪っぽく聴こえる様になるが広がらない。回転シェルは低音は曖昧。中高音は歪っぽくは聴こえなく、エネルギー感が有る。空気感も薄れこじんまりしてしまった。やはりメインにはなれそうにない。

XL22B を回転シェルに付けてみる。高音ないが、意外に良いかも。もしかしてソニーの自信作!?

このシェルは、欠点を修正する。完成度の高い物は効果無し、と思う。デザインもプレーヤーには合わず、メインに成ったらどうしようと思った。不安定な安価なカートリッジに合うのではないか?安物で高級品を追う、という向きには良いかもしれない。

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回転シェル復活

2013-12-19 21:59:23 | アナログ

エミネントが修理前よりなんかキレが無い。なんで回転シェルの復活を計画。古いそれはサブシェルにねじ穴が切ってあり、カートリッジのベース部分にねじを切ってあるEMINENTは取付けられない。よってメインシェルを削りEMINENTも取付けれるようにした。ブサイクになり使わなくなった。先日千葉のヨドバシ行ってきた。アキバに行くつもりだったが千葉に有ることを知り閉店間際買ってきた。AT-LT13a。帰りにドリルを買うつもりだったが、何処の店も開いてなかった。このシェル安い。値段付け間違いじゃないかと思うほど。

ドリルを買ってきた。木工用の6mmが入らなかったから5.9mmと思い5.8と5.7も買ってきた。入れてみたら5.9でゆるゆるだった。木工用と鉄鋼用は違うのだった。

ちょっときついくらいで穴あけ。

ガスレンジで75℃位まで炙りベアリングをするっと入れる。成功。画像で見ると穴は結構イビツだ。

純正シェルリード絹巻銀泉と非常に贅沢な物だったが、断線。以前買ったオルトフォンの8Nトーンアームインナーケーブルを流用。カートリッジ側は山本音響工芸のシェルリード端子。シェル側は・・・

めんどくさいので直結。これが失敗だった。

半田鏝の熱でピンが一本へっこんだ。

サブシェルを取付けたら傾く。穴が若干曲がっていたかも?まあ良しとする。

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カートリッジコレクション

2013-12-19 21:36:23 | カートリッジ

こんだけ揃った。ケースはチョコエッグの応募で当たった。ヒノキの棒に穴を明け、貼り付けたもの。

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IKEDAシェル2

2013-12-19 21:31:05 | アナログ

Eminent。IS-2TBシェル・本体にブチルゴム張ってみた。昨日のヒリヒリが気になったので。音像が無くなった。音自体が響きのみになる。これはこれで悪くない。本来「音」というのはこんなではないか?

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IKEDAシェル

2013-12-19 21:16:28 | アナログ

探してたイケダIS-2TBヘッドシェル(20.6g)。ヨドバシアキバ店に有った。値引きなし。シルバーと黒があり、店員に違いを尋ねると、黒はピアノ塗装だそう。迷わず黒を選択、っていうか、最初から黒に決めてた。結構ヒリヒリ感のある音。これが悪い訳ではなく、本来これが正しい音ではないかと思わせる。本体をチタンにするのではなく首のみというのが見識? シェルは重いほどいいと思う。先端の丸いデザインがEMINENTの丸いベースに合ってそう。デザインだろうがねじの頭の部出っ張らないように一段下がっていて、そのため肉が薄く強度的に?である。付属のシェルリードは6Nらしく、結構細い。ブレードのカートリッジ取付け面は中心に3mm程の溝が有り、ブチルゴムを埋め込んだ。(これの所為か)今思うと可もなく不可もなくという感じ。

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SME ベース3

2013-12-08 22:33:03 | トーンアーム

ベース交換後の音。+SPUsynergyとは相性いい。質感がいい。声は若くも無く年取っても無く適正な年齢。高い処から歌う。驚いた。楽器は前の時の真鍮の響きが消え肉感?がする。像は広がりよりも縦に立ち上がる。やはりこっちか。

好きか嫌いか、で言えば好きでは無い。心地よさでは良い音ではあるだろうが、私のシステムは国産のモニター系と思われ、音色が余計である。付帯音となる。トーレンスには合うと思うが、此処はOrtfonにするつもりである。ARかサンスイのスピーカーでサブ組んでレトロ風にまとめたいと思う。昔のラジオのように。贅沢な、しかも小粋にしたい。

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SME ベース2※

2013-12-08 22:32:34 | トーンアーム

某ラボのアームベース。確かに言われたように音圧は上がった。がしかし音色の異質さが気になった。真鍮製のアームにアルミのベース。音圧が下がるなんて許せないはずなのに、何故かSMEの音を尊重し、純正にもどした。真鍮製なら良かったかも?今ではもう無理。

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SME ベース

2013-12-08 22:32:05 | トーンアーム

メインはAS309Sなので、SME3012Rは本来のスライドベースを使う事とした。多分メーカーは此方が本意ではないかと。以前買っておいたベッドプレートグロメットを取付けた左が純正。フローティングとなる。当時はリジッドリジッドでフローティングなど考えられず、確か3年ほどでオプションのLS-200を買った。20年程これを使っていたことになる。厚さは純正2.3mmに対して4.0mmとなる。材質は真鍮。

THORENS TD521のアームベースの穴明け。グロメット使用用の穴は既存の穴をオプションベース用の大きいネジで広げてしまったので、若干ベースが後ろに下がった場所に明け直した。内側には某ラボ特注のアームベース用の穴が有る。

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スピーカーの好み

2013-12-08 21:39:07 | スピーカー

姉から一時的に預かったrogers  LS3/5aは11Ω。真空管アンプの配線換えて16Ω出力にした。こっちの方が良いかも?裏にはサンスイSP-50、AR ARⅣx。

私は国産スピーカーが好きである。どちらかというと音楽より音を聴く。オーディオマニアだと思う。機械をイジり、良くなった悪くなったが面白い。若しかしたらレコードはそのための手段と思う。音楽ファンの嫌悪するところであろう。しかし私は音楽ファンを嫌わない。

かといってどんな曲でも良いかという訳ではなく、好みは有る。最近は声(ミサ)なんて聴く。フォーレ、プーランクが好き。ちょっと前は弦楽四重奏など聴いた。イタリアカルテットが好み。その前は管弦楽曲。ストラビンスキーが好きで今でも火の鳥は一番である。しかし何故か交響曲はベートーベンしか聴かない。

海外のスピーカーは、あまり所有したいと思わない。タノンイ、JBLも結構聴いた。でも欲しいとは思わなかった。欲しいと思ったの海外製品はアポジ-カリパーシグネチュア、セレッション7000。いずれもリボン型。海外製品はイメージ的に、その個性の為に捨てたものが有るように思う。

思えばまだ自分でシステムを揃える事が出来ない頃、STEREO誌をよく読んでいて、機器の評価でどれが一番か?なんて良く想像してた。その頃の刷り込みで自分の好みが出来上がったように思う。欠点が無く、個性:くせのない物が良いと思えた。

歳を取っても国産高級機を使ってる人を見るとかっこいいと思う。雑誌に2S3003を使ってる人が載ってたと思うがそうなりたいと思った。そりゃ海外の高級機を使えば良い音が出るかもしれないが、国産でも良い音を出したい。使いこなしで良い音を出したい。雑誌に載ってたユーザーのオンキョーGS-1、テクニクスAFP10000等が記憶に残る。

ダイヤトーンDS-2000HR、パイオニアS-3000、ビクターSX-900SPIRIT、オンキョーSCEPTER2002、ソニーSS-G777ES、デンオンSC-R99、ヤマハNS-2000、ケンウッドLS-G5000・・・この辺が私のオーディオ黄金期であり、型番を見ただけでワクワクする。

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LCRフォノイコ試作13

2013-12-06 16:14:40 | PhfD‐3(試作)

安全の為パワートランスのタップを240Vにしていたが、280Vにしてみた。こちらが本来の電圧。終段に供給の電圧が210Vから250Vになった。くぐもった感じがわーっと出てきた。空気感で、というよりエコーに包まれる感じ。不満が解消した。一音一音がはっきり聴こえる。コーラスが分離し声の質感がよく解かる。声系が非常に良い。浮き出てきてしかも心地良い。金属系の音は前に出てくる。  配線も適当で、「電線」レベルの物だが、それでこれであるLCRフォノイコ。実力はこんなもんだろう。相変わらず実在感は無い、空気感も無い。しかし響きが綺麗。音色が正確。うーんテスト組みでなく正式に組んでみたい。。線を6Nにしたらどうなることやら。凄い。・・・少し頭を冷まそう。

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シェルリードワイヤ3

2013-12-03 01:52:51 | アナログ

LWR-8N。フォノイコがLCRに換ったが、とりあえず音出し。おっと、その前にゾノ聴き直さないと・・・と思ったが違いは明白。最初は音像がはっきりくっきり出たのが解かった。そしてエネルギー感。倍近くの金額出してこれ?とも思うが、もう戻れない。ゾノは薄口で広がる感じがあった。今のところ、プレーヤ周りは(私の中で)最強。

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