analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

EL34PPmono 発振6 アース変更

2019-06-05 00:04:12 | MfD‐4 (Mullard)

発振をネットで調べて、思いつくようなことは今の時点でやりつくした。

と、発振の原因で、「共通アース」というのにぶつかった。

以前は何が何だかよくわからなかった。アースに電流なんて流れてんの?と思ってたからだ。増幅で電流を使い切ってアースには何も流れないと一人で納得していた。

有る時、アースを分断して電流を測ったら電流が流れててびっくり。アースについて考えがガラッと変わった。

まあ、もしかして原因ってこれ?

 

探してみたら2018年10月25日(記事ではなく実施した日)だった。

プッシュとプルの出力管の、カソードのアースの間に電源のアースを持ってきてる。

プッシュのカソードのアースから電源のアースを通ってプルのアースを横切りOPTの0Ω端子へ。これを改良する。

 

アース線の微妙な抵抗で共通アースが出来るとかなんとか。

正確には微妙な抵抗で影響するのは電位差が発生してしまう、そうするとそれが他へ影響する、と。例えばプッシュの真空管のカソード電流がプルのカソードのアースラインに流れプルの電流と合流する。それが今の私の解釈。それにアースとグラウンドの違いも有る。今まで間違って使ってたかもしれない。アースというのは地球とすると、接地と解釈する。グラウンドはフレームグラウンドとつかわれるように、シャーシーをアースとみなすもの。

違うかな?

 

 

ハンダ付けを繰り返して、接触不良に少しづつなってきたのかな。なんで半年以上経って今頃異常をきたした?

まあ、正解だったら良いんだけれども、大体違うんだよな。

 

現状のアース配線。

両出力管カソード間に電源からのアース、右の真空管の外側からOPT、スピーカーターミナルのアース配線。

これって右の真空管のカソ-ドのアース、共通インピーダンスじゃね?

 

ということで配線変更。


初段二段目と出力段のアースを分断。

出力段のアースを整理した。

入力端子への電源アースは以前やってたことだが、復活となった。

まあ、実情にあわせて回路図を書いたわけだが、電源部は実情に合ってない。

 

 

本当はコンデンサとチョークの場所を入れ替えて、アースの配線を短くしたいところだが、整流管の熱でコンデンサがやられるのを防ぐためだったのを思い出した。

 

 

これで測定。全く変わらない。ダメだった。

 

 

今までもっと適当に組んでたアンプも有るんだけれども、なんで最初からこういう失敗って起きなかったんだろう。単なる偶然なのか?

製作すればするほどいろいろな問題が出てくる。

もっと早いうちに発振なんて経験してたら自作なんて続けてられただろうか?投げ出していなかったかなんか心配。

 

 

回路図はどうして共通インピーダンス、アースポイントなどの実情に近い書き方をしないんだろう?

と思ったが、配管図と同じじゃない?

フローシートはできるだけシンプルに、実態配線図は実情に合わせ、じゃなかったか?

なので実態配線図が有るんだよね。

そりゃそうだよね。

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