LCRフォノイコがちょっとテンション下がり気味。
なのでレコードプレーヤーをちょっと弄ってみる。ってか、LCRフォノイコでブログ更新となるともう少し纏まった時間が欲しい。
トーレンスTD-521のトーンアームをSME3012RからSME312へ替える。というのは3012R+回転シェルでDL-8Aが思いの外良く鳴ったからだ。メインである312がこれより劣ったらどうしよう、ってことだ。
さてその結果は、微妙だ。音が微妙という訳ではない。そんなにグレードアップにはならなかったからだ。
空気感やふわっとした鳴り方は3012R+回転シェルだ。こちらは聴いていて心地よい。
対する312はしっかりカッチリ鳴っている。聴いていて楽しいか?と言えば3012R+回転シェルだろう。あのシェルはMMカートリッジとよく合う。
ふと、そういえばこちらはTD-521なんだ。このアームは土台をしっかりさせたいのだ。大理石が良い。
まあ、分かってたことのはずだが、忘れてた。
待った。待ったー。いつもの「アルルの女」を掛けた。
こいつは良い。なぜか古い時代:多分このレコードが録音された時代にタイムスリップした。
なんだろうこの雰囲気。
個人的な事だが小学校高学年の時、クラス4人で茜平に宿泊学習をした。その時の寂しさの中に知らない人たちと友達になる冒険心、のようなもの、その時の気分が蘇る。この曲をこの雰囲気で聴くと、だ。
思うにこのアーム、上下左右、しっかりスタビライズされてると思う。カートリッジが揺るがない。そうなると、ダイナミックバランスにしたシリーズⅤも納得いく。敢えてワンポイントにしなかったSME、えらいと思う。
ついでに最近の、リニアトラッキングでないオフセットを取らないアームたち。あれは各所にベアリングもしくはメタルを使っていると思う。このようなカートリッジの微小信号を扱うのにガタのあるものはダメだ。と思う。まあ、買えない人間のひがみでもある。もしかしたら一度聴いたら欲しくなるのかもしれない。
アームはシンプルが良い。
一つ提案。というか、以前故、江川氏がやっていたセイシン製アーム。水平はベアリング、垂直はセイシンメタルの弾力で、というのが有った。アームには、何とか水平か垂直のピボットを無くしたいと考えてるのだが、これが一番面白そう。材質も良いし。逆にタンテを下げてアームを戻すか。もしくはアームベースを独立でベースごと外してしまう?何とか垂直移動を他の手段で賄えないか?なんて考える。