夜は音量を上げられないので、夕方から少し音量を上げて聴いてみている。
・・・あれ?なんか変?
中高音に聴いた事のない音が飛んでいる。
けど、横の広がりが無くなった。
高音もなんか伸びてない。
紙臭い音になった。
ユーロダインの音に似てる。
やっとこの音が出たか! ってなんかおかしい。こんな音出るわけない
DS-3000の前に置いて有ったARをどかした。
紙臭い音がだいぶ減った。へぇ~ARのリアバッフルはもうぐずぐずでニスで固めてるが、それに反射した音がさっきの音を出したのかな?こりゃ、遊びに使えるかもしれない。
っと、横の広がりが無くなった。
おい、どうした?
と思ってる間に広がりが出てきたが、低音が無くなった。そのせいか、声にかかってたマスクが取れた。
なんかずいぶんころころ音が変わるな。バーンイン始まったよう。
うーん無理やりな理由付けだが、OPTの使ってない部分を使い始めたのかな?今までは発振で変な使い方だったとか。
音楽だけが鳴っている。
これが良いのか?疑問が残る。
腫れ物を触るような、凄い純粋な声。
上まで限りなく伸び、繊細な高音。
以前はこれがこの上なく心地よかった。
今は、ただ音楽が鳴っている。
高音は限りなくという感じは無いが伸びている。
声は、抜けがイマイチだが、それっぽい。
一番違うのは低域だ。中高音とバランスしている。どちらかというと下に伸びているというより量感で聴かせる。
これのおかげであの病的な、(腫れ物を触るような)声が無くなった。
今まで良いと思ってたのはカタワな音だったんだ、そう自分に言い聞かせる。
以上はポップスを掛けての印象なのだが、クラシックを掛けると話は別になる。
以前は弦の音は乾いて鋭かった。それはそれで良かった。
今は違う。艶、しっとりとは違う、なにか肉感のようなもの。
以前はこれが出なくて疑問に思ってた。
今は違う。
今まで録音が悪いと思ってた物がそんなことは無い事に気づく。
ノイズリダクションを掛け、雰囲気というか余韻というかが無くなっていたのが微かに聴こえるようになった。
弦の高音部の煩さ、きつさも無い。
が、楽しさも無い。じゃあ何が悪いの?
聴き方。
そういう分析的な聴き方では無くて、音楽を聴く。
そうなんだ、音楽の聴き方が変わってきた。以前は「心地良い」音楽を探してきた。
今はその音楽から得るもの、を聴いている、とでもいうのかな?
音量を上げたとき、発振を抑えて少しは聴きやすくなったかと思ったが、あまり変わらない。
少しは減ったかとも思うが、残っているのは確かなので五十歩百歩。
あーあ、NFB無しの音が高域まで伸びてたらなぁ~。