analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノイコ4部品調達2抵抗等

2017-09-30 21:42:02 | PhfD‐3.2

本日若松通商から部品が届いた。

左画像がそれだ。右は手持ち品。これで大体配置が追い込める。

しかしネットショップも便利だ。注文して明日か明後日には手に入る。ショップの努力も大変だろうに。ほんとは店に出向いて商品を手に取ってのわくわく感が良いのだが、今はそれもままならない。逆に高速代、燃料代、時間は節約できる。

 

 

各抵抗の特徴は、

ヴィシェイVSR:音質は最高。多分世界最高。だが、価格がとんでもない。大きさも適正、リードも使いやすい。大容量、抵抗値に制限がある。

アルファFCLX:音質はほんの少しVSRに劣るが不満は無い。大きさも使いやすいが、リードが短い。これも容量、抵抗値に制限がある。

東京高音電波(TKD)RN65:音質はアルファに近いが、若干乾いたイメージか。これも不満ではない。20年ほど前に一回使ったはずだが、カソードバイアスに使ったせいか、音質が良く分からなかった。ボディは少し大きめで使いづらい。容量、抵抗値に制限があまりない。リードは細く、若干不安。

デール(今はヴィシェイ)無誘導シリコン巻き線抵抗RS-2B:音質はVSRに比べるとSNが落ちるが肉付きが良い。容量は充分だが、抵抗値が22kΩまでしか無いので制限される。大きさも程よく、リードも太い。使いやすい。

 

 

以上、アンプ制作に使う抵抗はこのくらいか。高抵抗はデールの金皮。まれに酸金を使うがあまりよろしくないかも。

 

 

以前はカーボン抵抗を好んで使った。先日入力トランスのターミネート抵抗に使ったが、味付けには良いと思った。最近のカーボンはアムトランスのものが良い。リケンの物が癖が少なく良かったが、生産をやめてしまった。リケンはアムトランスに引き継いだらしいが、カーボンの音色が少し濃いめに付く感じか。一番最初はアレンブラッドレーばかり使っていた。今はメキシコ製らしいが、これが一番カーボンらしい抵抗の音と思う。しかしこれを使っているマラツン#7はなんであんな音が出るか不思議だ。例のPFB?

セメント抵抗、ホーロー抵抗は以前は良く使ったが、かさつく音質の感じなので最近はあまり使わない。赤茶色の金属皮膜(酸金?)も使ったが、艶々しすぎだ。まあ、悪くは無いが。

他にもタクマン、デールのカーボン?、アムトランスの廉価のもの等、安くアンプを上げるには良いのだが、凡庸。いつか、このような抵抗を使って素晴らしいアンプを作れる日が来るのだろうか。

 

 

抵抗には今が一番いい時代だ。将来の為に余計に買っておくか?(下衆な考え)

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TD-521のベルト交換

2017-09-29 22:28:18 | アナログ

TD-521のベルトを交換した。こんな一本だが色々考えさせられた。

画像が横?スマホで撮ったらこうなった。パッケージが袋に変わった。ちょっぴりショック。

二つ並べると、結構伸びてる。

色艶は変わらない気がするが、プリントが若干薄くなってる。

今までは、起動時、手でタンテをある程度回してやらないとベルトが外れてしまってた。いちいちタンテを外し、ベルトを掛け直してた。

それからコーという音も聞こえてた。モーターについてるプーリーはクラッチが付いてて、それが滑ってるのだと思ってた。ナガオカのベルトを使ったとき、若干短い気がして、タンテとモーターのシャフトを引っ張って、軸受に負担がかかってるのだと思ってた。

それらが一挙に解決した。結構張力も増した。これならナガオカも行けるかな?なんて思う。ナガオカの29cmを試してみよう。

最初、このタンテを仙台のショップで買ったときについてたベルトは5年くらい使った。予備でもう一本もらったのでそれも5年くらい使った。ヨドバシカメラで買ったのは一年ほどでダメになった。調べたらH28.6.11。尤もこれは、長く持つようにベルトにポリメイトを塗ったからかもしれない。長期在庫品かなとも思うが・・・。

以前は半値だったと思うが、おいそれとは買えない値段になった。


音は、はっきりしたように思う。こんなに違うか?ってほどだ。コーって音は何だったんだろう?収まった。これのおかげかS/Nも良く成ったと思う。

新潟駅のヨドバシカメラで在庫が有るはずだった。片道3時間かけてはもう行けないかな。先日ハードオフ巡りのついでだったらよかったのに。富山市のクリア―サウンドイマイに行ったら取り寄せだと言われた。

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LCRフォノその3部品調達

2017-09-28 21:46:41 | PhfD‐3.2

部品が集まってきた。

左下:WBTの半田。そろそろアルミっトの半田KR-19RMAが無くなってきたので、WBTの半田を使ってみようと思った。実は抵抗4本だけでは物足りないというのも有った。

それと抵抗:デールのRS-2B。RIAAの辺に使おうと思う。

以上は桜屋電気店より購入。

 

下の真ん中と上真ん中二つの抵抗は増幅部等に使う。上右はサーキットブレーカー。これを使った後は電源スイッチ + ヒューズは使う気にならない。HGは柔らかい音、無印ははっきりした音、と確か店長に聴いたが、そんな感じかもしれない。

以上は海神無線より購入したもの。

 

下の右はタンタルコンデンサ。これはEL34PPmonoの初段カソードパスコンに使う予定。ほんとはウェットタンタルが良かったが、予備を含めて買うつもりで8個としたら結構な額になってしまうため妥協してしまった。でもここに電解を使うよりは良いと思っている。と、言いながら、電解が悪い訳でもない。

 

下に敷いてあるのはEL34PPmonoのシャシーに使う予定の2mm厚のアルミ板だが失敗した。以前作り直したときには2mmで組んだらこれが撓んだ。それで3mmにしたのをすっかり忘れてた。

 

明日もう少し部品が集まる。

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LCRフォノ配置

2017-09-27 11:17:59 | PhfD‐3.2

配置を考える。昨日始めたRIAA部、シャシに乗せるとちときつい。

若干修正しよう。

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それではぼちぼちと。LCRフォノ組み直し

2017-09-26 23:12:40 | PhfD‐3.2

さて、始めるか。

大まかな配置は決めてあるが、RIAAの設定回路が決まってなかった。

概略の絵を買いたが、肝心の部品が揃ってなかった。取り敢えず持ち合わせのあるコンデンサのみ取付けた。

足を短く切ってしまったので、苦し紛れの配置となった。

ここの抵抗は東京高音電波製のTKD RN65 0.5W と、 ヴィシェイ/デールのむ誘導巻き線抵抗3Wを混ぜて使う。というのはTKDの在庫が無かったり定数が無かったりでデールで穴埋めだ。

他の増幅部はアルファ抵抗を使う。それぞれ海神無線、桜屋電気店、若松通商で購入だが、設定が面倒だったり、ブラウザが変だったりで登録に難儀した。

 

後はトーレンスのベルトも欲しい。

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TD-2その4

2017-09-25 00:11:59 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

最後の試しに入力トランスTD-2のターミネート抵抗を40kΩにしてみた。

これは当たりだろう。バランスが申し分ない。決まりだ。

今日は日曜なので、ちょっと大きめで鳴らす。


・・・鳴り方が変わったぞ?各楽器の実在感が無い。響きだけで鳴ってる感じ、とでも言おうか。そのまま、音色がどう、高音がどう、そんな解析が必要ない、そのまま鳴っている。それでいてつまらなくない鳴り方。


凄い。


最近思う。DS3000という、トランジスタアンプで鳴らすことを目的としたスピーカー。こんなのは、真空管アンプでは鳴らすべきではないのではないか。今鳴っているEL34PPmono、こいつではDS3000の能力を出し切っては無いのではないか?もっとこう、電流をぶち込んでやって家が震えるほど鳴らしこむのが正解なのでは?なんて考える。

しかし、この清涼な空間感、浮き上がる楽器、きつさのない音色、これは真空管アンプでしか、今のところ、私は出せてない。ソニーのプリメインアンプも良いが、全部が一色に纏められる感じがする。低音の駆動力は過去最高なのだが。


いよいよ組み直し開始だ。


ひゃっほい。

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アオマツムシ

2017-09-24 19:32:07 | その他

アオマツムシが入ってきた。

朝家をでて、帰ってきても居るから死んでると思った。触覚をつまんで捨てようとしたら後ろに下がって逃げようとした。紙に乗せて表へポイ。

この家にはいろんな虫が入ってくる。

ワラジムシ。

ウマオイ。

ヤモリ。

ゲジゲジ。

カメムシ。

洗濯機にはオオムカデが居た。

ちょっと嫌かも。

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TD-2その3

2017-09-24 00:24:03 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

EL34PPmonoの入力トランスをTD-2にしてターミネート抵抗を

無し

10kΩ

5.1kΩ

と替えてきた。これらではどうも低音が無くてA-8713と同じになってしまう。

5.1kΩではまだいいか?とも思ったが、もう少し良く成らないか試してみた。

2kΩだ。

おぉ?いいかもしんない。バランスは少し良く成ったか。

しかし、レコードを代えていくと何かおかしい。音に力が無いというか、インピーダンスのミスマッチというか。

そうだ、これはTF-3にターミネート抵抗を付けたときに似てる。インピーダンスのミスマッチのようなあれだ。

試しに抵抗の片方の足を外してみる。

力が出た。失敗だったんだ。アブねぇ危ねぇ。泥沼にはまる気配がした。抵抗値を下げたんでそっちに行ってしまい、トランスに電流が行かなくなっちゃったんだ。電圧かも。

なら抵抗値上げるか。24kΩ。

タクマンの抵抗かも。

クラシックは良いんだよな。でもポップスを掛けるとバランスは良いけど高音がちゃきちゃきするんだよな。これは抵抗のキャラクターだと思う。

前の2kΩ。クラシックには良いんだな。小編成のものなんか、ストイックでこれでなきゃ、なんて思う。けどポップスがかからないのはカタワだろうて、良いところを見つけよう。

今日はもう少し時間が有る。33kΩを試そう。

おお、良い感じかも。低音の雄大さが戻ってきた。酸金の抵抗だからか、周波数特性からか、高域がちゃきちゃきしてるが、一番いいかも。もうこうなったらどこまで行くか、47kも試してみよう。

47kΩが無かったので思い切って50kΩにした。多分酸金だと思う。

低音は弾力が有って、過多っぽい。高音もだいぶ減衰した。抵抗無し、までは行かないが、だいぶそれに近付いてしまった。40kΩ近辺がいい処だろう。ここまでくれば気が済んだ。

やはりこの抵抗で音は変わるが、高抵抗にするとあまり影響は無いかも知れない。低抵抗で電流を流すと其の音が現れるのではないか。

地道な作業だったが、これでほぼ決定だろうと思う。

漸く組み直しに入れる。今度は真空管両脇の端子台の間隔をもう少し広げてパーツの密集度を下げてやるつもり。配置は基本変わらない。

よしよし。

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TD-2その2

2017-09-23 00:07:12 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

EL34PPmonoの入力トランスをTD-2に替えて、昨日は最初良さそうだと思った。そのあと気持ちを集中して聴いたがなんかおかしい。中音がこもる。低音が出た分中域にかぶったのだろう。しかし高音も無い。これは前に聴いたEL34PPのステレオ版で聴いた音と思い込んでいた。

ちょっと考えると、中音にかぶるのは、スピーカーの話だ。ウーファーの接続を外すと声がクリアになり、痩せる。繋ぐと声がこもり太る。アンプでこれが有ってはおかしい。

やっぱり入力トランスだ。単純に、真空管のグリッドに繋ぐにあたりインピーダンス比を変えると周波数特性も変わるのか?・・・良く分からん。

取り敢えず入力トランス二次側に抵抗を抱かせよう。ターミネート抵抗だ。

どうでも良い事だが、ターミネーター抵抗と呼ぶ人がいる。これだと名詞+名詞で文法的におかしくね?この抵抗のことを「ターミネーター」と呼ぶんじゃね?

まず、通説通り、10kΩを抱かせる。画像左。手持ちの関係で薄茶色のデールの金皮だ。これだとA-8713のときと同じだ。却下。

次に半分の5.1kΩにする。画像右。これは青いリケンのカーボンだ。少し下寄りになった。まだもうちょっとのような気がするが、これでどうか、もう少し聴きこむ。ダメだったらもう少し抵抗の小さいものにしよう。

少し先が見えてきた。

 


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現在の音25

2017-09-22 00:32:14 | システム

TD-2を使って1日経った。アンバランスな音ではない、まともな音だが、過去最高とは今は言いづらい。

「ズン」が出た。

バランス的には今が一番良い。しかし、低音が無かった時の、A-8713を使ってた時の中音の見晴らしの良さが出ない。それでもTF-3を使ってた時よりは良いし、いま、マーゼルのチャイコフスキーバイオリン協奏曲を聴いてるが、ステージ感が良く出てる。演奏が良いのは分かっていたが、コンサートホールに居るような感じが出たのは初めてだ。

こんなにも良く鳴っているのに、A-8713の中音が欲しい気もする。あれはカタワな音なんだと自分に言い聞かせているが、どうか。このまま行ってしまうのか。A-8713に戻るのか。

組み直す計画が進んでいるが、パーツが集まるまでの間もう少し聴き続け、結論を出そう。

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TD-2

2017-09-21 00:40:49 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

EL34PPmonoの入力トランスにTD-2を注文した。

HPの記述をよく見たら、30~20kHzと書いてある。ガーン。失敗じゃん。600Ω:10kΩにした意味がない。

まあ、試してみるかと、準備をする。NP-126を外していると到着した。本体は意外と小さい。

低音はコアサイズに比例して・・・なんて聞いたことが有る。TF-3より小さいじゃないか。

EL34PPmonoは見た目も考えて、敢えて6SL7を使ってるんだぞ。

まあ、仕方なし。しかもなんだこのねじ端子。信号の端子に近いじゃないか。どんな穴開けんじゃい。

ま、折角だから付けてみる。頭の中はもうすでに600Ω:600Ωのトランスを探してる。けれど、昇圧したこのトランスを使わないとこの中高音は出ないんじゃないか。低音はサブウーファーで増強して・・・いやいや、低音でないシステムでサブウーファーで補強は邪道じゃないか?正攻法で纏めたアンプ(低音が出るアンプ:この場合、入力トランスに600Ω:600Ωを使う)で鳴らしたスピーカーをサブウーファーで補強がスジでない?なんて考えてしまう。

などと考えながらトランス交換が終了。ついでに6SL7のグリッド抵抗も600Ωから82kΩに戻した。

 

音出し。やっぱり低音は少ない。高音も繊細さが無く、まだ、エージングが済んでない音だ。もう少し聴きこもう。どんなふうに化けるか。

 

ものの30分程で本領出てきたと思う。NP-126のような中音の滑らかさは無く、キリッと、少し張りのある音。多分これがタムラの音。アモルファスだ、ファインメットだ、が、どうでもよくなる。(ほんとか?)

低音もなぜか前より出てる気がする。スーバーバスサウンドのCDを掛けても変わらない。低音重視のCDを掛けてもトランジスタアンプのような低音の快感は少ない。まあ、前よりは有るが。但し、レコードを掛けると不満は無いほどに出るようになった。まあ、レコードはそんな重低音は出ないからな。

 

思わぬ成功。いやあ、ちっちゃいトランスがかわいく見える。音は特性じゃないんだ、というのが少し分かった。勿論特性は大事にする。

もう少し聴いて、また低音がなくなるような感じに成らないか確認しよう。

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NP-126

2017-09-20 18:14:41 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

EL34PPmonoの入力トランスをアイエスオーのNP-126にして数日聴いた。低音に関してA-8713より満足は行くが、何か段々低音がなくなってきた気もする。

試しにスーパーバスサウンドというCDを掛けてみる。こいつは下から

12.5Hz

16Hz

20Hz

25Hz

31.5Hz

40Hz

50Hz

63Hz

80Hz

100Hz

のサイン波が30秒ずつ鳴るようになっている。

掛けてみると、12.5~25Hzまではほとんど聴こえない。31.5Hzになってやっと聴こえる。

やはり、下の方の「ズン」は30Hz以下なのだ。これが欲しい。

 

電源トランスとチョークをタムラで揃えてるので、入力トランスもアイエスオーではなくタムラで揃えたい。サンオーディオに問い合わせたら、タムラのTD-2というのが良いのだそう。TKS-24というのはどうかと聞いたら、二次側がプッシュプルで使えないトランスとのこと。シングル用らしい。

早速TD-2を注文した。

合わせてEL34PPmonoを組み直そうと思う。入力トランスの穴が違う、今は無いコンデンサの穴が開いている、チョークとコンデンサの位置を入れ替える(最初に戻す)、出力段の真空管ソケットの横のスペースを広げ、部品配置に余裕を持たす。アトラスの端子台は固定端子と絶縁部品がゆるゆる動くのでやめにする。

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A-8713

2017-09-19 00:37:29 | トランス

このトランス、どうしよう。600Ω:20kΩの比率は何に使うのだろう。周波数特性的には低音が減衰しすぎてパワーアンプの入力トランスには使えない。20kΩの方の巻き線をパラにして5kΩで使うとセンタータップが無いのでプッシュプルでは使えない。LCRフォノの段間に使うか。

最初、このトランスにほれ込んでもうひと組買ってあるんだよな。当時このトランスがこの価格で買えるのは奇跡と思い、近い将来値上げするのは目に見えていた。今は2倍以上の価格になってしまった。

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トーレンスにしてみた

2017-09-18 00:00:51 | アナログ

オルトホン以外のカートリッジを聴きたくトーレンスにした訳だが、国産の代表、DL103FLをチタンの山本音響工芸シェルに付けてみた。

良く言えばHiFiだが、味も素っ気もない音。オルトホンの音を聴くとつまらない感じに成ってしまう。やはり国産のプレーヤーが合うのかもしれない。トーンアームはDA-303、タンテはDP-3000、キャビは大理石か皮張りのDK-200。この辺が面白そう。


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SME312との組み合わせ、など

2017-09-17 12:47:51 | カートリッジ

オルトホンSYNERGYのエンジンのみとSME312の組合わせがすこぶる良い。意識してるとしか思えない。SMEがオルトホンを、だが。これがEMINENTだといまいちなんだよな。

安定感。以前は中音が厚いとか特徴が感じられたが、今は安定感。特に「ここが良い」というのは感じられず、普通に鳴っている。

針をレコードに乗せる時感じるトーンアームの動きの感触。行きたいところにびしっと決まる。こうなると3012Rは、あの細いパイプで「よじれ」を起こしてるような思いがよぎる。最初はなぜナイフエッジを辞めたのか?思ったが、答えがここにあると思う。

それからマグネシウム特有の「軽さ」が音に現れた気がするが、それも無くなった。もしかしたらパワーアンプの低音が少し戻ったからかもしれない。

いま、ようやくスタート地点って感じか。


SME312の調子が良かったので、ちょっと休ませよう。トーレンスを出す。いろいろなカートリッジを聴きたくなった。

オルトホンのSL15EをエスピーユーGシェルに付けた物。

なんとも佇まいが良い。プリンとコイルのエンジンだが、よく働いてる。あと、このシェルは中高音にジャリっという感じが乗るが、今日はいたって滑らか。パワーの低音が改善されて、こんなにも良くなるかって感じだ。

なんとも芳しい音だ。かっちり感は無いが、あいまいさが良い雰囲気を作っているようだ。

時々、日立の中古レコード店で聴いた、アルテックのユニットをオンケンタイプの箱に入れた、ホーンドライバー付きのシステムをほうふつさせる音が出る。ダイレクトラジエーションでこれが出るんだ。凄い。

最近オルトホンが調子いい。

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