analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリの動作点の変更 その11 OPT20kΩの音

2021-03-31 00:02:34 | LfD-1

プリのOPTは10kΩで使い、出力管の5687はrpを低めで使う。下画像右のトランスタップ。

パワーは初段12AU7のカソード抵抗Rgが10kΩ。

色々変えてみたが、この辺が良いところかな。

 

これで鳴らしている。

もう少し高域寄りのバランスでも良いか、とも思うが、悪くはない。

中低音重視の上に高音が乗っかってる感じ。

パワーのRgを4.7kΩにしてた時は、この乗っかってる高音が無かった状態だ。

少し前に感じた高音が伸びてなくCDがつまらなく聴こえた、や、SYNERGYがもっさり聴こえたのでメタルシェルにしたらバランス取れた、のは多分このためだったと思う。

試しにSYNERGYを純正の樹脂シェルに戻したら前の音に戻った。これなら聴ける。

レスピーギのローマの祭りの、低音の衝撃波みたいのがメタルシェルでは明らかに意識できる「ズォオオン」だったが、樹脂シェルでは凄みのみでさらに低い領域で微かに鳴ってる。此方が正解と思う。

後は声に歪っぽいとこが有る。偶になのだけど。

 

多分チューニングとしてはこれで終わり、なのだが・・・。

一個気になっているとこが有る。

プリのOPTを20kΩで使い、パワーの入力抵抗を上げたらどうなるか。下画像右の方のトランスタップ。

 

動作点をもっと右寄りで使ったら:プリのOPTに合わせて5687を高圧で電流を絞り内部抵抗を上げて使う。

OPTへの5687の内部抵抗の倍数が小さい方が良いような気がする。

例えば、

OPT IMP / 5687rp = 3

より

OPT IMP / 5687rp = 2

の方が良いように思う、ということ。

 

これは単に勉強の為であって、聴いて見ようというだけ。ダメなら戻すつもり。

20kΩの巻線を半分しか使ってないのではないか?と言う疑問が有るが、10kΩで使った方が低域の周波数特性は良いハズ。

これを確認する。

 

20210305

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パワーのハム対策 チョーク回転

2021-03-30 00:05:41 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

少し前、中音が少し歪っぽいと思った時に内部を眺めてて思った。

そいやチョークの向きを変えたらハム減るかな?

タムラのチョークはケースに入ってるので巻線がどの方向を向いてるか分からない。

幸いネジ穴開け直しと配線のし直しだけで済んだ。

ケースの外形、長辺の面を入力トランスから電源トランスに向くよう90°回した。

これが当たった。磁束がIPTに向いてたのだと思う。

入力ショートでプリとパワーを繋いで12mV程になった。前は40mVほど有った。

F特測定は、変わりなし。赤い線にほぼ乗っかってしまった。

歪率は若干上がったが、誤差とも言えなくもない。

 

20210303

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プリの動作点の変更 その10 測定

2021-03-29 00:02:54 | LfD-1

プリとパワーを繋いで測定してみた。

F特。少し良くなった。前回の物は青線で、今回の物は赤線。

ひずみ率。前回より悪くなった、が、誤差と言えなくもない程度。

伝送インピーダンス。700Ω程になってしまったので、パワーの12AU7のRgはやはり8kΩ位がいいのかもしれない。アルファの抵抗は何Ωだったか。下グラフの赤線。

この時、オシロで波形も一応見といた。

10kHz

7kHz

4kHz

特に問題無いと思う。F特測定時に目視で他の帯域も一応見たが、問題は無さそうだった。

 

結果はほぼ想定の中に入った。

ただ、A‐8713の電圧をもう一度測るのを忘れてしまった。

 

20210302

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プリの動作点の変更 その9 鳴らす

2021-03-28 00:07:45 | LfD-1

プリのOPTの巻き線を10kΩにし、パワーの初段12AU7のグリッド抵抗Rgを10kにした。

ここで鳴らしてみる。

高域低域のバランスは良いが、もう少し高域寄りのバランスが好み。

プリのOPTを20kΩで使ったときは中高音の音場が独特に広がる。空間感がある。でも低域が寂しい。

パワーのU7Rgを4.7kΩで聴いたときは低域寄りで雄大な感じが出る。

これらを足して二で割ったら面白いシステムになると思われるが、たぶん無理なんだ。

今の音はごく普通の音。前の音に比べると特徴の無い、つまらない音かもしれない。

ただ、音楽がそのまま鳴る。不満も特に無い。

 

ただ、まだ声の歪みっぽさが有る。

 

あとで測定をしてみよう。

 

20210302

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プリの動作点の変更 その8 グリッド抵抗変更

2021-03-27 00:04:54 | LfD-1

今回動作点を変える実験をする前の状態:プリのOPTを10kΩで使ってた時の物に戻った状態で一旦聴いて見た。

そのころの記憶とあまり変わらず、高域のシャンシャンがカットされた感じだ。TREBLEを絞った状態では中音まで曇ってくるがそれは無い。中低域はホクホクな感じで肌触りが良い。

 

これでパワーのグリッド抵抗Rgを8kΩに替えたいが、手持ちがない。10kΩにした。

これだとプリのOPTのプライマリー側の半分が9.7kΩになるはず。これで5687のrpの4倍。実際に電流と電圧を測った結果から推測するとOPTのIMPはもう少し高めに出ると思う。

まずはプロコフィエフを掛けてるが、特に問題は無さそう。ヴァイオリンが良い感じだが、「もう少しウェットになってくれたら・・・」と思うが、CDではこの辺が限界だと思う。取り敢えず合格。

 

それでは高域の伸びてるレコードを幾つか掛けた。

いつもの古今集。最近このレコードをテストに使ってる。

多分高域は伸びるようになった。高域・低域のバランスはよいと思う。

A面最後の「眠りの坂道」が良い。高域のない楽曲だと思ってたが、無いなりにパリッと鳴るようになった。前はもっさりだったのに。

音場の広がりは無くなった感じだが、不満は少ない。しかし考えてみると広がるときは高域寄りのバランスの時の気がする。

今のバランスがまっとうなのか。ただ、奥行きは感じるようになった。

8kのところ10kΩにしたのでやりすぎかと思ったが、もう少し大きくてもよかった。

いつも暫くすると「あれ?」っとアラが見えてくるのでもう少し聴いていこう。

 

 

少し思ったが、電圧伝送はこんなこと考えなくても良いんだな。電力増幅はトランスにお金かかるし、マッチングも厳密には取れにくいんだと思う。

 

20210228

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プリの動作点の変更 その7 トランス実測してみる

2021-03-26 00:03:40 | LfD-1

プリのOPTとパワーのIPTの、入力と出力の電圧・電流をそれぞれ測ってみた。

(20kΩ:600Ωの電圧比は公称5.8倍のはず。)

タムラのA‐8713の電圧比は3.9倍、アイエスオーのNP‐126は5.4倍となった・・・。

これ(電圧比)により計算したNP‐126の一次IMPは4,549Ω、電流と電圧を測定したものは4,398Ωとなった。(下図の左寄りの真ん中辺)

なんという、電圧比はこんなに違うのか。

これだと計算と合わないはずだ。

計算をやり直したら、まあ何とか良いところに行った。前は倍半分で違った値だったが、差が二割ほどに収まった。

これで計算すると、真空管の内部抵抗rpとOPTを10kΩ:600Ωで使用したときはインピーダンスとの比が1.9倍。(上の図左側真空管の右上の辺)

20kΩ:600Ωのときの試算は、実際の巻き線が分からないのでやめた。っというか計算が解らないし。

 

10kΩで使うか、20kΩかなどはまあ、使えない(音がおかしい)訳ではないが、こういうのも味付け程度の解釈もできなくはない。この辺がアンプ設計の面白さ(難しさ)なのかもしれない。

 

 

 

それからインピーダンスの測定方法で、オンオフ法の値もほんの少し見えてきた。

プリの出力インピーダンスとパワーの入力インピーダンスが違っており、どう解釈するのか?この二つの平均が計算値と実測値と割と近くなった。ただ抵抗パラの合成抵抗値の計算をすると合わなかった。

下図真ん中辺、少し左の計算値336Ω。その右の下、赤い四角が平均値。

 

全く合わなかった数字が寄って来たぞ。

これでプリの出力管5687のrp2.4kΩとOPTのインピーダンス4.4kΩの比をもう少し大きくするには、パワーの初段12AU7のグリッド抵抗を4.7kΩから8kΩにすればプリの出力管5687rpとOPTimpの比が3になる。(実際には測定値との差を考慮して少し低めにする予定。)

 

これで高域が伸びてくれればなぁ。

 

20210228

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プリの動作点の変更 その6 少し考える

2021-03-25 00:04:10 | LfD-1

現在の音は、中高域重視型。

今回手を加える前は中低音重視で高音が足りなかった。この時はプリのOPTを10kΩで使ってた。

私は中高域重視が好みなのでどちらが良いかと言えば今の方だが、前の時の低域バランスの音も惜しい。

この中間が良いのだが、なんかおかしくないか?それからインピーダンスの実測値による計算と机上計算値の違い。これを何とかしないと「設計」の面白さが半減する。

 

 

以前頂いたコメントを見直した。

※1 パワーのIPTはタムラのA‐8713をアイエスオーのNP‐126にし、10kΩで使うと低域が3dB上がる。

※2 プリの出力管5687を低内部抵抗rpで使う。

あの時は言葉では解ってたつもりだったが、理解して無かった。

 

※1 についてはもう一式NP‐126買うか?と迷ったが、以前一回やってA‐8713に戻したのだった(意地っ張り)。

※2 については内部抵抗を下げるメリットが分からなかった。電流を上げたことが良かったのだと思ってた。丁度12AU7の動作点について、なぜあんなに低いところで使うんだろう、歪が増えるだけだろうに、とやっていたからか、電圧は「高い方が良い」と思い込んでいた。

 

プリのOPTを20kΩで使うと中高域寄り。10kΩで使うと低域寄り。ならこの間に出来ないか?調整はパワーの初段

12AU7のグリッド抵抗で。

もしくはパワーのU7のグリッド抵抗を4.7kΩからもっと小さい値にするか?これには何となく良くない気がした。

 

 

なら5687のrpをもっと下げれないか?

 

 

プレート電圧を下げ、カソード抵抗Rkも小さく (270Ωに850Ωをパラって200Ω位にした) してrpを下げる。

プレート電圧は200V程に上げていた。これを140V程になるようにする。

これで測定した。

F特

歪率

インピーダンス

各部の電圧

を測定したが、前とあまり変わり映えしない。rpが2.6から2.4kΩに少し下がった位だ。

待てよ、コメントに”昇圧比からインピーダンス比を出す”とあった

ならばOPT・IPTのIN~OUTで電圧を測定したら実際のインピーダンス分かんじゃね?

つづく。

 

20210227

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どうでもいい事(オーディオ以外)

2021-03-24 12:05:14 | その他

超音波加湿器は消費電力は小さいが部屋の温度を下げる。

蒸発しやすいうえに蒸発潜熱を食う。

部屋の温度を上げないと飽和水蒸気量は上がらず、空気に溶けないで気温の低いところで結露する。

熱はそこから部屋の外へ。あまり効率の良いものでは無い。

 

湿度計を見ているが、ストーブにヤカンが良い。

 

 

 

恵安のノートPCをつかっているが、値段なり。

速度は下限ギリギリ、ストレスを感じる。これは上を見るとキリがないので・・・。

半年ほどで付属のACアダプター(USB TYPE3)が使えなくなったので違うものを使っていたが、最近充電できなくなった。規格が有り、みな同じと思ってたのだが。

モバイルバッテリーでは充電できるが30%ほどまで。

よく見ると付属は5V3000mA。使ってたのは5V1A以下の物。これを手持ちの2.4Aの物にしたら充電できた。

5Vは共通のようだが、容量が色々ある。

それと画面が下半分1~2mmほど右にちらちらと動く。

SLEIPNIRを使い始めてからなのだが、CHLOMEと競合してんのか?とCHLOMEを削除してみた。

変わらないのだが、ふと丸椅子に置いたらならない。両足の上に置いてるとなるので、本体底面の力のかかり具合で接触不良を起こしてるのだと思う。

 

 

 

モバイルWiFiの繋がりがよくない。接続をリセットされるときがある。

料金も月四千円を超えた。これは想定外だった。この料金って分かりづらい。

丁度Broad Wifiから案内が来た。キャンペーンで機種交換できると。

価格の確認をして、依頼した。繋がりが悪いのは他の部署に問い合わせてくれとあった。

色は不問で依頼した。毎月の料金は高いと思ったがこういうのが有ればむしろ安いと思った。

クレードルは電源を送り、信号を取り出す。これは今のを使えると思ったので頼まなかったが、新機種は形が微妙に合わずセットできない。ばらそうとしたが結構硬い。ねじも三角の奴だ。

かなり無理矢理組付けたら何とかなった。

 

今までWiFiの無線機を使っていたが、使うのやめた。無線機に繋ぐケーブルをデスクトップPCに直接つなぎ、スマホとノートPCはモバイルWiFiの無線機能を使う事にして無線機を使うのやめた。

ケーブル(IEEE1394?)が短く距離が近くなったが使えないことは無い。ほんとは端末を高いとこに置いた方が電波が良い。

 

この無線機はルーターモードとブリッジモードがある。以前は自動でブリッジになっていたが、今回はルーターモードに切り替わった。しかし調子が悪い。接続が切断される回数が増えた。これでは使えないのでブリッジに手動で切り替えた。少し調べたら、無線機とモバイルWiFiが競合したとか。

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SME312のマウント変更

2021-03-24 00:05:25 | トーンアーム

SME312の固定ネジを変えようと思う。

アームを取り付けるのにタンテをを外しキャビを立てないとネジが締まらない。しかもΦ2cmほどの穴の奥にナットを刺さないとならないためかなりめんどくさい。

ねじの長さは65mmは欲しいと思ったが、M3の長ネジなんて無い。

たまたま見つけた60mmを当ててみたら届きそうだ。ただ、材質がユニクロだ。

まず穴をパテで埋めた。

板を張り穴をあける。

ネジが届かないので折角張った板を剥がしたら、大理石に張ってあるベニヤが少し毟れた。

一本ネジがフォノケーブルに当たるので後で交換しよう。

 

少し鳴らしているのだが、音が良く鳴った。

ただ、タンテシートをサンシャインのセイシンシートから純正ゴムに戻した。

声の少し上の辺のS/Nが良く鳴ったようだ。

シートの効果だけでは無いようだが、ねじだけでそんなに変わるか?

 

20210226

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SME312の取り付け方法を変える 試し

2021-03-23 00:06:16 | トーンアーム

アームを取り付けているネジを締めるのがめんどくさいので、ねじを長いものに交換しようと思う。

が、その前にやってみたいことが有った。

キャビネットとアームの分離。

以前使ったSME3012R用のベース。

銅板に防振ゲルを貼ったもの。これを使ってみる。

ネジ止めせずに錘で押さえる。

大理石キャビの合皮カバーも一旦外す。

高域に少しきつさが乗る。多分銅板と共振してるのかと思うが、厚さ・大きさが足りないような気がする。

3012Rの時は気になんなかったのにな。

一音一音の存在感が増して弾力的。結構良かったのにな。

けど、人造的な音になる。

残念だが、却下。

 

20210225

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なんかおかしい ~元に戻した

2021-03-22 00:03:15 | LfD-1

システムの調整が終わった、と思うのだが・・・

中高音寄りの音場が開ける。

高音の繊細感も出てきたかな。少しサチッてる感がしないでもない。

そういえば、プロコフィエフのCDが良くない。

去年はもっとHOTな、ウキウキするような感じで鳴っていた。

今は冷たい。

 

 

 

 

少し調べると、去年の6月21日に録画(録音)をしていたので、その時の仕様を調べると、プリが5687カソード抵抗Rkが250ΩでNFBが1dB程掛かっていた。

 

これか。

手持ちのパーツで変更する。

5687のRkは270Ωに戻す。

ドロップ抵抗を調整し、初段12AU7の電流を1.1mA、5687は13.6mAほどにし、合計を電源トランスの能力を少し超えたが30.6mAにした。

5687のプレート電圧Epは180V程。これで2.6kΩ程に下がった。

ネットに動作例がある。

Ep 180V

Ek -7V

Ip 23mA

rp 2kΩ

Gm 8.5

μ 17

電流が大きいが、もしかしたら固定バイアスなのかな。実際にはこの動作に近いと思う。

先日測定し計算したOPTのインピーダンスは7.7kΩ。実機のrp2.6kΩの約三倍。

良いとこに行ったのか?そういえばEL34のカソードパスコンを付けたときも今のような音になったと思う。

 

これでもう一度プロコフィエフを掛けた。

音が元に戻った。低域のふくよかな、キツさの無い感じ。

ただ、バランス的には中高音が低音に勝っている。高音を無視できれば前のプリのOPTを10kΩで使ってた時の方が良い

 

 

なるほど、動作点の違いが少し見えてきた気がする。

そういえば元設計の那須氏は5687の電流を7mAなんてのでやってた。なんでこんな動作点なんだろうと思って雑誌を見返したら、電源の容量 とあった。

私はMONOにしたので倍の容量がある。

 

後で思ったのだが、5687の内部抵抗が私の計算では4kΩ、那須氏は3.6kΩと記述があった。

いま私はOPTを10kΩで使っている。内部抵抗rpは2.4kΩ程。

ざっくり言って那須氏はこの倍で使っているのではないか。OPT20kΩでrp3.6kΩ。

もしかしてマッチング(最適負荷)も取っているんじゃないか?

考えすぎかな。

 

 

いま、わたしのプリは5687が13.6mAほど流し、Epが180V程だ。OPTのNP‐126は片側20mAまで流せるので、カソード抵抗をもう少し小さいのにしたら面白いかな。上記の例では23mAと有るので、17~18mA位流したらどうなんだろう。

また疑問が増えてしまったが、これは電源トランスを変えなければならない。

(このグダグダまだしばらく続きます)

 

20210223

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グリッド抵抗

2021-03-21 00:05:25 | アンプ

今回パワーアンプについてはグリッド抵抗Rgの抵抗値を変えていくつか試した。

4.7kΩから始めて、5.6kΩ、8.2kΩ、10kΩ、47kΩなどを試した。

5.6kは良かったが、それ以降は音がサチッたような気がする。12AU7の最大Rgは超えてないはずだが。

 

そして最近何となく見えてきた。

以前プリのVRを100kΩにした時は低音が無く、250kΩにしたらバランスが取れた。

使っていた後段の12AX7に掛かるものと思ってたが、前段に影響してたのかもしれない。

負荷が軽くてハイ上がり・・・逆だな。

 

そしてこのRgを大きいものにした時、感度が上がった。ちょっとの入力信号で、大きな音が出た。

それゆえ前段が歪んでた?この辺はもう少し解析が必要だな。

 

最近実験によって以前から思ってた謎が解けてきた。凄いことだ。

私は、やはり文献を読んだだけでは理解できない。

実際に組んで、測定してみないと理解できない。今までは言葉の暗記だ。知った風な事を言ってただけ。

 

Rgについて。

①規格表には真空管により最大値が決まっている。最小値は無いのかな?

②プレート抵抗は次段のRgの半分くらいにする。負荷としてパラになるので負荷抵抗が小さくなる。

→コンデンサーが有れば交流的に絶縁なので、直流の話か?電流が流れ過ぎるのか?

③余り小さくすると、リーク電流が流れる。5687はリーク電流が流れる時が有る、と言う話が有るので注意したい。

 

(のちに考えが変わります・・・)

 

20210221

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細かい変更、等々

2021-03-20 12:04:22 | セッティング

調整が一段落して鳴らしてみたが、どうも声がサチッてる気がする。

これでは聴く気になれないので、パワーの初段12AU7のグリッド抵抗を8.2kΩから4.7kΩに戻した。

 

タンテはトーレンス、カートリッジはSYNERGYをGシェルに入れたもの。

マンラツMC千昇圧トランスにLCRフォノイコ。

ラインアンプはオートバランス型で、初段12AU7のカソード抵抗を少し小さくし、終段5687のカソード抵抗は大きくした。合わせて電源を調整チョークインプットにした。5687のP損失は2.3Wに上がった。

スピーカーはDS‐3000。

 

あまり大きな音は出せてないが、それでも良い感じ。なぜか前回よりいい音に感じる。

若干左に音が寄るのは何だろう?

試聴にはいつも響き、余韻を確認してしまう。

今回もだが、今回は一音一音に纏わりつく余韻が良い。チョークインプットにして音像型に変わったと思う。音場の情報は少ない。解像度が上がったというには少し違う感じで、質と言うか音色が変わった。はじく感じが出ているのだが、全体に滑らか。

ああ、そうか。私はこういう音を目指してチューニングしてきたのだと思う。

声なんだが、これ以上の物は無理なのかな、なんて思う。

ホーン型の、あの後頭部も表現してしまうような立体感。

ダイレクトラジエーションには無理かな。どうしても音場に埋め込まれた「顔」と言う感じになる。

ホログラフィックには浮き上がらない。像ではなく場を表現するようだ。

 

ああ、でも良い音になった。

 

ラックの左側から奥に行けなく雨戸が閉められないのと、ラックが高くてぐらぐら動き不安定なので、位置を少し真ん中に行くよう右に30cmほど移動した。

トーンアームのインサイドフォースキャンセラの錘が支点アームに絡まってたが、これが左に寄る原因だったかも知れない。

 

20210221

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プリの動作点の変更 その5 U7動作の変更

2021-03-19 00:08:17 | LfD-1

出力段は初段の影響を受けないのか。あれこれやって変わったのが初段の影響か?と少し気になった。

12AU7の動作も変えてみる。

まずは電源のドロップ抵抗のみ変えて、内部抵抗を上げてみた。

F特はあまり変わらないが、歪が少し悪くなった。

 

そしてカソード抵抗Rkを換えてみた。

内部抵抗が下がった訳だが、伝送インピーダンスが下がり、歪が更に少し悪くなった。電流値が上がるので歪は良くなると思ったのだが。

 

音出しするためにRchも変更した。

念のためパワーを繋いでF特・インピーダンスを測定したがあまり変わらない。

こちらのチャンネルが少し良くなっている。個体差かな?

 

音は少し変わったのだが、良くなった部分もあるし悪くなった部分もある。

特に今の音が良いとか前の音が悪いとかの判断はできない。

ただ、回路的に今が良いハズだ、という事で戻す予定は無い。

 

20210220

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プリの動作点の変更 その4 F特・IMP・歪

2021-03-18 00:03:09 | LfD-1

F特を測定してみた。rpが4.1kΩの時もrpが3.8kΩの時も変わらない。

インピーダンスは、rpが下がった方が伝送インピーダンスが上がる。

歪は良くならなかったが、これは初段12AU7の電圧が下がっているので何とも言えない。

まあ、3%歪の時のパワーアンプの出力17.7Wが16.6Wに下がった位なので問題は無いと思う。

 

20210219

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