LCRフォノイコの初段の調整をする。NCC松尾のタンタルコンデンサの手持ちが結構有ったので、カソードのパスコンをフィリップスからこれに交換した。設計は220μFなのだが、100μF×2とした。タンタルコンデンサはウェットタンタル(銀タンタル)ではないのでちょっと心残りだが、それでも過去に聴き比べた電解とタンタル(タンタルも電解の一種)の結果、電解は高域が若干ちゃきちゃきと言うかジャリっというか耳障りな音が聴こえたので此処のパーツは気になっていた。もちろん音楽を聴いているときは解からない程度の物。実際電解を繋いでた時が一時期有ったが、音は気に成らなかった。ふと画像をチェックするとタンタルの+側が赤とそうでないものが有る。間違えたか?音は問題ないが電流が微弱なので2つある片側だけで持ってるのか?慌てて中を開いた。+側が赤の物とそうでない物が有る様で間違っては無かった。
6CA7ppMONOを組み直したとき、カソードのパスコンを付けてみたことが有った。(元回路は無し)。そしたら押さえつけられた、所謂音が死んだようになった。ヒーターのAC点火とDC点火に似ている。パスコン無しを聴かなければ問題無い。むしろこのコンデンサで音の変化を少しにして増幅を上げてるのに驚いた。うちの場合、そこまで増幅率は無くても良いのでパスコンは付けていない。
一緒に出力の抵抗がヒーターに近いようだったので、アース線と一緒に張り直した。
この後、画像は抵抗を外してしまったが、コンデンサに27kΩの抵抗を付けいた。そして、昨日買ってきたデールの22kΩに交換した。
Rchもやった。
これだけやったのでハムはさぞかし小さくなるだろうと期待したが、試聴ではほとんど変わらなかった。しかも折角買ってきたデールの抵抗による電圧上昇は起きない。ドロップ抵抗と思っていたが、初段のE80Fの消費電流が小さいからなのか電圧が上がらず、ここは何の抵抗なのか意味が解からなくなった。もっと抵抗値を小さくすれば変わるのかもしれないが、設計が33kΩなのであまりにも違い過ぎる。
LCRフォノイコに関しては今の所全てやった。この後何か改良を思いついたらやると思う。
先日初段E80Fの電圧調整の為、抵抗を交換したが、電圧を測ってなかったので測ってみた。プレート電圧が一割ほど低く、カソード電圧が一割ほど高かったが、他はほぼ良いところだ。二段目の12AU7の電圧が若干高かったが、これは初段の電圧をもう少し上げてやれば良いところに収まるのではないかと思う。
まだ若干ハムが有るので、ヒーター電圧を下げる、という手も有るらしいが6.3Vに対して6.2V弱なのでこのままか?
いま、ホルストの惑星・マーゼル指揮を聴いている。奥行きは余り無いのだが、深さを感じる。この低域のSNとエコー感。これが良くなったからだと思う。昔吹奏楽でこの曲をやった時、文化会館でのリハの雰囲気を思い出した。やっぱり高域は伸びてないようだ。だからこの雰囲気が出てるのかも。
今気付いたのだが、このゆるぎない定位感、安定感。まるでCDを聴いているかのよう。この安定感はアームか?312はぶっといテーパードパイプを使っている。そしてアンプたちも安定しているからか。スピーカーも脚では無く平面で押さえてるからだと思う。そうだ、このガタを取った時の安定感だ。ああ、この部屋の照明が眩しい。良い音を聴いているときに感じるこの感覚。何とか高域を伸ばしたいなー。
そろそろLCRフォノイコを仕上ようと思う。Lchのハムが取りきれてないが、これは後で考えよう。
まず、入力に繋いでた可変抵抗の値を測る。最大から5ノッチ戻った所に固定する。すると52.3kΩだ。設計の47kΩに近い。よって47kΩにする。
このフォノイコはアルファで要所を固めようと思う。VISHAYは高価いし、アルファは国産という事で。本体色の青色も気に入っている。入力の真空管のカソード周りも買ってきたが、この抵抗基板用の様で脚が短い。ラグに届かないから後で足を継ぎ足して纏める。
そんな訳で入力抵抗を取付けた。
さて音は、ちょっときついが全体に締まりの利いた音になった。低音なんて宙に浮いたような、地面に根を下ろしたでは無く、トランジスタの様な音になった。ちょっと色気の無い音かもしれない。これだったら入力抵抗はVRの方が良いかも・・・なんて思ったりするが慣らしも有るのでもう少し聴いてみよう。
フォノイコの電圧がおかしい。E80Fの設計電圧に対して測定すると
片やプレート電圧が74.9Vでカソード電圧が0.83V。
片やプレート電圧が67.1Vカソード電圧が0.957V。結構ばらつきが有る。
真空管を左右入れ替えたが各電圧値はか変わらない。抵抗・コンデンサがおかしいか?とE80Fの周りをすべて外して測定するも問題無し。はて、困った。なんでだ?未使用の真空管を取付けてみるとこれも変な値。変な値?もう一度真空管を左右入れ替えた。おお、今度は電圧値が入れ替わった。さっきは何だったんだ?見間違いか?
ついでにヒーターの電圧を計ると左右合っている。
此処でネットで調べた。E80Fと言うかこういう5極電圧増幅管はばらつきが大きいらしい。私の持ってるものはテレフンケンだが、ダイヤマークが無いのでOEMらしい。結構な値段した記憶が有るが、そんな価値は無いので購入時は注意しろと。と言ってもこの真空管、中々出物が無いので苦労する。いっそ、他の真空管に換えようかとも思うが、規格とか結構大変だ。まあ、一本一本挿して測定して、ペアを組もう。幸い少し多めに買ったはずだ。
昨日聴いたパワー以外アイソトランスを通した音はどうもつるんとしていけない。先程CDとプレーヤーを接続してフォノイコとプリは元に戻した。肉感が戻ってきた。一昨日聴いたあのニュアンスは出てないが、アンプがあったまってないからかもしれない。
昨日あのあとアース線を左右のフォノ増幅部にそれぞれ接続したが、ハムは変わらなかった。音の為には多少のハムは気にしない、みたいなことを書いたが、音量を上げて聴くとさすがに曲が終わって「ブーン」と言うのが気になった。ハムバランサ付けたら変わるかな?今回交流点火を試したのは一つに某真空管アンプ雑誌に300Bの点火方法の実験特集が有って、交流点火が好ましい結果だったからだ。直流点火と定電圧電源点火も有ったが交流が一番良さげに思えたから気になっていた。もちろん(でもないか)monoパワーは交流点火であり、音が良いのはこの所為かも?と思っている。
余り期待は出来ないが、交流点火のハム退治、探してみよう。そろそろアンプが暖まってきたか、良い音になってきた。こないだほどではないが、良く成った。戻って良かった。
昨日の音が非常に良かったので欲をかいた。
タンテとLCRフォノイコ、プリをアイソレーショントランスIP-2000に繋いだ。元気が無くなった。こりゃだめかも。ピアノのピーンという音は突き刺さるように鳴るが、他はのっぺり。暫く使ってなかったのでトランスが暖まってくるのを待とうかと風呂に入ったが回復せず、なんか違うかも。
もしこれでダメだったら、IP-2000はソース用:タンテとCD用にしようと思う。
いま、やりたい事、スピーカーケーブルの交換、プリのヒーター電源の交流化。あと電源の極性合わせ。LCRフォノイコの増幅部はモノラルなのでアースを昇圧トランスから2つに分けてそれぞれに接続。このアース線、今は電線レベルだが、もしかしてもっと良いケーブルをあてがってやると良いのかもしれない。今まではヒーターは信号が流れないのだからとろくな物をあてがってなかった。このヒーター交流化でその考えが変わった。
ネットでヒーターの交流化を少し調べた。多少偏見も入るが、メーカーは直流、自作派は交流のように分かれてるように感じる。メーカーは多少音質が悪くても壊れないものを選ぶ。アンプが壊れたらお客さんに迷惑がかかるだろうと。アンプが壊れて巻き添え食ってスピーカーが壊れた、なんて事に成ったらそりゃ大変だが、自作やってる人は自作やってる以上多少は覚悟はしてると思う。スピーカー保護のためにあらゆる保護回路、万人向けのその回路が時として私には不要で無駄な場合が有る。それが嫌で私は自作をしている。そして演奏中は聴こえないハムの為にこの交流点火の音を諦めるという判断。私には許せない。演奏が終わった後の無音部分で「ブーン」。確かに興ざめかもしれない。しかし自作を続けてこのハム対策に苦労を重ねると、多少は仕方ない、此れのお蔭でこの音が手に入る、となれば多少のハムも我慢する。これは作ってもらった食事には「その苦労が解からず」おいしくない、まずいと不平を言う。自分で料理をするようになってまあ、多少は目をつぶろう、となってきた。それに近いと思う。
段々システムの調子が上がってきたようだ。押さえつけられた様な感じは減ってきた。でも昨日の「肉感」はまだちょっと足りない。
LCRフォノイコのAC点火が思いのほか良かったが、「あれは夢か?」次の日聴くと全くだめという事があり、検証してみた。
大丈夫。良い。良かった。しかしなぜ巷ではAC点火がやられてないのか。多少のノイズが有ってもこの音を聴くと戻れない。音が生きている。若干SNは悪く、広がりももう少し有ってもいいと思うがそこはトランス・チョークを使ってる為か、仕方ない。
これならDL103FLでも行けるか?
お気に入りのプーランクの合唱を掛けてみた。いやはや、この103FLの無個性は声で生きるのか。SYNERGYが一音一音の質感で来るなら103FLは全体の響き、か。これなら鑑賞に堪える。良かった。
さる方のブログを読んだ。高齢の方のシステムを聴いて、スピーカーがアンプたちに負けてるという。それも二人で訪れて聴いて、その方の家を出てから話した感想だそうだ。感想は良いが、その人が気に入ってそういう組み合わせで聴いているのにつべこべ言う必要はないと思う。他人からすればどってことない音が、当人にはかけがえのない音かもしれない。(もっとも本当に当人が気付いてない=二人の意見が尤もなのかもしれないが。)
何故こんなことを言うかというと、もし他人に私のシステムについて意見されたら私は多分不愉快になると思う。もちろん感想は聴きたいが意見は聴かないと思う。この音・自分のシステムの音は、音もそうだが気に入っているバックグラウンドが有る。スピーカーのDS3000は、若い頃、サウンドトップスという雑誌でリファレンススピーカーに使われていた事。当時はリファレンススピーカーとはそんなにびっくりするような高価な物では無かったように思う。しかも評論家たちは自分のシステムで試聴を行っていたことが大部分であったように記憶する。そしてその雑誌ではスピーカーケーブルにモニターPCのPC-10Sと言うのを使っており、随分後になるがわたしも真似をした。有るとき夢を見た。何故か姉の部屋で寝ていて、起きたらDS3000が鎮座していた。夢とも疑わず、眺めていた。やっと手に入れたよ、と思っていた。・・・当時は3ウェイが主流でそこから一歩抜きんでてるものとして4ウェイに興味が有った。(今であったら多分2ウェイを選ぶ。)他にコーラルDX-Ⅺ、ヤマハNS-890このへん辺りしかなかったが、あとは眼中になかった。そしてDS3000を入手してしばらく経って解かったが、この4ウェイのまとめ方は傑作だ。まるでフルレンジの様な鳴り方をする。個人的には、狙ってうまく行ったのではなくたまたまうまく行ったのではないかと思う。まあ、ダイヤトーンはDS505、DS5000、DSV5000、DSV9000などいくつか4ウェイが有るが、DS3000の成功で以降の4ウェイが続いたのだと思っている。デザインも気に入っている。この頃の一般的なユニットは、「フレーム」が有るが、DSシリーズはプレートに付くデザインで、キャビネットから浮き上がらず、一体感を感じるようになっている。
そういう訳で音だけでたとえばスピーカーを決めている訳でなく、「こういう音を出したいならこういうスピーカーを使うと良いですよ」と言われても、納得できないと思う。スピーカーだけではなく、アンプ、プレーヤー、セッティングに至ってもである。
今日現在の音だが、実に良い。声。声は「腫れ物を触るような」ピュアネスは無いが、十分クリアである。余計な物が無い。それでいて肉感が有り、響きがこちらに飛んでくる。若干ホーンの様な鳴り方である。エネルギー感が有り、ポップスのバックの効果音が浮き上がり、飛び回る。まあ、その分低音が無いが、そこはSWで補う。自分的にはSW無くても全く良いが、一般的に「カタワな音である」様な気がしてるので鳴らしている。
高音の伸びはもっと伸びた音を以前は出していたが、今は此れで充分である。上から降ってくるような音が好きだが、声の脇でシャンシャンやっている。まあ、無機質な音にならないだけいいだろう。広がりは特に感動するほどではないが、横幅が制限された感じが無いので不満は無い。NFタイプのフォノイコは今では位相ずれの様で聴く気になれなくなってしまった。
他人に聴かせた場合、特にフォノイコはNFでもLCRでも違いは判らないと思う。しかしこの微妙な違いが私には大事なのである。
ああ、過去最高の音、それが今ここに有る。一時期は「腫れ物を触るような」ピュアネスが無く戻ろうか迷ったが、この音を聴くと「此れで良かった」そう思う。
ストラヴィンスキーのMASS。じっくり聴いたことが無かったが、結構良い。ストラヴィンスキーらしい色気の無い曲だが、なんか懐かしい響きがする。この人、声も作曲するんだ。
LCRフォノの音がイマイチ良くない。終段のECC99のプレート電圧が定格なのにカソード電圧が設計3.2Vの所3.88Vも出ている。それじゃあ電流値も設計0.5mV程の所17mVと出てもおかしくないわな。
もう片chを測ったら、パチッとやってしまった。どっかと短絡したが、どこかわからない。これはソケットが中古だったので接触不良だったのか?と思い急きょソケットの交換とした。交換した後は問題ないが、プレート電圧がおかしい。ドロッパ抵抗を22kΩだったのを15k→10kと5.6kΩまで下げたが、プレート電圧が上がらない。
うーんさすがにこれでは下げ過ぎだろう、と真空管を換えてみる。そうしたら今度は電圧がかなり上がった。真空管の寿命だったか。と納得し、調整に入る。
でもなんかおかしい。片方は上がるのにもう片方は上がらない。
抵抗値を下げてるのに電圧がリニアに上がらない気がする。試しにヒーター電圧をを測った。なんとこれだった。
定電圧回路を弄っても電圧が6.3Vまで上がらない。もしかして「パチッ」とやったのはてっきりプレートとグリッドの短絡かと思ってたが、ヒーターだったかもしれない。やっちまった。部品が無い。
実はヒーター回路はDCでやってるが、此れだとトランスが熱く成りすぎるし、整流器も熱い。夏場は触れないほどケースが熱くなる。これはきっとトランスの6.3V巻線を2つ直列で使っているのでE80Fが0.3A、12AU7が0.3A、ECC99が0.8Aで計1.4A/片chになり左右で2.8Aでは定格オーバーではないか!と思い雑誌を再度確認したがやっぱり定格オーバーで使ってるようだ。な訳でこれは試しにAC点火にしてみるつもりだった。パワーアンプはAC点火だろ、傍熱管だからACで大丈夫だろ。これが根拠で、どんなもんか一度やってみたかった。やってみて分かった事は、AC点火は電圧降下しない。DCでは電流が流れるのと一緒に電圧も下がる。DC点火はこういう訳で6.3Vでは無く18V位にしてくれると良いんだよなーとずっと思っていた。
実際に音出しした。ノイズは「ブーン」・・・。やっぱり出るか。っとアースを繋いだら結構治まった。これなら聴くに堪えなくはない。実際パワーも少しハム出るし。
それよりなにより、ナンダこの音は!ベールが剥がれてLCRの苦手と思っていた細かいニュアンスが出てきた。驚いた。カソードパスコンを取った時の様な音。そしてアキュレイトな音。これが出てしまってはもうNFタイプのフォノイコは聴けない。しかもアナログはSYNERGYとSME3012R、DP7000だ。EMINENTではないのだ。楽器がそれっぽく、ニュアンスが出る。こんな音出されたらエスピーユーファンは堪らないだろう。
ちょっと前、一週間ほど前だが、どうにも音が悪い時が有った。その時はCDかそこそこ鳴ってたのでフォノだ、と当たりを付けた。このLCRフォノは二段目の双三極真空管をパラで使い後段のトランスから見て5kΩになるようにしてある。確かこの真空管の電圧がいい加減だったような気がしたので、確認することにした。もしズレてたらインピーダンスのミスマッチであんな音になったと想像したのだが、測ってみると問題ない。ついでに測った初段と終段の方がずれてた。初段の方はプレート電圧が69Vのところ60V程しか無かったが、ここはドロップ抵抗で調整出来ると思う。問題は終段だ。プレート電圧がほぼ良いがカソード電圧が高い。こんなときはどうするのだろう?仮にヒーター電圧が間違ってたとして暖め過ぎ?後でヒーター電圧を確認する。それが原因でなかったとしてグリッドリーク抵抗か?見た感じ抵抗のカラーコードは合ってるのだけどなー。さて困った。終段のECC99はJJのオリジナル管で余り情報がない。
確認と冒険の為、電流値を測ってみることにした。段間のトランスの入口の配線を外しテスターを間に噛ませ、電源オン。電流値は15.6mVの所、17mV弱。10%弱だから良い所だろう。終段のECC99のカソード電流も測ってみる。5.2mVの所、16mV。やっぱり流れ過ぎだ。そういえばここは1本の真空管でSRPPを組んである。ここを何とかしよう。
EMINENTの最適負荷抵抗を探る。ああ、でもなんか今日は集中できない。こういう時は思いっきり音量を絞ってこちらから聴きに行く。頃会を見て音量を上げる。
1.まずは5/25ノッチ。多分47kΩぐらいではないか。これは広がりがあり心地良いが、低音が少ない、何か高音中音低音がちぐはぐ。統一感が無いかもしれない。
2.次に24/25ノッチ。多分100Ω位。低音は少し出る様になったが、中音が広がらず、押さえられた様な感じ。
3.そして3/25ノッチ。多分10kΩ位。この辺が良いバランスかもしれない。ただ、今日は疲れたのか集中すると眠ってしまう。明日にでももう一回確認しよう。
いま、Lchの音が小さい。前に出力段のカソード抵抗を測ったら確かばらつきが有った。それでPPのバランスが崩れて本来の出力が取れてないのではないか?まあ、真空管を交換したり、カソード、グリッド、またはプレート抵抗を測ってチェックしてみよう。
それでは本命、TD521+EMINENT。まあ、これはTYPEⅣを聴く前はあまり良くなかったので期待してなかったが、やっぱり駄目だった。音が薄く、もやーか、ほやーだった。でも前聴いた時より低音は出てる気がする。と、思ってるうちにいきなり広がった。なんだ?本領来たか?AX-1200みたいに「ぱーん」とは来なくて「ほわーん」と鳴る。これは此れで悪くない。
若干低音が弱く、高域優勢な感じだがこの声周りのエネルギー感は悪くない。では、VRを2ノッチ下げてみよう。バランスは良いが、頭を押さえつけられた様な感じになった。TYPEⅣでも感じたがこれは駄目だ。1ノッチ戻そう。高域と低域とのバランスはこれが一番だと思う。まあ、ほんの少し抜けが悪い気もするが、最初のもう1ノッチ戻したところはちょっと異常・やりすぎとも思う。サックスの音が若干歪っぽく聴こえるのでこの辺が良いところでは無いか。歪っぽくと言うのは、インピーダンスがミスマッチでエネルギーが削がれるとこの歪っぽさがマスキングされると思うからである。歪はもしかしたら針のゴミが原因かもしれないし。
明かりを消して聴き入ると、なんか広がらない。試しに2ノッチ上げたら右cHが小さくなった。あれ?接触不良?と思って2ノッチ戻したら音量が戻った。あっれれ?ノッチ数えたら18??何か勘違いしてた。探ってたらやっぱ5ノッチの辺が良いみたいだ。
なんでだろ?もしかして今、入力抵抗値が47kΩで無いのか?まあ、そこは明後日辺り計ってみようか。
昨日のEL34PPmonoを聴いてて飽きるのではなく、飽きるのはstereoタイプの間違いだった。いま、monoタイプは良く鳴ってる。