では鳴らしてみよう。なんとなく自信はある。
いつもの秋元薫。最近のリファレンス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/4e/eb04628e51bb7566ac30da2f1cd30aad_s.jpg)
やった、歪っぽく無い。これだ。
低域の迫力は少し落ちるが、あのノンNFBの音だ。
しかもあの時より広域が伸びていて繊細。私の好みの音だ。
やっと出た。
スピーカーは問題無かったんだ。
左右の広がりとか、声の純粋さとか、今までももっと良かった時もある。しかし今の音はトータルでは一番だ。バランスが良い。
最近気にしてるところ。コーラスがソプラノで聴こえるか?調子悪い=高音が伸びてないとコーラスがソプラノでは無くアルトで聴こえる。ソプラノで歌われるともう最高。
腫れ物のような声が出てた時は、低音の量感が無かった。しかしSN感は一番だった。
左右の広がりが出てた時も低音が無かった。これは位相ずれだったのだと思う。
今は、これのためにこれを犠牲、というのが無い。
良く聴くともっと問題が出てくるのかもしれない。しかし今はこの音が一番。
過去最高の音だ。
やっとここまで来た。
まずは「まともな音」。変に凝った、変わった回路ではなく、シンプルな回路。これて突き詰める。
ほんとはOPTが良く分からないが、まあまあ良いところまで勉強できた。
ここまで来ると、どんなスピーカーでも鳴らす。
駆動力。そしてSN。あと、無歪。
「このスピーカー、あのアンプだと鳴るんだけどこれだとなー」が無い。
SP-50
AR-4X
NS-10MM
そしてDS-3000。
何でも来い。
以前、FASTというアンプを聴いた。
ソナスファベルのたしかミニマを鳴らしていた。小型スピーカーからこんな色々な音が出るのか、と思った。
次にタノインの何だったかな?署名?スピーカーを聴いた。この古典スピーカーからこんなにワイドレンジな音が出るんか。私の自作では無理だな。と思った。
その時は駆動力、と確か島元さん?が言っていた。そのころから駆動力を意識したのかな?
ただし、それぞれのスピーカーの個性、柔らかさ、滑らかさが感じられなかった。
この両立を目指してきた。どっちかっていうと駆動力寄りだが、良いところへ来たのではないか。そう思う。
トランジスタアンプでは出ないつややかさ、音(音場ではない)の立体感。そのうえで駆動力。それが出たのではないか、そう思う。
艶を出すために、とか、立体感を出すために、とかの技術は私には無い。
最近努めてきたのは管の性能発揮、だ。基本に忠実に。
キホンってなんだ?
それを勉強しながらやってきた。
アンプはDCだけでやってきたが、ACをやり始めて色々分かってきた。
冷たいよな、雑誌とか、技術書にはそういうのは書いてないんだもん。今になって、あ、そういう事ね。って。ちんぷんかんぷんな文章も、今は少し分かってきた。
少しは進化したかな。
自作をやらない人は気の毒だと思う。
世間の評判にあやかって、せぶんさいこう。とか言ってる。それを見下すような文章を何度も見たが、なんとなく分かってきた。
銘機を鳴らす喜びはあると思う。しかし自分の好みの音は出てるのか?まあ、他人の好みをとやかく言う資格はない。
周りが良いと言ってるものを好みとしてるのでは?
自分で作って好みの音が出たときの喜びは何とも言い難い。
せぶんのぼりゅうむはくらろすたっとにかぎる。
私も若い頃はそう思ってた。
ガリが多く、ノイズの出るVRが良いの?
今の私だったらアルプスのVRをセブンに付けちゃうな。
今回MfD-7(TAP-29type)を作って思った。はちびーは整形美人だ。
すっぴんがいい。
だいぶ話が反れたが、という訳で今は三結プッシュプルのノンNFBアンプ。
まあ、この辺にしておこう。見下すのは日本人の悪い癖だ。