Rchを組むのに真空管ソケットが必要。なので旧型EL34PPmonoを解体。これだけでは足りないのでラインアウトトランス付のプリアンプを解体した。使えそうな部品を取外し、ケースにして戻した。
そして新型EL34PPmonoは電源の200Ω巻線抵抗の穴を追加し、電源のコンデンサの取り付けネジ穴を横に広げた。EL34のソケット、ラグ端子、電解コンデンサ、整流管5U4GBのソケットを付けた。今日はこれが限界。
Rchを組むのに真空管ソケットが必要。なので旧型EL34PPmonoを解体。これだけでは足りないのでラインアウトトランス付のプリアンプを解体した。使えそうな部品を取外し、ケースにして戻した。
そして新型EL34PPmonoは電源の200Ω巻線抵抗の穴を追加し、電源のコンデンサの取り付けネジ穴を横に広げた。EL34のソケット、ラグ端子、電解コンデンサ、整流管5U4GBのソケットを付けた。今日はこれが限界。
ここで片チャンだけだが、音出しをしてみる。右stereoの片チャン、左今回の物。一緒に鳴らした。うん。良く分からない。そりゃそうだ。片方づつMONOで鳴らしてみる。
新型は高音に歪が感じられるが、音が深い感じだ。ノイズも少ないかも知れない。良い感触。あとはエージングが済んで化けるか?
しかし同じ回路だが、電源のコンデンサの容量が違うが、音量(ゲイン)が違う。新型の方が音小さい。
詳しくは聴いてないが、良い感じだ。
新型は一音一音が浮き上がる感じで、旧型はノイズに埋もれてる。これはOPTの違いだろうと思う。といってもそんなに違いはない。
しかし左右別のというのもなんか音楽の一体感がない、気がする。違う二組のスピーカーを鳴らした時のような。思い込みかもしれないが。
まあまあ、いい感触を得たのでもう片チャンも始めよう。
そろそろ仕上げに入りますか。
整流管からチョークの間にドロップ抵抗をかます。値は200Ω。他に初段のドロップ抵抗91kΩ、82kΩ、68kΩ、そして33kΩ。この33kΩは良く分からんが、多分電源オフ時にたまった電荷を放出するものだと思う。何れも酸化金属皮膜抵抗であまり音は良くないものらしいが、KOAというメーカーの物だし。第一他に3Wなんて抵抗手に入らない。どす黒めの赤い酸金抵抗も有るが、通販のやってない店だ。二桁円なので10本づつ購入。実は海神無線は税抜き一万円以上お買い物で割引がある。それを間違えて税込み一万円程で購入した。「あれ?」と思ったがもう遅い。
DALE25W200Ωを買ったが、最近のは端子部が金メッキだ。驚いた。以降は今回必要ない部品だが購入した。貴重な5pFのマイカコンデンサ、初段プレートに付けるものなのだが、予備だ。JJのブロックケミコン560V100μ+100μは残り一個だったが、これも予備。チューブラの450V100μ+100μも予備だ。
まあ、最初に戻るわけだが、パーツを元に戻した。
電圧測定。まあ、良い所だ。ただ、初段プレート電圧が低いのにカソード電圧が高い。どういうこっちゃ?抵抗ではどうしようもない。もしかして真空管?
出力段の電圧は良いとこだ。だ。が、いいのか?真空管がくたびれてないか?そんなんで電圧調整していいのか?
音を聴いて、どの後考えよう。
今日はつかれた。部品を注文したのみ。
200Ω25WのDALEメタルクラッド巻き線抵抗
酸化金属皮膜抵抗3W各種
100μ+100μのJJブロック電解コンデンサ
当々。
いつもの海神無線。いっぺんにこいつらが揃う店はここだけだ。
到着を待つ。
今日は疲れたので、チョーク前のドロップ抵抗のみ。
75+75で150Ωだったが出力管のプレート電圧が418Vと少し高かった。これを100+100で200Ωにした。これがドンピシャだった。電圧は401Vとなった。
二段目位相反転段の電圧はいいところだが、初段が下がりすぎ。69Vほど欲しいのに59Vと低い。ドロップ抵抗を100kΩから下げないといけない。82kΩ、68kΩ位か、25W200Ωの抵抗と手配しないと。
もう少しだ。
前回の投稿はダメダメだった。
その25ではなく26。
そして二段目位相反転段の51kΩと68kΩを交換すべく外した。手に取ってみると「あれ?大きい。2ワットじゃね?」と思いアムトランスのHPで大きさを確認するとやはり2Wだった。なんだ、注文しなくてよかった。いま、初段と二段目のカソードの電圧が動く異常を見つけられず、電源トランスの辺からキューンと変な音がする。藁をもつかむ思いなので、抵抗を変えてみた。
やっぱり変わらない。うーん、なんだ?
回路図と実機と睨めっこ。うーん異常無いじゃない。
とりあえず終段6CA7の電圧を決めようかと測ってみる。初段は電流が小さいので終段には影響無いだろう。
おお、プレート電圧488V?なんじゃ?慌ててスライダックを絞る。うーんもしかして真空管の不良?反対チャンネルの真空管に差し替える。今度はカソード電圧を測ってみる。AC70Vほどだがカソード電圧が1.6V程にしかならない。うーん。プッシュ側を測ったのでプル側を測ってみる。9.6Vで安定。おお、これか?もしかしてカソード抵抗の接触不良?
付け直す。異常は変わらない。
って、もしかしてOPT?またFX-40-5の悪夢が思い出される。ファインメットのOPTおしゃかか?またGOMANNANIGASHI出費か?いろいろ頭を駆け巡った。とりあえずプッシュとプル側で配線を入れ替える。
測定すると、見事に正常な電圧が出た。左右で差が1V程。振れもなくなった。プレート電圧は416Vと少し高い。ほかの初段や二段目も良いところだ。やった。今回はガッツポーズではなく、ホッと胸を撫でおろす感じか。
勝手に原因を考える。
OPTから6CA7へのプレート配線のはんだ付け不良。電圧が不安定。
よって6CA7のカソード電圧が不安定。カソード電圧はプレートの後を追っかけるように変動するとして、プレート電圧が切れ、まだカソード電圧が残ってるうちにプレート電圧が復帰、電圧上昇。その変動に振られ、初段、二段目が振られる。そんなとこか。
全部の電圧を測った。終段が18Vほど高い。これはドロップ抵抗でもう少し落とそう。
二段目は良いところだ。しかし6CA7のためのドロップ抵抗で落とされると、ここも下がるかもしれない。
初段は低い。上げるには結構抵抗値の変更が大きいかも。
よしよし。目途がついた。やっとここまで来た。
※この回から、タイトルが作り直しのその25まで行ってしまったので調整に代ることにする。
ドツボにハマってしまった。
初段へのドロップ抵抗や、二段目のドロップ抵抗、出力段のドロップ抵抗をあれこれやっていたが、どうも初段のカソード電圧が動く。発振か?とも思ったが、回路図を見直すと痛恨の配線ミスが有った。二段目グリッドへの配線をプレートにしてた。
配線し直し。
また電圧測定。AC100Vはスラダックで徐々に上げているが、初段の電圧は、ACが80Vほどまで来ると下がってしまう。しかもアンプ本体からチキチキ・・・と時計の音のようなものが聞こえる。なんだそりゃ?
もう一度回路図を見直す。何たることか、二段目のデカップリングコンデンサ500V100μFを付けるのを忘れてた。そんなパーツ有ったかな?と電解コンの箱を探すと有りました。ただ、でかい。こんなのどこに付けるかよ。まあ、後で考えるとしてとりあえず取り付け。
またまた電圧測定。今度は初段のカソード電圧が揺れる揺れる。何だこりゃ。しかもパワーアンプ本体からキューと音がする。こりゃヤバイと電源を下げた。
またまたまた回路図を見た。二段目のプレート抵抗が2Wじゃないの。もうだめ。0.75Wなのでダメじゃん。ここの68kΩと51kΩは手持ちがない。パラって使うにも140kΩなんてないし。もうパーツを手配することにする。
しかしこのアンプはいい加減になった。
電圧を測定してみる。
初段がおかしい。そのほかは、まあ、よい。
初段は、あれ?だいぶ電圧が低い。
二段目は、270Vくらいのプレート抵抗のところ402V?高過ぎだ。そいやstereoで組んだ時もこうだったっけ。
出力段のプレート電圧は400Vそこそこのところ、432V。これも高過ぎ。
ああ、やっぱこうなるんだっけ。思い出してきた。
調整に入る。
電源の整流管の後に25W100Ωを挿入。
出力段のプレート電圧は436V。あんま下がらない。
二段目ドロップ抵抗3W2KΩパラを一個外しただの3W2Ωにする。
二段目のプレート電圧も388V。これもあんま下がっない。いやはや。
ここで初段のプレートの配線ミスに気付く。アースに落としてた。危ない危ない。
配線修正したが初段のプレート電圧は28.89V。70V欲しいのに、低すぎ。
電源の整流管の後に25W100Ωに25W75Ωを追加。
出力段のプレート電圧は408V。もう一声。
二段目は電源整流後に75Ω追加で電圧が下がるのを期待したがほぼ変わらない。真空管か?とも思い入れ替えたが変わらない。
初段のドロップ抵抗を10kΩにした。35.7V少し上がったが、なんか変。
※この回路図は未完成です。利用することはお勧めいたしません。
真空管周りを上げたので、電源周りを始めた。始めたら早く音を聴きたくなった。シャシは木枠に取り付けるための穴を忘れてたので開けた。ドロッパ抵抗は後で調整するはずなので仮設で。併せてOPTの配線もそのまま付けた。一気に台無しになった。
増幅部のアースをつないでない。ここを電源とつなぐかいつも迷うのだが、流からしたら繋ぐのがスジだろう、といつもつないでる。
電圧測定は頭を冷やしてからだ。
忘れてた。
デカップリングコンデンサ。こいつをつけなければならない。真空管に並列に取り付けるイメージ。信号が流れるから最短で繋がなければならない、らしい。それでいて容量、電圧の大きいものなので取り付けが大変。今回もほぼ出来上がった後に思い出したので取り付け位置に難儀した。しかも、のちに述べるヒーター、これもやり直した。
コンデンサは450V10μF。ちょうど手持ちにあった。あとは100µこれもちょうどあった。ただ、こちらは容量が大きいので当然ブロックコンデンサ。位置に自由度はなく、配線で引く。
電源トランスPC-6001の、ヒーターの容量を確認した。したら、6.3V。ん?12AX7とU7は12.6Vだったはず。ああ、6SL7の時は6.3Vだったんだ。今回X7とU7は各並列の6.3Vにしなければならない。やり直しだ。ただ、見た目は判りづらくなったが、うまく納まったと思う。
よーし。今度は電源部だ。ようやくトランスを取り付けられる。
もう少し進める。よし乗ってきた。
位相反転段12AU7のプレート抵抗とアース配線を少々。
やりくりしながらなのであまり進んでないように見えるが、結構頑張った。
パーツ取り付け。電源周りを除いて増幅段は終わった。配線が少し残っている。電源?電源のプレート抵抗をどうするか?ちょっと迷いがある。もう少し考えよう。
もうちょっと規則的に並べようと思ったが、そうはならなかった。でも今はこれ以上の配置は考えられない。
よし行くか。
12AU7のG-Gのコンデンサ0.33μFと、忘れてたカソード抵抗を取り付けた。これでMT管のパーツ取り付けは終わった。いい感じかもしれない。
私は最近CR類の足は切らずに使っている。まあ、最悪このアンプがダメで組み直すことになったらパーツを再利用するわけで、その時配置換えになったら足の切れたCR類は使えない時がある。そうならないためにもだが、足を切らないで組んだほうがきれいにまとまるのではないか(まとめたいという希望)と考えるからである。今回のASC0.33μFは足が長すぎで片方だけ少し切った。
このEL34PPmonoは、
入力トランス TF-3
入力トランス A-8713
入力トランス A-8713(改)
入力トランス A-8713(正規)~改造(コンデンサ、チョークを追加し電源リップル除去強化)
今回の位相反転段をムラード化
と作り直した。この時A-8713にしたとき、A-8713とOPTを隣同士にした。ハムが取れず、いろいろやって、A-8713の取り付けねじを外して横にずらしたらハムが取れたことがあった。どうしようもない欠陥だったのでシャシを再度注文して作り直した。
上がったパーツ類は結構錯綜してる。シンプルな故上杉氏の回路を使ったが、結構フィルタ類が付いていて複雑になった。だから氏はラグ端子に一列にパーツを並べ、整然とさせたんだ。私は以前見た、ハラダというアンプのパーツ配置がもとにある。縦も使って立体的に取りつけしたパーツ達は、上杉氏の進化型とも思えた。
それと最短配線。ベテランはわざわざ配線を介してパーツを取り付けるが、これは商業的に依るものと考える。修理の時は楽かもしれないが、私は自分が苦労するだけで商業的なものを考える必要はない。壊れた時の対応はそりゃメーカーさんは考えなきゃならないと思うが、そのために音質劣化をさせて良いのか?少なくても私は個人でやってるので修理のことはあまり考えない。まあ、電圧測定の時は楽かな?位のスペースは取ってるつもりだ。やはり、以前プリをトランス内蔵で組み直した時の鮮度感が忘れられない。線を介したほうが音がいいというのは、少なくても、今の私にはわからない。共通インピーダンスの問題とかが理解できれば、その時はやるだろう。今は、真空管ソケットのピンに直接パーツを取り付けている。
真空管ソケットのピンといえば、なんであんなに近いのか?隣のピンと干渉しないのか?といつも思う。ヒーターの交流と、カソードの直流なんてどうなん?といつも思う。あ、だから直流点火がハムを拾わないのか。でも交流点火のほうが音がいいのでこれで行く。整流回路なんてのもいらなくて、シンプルでいい。
まあ、このアンプ、ハムを引かなきゃいいが。だんだん心配になってきた。
いま、サブシステムというか、お遊びスピーカーを鳴らしている。オンキョーD-200Ⅱである。二本でもごっきゅっぱ以下であるこのスピーカーは、私の食指には働かないものと思っていた。昔から、ごっきゅっぱ以下のスピーカーは使い物にならない、そんな偏見を持っている。ところがしかし、いま、目の前で鳴っているこのスピーカはびっくりするような音を出す。買った当初時は「やっぱりな」という思いが有った。やっぱりというのはミニコン(フルサイズW430mmより小さい)の付属スピーカーって感じで、音楽を聴く気になれない、そんな感じだ。しかし、半年も鳴らしたか、まあ、アンプを選ぶというのも有ったが、今は違う。空間を作り、音離れが良く、コーラスが心地よく鳴る。びっくりだ。メインのボーカルは若干ほぐれず、硬い感じが残るが、周りの雰囲気に飲まれてしまう。低音は少ないが、まあ、良くなっている方ではないか。音作りの上手さを感じる。そういえばオンキョーには由比と言う人が居たはずだが、この人か?なんて思う。まとめた人。いやあ、いま刀根麻理子の初期のアルバムを掛けてるが、ピアノの音が聴こえる。ってか、ピアノだったんか?ピアノだったんだ、そんな感じ。なんか違う楽器かと思ってた。解像度で言ったらある意味メインのDS-3000よりすごいかも?なんて思う。
手振れ申し訳ない。最初はプリのTAC-1タイプの初期型とCRタイプのフォノイコで慣らしていた。これはこれで良く鳴ってるじゃん。TAC-1タイプ、作り直す必要有ったんか?なんて思えてきた。それ程よく鳴っている。
ちょっと気になり、新型TAC-1とハットLCRフォノイコを引っ張り出した。鳴らすと「なんじゃ」全然違う。良かった。でもこんなに違うんか。空間の広がりが凄い。TAC-1旧タイプは空間感の雰囲気を作っているが、新型は空間を作るまでも無く、そのまま鳴ったらこの空間、ってな感じか。ちょっとうれしい。
いま、パワーはEL34PP stereo タイプなんだが、これがますます良い。癖が全く感じられない。いや、古風な、古い感じに鳴らす個性のようなものが有るかもしれないが、個性ではないのかもしれない。まっとうな鳴り方が個性に聴こえてるだけか?それ程今まで聴いてきた音は作られ感の大きい物だったのかも知れない。んなわけで新型の、今作ってるパワーが本当に必要なの?と思うようになり、製作が進まない。
初段、位相反転段のパーツ取り付けがほぼ終わった。12AU7のG-Gの2MΩからアースに落とす0.33μFのコンデンサを忘れた。
まあ、良い感じじゃないですか。
もっと整列に並ぶイメージだったが、結構錯綜した。けど、取付けていて上流から下流へ流れていく感じが保てて不満はない。後は出力段だ。これは何回も組んだ回路なので、何とかまとめたい。
よしよし。