ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

テイスティングに於ける「真ん中」

2013年09月22日 00時31分00秒 | ちょっと休憩

あ、その前に報告事項:今日はお休みを頂戴しています

タマタマですが、今月の最終のお休みです。

御容赦くださいませ!!

さて、先般無事に終了したソムリエ協会の呼称資格認定2次試験。

どのカテゴリーでも避けられないのがテイスティングです。

若い人がそむりえ亭にもテイスティングの方法を聞きにいらっしゃいます。

私が常々言うのは「強いか?弱いか?」「甘いか?酸っぱいか?」「渋いか?渋くないか?」等の二者択一の質問です。

つまり、そのワインの特徴が何処にあるのかを知れないと分析ではありません。

酸が際立っているので冷たい温度でサーヴしましょう。

タンニンが多く渋めなので酸素を必要とするのでデキャンタしましょう。


だから、〇〇という葡萄は??という扱いをするんだ、という図式が出来るのです。

これが判ってくると、いわゆるブラインドテイスティングの基礎が出来ますね。

しかし酸が強い弱いの真ん中、タンニンが有るか無いか等の色々な要素の真ん中を知らないとその特定は難しいのです。

同じ葡萄でも1000円のワインと5000円のワイン、あるいは50000円のワインのそれぞれのグループでは比べるレベルが違います。

或いは同じ葡萄品種に偏って飲んでいる人も真ん中がずれています。

お客様には「真ん中」を極める必要性は無いかと思いますが、この仕事で生きていく人は「真ん中」を知る必要がありますね。

その為には高いワインも安いワインも、あの品種もこの品種も「ええっ!!」っていう品種も試してみる必要があります。

何もアル中になれ、と言っている訳ではありません。テイスティングは酔う為ではないんですから・・・・

もっと、チャンスがあればそれぞれのワインを色々なカタチのグラスで試し、温度を変えて嗅いでみる、飲んで見る。

そうするとワインの扱い方が劇的に変わります。

いや、まだまだありますけどね・・・・・・


という事で今日のお休みは「ちょっといいワイン」を久しぶりに飲んできます。

ホント、久しぶりなんですよ!!!!