ヴィンテージ=収穫年は本当に面白いものです。
同じ生産者、同じ畑でも年によって違う。
まったく違う評価の生産者でも地域が同じならば、同じ個性を感じ取れたりする。
或いはすぐ近くのエリアでも年の個性が違う。
同じ様な気温や日照、降雨量でも「どこか違う」
「今年は○○年と似ている」というものの熟成すると違う表情になる。
それらは年の個性だけでは言い表せられません。
葡萄の樹齢も違えば、土壌の力も違う。
収穫までの気候が同じでも発酵、熟成中の気温や湿度も違うわけです。
何一つ同じ年はない、と言っても過言ではありません。
しかし、「別人ではない」のですね。
「ああ、あの人らしい造りだ」
「この地方らしさは変わらない」
で、それがあるからこそ
「この年はやや酸が強いね」
「○年はボリュームがあるなあ」などと「自分の中の基準」と比べることが出来るわけです。
我々はその「自分の中の基準」と「消費者のイメージ」をすり合わせながら「裏切らない提供法」を探るのですね。
ま、しかし「ヴィンテージがあるから面倒くさい」という人もおられます。
そむりえ亭のような店では「難しいヴィンテージ談義なし」で召し上がって頂くことを探らないといけません。
古いワインをほぼ扱わないずに料理と合わせるわけですから、それで問題ないかなと思っています。
しかしホテル時代に散々古酒を扱ってきましたし、勿論若いワインも扱っていますので
「どこそこの○○年ってどんな感じ?」
「△×年は長持ちしそう?」
とか聞いていただければお答えできることも多いかもしれません。
ヴィンテージっていうワインならではの特色。
皆さんなりに楽しんで経験してみてください。
樋口誠
同じ生産者、同じ畑でも年によって違う。
まったく違う評価の生産者でも地域が同じならば、同じ個性を感じ取れたりする。
或いはすぐ近くのエリアでも年の個性が違う。
同じ様な気温や日照、降雨量でも「どこか違う」
「今年は○○年と似ている」というものの熟成すると違う表情になる。
それらは年の個性だけでは言い表せられません。
葡萄の樹齢も違えば、土壌の力も違う。
収穫までの気候が同じでも発酵、熟成中の気温や湿度も違うわけです。
何一つ同じ年はない、と言っても過言ではありません。
しかし、「別人ではない」のですね。
「ああ、あの人らしい造りだ」
「この地方らしさは変わらない」
で、それがあるからこそ
「この年はやや酸が強いね」
「○年はボリュームがあるなあ」などと「自分の中の基準」と比べることが出来るわけです。
我々はその「自分の中の基準」と「消費者のイメージ」をすり合わせながら「裏切らない提供法」を探るのですね。
ま、しかし「ヴィンテージがあるから面倒くさい」という人もおられます。
そむりえ亭のような店では「難しいヴィンテージ談義なし」で召し上がって頂くことを探らないといけません。
古いワインをほぼ扱わないずに料理と合わせるわけですから、それで問題ないかなと思っています。
しかしホテル時代に散々古酒を扱ってきましたし、勿論若いワインも扱っていますので
「どこそこの○○年ってどんな感じ?」
「△×年は長持ちしそう?」
とか聞いていただければお答えできることも多いかもしれません。
ヴィンテージっていうワインならではの特色。
皆さんなりに楽しんで経験してみてください。
樋口誠
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