30年以上もソムリエをやっていて、ホテルのフレンチにいながら、使うワインの国にこだわらず……
で、やってきましたので沢山のタイプのワインや葡萄をサーブしてきました。
それでも全ての葡萄やワインを使ったかというと、そうでもないのです。
例えば今月のグラスワインで開けている「フロントン」のワイン。
ボルドーの南=南西地方のワインですが、それに使われる「ネグレット種」はテイスティングはしたことはあってもサーブするのは初めてです。
避けてきたわけでもないのですが、何故か選んでなかったのですね。
その名前「ネグレット」から想像出来るように色が濃い葡萄です。
しかしタンニンは思いのほか柔らかくドシンと来るものではありません。
この地方の場合、タナ種やマルベック種、或いはボルドーと同じカベルネ系が主役を分けあっていますので、ちょっと目立っていなかったのでしょうね。
他にも多々「初めての葡萄」はあるのでしょう。
この仕事を引退するまでにどれだけの葡萄を使えるかはわかりませんし、また、「全ての葡萄を使わなければいけないわけでもない」のですが……
イチロー選手が「盗塁はすれば良いというものではない」とはいえ、沢山の盗塁をしているように私も色々と使ってみたいものです。
とりあえず今月はネグレット種のフロントンを上手に使えればと思います。
樋口誠
で、やってきましたので沢山のタイプのワインや葡萄をサーブしてきました。
それでも全ての葡萄やワインを使ったかというと、そうでもないのです。
例えば今月のグラスワインで開けている「フロントン」のワイン。
ボルドーの南=南西地方のワインですが、それに使われる「ネグレット種」はテイスティングはしたことはあってもサーブするのは初めてです。
避けてきたわけでもないのですが、何故か選んでなかったのですね。
その名前「ネグレット」から想像出来るように色が濃い葡萄です。
しかしタンニンは思いのほか柔らかくドシンと来るものではありません。
この地方の場合、タナ種やマルベック種、或いはボルドーと同じカベルネ系が主役を分けあっていますので、ちょっと目立っていなかったのでしょうね。
他にも多々「初めての葡萄」はあるのでしょう。
この仕事を引退するまでにどれだけの葡萄を使えるかはわかりませんし、また、「全ての葡萄を使わなければいけないわけでもない」のですが……
イチロー選手が「盗塁はすれば良いというものではない」とはいえ、沢山の盗塁をしているように私も色々と使ってみたいものです。
とりあえず今月はネグレット種のフロントンを上手に使えればと思います。
樋口誠
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